日刊IWJガイド 2014.12.16日号 ~No.825号~


■■■ 日刊IWJガイド 2014.12.16日号 ~No.825号~ ■■■
(2014.12.16 8時00分)

おはようございます。IWJスタッフの芹沢です。

衆院選が終わりました。今回の選挙の結果は、自民党291議席、公明党35議席の合計326議席となり、3分の2(317議席)以上の議席を占める結果となりました。

今回の結果を受け、みなさま、どのようなお気持ちでいらっしゃるでしょうか。

私は、衆院選の投開票日の朝の14日、悪夢で目が覚めました。日本が戦争に巻き込まれる夢でうなされてしまいました。

とてもリアルな夢で、起きた時、しばらく心臓の音がバクバクと、止まりませんでした。

私は、今回の選挙の結果を受けて、私がみた夢が現実になってしまうのだろうかと、本当に不安な気持ちになっています。

14日深夜、すべての議員の当選が確定していない段階で、大手マスコミ各社のインタビューに応じて、安倍総理は「憲法改正は悲願であり、自民党結党以来の目標だ」と発言しました。

自民党は、自民党が掲げる憲法草案を実現しようと、今まで以上に、精力的に取り組むことが考えられます。

「<衆院選>「憲法改正は悲願」と議席増目指す 安倍首相 (毎日新聞 12/14 )」
http://mainichi.jp/select/news/20141215k0000m010167000c.html

安倍総理が「悲願である」と発言する自民党の改憲草案は、単に9条を改正するだけでなく、非常に危険な内容をはらんでおり、その中身を多くの日本人が正確に知らなくてはならないということを、IWJ代表の岩上さんは、機会あるたび、何度も訴えてきました。

その自民党の改憲草案の中で、問題点を一つだけあげるとするならば、憲法第36条のくだりである、と岩上さんはいいます。

現行憲法では、「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」と書かれていますが、自民党の改憲草案には「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、禁止する」とされています。

「絶対に」という3文字をわざわざ削っているのです。この危険性について、岩上さんが緊急に論じた「ニュースのトリセツ」を、投開票日の14日午前9時に、会員の方とサポーターの方へお送りさせていただきました。投票前に、ぜひ、ご一読いただきたいという趣旨です。

「【岩上安身の『ニュースのトリセツ』(号外)】自民党大勝で迎える現行憲法史上、最大の危機 日本で『拷問』が解禁される!? 第三次安倍政権への白紙委任が招く未来とは」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213552

もし、万が一、お手元に届いていない方がいらっしゃいましたら、
office@iwj.co.jp
までご連絡ください。
…(後半へ続く)

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

**2014.12.16 Tue.**

【IWJ_TOKYO1】14:00~「舛添要一 東京都知事 定例会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo1
※舛添要一 東京都知事による定例会見

【Ch3】14:30~「原子力規制庁 定例ブリーフィング」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※米谷総務課長による定例ブリーフィング

【Ch4】15:30~「日本外国特派員協会主催『朝日新聞、そして日本のジャーナリズムの危機』海渡雄一弁護士、鎌田慧氏、花田達朗・早大教授 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※朝日新聞社が「吉田調書」に関して報じた記事を取り消すなどした処置について起こった「朝日バッシング」が、報道の自由への弾圧につながるものであるとし、抗議を表明する記者会見が行われる。会見は日本語で行われ、英語に通訳される

~関連記事アーカイブ~
2014/11/17 「福島原発事故・吉田調書」報道で「記事全体を取り消した朝日新聞の判断を追認したPRC(人権委員会)見解こそ誤報」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/206493

2014/10/15 「朝日バッシングとジャーナリズムの危機」メディア同士の叩き合いを危惧する著名人らが緊急シンポジウムを開催
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/182371

2014/10/10 「吉田調書」朝日新聞記事取り消し問題 「誤報ではない」「厳正な処分は不当」弁護士200人が申し入れ ~呼びかけ人・中山武敏弁護士インタビュー(聞き手:佐々木隼也記者)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/180908

【録画配信・Ch1】18:00~「饗宴IV 2013 symposion 前夜~取り返しのつかない軍事属国化と経済植民地化に抗うために 前半」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※昨年12月22日に行われた「饗宴IV」の前半を、緊急配信します!「秘密と改憲」「経済植民地化」「軍事属国化」という三つのテーマから、11人の論客が真摯に議論を交わしました。饗宴Vへの予習としていただくために、本日は特別にフルオープンにて配信します

(前半の続き)…
なお、現在、IWJのサイトで販売している『前夜 ~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』には、この自民党改憲草案の驚くべき中身について、詳しく解説されています。

自公で3分の2と、憲法改正の発議が可能な議席を維持したことで、自民党の改憲案が現実のものとなる可能性は残されました。もしまだ『前夜』をお読みでない方がいらっしゃいましたら、是非ともご購読願いたいと思います。

今こそ、必読です。
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C

なお、投開票日前日の13日には、「【岩上安身のIWJ特報182号】特定秘密保護法、憲法改正、原発・・・ 自民党と統一教会、その「深い関係」に迫る 」の、(その1)と、(その2)を、2号分続けて発行いたしました。

まぐまぐから配信される有料メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」は、毎号、月4回刊、毎号ワンテーマを掘り下げてお伝えする読みごたえたっぷりのメルマガです。

今号では、安倍政権と、「反日」カルト・統一教会との深い関係について、岩上さんとIWJ取材班が徹底取材してレポートしています。

この号に限り、まぐまぐの購読者だけでなく、広く多くの方に読んでいただきたいと、IWJサイトにて、全文フルオープンにして公開しています。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213536

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213593

是非とも多くの方に拡散していただき、一人でも多くの人にお読みいただくとともに、「IWJ特報!」の定期購読のお申し込みをよろしくお願いいたします。

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14日の開票結果をうけ、翌日15日、14時から自民党 安倍総裁、15時から民主党 海江田代表 、16時から生活の党 小沢代表が記者会見をおこない、IWJでは、記者会見の模様を、中継と録画配信でお伝えいたしました。

衆院選で当選することができなかった民主党の海江田代表は、この記者会見で、辞任を表明しました。

■2014/12/15 「国会で集団的自衛権の論戦に加われないことが残念」――民主・海江田代表が落選を受けて辞任
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/213887

選挙後も、政界は鳴動やまないと思われます。IWJは注視し、お伝えし続けていきたいと思います。

さて、本日は、岩上さんが、テレビ朝日系「モーニングバード! 」に出演する日です。

話題は、オーストラリアの都市シドニーで15日の朝に発生した、立てこもり事件についてです。カフェの店員の方、お客さんが人質になっているとされています。この原稿を書いている、15日の23時現在も、立てこもり事件は続いているようです。

犯人は、イスラム国の旗を要求しているとされているとのこと。

日本と同じく米国の「忠実」な同盟国であるオーストラリアは、米国の要請に従って有志国連合に加わり、イスラム国への空爆に加わっています。

日本も集団的自衛権の行使によって、近い将来、イスラム国への軍事行動に加わるとしたら、同様の事件やテロが、日本の国内でも頻発しうるかもしれないと、岩上さんは昨夜、懸念していました。

本日、番組でも直言すると思います!

是非ともご覧ください。

本日のIWJの配信番組のおすすめを御紹介します。

本日と明後日に分けて、昨年12月22日に行った「饗宴IV 前夜~取り返しのつかない軍事属国化と経済植民地に抗うために」を配信します!!

この動画は、配信時に限り、フルオープンにいたしました! 会員の方でなくてもご覧になれます!!

本日は、18時より、Ch1で、前半部分を配信します。配信後の録画は、会員の方のみご覧になれますので、ぜひ、会員登録をして、御覧ください。
Ch1→ http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

今月21日には「饗宴V」を開催いたします!! 昨年は三つのパートにわけてシンポジウムを開催いたしましたが、今回は、史上空前の五つのパートを重ねて開催いたします。「最初にして、最後」となるかもしれない、空前のスケールのシンポジウムです。五つのテーマに分けはしましたが、すべて響き合い、関わりあっていることが、お聴きになる皆様にはお分かりになるかと思います。

自公で3分の2の議席を占めた、日本の分水嶺となる歴史的な選挙から一週間後のタイミングで開かれる、これからの日本を考える、歴史的な半日となると思われます。

是非ともこの機会をお見逃しなく! 皆様、お誘い合わせの上、ご参加ください!!!
http://iwj.co.jp/feature/symposion5/

また本日は、15時半より、Ch4で、日本外国特派員協会で行われる「『朝日新聞、そして日本のジャーナリズムの危機』海渡雄一弁護士、鎌田慧氏、花田達朗・早大教授 記者会見」を中継します。
Ch4→ http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

今回の選挙の結果をうけ、これまで以上に、メディアに対する圧力は強くなると考えられます。

IWJが今後も変わらぬ報道を行うには、みなさまのご協力とご支援が欠かせません。

私たちは、これからも節を曲げない報道と論評を続けていきたいと存じます。

今後とも、IWJに、倍旧のご支援をお願いいたします。

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