■■■ 日刊IWJガイド 「独裁国家化を強める安倍政権の目標が「米国従属下のファシズム国家」というマヌケさ!英語化はその下準備!?日本語は土着民のローカル言語に!?「英語化は愚民化」著者・施光恒氏インタビューを本日再配信!!明日のインタビュー第2弾も超必見!」2016.3.2日号~No.1266号~ ■■■
(2016.3.2 8時00分)
おはようございます。IWJ記者の原です。
昨晩から今日にかけ、米国では全米の13州とアメリカ領サモアで一斉に米大統領選の予備選挙などを行う「スーパー・チューズデー」を迎えました。各州の結果は、日本時間の本日午前から午後にかけ、順次、判明します。想像したくありませんが、仮に集団的自衛権行使やTPPなどが現実のものとなってしまえば、日本はますます米国の影響下におかれることになります。大統領選挙の行方は他人事ではなく、目が離せません。
日本では昨日の衆院本会議で、自公両党などの賛成多数で16年度予算案が可決、参院に送付しました。一般会計総額は96兆7218億円で、4年連続で過去最大を更新。午前の締めくくり質疑では、安倍総理が憲法改正について「3分の2の賛同が得ることができるもの、そして自民党の憲法改正草案に沿うものから、さまざまな意見や修正を取り入れながら努力をしていきたい」と改めて意欲を示し、「私は自民党総裁であり、(自民党改憲草案と考え方が)違うことはあり得ない」との考えを示しました。
何度も何度も安倍総理は、「今度の参院選で3分の2の議席をとれば改憲発議を行う」と繰り返しています。その場合、改憲のベースとなるのはあの自民党の改憲草案なのだと何度も明言しているので、これで自民党、公明党おおさか維新などの改憲勢力に一票を投じるならばそれは自民党の改憲草案に賛成することを意味します。
あるいは選挙にいかず、改憲に反対する政治勢力に自分の一票を投じなかった人も、結果として改憲の発議が行われたなら、改憲勢力を間接的にアシストすることになるのだとぜひご理解ください。
いいですか―、皆さんはあの改憲草案の中身を読みましたか―?ほんっとうに、あの改憲草案でいいんですか?取り返しがつかないですよ!?まだ考えがまとまってない、あるいは、中身を知らないという人は、全力ダッシュで『前夜』をお買い求めになり、はじめから終わりまで大至急お読み下さい!!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171
本日の国会では改憲以外にも耳目をひきつけるやりとりがありました。話題の匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」について認識を問われた安倍総理は、「匿名である以上、実際本当に起こっているか、確認しようがない」などと議論から逃走。
同ブログは、保育園に申し込んだが落選したという人物が「一億総活躍社会じゃねーのかよ」「子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?」「会社やめなくちゃならねーだろ」などと待機児童問題への怒りを爆発されたもので、言葉は乱暴ですが核心をついた内容であることから多くの共感を呼んでいます。重要ですので、これについては明日、詳しく触れます。
http://anond.hatelabo.jp/20160215171759
また、関西電力は一昨日2月29日、再稼働したばかりの高浜原発4号機(福井県)でトラブルが起き、原子炉が自動停止したと発表しました。その翌日の3月1日このトラブルの原因として反応しないはずの送電線から流れ込んだ電流に検知器が反応し警報が鳴ったのだと説明しました。トラブル発生は報道陣に公開している最中。同原発では20日にも原子炉補助建屋で放射性物質を含む水漏れが見つかるトラブルが発生。作業再開のめどは不明だとのことですが、事業者関電だけでなく、規制委の適合性審査の妥当性も問われそうです。
いろんな問題がありすぎて怒りのボルテージを保つのも大変な時代ではありますが、まもなく春を迎え、梅雨を経ればもう夏の参院選です。集中力をキープしつつ、今日も新たなニュースをチェックしていきましょう。
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■山梨、宮城、山形、長野、宮崎、佐賀…「野党共闘」合意以降、共産党が1人区で続々候補者取り下げ!自公の選挙協力には微妙な「きしみ」?(安道幹)
┠■「レジスタンスを闘い続ける人間がどれだけいるか」是枝裕和監督が岩上安身のインタビューで語った放送人としての矜持と覚悟!本日19時半からの再配信でぜひご視聴ください!!(佐々木隼也)
┠■放送への介入までして独裁国家化を強める安倍政権の目標が「米国従属下のファシズム国家」というマヌケさ!「英語化は愚民化」著者・施光恒(せ・てるひさ)さんへのインタビューを本日再配信!!さらに明日の、インタビュー第2弾は必見です!(佐々木隼也)
┠■8年間の闘い「勝利」で終止符 認知症男性JR事故死で最高裁「遺族に賠償責任なし」(ぎぎまき)
┠■「日刊IWJガイド」が生まれ変わります!皆さんの会員登録と「アイデア」を募集します!
┠■「ああ、もう!緊急事態条項を葬りたくてしょうがない!」…そんな皆さんの期待に応え、「NO!緊急事態条項」プラカードを作成しました!
┠■わとはぷ~What happened today?
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.3.2 Wed.**
【Ch5】10:00~「原発事故から5年 被害者を切り捨てるな!政府交渉」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「『原発事故被害者団体連絡会』ひだんれん」主催の政府交渉を中継します。
【Ch5】14:00~「原発事故から5年 被害者を切り捨てるな!全国集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「『原発事故被害者団体連絡会』ひだんれん」主催の全国集会を中継します。
【Ch4】15:00~「日本外国特派員協会主催 石丸次郎・アジアプレス大阪代表 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「日本外国特派員協会」主催の石丸次郎・アジアプレス大阪代表 記者会見を中継します。
【Ch3】15:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。
【Ch6】18:00~「NPO法立法過程記録 編纂・公開記念シンポジウム- 市民が法律をつくる、活動を記
録する、共有して学ぶ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「認定NPO法人まちぽっと」主催のシンポジウムを中継します。
【再配信・Ch1】16:00~「岩上安身による『英語化は愚民化』著者・施光恒(せ てるひさ)氏インタビュー(前編)」
Ustream視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284349
※2016年1月26日に行われた、「岩上安身による『英語化は愚民化』著者・施光恒氏インタビュー」を再配信します。Twitterアカウント @IWJ_ch1 にて、本インタビューの模様を実況ツイートします。明日、3日(木)15:00から、施光恒氏インタビューの後編を中継いたしますので、そちらもあわせてご覧ください。
【再配信・Ch1】19:30~「『政治による報道への介入・圧力は許されるのか!』岩上安身による是枝裕和監督(BPO 放送倫理検証委員会
委員長代行)インタビュー」
Ustream視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※2016年3月1日に行われた、「岩上安身による是枝裕和監督(BPO 放送倫理検証委員会
委員長代行)インタビュー」を再配信します。Twitterアカウント @IWJ_ch1 にて、本インタビューの模様を実況ツイートします。
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.3.3 Thu.**
【Ch未定】13:00~「『アベ政治を許さない』ポスターを全国一斉にかかげよう」
※毎月3日恒例、澤地久枝氏呼びかけによる『アベ政治を許さない』ポスターを全国一斉にかかげる抗議行動の模様を中継します。
【IWJ_OSAKA1】13:00~「安保法制の廃止を求める大阪デモ 記者会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※3月6日、SEALDs KANSAI、T-nsSOWL west、SADLの三団体によっておこなわれるデモについての記者会見を中継します。
【Ch1】15:00~「岩上安身による『英語化は愚民化』著者・施光恒(せ てるひさ)氏インタビュー(後編)」
Ustream視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※1月26日に行われた前回のインタビューの後編として、岩上安身が『英語化は愚民化』著者・施光恒(せ てるひさ)氏にインタビューします。
【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。
【録画配信・Ch未定】19:00~「沖縄戦首都圏の会・学習会 だれでもわかる辺野古埋立の法律問題」
※2016年2月26日、「沖縄戦首都圏の会」主催により開催された学習会を録画配信します。講師は成蹊大学法科大学院教授・武田真一郎氏、琉球新報東京支社報道部長・島洋子氏。
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まずは参院選へ向けた与野党の最新の動向について、安道幹記者がお伝えします!
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■山梨、宮城、山形、長野、宮崎、佐賀…「野党共闘」合意以降、共産党が1人区で続々候補者取り下げ!自公の選挙協力には微妙な「きしみ」?
おはようございます。IWJで記者をしております安(あん)と申します。
IWJでも連日お伝えしている「野党共闘」による参院選1人区での選挙区情報ですが、2月19日の5野党党首による合意以降、山梨、宮城、山形、長野、宮崎、佐賀など、共産党が続々と候補者の取り下げを表明しています。
・共産、山梨で取り下げへ=参院選(時事ドットコム)http://bit.ly/1T4e499
・<参院選宮城>共産、桜井氏推薦へ(河北新報)http://bit.ly/1TNN1Pk
・共産県委、独自候補取り下げへ 舟山氏支援で調整/山形(毎日新聞)http://bit.ly/1QoOnOe
・参院選、杉尾氏で一本化確認 民主・共産・社民(中日新聞)http://bit.ly/1OKvdwQ
・読谷山氏で一本化へ 社民推薦、共産も調整 /宮崎(毎日新聞)http://bit.ly/21Fq1U0
・共産、上村氏の擁立白紙に 参院選の野党共闘で(佐賀新聞)http://bit.ly/1Tjne1L
2月19日に行われた5党による党首会談では、「安保法制廃止」「集団的自衛権容認の閣議決定撤回」「国政選挙での協力」などが合意されました。また今後毎週開かれる5党の「連絡協議会」では、消費税やアベノミクス、辺野古の新基地建設やTPPなど、集団的自衛権の問題以外にも、共通の選挙公約にしていくための議論を始めることが確認されています。
ようやく野党共闘が大きく前進しつつある中、民主党と維新の会は3月中の新党結成で合意したとのことです。新党には、野党共闘の動きをさらに前に進めていく推進役を担ってほしいと思います。安倍政権に対する対抗軸を明確に打ち出し、安保法案以外にも、野党間の政策合意を早急に進めてほしいところです。
さて一方の自民党と公明党ですが、これまで盤石と思われてきた両者の選挙協力に、何やら微妙なきしみが生じているようです。
自公両党による選挙協力は、これまで自民党が擁立した選挙区候補を公明党が支援し、比例で出馬した公明党候補を自民党が応援することで成り立ってきました。ところが、今夏の参院選で初めて導入される「鳥取・島根」「徳島・高知」の「合区」では、従来の選挙協力が成り立たなくなっているようです。
その理由は、これら4県すべての選挙区で候補者を擁立してきた自民党が、今夏の参院選では合区により選挙区で出られない候補者を比例候補にまわす方針を決めたからです。自民党本部はすでに4県連に対して選挙区候補だけでなく、比例候補への支援を確約しているようで、4県選出の国会議員の1人は「党本部の対応がどうであれ、公明党に(比例の)票を回す気はない」とまで明言しているとのこと。比例で自民支持層の票を期待していた公明党としては、不満が噴出しているようです。
・公明党、自民党との選挙協力にきしみ 道筋つけた参院選「合区」で苦悩…(夕刊フジ)
http://bit.ly/1RhF4Mk
また公明党が選挙区での擁立を予定している7人の候補者のうち、埼玉や福岡など5選挙区で自民党に推薦を要請しているのに対して、自民党が渋っている、という報道もあります。この5選挙区には自民党の公認候補もいるため、自民党の地元県連が反発し、自民党執行部が県連と公明党との板挟みになっているようです。公明党側としては、この5選挙区で自民党の推薦を取り付けることで、その見返りとして、1人区で公明党が自民党を応援することを想定しているようですが、自民党からの推薦を得られないとなると、公明党はどうするつもりなのでしょうか?
・自民との選挙協力に公明やきもき 推薦渋る自民にどうする?(産経新聞)
http://www.sankei.com/politics/news/160226/plt1602260028-n1.html
連立与党内部でのきしみは他でも起きています。颯爽と出馬を表明して世間の耳目を集めたSPEEDの今井絵理子氏ですが、自民党の本部主導で進めたこの擁立劇のニュースに対して、一番困惑したのは、沖縄の自民党県連と公明党県本部なのかもしれません。
・2016/02/09 「SPEED」メンバー・今井絵理子氏が自民党からの参院選出馬を正式表明!安保法制への見解問われ「万が一のための備えは必要」と肯定!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286725
もともと、沖縄の自民党県連は、選挙区では現職の島尻安伊子・沖縄担当相を擁立し、公明党の比例候補者とをセットにすることで、公明支持層から島尻氏の票を獲得する戦術だったと言われています。ところが自民党の本部が今井氏の比例での出馬を決めたことで、沖縄の自民支持層が「比例は公明」ではなく、今井氏に投票する可能性が出てきました。
公明党本部は、「自民は何を考えているのか」と激怒しているとのこと。「比例は公明」が期待できないというのに、公明党としては選挙区で島尻氏を応援しろというのか、という苛立ちは当然といえば当然でしょう。
翁長雄志知事とともに辺野古での新基地建設に反対する「オール沖縄」側は「自公協力にひびが入る要素となり得る」として、選挙区で擁立する伊波洋一氏への好材料にもなりうると分析しているようです。
・自民沖縄県連「寝耳に水」 SPEED今井絵理子氏擁立で波紋(沖縄タイムス)
http://bit.ly/1QR4zK4
また、若い世代に人気のある今井氏ですが、身辺のスキャンダルも明らかになっています。
今井氏に関しては、2月29日発売の「週刊ポスト」が、事実婚状態にある男性が「違法風俗店」の元経営者であると報じました。この男性は、他の男性と2人で、沖縄県内で風俗店を経営。2人は2015年3月、この風俗店で少女3人に「みだらな行為」をさせたとして、風営法違反容疑で逮捕され、その後不起訴処分となりました。
※NEWS POST SEVEN
http://www.news-postseven.com/archives/20160219_387028.html
今井氏は、2月20日に更新した自身のブログで「報道にもあったように、去年からわたしを支えてくれている大切な人がいます」と綴り、恋人の存在を認めています。「週刊ポスト」によると、今井氏本人もその風俗店を訪れたことがあったとのことです。今井氏は出馬会見で、「政治は希望」と語り、「障害を持っている子供たちが、より明るい希望を持てる社会づくりをしたいなと思いました」と述べました。「違法風俗店」を経営し逮捕歴まであるパートナーの存在を今井氏はなぜ隠していたのでしょうか。
※今井絵理子氏のオフィシャル・ブログ
http://ameblo.jp/eriko–imai/
こうして見ていくと明らかなように、今、自公の選挙協力には様々なきしみが生じているように思えます。多数の議席を得た自民党がこれまで随伴してきた公明党に対して「用済み」とばかりに冷淡な扱いをはじめたようにも見受けられます。
昨年の安保法制では、「池田大作先生の教えに反する」として、学会関連の大学関係者や学会員の一部が公然と反対の声をあげました。盤石と思われてきた自公関係に、地殻変動が起きはじめているのでしょうか?
IWJとしては、野党共闘による野党側の選挙協力だけでなく、自公関係も含め、今何が起こっているのか、しっかりと目を凝らしていきたいと思っています。引き続き、どうぞご注目下さい!
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続いては、佐々木記者から、昨日岩上さんが行なった映画監督・是枝裕和氏インタビューのご報告です!
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■「レジスタンスを闘い続ける人間がどれだけいるか」是枝裕和監督が岩上安身のインタビューで語った放送人としての矜持と覚悟!本日19時半からの再配信でぜひご視聴ください!!
おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。
昨日は、映画『誰も知らない』や『そして父になる』などで今、海外から最もホットな注目を集めている是枝裕和監督へ、岩上さんがインタビューを行いました!
みなさま、ご覧になれましたでしょうか?
是枝監督はもともとは福祉切り捨ての問題や公害問題、憲法9条の問題など、ドキュメンタリストとして社会問題を追い続け、放送してきた方です。まさに放送の「現場」を生々しく知る人です。
そんな是枝監督が委員長代行を務める放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は、昨年11月、政府による放送への介入を厳しく批判しました。
昨年4月、NHK「クローズアップ現代」のやらせ問題とテレビ朝日「報道ステーション」での「I am not ABE」発言に絡み、自民党が両放送局を呼び出し、さらに総務省が「厳重注意」とする文書を出した件に対し、放送倫理検証委員会は意見書で「圧力そのものだ」「極めて遺憾」と明言したのです。
BPOが政府・与党を批判するのは極めて異例であり、さらにあの是枝監督が、厳しい指摘を投げかけている、ということで話題になりました。
今回の岩上さんのインタビューでも是枝監督は、温和な口調ながら、厳しい表情で放送人としての「矜持」を語り、それを持ち続ける「覚悟」はあるか?とすべての放送・メディアに関わる人間に投げかけました。
「放送人として何が可能なのか。権力の介入に対して『間違っている』と言い続けることももちろん大事だが、決して国益だけが正しい価値観ではないということを、提示し続ける。その矜持。時には反日だと言われ、権力から攻撃を受けるかもしれないが、それが当たり前だと思って受け流すくらいの覚悟を持って、放送人が放送に関われるか」
ネトウヨのみなさんには誤解をしないでもらいたいのですが、ここで是枝監督が言う「国益」とは、その時その時の権力者によって解釈が変わるドグマ(公的機関の政治的決定・固定された堅固な信条)のようなものを指します。例えば、戦争時における「大本営発表」や「戦争推進キャンペーン」がそれです。
岩上さんも、「事実を提示し、実証し、ドグマの方が間違っていることを証明して修正していくことが、結果としては全体としての公益、民主主義の進化につながる」と語りました。
3時間におけるインタビューでは他にも、安倍政権やその支持者が、いかに放送法を都合の良いように曲解し、悪用しようとしているかを、時に辛辣な批判を交えながら、分かりやすく解説していただきました。
すべての映画人、報道人、放送人、メディア人必見のインタビュー。昨日は日中ということもあり、見逃した方も多いかと思います。ということで、本日19時半よりCh1で、実況ツイート付きで再配信します!!!
繰り返しますが、必見です!現役バリバリの映画人・放送人としての是枝監督の「闘志」と「覚悟」に、心打たれること請け合いです!
【再配信・Ch1はこちら】
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
さらに、IWJ会員であれば、以下の動画記事URLより、いつでも、インタビュー全編をご覧いただくことができます!!
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・2016/03/01 本来の「BPO」の意味は公権力が放送に介入することへの「防波堤」 政治家たちの駆け込み寺ではない! 岩上安身による是枝裕和監督インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289840
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是枝監督はインタビューで、「今、レジスタンスを闘い続ける人間がどれだけいるか、レジスタンスを闘う覚悟をもった人がどれだけ団結できるか、というところまで一気に来た」と警鐘を鳴らしています。
「明るいレジスタンス」を掲げるIWJも、その覚悟を共有し、権力による報道・国民の知る権利への介入・圧殺を監視し、批判していきます。ぜひこの機会に、IWJの会員に登録し、IWJのこうした信念・活動を直接ご支援いただければと思います!
※会員登録はこちらです!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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■放送への介入までして独裁国家化を強める安倍政権の目標が「米国従属下のファシズム国家」というマヌケさ!「英語化は愚民化」著者・施光恒(せ・てるひさ)さんへのインタビューを本日再配信!!さらに明日の、インタビュー第2弾は必見です!
さらに本日のCh1は、他にも必見の再配信が行われます!!
明日は、『英語化は愚民化』の著者である、施光恒(せ・てるひさ)さんに、岩上さんが2度目のインタビューを敢行するのですが、本日はその予習・復習として、1月26日に行ったインタビュー初回(前編)の模様を、再配信します!インタビュー再配信は豪華2本立てです!!つまり、明日はCh1で16時から夜22時半まで、施さん、是枝さんと、インタビューの連続再配信が行われるということです!これはもう明日はテレビをつけるヒマなどありませんね!
放送へ介入し、ファシズム国家化を強める安倍政権ですが、その一方で、米国へは従属度合いを強め、自民党の丸山和也議員などが「日本は米国の51番目の州になったらどうか」などと国会で言い出す始末。「米国従属下のファシズム」という、なんとも歪んだ欲望で突き進んでいる安倍政権は、今後、英語教育を強化し、英語の事実上の公用語化をも目論んでいます。
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・【国会ハイライト】自民党・丸山和也議員の「黒人奴隷が米大統領」差別発言と「日本が米国の51番目の州に」売国発言の「根っこ」に迫る!安倍政権による「米国属国化」とつながり?背後にある謎の集団とは?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287873
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施さんは岩上さんによるインタビューで、日本社会の第一線(エリート層)が英語化されてしまうことで、彼らエリート層と、収入が比較的少ない中間層や貧困層との間での所得格差が、「英語が話せるか否か」という教育格差と直結。究極の分断社会が誕生し、中間層が没落(愚民化)していく、と指摘しました。
明日のインタビューでは、先の丸山議員の「51番目の州」発言についても触れつつ、この愚民化、その果てにある植民地化について、岩上さんが深掘りしていく予定です!
明日の前編の再配信は、Ch1で、16時からです!!
【再配信・Ch1はこちら】
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
この施さんへのインタビュー前編は、IWJの【サポート会員】のみ、以下の動画記事URLから全編ご覧になることができます。サポート会員へのご登録、または一般会員の方はぜひ、この機会にサポート会員への切り替えをご検討してみてください!
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・2016/01/26 『英語化は愚民化』著者・施光恒氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284349
※サポート会員登録とサポート会員への切り替えはこちら(ログインページより)です!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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続いてはぎぎまき記者が、昨日大きな注目を集めた「あの最高裁判決」についてご紹介します!
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■8年間の闘い「勝利」で終止符 認知症男性JR事故死で最高裁「遺族に賠償責任なし」
おはようございます。ぎぎまきです。
昨日、是枝監督インタビューを事務所で見ている最中に、気になっていたニュース速報が入り、思わず「よし!」と叫んでしまいました。
2007年、認知症男性が電車にはねられた事故で、JRが「電車に遅れが出た」として、遺族に720万円の損賠を求めていた裁判で、昨日3月1日、最高裁は「家族に賠償責任なし」との判決を出したのです!YES!
※認知症男性JR事故死 家族側が逆転勝訴 最高裁
http://mainichi.jp/articles/20160301/k00/00e/040/236000c
昨日15時頃、大手メディア各社は速報を打ち、朝日新聞はネット上で号外を出しました。それだけ注目されていた裁判だったんですね。
一審で遺族は全面敗訴、二審では賠償額を約半分の360万円とするも、名古屋高裁は当時85歳の妻に監督義務はあったと賠償を求めました。ちなみに、男性の妻は年老いている上「要介護1」でした。「妻は目を離さず見守ることを怠った」という判決はあまりにも残酷です。
認知症の患者を家族に持つ経験をした方なら、この判決がいかに現実を知らない、血の通わない判決であるかがお分かりになると思います。24時間、目を離さないで見守ることなんて不可能ですよ。ましては妻である女性は85歳で、長男は同居していなかったんですから。
その長男も65歳と高齢です。今回の判決前に、「もう私たちだけの裁判ではない。負けるわけにはいかない」と話していたといいます。
「私たちだけの裁判ではない」という、その理由は、認知症患者の徘徊によって、故意ではない過失による事故が起きた場合、その責任が家族に押しつけられるのか、という点が争点となっているからです。この家族の特別な問題ではないからです。2025年、団塊世代が全員75歳以上になるのと同時に、認知症の患者数は700万人を超えると政府は発表しています。大げさではなく、超高齢社会を迎える日本にとって誰もが直面する問題だといえるでしょう。
もし、家族に賠償金を求める判決が出た場合、どうなるのか。介護の現場では認知症患者に外出禁止を強要したり、隔離するなどの方法を取らざるをえない事態につながるからです。今もすでに、要介護者の身体拘束は人権侵害として問題になっています。
その中での「家族に賠償責任なし」の最高裁判決。8年近い長い年月の闘い、本当にご遺族は安堵しかないでしょう。判決を受けて長男の男性は、「温かい判断をしていただき感謝しています」と締めくくっています。私の父方の祖父も祖母も認知症を患い、母方の祖母も今、認知症を患っています。この8年のご遺族の苦労を思うと、身につまされる思いです。
さて、昨年4月1日から安倍政権は介護保険制度を改正しました。要支援対象者の一部を介護保険制度から切り離し、患者の自己負担額の引き上げ、特別養護老人ホームの利用資格を要介護3以上に限定するなど、つまり、これまで施設でお世話していた要支援者を「自宅介護」へと促すもの。社会で守るという理念から家族の「自己責任」でお世話するという政策です。でもその家族も高齢化していたり、認知症を患っていたら?子供がいなくて頼れる若い身内が身内がいなかったら?
働きづめに働いて年金や健康保険料や税金などをしっかり納めてきたのに、最晩年に国から厄介者扱いされ、放置される。あまりに無惨ではないでしょうか。
介護疲れが原因とみられる親族間殺人は1998年から2012年の14年間で、国内において少なくとも550件起きているというデータもあり、介護保険制度改正でますます老老介護も増え、一部には認知症の高齢者が認知症のパートナーの介護をする認認介護も現実になっています。家族の介護を理由に仕事をやめなければいけない、サラリーマンもますます増えていくでしょう。消費税を上げておきながら福祉は切り捨て。まったく、もう!ですね!
※14年間で介護疲れ殺人・心中が550件―日本福祉大湯原准教授まとめ
http://www.care-mane.com/news/2722.html?CID=&TCD=3&CP=1
岩上さんは昨年6月、介護関係者のバイブルとまで言われる漫画『ヘルプマン!!』の作者、くさか里樹さんにインタビューしました。くさかさんは介護職員の実態を現場のエピソードを交えながら語り、「安倍政権は家計を食いつぶす息子のようだ」と政府の介護政策を批判しています。
重く辛い側面だけが描かれがちな介護問題ですが、ぜひ、痛快に語るくさかさんのインタビューをご覧ください。サポート会員さんであればいつでも視聴可能!ぜひご登録をお願いします!大変、おすすめです!
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※2015/06/23 「国が言う介護は、家畜を死なせないように、どう面倒を見るかという感覚」介護の真実に迫る日本漫画家協会大賞の介護マンガ『ヘルプマン!!』作者 くさか里樹氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/250375
※2014/05/13 福祉国家とは何か――安冨歩氏と平智之氏の語る福祉の重要性
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/139591
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■「日刊IWJガイド」が生まれ変わります!皆さんの会員登録と「アイデア」が必要です!
ここで、毎朝お送りしている、この『日刊IWJガイド』に関して大事なお知らせです!現在、本ガイドは無料サポーターに登録されている方にも配信していますが、4月1日より、有料会員の方にのみ配信することになりました!
これまでIWJ定額会員(有料会員)の皆さまとサポーターズクラブ(無料サポーター)に登録している方々にお届けしていましたが、今後、定額会員の方のみに日刊IWJガイドの「フルバージョン」を配信。それ以外の方々は、目次、中継番組表、岩上さんのインタビューや講演のお知らせ、IWJ物販の告知などのお知らせをお届けすることにいたします!
この日刊IWJガイドは、会員の方向けに、その日の番組の配信の告知を目的にスタートしたのですが、次第に記事が拡充してゆき、今では御存知の通り、何人もの記者がびっしりと記事を書くメルマガに成長しました。各記者たちの「書きたい!」という意欲と、編集責任者である岩上さんの「書かせたい!」という意志があいまって、こうなっていったのですが、ここまでくると、この日刊IWJガイドの執筆と編集、発行自体が片手間仕事ではできなくなり、もはや毎日の欠かせない大事な仕事のひとつになっています。
そこで、今後もこの路線をしっかり継続してゆくために、日刊IWJガイドのファンになってくださった無料サポーターの方々には、改めて会員登録をお願いすることにいたしました。これまで以上に、充実した内容にいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします!
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また会員の方でも、会費が未納となりますと、その間、アーカイブ視聴のサービスをご利用できなくなるだけでなく、この日刊IWJガイドのフルバージョンが届かなくなりますので、ご注意ください。フルバージョンが届かなくなると、毎日重いニュースを扱いながらも、少しでも読みやすくなるよう必死に小さなボケを交えている僕らの記事がお読みいただけなくなります…。それは人生におけるちょっとした損失ではないかと思いますがいかがでしょうか。
もし、「え!なんかそれ、地味に寂しいかも」と思ってくださる方がいらっしゃいましたら、どうか会員登録をご検討ください!また、「長ったるいメルマガが届かなくなって嬉しい!」と喜ばれた方も、まぁ「旅は道連れ世は情け」と言いますから、どうかイヤイヤながらでもお付き合いを継続していただければ嬉し泣きしちゃいます。
なお、リニューアルに際して、この「日刊IWJガイド」の新たな名称として、メルマガとしてふさわしいタイトルを募集いたします!
僕的には、「日刊IWJヘッドバット」「日刊IWJ脳天唐竹割り」「日刊IWJジャーマンスープレックス」といったノリだと「しっくり」くるのですが、どうしても血なまぐさいリングを連想させてしまいますし、3つめに至っては他国の名前入っちゃっていますし、やはり抵抗感を抱かれる方も多いかと思われます。というか、ごく一部を除いて完全に意味不明かと思いますので、どうか皆さんのほうからナイスなアイデアをご頂戴いただきたく思います!採用された方には岩上さんがプレゼントをお贈りする、と宣言しています(「豪華」かどうかはわかりませんが…)。どしどしご応募ください!宛先はこちらです。
※新メルマガの名称はこちらまでお寄せ下さい
office@iwj.co.jp
切り替えは、4月1日配信予定の日刊IWJガイドから。無料サポーターの方、会費が未納付になっている方など、この機会に前向きにご検討いただき、ぜひ、定額会員へのご登録をお願いいたします!
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■「ああ、もう!緊急事態条項を葬りたくてしょうがない!」…そんな皆さんの期待に応え、「NO!緊急事態条項」プラカードを作成しました!
IWJでは連日、なりふり構わずに「緊急事態条項」のエグさについて報じてきました。そして今、あちこちで緊急事態条項のヤバさが注目を集め始めています。先日、ある学者さんが、「緊急事態条項の危険性が広まり始めたことで、自民党は緊急事態条項を口に出さなくなりはじめている」とおっしゃっていました。
言われてみれば確かに、最近は野党が質疑で取り上げる以外に、自民党側から「緊急事態条項」について口にしなくなっています。もちろん、油断は禁物です!国会の質疑でその中身を安倍総理が説明したら、いくらのんびりした国民でもヤバさに気づくことでしょう。だから一時的に隠して、気づかせないようにしているだけなのです。それに気づかないほど我々IWJはオマヌケではありません!
総理大臣や内閣の権限を極限まで強化し、国会から立法権を奪い、地方自治を崩壊させ、国民の基本的人権を停止し、全ての国民に公権力への服従を命じる緊急事態条項。「そんな悪魔の条項を葬りたい!」という皆さんの願いを叶えるべく、このたび、緊急事態条項にNO!をつきつける、プラカード用の画像を2種類、作製いたしました。
簡単にプラカード化していただけるように、マルチコピー機の設置された全国のセブンイレブンの店舗にて、A3サイズで簡単に、そしてきれいにカラー印刷できるようにいたしました。
ネットプリントは、一般的なご家庭のプリンターでの印刷よりも、断然きれいに印刷することが可能です。
是非、奮ってご利用ください!!
プリントアウトしたものを台紙に貼り付けていただくことで、プラカードとしてご利用いただけます。ぜひ、デモや集会などにお持ちいただければ大活躍するのではないでしょうか。
また、現在アップしているプラカードはまだ、仮案なので、このプラカードの他にも何か良いアイデアや、ご自身で新たなデザインをお作りになられたら、どうぞ遠慮なくお寄せ下さい!
(※ご意見はこちらまで⇒ office@iwj.co.jp )
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※画像はこちらからご覧ください!
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/24269
<ネットプリント方法のご案内>
1 マルチコピー機の設置された全国のセブン-イレブン店頭のマルチコピー機の操作画面より「ネットプリント」を選択します。
2 マルチコピー機に下記の対象となるプリント予約番号(8桁数字)を入力し、印刷代金を入れてプリントアウトします。
※印刷代金はA3サイズの場合、1枚100円(税込)が必要です。
<プリント予約番号一覧(有効期限2016/3/01)>
1
『NO!緊急事態条項』(A3横)
プリント予約番号:76244964
2
『「ナチスの手口」を許すな!緊急事態条項 反対』(A3縦)
プリント予約番号:3365509
セブンイレブン店舗の検索はこちらから(マルチコピー機設置の有無もご確認ください)
http://www.sej.co.jp/shop/index.html
詳しい使い方はこちらのをStep3以降をご覧ください。
http://www.sej.co.jp/services/popup/svflow_print_online.html
A3サイズ以外のサイズでプリントアウトしたい方は、こちらのページから画像をダウンロードしていただくこともできます。
↓
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/22589
緊急事態条項については現在発売中の「饗宴VI」のDVDや『前夜・増補改訂版』でも、たっぷりと議論されていますので、こちらも合わせて、ご検討いただければと思います!
※【増補改訂版・岩上安身単独サイン入り】『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171
※【増補改訂版】『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169
※『饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=25
■わとはぷ~What happened today?
本日のわとはぷは、原記者に代わりまして、私、平山茂樹が担当します。
本日は3月2日。1931年のこの日、旧ソビエト連邦の元大統領、ミハイル・セルゲーエヴィチ・ゴルバチョフ氏がこの世に生を受けました。ゴルバチョフ氏は、今年で85歳になります。
1917年のロシア革命でレーニン率いるボリシェビキがロシア帝国を打倒し、1922年にロシア、ザカフカース、ウクライナ、白ロシア共和国を統合することで成立したソビエト連邦。共産党による一党独裁体制のもと強権支配体制を確立し、第2次世界大戦ではスターリンによる指導のもと、ヒトラー率いるナチス・ドイツを打ち破って戦勝国となりました。一方、スターリンは国内で大粛清を行っており、ナチスによる「ホロコースト」を超える約700万人を処刑したと言われています。
第二次世界大戦後は、アメリカを中心とする自由主義陣営とソ連を中心とする共産主義陣営による冷戦構造が形成されます。この冷戦体制下、1952年10月にゴルバチョフ氏はソ連共産党に入党。政治家としての道を歩み始めます。
1971年には40歳の若さで党中央委員長に選出。1982年11月10日にソ連第5代最高指導者のブレジネフが死去し、アンドロポフ体制に移行すると、ゴルバチョフ氏は党内No.2にあたる「イデオロギー担当書記」に引き立てられ、その次のチェルネンコ体制時には「第2書記」として病弱だったチェルネンコを補佐しました。
そして1985年3月11日、チェルネンコの後をうけて、ソ連共産党書記長に就任。国外的には、1985年11月にはアメリカのレーガン大統領と米ソ首脳会談を行って核軍縮を加速させる一方、国内的にはロシア語で「建て直し」「再建」を意味する「ペレストロイカ」を提唱し、ソビエト体制の改革に着手。また、1986年4月に発生したチェルノブイリ原発事故を契機に「グラチノスチ」(情報公開)を推進しました。
1989年11月9日のベルリンの壁崩壊以後、ハンガリー人民共和国やポーランド人民共和国が民主化されるなど、東欧民主化革命が進行。1990年にはエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国がソ連からの独立を宣言しました。そして、1991年8月24日にゴルバチョフ氏はソ連共産党書記長を辞任。ソ連は崩壊し、ボリス・エリツィンがロシア共和国の大統領に就任しました。
この間のソ連崩壊の経緯に関しては、岩上さんがIWJを設立する以前、6年かけて現地取材した結果を注ぎ込んだルポルタージュ『あらかじめ裏切られた革命』(第18回講談社ノンフィクション賞受賞)で詳細にレポートされています。本書は現在、Amazonで単行本が9,000円、文庫版が7,000円と大変高価で入手しにくい状態となっていますが、IWJではいずれ、本書を電子書籍化するなどして、お求めやすい価格で再リリースできればと考えています。
ソ連崩壊後、ゴルバチョフ氏はロシア政治のメインストリームには登場しないものの、その時々でインパクトのある発言を行っています。2014年2月以降、現在も混乱が続くウクライナ問題に関しては、「ウクライナ紛争は欧州大戦に拡大する可能性がある。我々は第3次世界大戦からそう遠くないところにいる」と語りました。
ゴルバチョフ氏は、1990年にノーベル平和賞を受賞しています。第二次世界大戦、そしてその後の冷戦という激動の時代を生き、ソ連における共産党の一党独裁体制を終結させて民主化に道を開いたゴルバチョフ氏。現在もロシア国内では民衆から多大な人気を博しているといいます。
翻って現在の日本に目を向けると、ゴルバチョフ氏のようにスケールの大きい気骨ある政治家は見当たりません。安倍総理のように米国に尻尾を振っているだけの対米「ポチ」ではなく、米国と対等に伍していくだけの政治家の登場を期待したいところなのですが・・・。安倍総理に続く次の世代の政治家の面々をみても、甘利明氏をはじめ、極めてみっともないスキャンダルにまみれているのが現状です。これは本当に憂うべき事態です。現在の自民党の議員に、それを求めるのが間違いというものでしょうか。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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