■■■ 日刊IWJガイド 「山本議員が突きつけた『第3次アーミテージレポート』『CSIS』って何?という方、IWJは記事を取り揃えています!」 2015.8.21日号~No.1073号~ ■■■ (2015.8.21 8時00分)
おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。
昨日は平和安全特別委員会はお休み、安倍総理も夏休み最後の日だったそうです。そんな日にはどんなニュースが報じられているのかと調べたところ、産経新聞が安倍政権をフォローする記事を出していました。
その記事というのは、政府がまとめた資料によれば、安保法案を支持する国が44か国ある、というもの。アメリカやドイツ、イギリスフランスなどの国々から「支持を得た」と記事は報じています。
・安保法案44カ国が支持 政府資料、欧米・アジア主要国が賛同(産経新聞、2015年8月20日)
http://www.sankei.com/politics/news/150820/plt1508200003-n1.html
他の国からすれば、日本が派兵してくれる機会が増えれば、間接的に自分の国の負担軽減にもつながる可能性が出てくるので、そりゃ国益にかなうので支持しますよね。わざわざ軍事的負担を肩代わりしてくれる、というのですから。日本人にとっては、ますます何のために自衛隊を派遣するのか、わからなくなっていきます。
そんななか、参議院での安保法制審議は、お盆休みをはさみ一昨日19日から再開されています。野党の追及の「核」はやはり、11日に共産党の小池晃議員が暴露した、自衛隊の内部資料についてでした。
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(※)自衛隊の内部資料に関する記事はこちら!!
・2015/08/12 「自衛隊が米軍の指揮下に入るのは間違いない」――“調整メカニズム”で「軍軍間」協力!?
秘密文書で発覚した「独立と主権を蔑ろにする異常な対米従属」小池晃議員に岩上安身が訊く!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/257515
・【安保法制国会ハイライト】防衛省が「8月に法案成立」を前提に運用計画検討!? 自衛隊を「軍」と明記!? 内部資料を小池晃議員が暴露!「まさに戦前の軍部の独走」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/257593
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午前中の審議開始直後、中谷大臣は早速、このお盆の間に官邸と防衛省が練り上げたであろう、「言い訳」を発表しました。曰く…
「これは5月の時点で私が、法案の内容について一層分析、研究に努めるようにと指示しており、その範囲内の資料だ。だから統合幕僚監部の暴走ではない(シビリアンコントロールは崩れていない)」
「あくまで『研究』であり、私が11日の国会で『法案成立後にするものだ』と言ったのは『検討』。検討と研究は違う。だから問題ない」
…というものでした。
これに対して小池議員、安倍総理が初めてこの法案について説明した日に、自衛隊の制服組の幹部が勢ぞろいしているという会議で、「現在に至るまで国会に示されていないような内容も含めて詳細に報告されていたことは大問題だ」と追及しました。
これに中谷大臣は「いや、問題ない。検討ではなく研究だ」という答弁を繰り返すのみ。午後の審議で小池議員は、「本当にインチキですよ。運用要領の策定、実施、訓練の実施、関連規則の制定、これは法案の具体化ですよ。検討を通り越している」と呆れながら批判しました。
この内部資料には、新たに日米ガイドラインで設置されることになった「同盟調整メカニズム」において、「軍軍間の調整所」が設置されると書いてあります。これ、国会の議論の中でも一切触れられていない内容です。そして政府は、この調整所の存在を認めました。
つまり、「国会で議論されていない」ものが、「国会の議論を通さずに」ガイドラインの具体化という形で勝手に設置が決められており、さらに防衛省は自衛隊を「軍」と表記していた…という二重三重で大問題なんです。
以前であれば、自衛隊を「軍」と表記した資料の存在が明らかになっただけで、防衛大臣の首が飛んでいたレベルの問題です。
IWJでは、この野党の追及と、政府の答弁にならない答弁の模様を、全文文字起こしとともに記事化しました。以下のURLから、ぜひご覧下さい。
・【安保法制国会ハイライト】「検討ではなく研究」… 中谷防衛相が苦しい弁明
自衛隊の内部文書めぐり国会紛糾~社民党・福島みずほ議員が南スーダンでの「駆けつけ警護」に関して政府側を追及
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/258933
この問題、今後も野党は追及していきます。IWJも、この問題を徹底的に取材し、報じていきます。ちなみに、NHKは一昨日、昨日の国会審議の模様を中継しませんでした。いや、高校野球も大事ですけどね…。日本の大メディアがこんな調子のなか、より一層、僕らが可視化し、多くの人に伝えなければ、と身が引き締まります。
IWJでは、この日、とうとう山本太郎議員が「属国タブー」に触れた国会質疑の模様も、午前と午後、両方とも記事化しました。この記事に限らず、IWJでは今国会のハイライト記事を、公共性に鑑み、すべて無料で会員以外の方にもフルオープンで掲載しています。
また、毎週金曜日の若者たちの国会前抗議の模様も、フルオープンで掲載しています。取材や中継、記事作成にはすべて手間とお金がかかります。ですが、多くの人に伝えなければならないものを、今伝えなければ、いつ伝えるんだ!という岩上さんの熱い思いのもと、すべて無料で全編掲載しています。
しかしIWJが財政的にギリギリなのもまた事実です。ぜひ、IWJの会員となり、応援してください!
またご寄付・カンパによるご支援もぜひ、おねがいしたいと存じます。真実の情報を伝えるIWJの活動をお支えいただければと思います!
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…(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.8.21 Fri.**
【Ch4】10:30からの口頭弁論終了後~「秘密保護法違憲訴訟東京訴訟 第7回口頭弁論後の報告集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※フリーランス表現者43名が提起した、秘密保護法違憲訴訟の第7回口頭弁論後に行われる報告集会を中継します。
【Ch5】14:30~「国連自由権勧告フォローアップ 8・21文科省との対話集会後の記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「『日の丸・君が代』強制に反対し、国連勧告実現を求める1・29 院内集会実行委員会」主催の記者会見を中継します。
【Ch1】15:00~「岩上安身による横浜国立大学環境情報研究院・伊藤公紀教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※横浜国立大学環境情報研究院教授の伊藤公紀氏に岩上安身がインタビューします。
【Ch7】15:00~「福島被ばく訴訟(原告 井戸川克隆前双葉町長)裁判後の報告会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※前双葉町長の井戸川克隆氏が提訴した、国と東京電力を相手に約1億5千万円の損害賠償を求める「福島被ばく訴訟」。第一回口頭弁論後に行われる報告会を中継します。
【IWJ_OSAKA1】19:00~「SEALDs KANSAI 戦争法案に反対する金曜街宣アピール」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※「SEALDs KANSAI」主催の街頭宣伝アピールを中継します。
【IWJ_NIIGATA1】19:00~「憲法カフェ in ValalaValala 古町」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※新潟県弁護士会の二宮淳悟弁護士が講師として登場予定。
【Ch4】19:30~「SEALDs主催 戦争立法に反対する国会前抗議行動 ―固定カメラ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「SEALDs」主催の国会前抗議行動を中継します。こちらは固定カメラです。
【Ch6】20:30~「SEALDs主催 戦争立法に反対する国会前抗議行動 ―遊軍カメラ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「SEALDs」主催の国会前抗議行動を中継します。こちらは遊軍カメラです。
▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲
【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
【IWJ_AOMORI1】17:30~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第147回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.8.22 Sat.**
【Ch未定】19:00~「戦争法案に反対するミドルズ 国会前抗議アクション」
※戦争法案に反対する「ミドルズ」が行う、国会前抗議アクションを中継予定。
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(前半の続き)…
■山本太郎議員が暴いた「第3次アーミテージレポート」「CSIS」って何だ?という方はこちら!!
先ほどご紹介した山本太郎議員の一昨日の質疑。詳しくお伝えしたIWJの記事が今、大反響を呼んでいます。もうご覧になりましたでしょうか?
・【安保法制国会ハイライト】山本太郎議員が日本政府の「属国タブー」を追及!原発再稼働、TPP、秘密保護法、集団的自衛権…安倍政権の政策は「第3次アーミテージレポート」の「完全コピーだ」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/258755
原発再稼働やTPP、そして集団的自衛権の行使容認は、すべて米国の「ジャパンハンドラー」と呼ばれる人たちの「指示」にそったものだったのではないか、という物凄い追及です。
ご存知の通り、IWJは、2012年8月15日、まさに3年前の終戦記念日に米国の戦略シンクタンクCSISから突きつけられた「第3次アーミテージレポート」の全文翻訳を独自に仮訳してサイトでオープンにしています。この時期は、原発の再稼働問題がピークにきていた時期でした。しかし、米国のシンクタンクのこの命令調の文書は、日本政府に強い圧力として作用するのではないか、そういう強い懸念のもと、警鐘を鳴らし続けてきました。
驚くべきことに、この文書の通りに政府が政策をゴリ押ししていくのに、大手マスメディアは無視し続けてきました。それどころか、NHKのように、ついこの間も、アーミテージ氏を番組に登場させ、集団的自衛権を行使するようにと、圧力をかけるかのような同氏の言い分を垂れ流ししてきました。何の批判的留保もなく、です。
ずっとIWJの情報発信や、岩上さんの発言や書いたものを呼んでこられた方は、「やっぱりそうだったのか!」と、思ってらっしゃるでしょうが、3年前はまだIWJを知らなかった、会員ではなかった、事情が飲み込めない、という方もいると思います。
山本議員が安倍政権の政策はこれの「完全コピーだ」と突きつけた「第三次アーミテージレポート」をまだ読んでいない!という方は、もちろん、一度読んだことがある方も、ぜひ、今一度目を通していただければと思います!日本人すべての命運に関わる話です。公益性を鑑み、誰でも読めるように、フルオープンにしてありますので、ぜひ、ご覧になってください!
・(再掲)【IWJブログ】CSIS「第3次アーミテージレポート」全文翻訳掲載
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/56226
ちなみに、追及に対し中谷大臣、岸田大臣は、このレポートを発表したCSISは「民間のシンクタンクですし…」などと、言っていましたが、ここ、ただの民間のシンクタンクではありません。
安倍総理や閣僚たちは、何度もこのCSISに足を運んで講演し、あまつさえ安倍総理は、第二次安倍政権になって初めて訪米した際には、オバマ大統領と「コールドランチ」の昼食会談のあと、夜はCSISの本部に出向いて講演し、開口一番、「アーミテージさん、ありがとうございます!」なんて挨拶をするくらい、「昵懇」な関係なんです。
以下、その衝撃的なほど卑屈な講演の内容を、IWJはその時点で記事にしていますので、ぜひご覧下さい!
・(再掲)2013/02/27 【IWJブログ:「アーミテージさん、ありがとうございます」属国日本の姿を堂々とさらけ出した安倍総理 米講演で】
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/61863
・(再掲)【岩上安身のニュースのトリセツ】集団的自衛権という「暴挙」と危険な子宮頸がんワクチンの接種継続という「異常」とに共通する「米国からの圧力」(中編)~現実化するジャパンハンドラーの「指示」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/162109
「安保法制国会ハイライト」をはじめ、これらの記事は公共性に鑑み、非会員の皆さんにも全文公開しています!
繰り返しになって恐縮ですが、IWJのこうした取材活動は、皆さまのご支援で成り立っています。今後もこの問題だらけの国会、問題だらけの内閣を監視し続けるために、どうかIWJの取材活動を支えてください!
※会員登録はこちら!
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■テキストスタッフ、一般事務を大募集中!
IWJでは、慢性的な財政難により、現在の規模を維持するためにも、慢性的な人手不足にあえいでいます。本来であれば人件費をさらに削り、規模を縮小させるべきなのですが、そんなことは言ってられないのがこの夏です。
安保法制、さらにその先にある明文改憲など、来年の参院選まで、取材、追及、可視化の手を緩めるわけにはいきません。これまでより、さらに走る速度を上げ、より多くの方と問題の本質を共有し、問題の根本を浮かび上がらせ、国民の議論の高まりの一助となりたいと思っています。
そのためにも今、IWJではさらなる人手を必要としています。
テキスト・記者は、現場に行って取材をし、それを記事にするだけでなく、時にはカメラを駆使して中継したり、事務所でリサーチや文字起こしなどをしたり、とにかくIWJの取材・文字に関わるあらゆる業務を担当します。「現場記者」のイメージがあるかと思いますが、業務のほとんどは、調べものや記事作成のための文字起こし、テキストのリライトなど、デスク業務です。
なので、そうしたコツコツとした作業を坦々と行える方には、もってこいの仕事だと思います。
一般事務は、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのスケジュールを把握してのインタビューのアポ取りや、スケジュール管理。イベント開催の準備、ファイリングやその他、諸々発生する、庶務的なことなど、IWJの活動のまさに屋台骨を支える仕事です。
また、IWJでは、経理のできる方の募集もしております。簿記の資格を持っている、会社で経理実務の経験があるという方、ぜひ、ご応募ください!
以下のページより、ぜひご応募をお願いいたします!
【スタッフ応募フォーム】
http://bit.ly/1ALJypQ
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■安保法制に反対する全ての人からメッセージを募集しています!
IWJでは今、安倍政権が進める安保法制に「一言いわせて!」という方のメッセージを大募集しています。そして多くの方から日々寄せられるこれらの声を、鮮度バッチリで毎日、記事としてHPに掲載させていただいています。
「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者である名古屋大学大学院文学研究科・藤木秀朗さんは、寄せていただいたメッセージのなかで、安倍総理の発する言葉の欺瞞を、以下のように解き明かし、指摘しています。
「平和を愛すると同時に勇敢でなければならない。」
「まず平和を愛することだ。」
「平和を愛し従順かつ勇敢であるようにしなければならない。」
これらの文言は安倍政権が掲げる「積極的平和主義」の説明だと言っても何ら違和感がないだろう。「平和安全法制」の説明としてもしかりである。「平和」を愛しているからこそ、「その維持に努めている」アメリカ軍に協力すべく「勇敢」に自衛隊を海外に派遣しなければならないし、われわれはこの使命に「従順」にならなければならない、というわけである。
(略)
上記の文言は、ナチのプロパガンダ映画『意志の勝利』(1935年)におけるヒトラーの演説中の一節だが、おそろしいほど安倍政権が進めようとしている政策にぴったりと符合している。
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衝撃的ですね。
ヒトラーの演説の言葉を抜き出してみたら、今の安倍政権の言説に見事に一致するというわけです。愕然とさせられます!
藤木さんは、「両者が発する言葉はともに空虚で当てにならない点で共通している。耳障りのよい言葉で情動に訴えれば、人々は自分たちの政策に賛同すると考えている点でも同じである」と指摘しています。貴重な論考です。ぜひ、お読みいただければと思います。
藤木先生、貴重なご寄稿、ありがとうございました!
メッセージの全文はこちらからご覧になれます!
・【安保法制反対 特別寄稿 Vol.223】 アメリカに嫌われてでも平和を貫く真の勇気を 「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者
名古屋大学大学院文学研究科・藤木秀朗さん
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00223
現在200件以上寄せられているこうしたメッセージは、以下の特集ページにまとめています。どれ一つとして、同じものはありません。どれもこれも、一人ひとりの独立した声です。この法案に反対する大多数の方の声を、引き続き募集します!
遠慮なくお寄せいただければと思います!
・安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ
http://bit.ly/1HGpCHI
・メッセージの送付先はこちら!
office@iwj.co.jp
■安倍政権とナチスの符合…ということはやはり…
上記の藤木さんのメッセージで紹介されている、ナチスと安倍政権の「言葉」の見事な符合。であれば、ここから先は、ナチスが歩んだ道を注視すべきでしょう。「憲法改正」です。
自民党が2012年に発表した改憲草案を見ると、ナチスもびっくりの人権の制約、自由の制限がこれでもかと書き込まれています。
この恐るべき自民党の改憲案、今こそ国民の多くが相対峙し、検証し、警鐘を鳴らしていかなければなりません。
岩上さん、澤藤弁護士、梓澤弁護士の3人が、この改憲草案の危険性、問題点を見つけ出し、すべて明らかにした書籍『前夜』をぜひ、ご覧いただければと思います!
※『前夜』のご購入はこちら!
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C
こちらのサイトでお求めいただければ、岩上さんがサインをしたためて、お送りいたします!
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■復刻版「TRUE DEMOCRACY」Tシャツ、再入荷&追加サイズ好評発売中!!
大好評につき多くの方にお買い求めいただいている「TRUE
DEMOCRACY」シリーズの復刻版ですが、この度、追加生産分も発売を開始し、全サイズお求めいただけるようになりました。
発売開始早々、完売欠品していたサイズや、XS相当の新サイズYLへ、続々とご注文いただいております。大変、お待たせいたしましたが、素早く反応してくださり、ありがとうございます。
また、完売してしまっていたサイズの再入荷連絡のご要望いただいていたお客様にはご連絡を差し上げております。引き続き、よろしくお願いいたします。
「華奢な女性でも着やすい、もう少し小さいサイズが欲しい」という声が上がっていたため、再生産に併い、新たに作成したXSサイズ相当のYLサイズ(着丈63cm、身幅46cm)は、特に多くのご注文をいただいております。
現在のところはまだ、各色・各サイズ、すべて揃った状態で、ご検討、お求めいただけます。
まだまだ残暑の厳しさも、「TRUE DEMOCRACY」を求めて抗うべき状況も続いています。是非「TRUE
DEMOCRACY」を着て、力強く元気にお出かけください!!
無謀な大量生産はできないため、再入荷分とYLサイズはそれぞれ10枚程度ずつの少数の入荷の中、早速ご注文いただいておりますので、ご検討くださっている方は、お早めにご注文ください。サイズは大きめですので、1サイズ下でもいけるかもしれません!
・ブラック+レッド
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=140
・生成り(ナチュラル)?エンジ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=141
・ネイビー+イエロー
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=142
今こそ、「真のデモクラシーを!」と、胸を張ってこのTシャツを着ていただければと思います!
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■わとはぷ! のコーナーです。
1911年のこの日、警視庁に特別高等警察課(特高)が設置されました。特高とは、「国体護持のために無政府主義者、共産主義者、社会主義者、および国家の存在を否認するものを査察・内偵し、取り締まることを目的」としている日本の秘密警察で、いわゆる政治警察や思想警察を指します。
特高は、主に社会主義運動、労働運動、農民運動などの左翼の政治運動や、右翼の国家主義運動などを取り締まったとされています。被疑者の自白を引き出すために暴力を伴う過酷な尋問、拷問を加えた記録が数多く残されており、当時から「特高」は畏怖の対象だったと伝えられています。
1925年に治安維持法が制定され、取締まりの法的根拠が整備されると、1928年、社会主義的な政党の活動に危機感を抱いた田中義一内閣は、3月15日、治安維持法違反容疑により全国で一斉検挙を行います。三・一五事件です。これにより日本共産党、労働農民党などの関係者約1600人が検挙されました。
『蟹工船』などプロレタリア文学の代表的な作家として知られる小林多喜二は、この三・一五事件を題材に特高による政治弾圧を批判する『一九二八年三月十五日』を発表。特高による拷問の描写に特高側の憤激を買い、掲載された雑誌は発売禁止となったほか、一説によれば、この出来事が後年の小林多喜二の拷問死事件へとつながったといわれています。
日本が戦時色を強めるにつれ、挙国一致体制を維持するためとして、共産主義者や共産党員だけでなく、その障害となりうる反戦運動や新宗教など、反政府的とみなした団体・活動に対する監視や取締りが行われるようになります。こうした情勢下で、小林多喜二は1933年、過酷な拷問によってわずか29年という短い生涯を終えました。
日本国憲法第36条では、「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」と定められています。現行憲法で「絶対に」という強い表現が使われているのは、この条文ただ一つです。どんな例外も認めないという強い意思が感じられる条文ですが、明文改憲を目指す自民党改憲草案では、この「絶対に」を削除し、「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、禁止する」としています。
IWJからおすすめをさせていただいている書籍『前夜』にまとめられた岩上さん、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士の憲法鼎談では、この憲法36条をめぐり、梓澤弁護士が小林多喜二の最期を紹介しながら、「(拷問は)屈辱の中で人の命を奪う。それなのになぜ、自民党案では『絶対に』という言葉を抜くんですか!許せないですね、私は!」と目に涙を浮かべながら、自民党改憲案を激しく批判しています。このくだり、以下の動画でご覧になることができます!
短く編集してありますので、ぜひ、ご覧になってください!
・2013/05/02 「加害者の側が人間じゃなくなる」 梓澤弁護士、改憲草案第36条に怒りと涙の訴え ~自民党の憲法改正案についての鼎談 第6弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/77025
安保法案成立を目指す自民党の本丸は明文改憲だと言われており、梓澤弁護士は、自民党改憲草案が「軍事国家の体系を示したものだ」と警鐘を鳴らしています!
明文改憲の先ある私たちの暮らしはどうなってしまうのか、ぜひ、『前夜』でその実相を知っていただければと思います。
※『前夜』のご購入はこちらから!
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C
それでは本日も一日、よろしくお願いいたします。
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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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