【献本御礼】 ニール・ポストマン著, 今井 幹晴訳『愉しみながら死んでいく ―思考停止をもたらすテレビの恐怖―』(三一書房)

 三一書房様から『愉しみながら死んでいく ―思考停止をもたらすテレビの恐怖―』をご恵贈いただきました。

 「「では次に…」というセリフは、テレビやラジオのニュース番組でよく使われ、今までに聞いたことや見たことはこれから聞くことや見ること、あるいはこれから聞いたり見たりする可能性のあることとは関連がないことを意味する。(略)残忍な殺人も、甚大な被害をもたらす地震も、政治家の手痛い失態も、じれったい野球の得点経過も、変化する天気予報も、ニュースキャスターが「では……次に」と言うと、すべて消え失せてしまう」(本書より引用)―これは、私たちが日々体験していることではないでしょうか。

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【IWJブックレビュー】東日本大震災がれき広域処理の裏側にあった官僚による利権構造を暴く 青木泰著『引き裂かれた「絆」-がれきトリック、環境省との攻防1000日』(鹿砦社)

 『引き裂かれた「絆」-がれきトリック、環境省との攻防1000日』をご恵贈いただきました。

 25年前から自然保護・ごみ環境問題に取り組む環境ジャーナリストの青木泰氏が追い続けた、がれき広域処理問題。著者は、広域処理に疑問を持ち検証を続けていく中で、広域処理が必要のないものであり、その裏に秘められた目的が予算をつくることであったことにたどり着きます。本書では、広域処理が進められた経緯から、破綻までの流れ、破綻に追い込むまでに市民運動とインターネットが果たした役割、そしてこれらの裏で進められていた官僚による予算流用の仕組みを明らかにしていきます。

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【IWJブックレビュー】日本人は今、目の前にある危機を危機として認識できるのか カレル・ヴァン・ウォルフレン著『日本に巣喰う4つの”怪物”』(角川学芸出版)

 ジャーナリストでアムステルダム大学名誉教授である著者のカレル・ヴァン・ウォルフレンさん御本人から『日本に巣喰う4つの”怪物”』をご恵贈いただきました。

 本書は、過去にIWJの単独インタビューにも出演いただいている、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏の著書で、『政治に巣喰う怪物(ポリティカルモンスター)』を4つに分類し、現時点で日本の民主主義を脅かす怪物について解説します。論点は日本だけにとどまらず、日中韓問題、そして著者が「新たなる冷戦」と位置づけるウクライナ問題まで広がり、国際的な視点から日本に襲いかかる脅威を明らかにしています。

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【献本御礼】孫崎享・マーティン・ファクラー著『崖っぷち国家 日本の決断~安倍政権の暴走と自主独立への提言』(日本文芸社)

 日本文芸社 書籍編集部 編集長 水波康様から『崖っぷち国家 日本の決断~安倍政権の暴走と自主独立への提言』をご恵贈いただきました。

 集団的自衛権の行使、原発再稼働、特定秘密保護法の施行、格差社会の推進など、日本の大きな進路変更を目論む安倍政権の暴走で、日本はまさに「崖っぷち」に立たされています。

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【献本御礼】下斗米伸夫著『プーチンはアジアをめざす~激変する国際政治』(NHK出版新書)

 NHK出版社様より、下斗米伸夫著『プーチンはアジアをめざす~激変する国際政治』をご恵贈いただきました。

 鳩山由紀夫元総理がクリミアを訪問したことにより、注目されているロシアの外交・安全保障政策。本書では、ウクライナ危機にはじまる現在の米国とロシアの対立を、冷戦以来の深刻な対立であると捉え、プーチン大統領による「脱欧入亜」政策の実態に迫ります。

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【献本御礼】小川晴久著『北朝鮮の人権問題にどう向きあうか』(大月書店)

 大月書店様から『北朝鮮の人権問題にどう向きあうか』をご恵贈いただきました。

 「外部から完全に遮断された広大な区域の中で、合計15万人前後とも推定される人々が、飢餓のなか、炭鉱・木材伐採などでの過酷な労働を強いられている。ほとんどの場合、釈放される可能性はなく、死ぬまで働かされる」(同書より引用)

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【献本御礼】『虚像の抑止力 沖縄・東京・ワシントン発 安全保障政策の新機軸』柳澤協二著、屋良朝博著、半田滋著、マイク・モチヅキ著、猿田佐世著(旬報社)

 屋良朝博様から『虚像の抑止力 沖縄・東京・ワシントン発 安全保障政策の新機軸』をご恵贈いただきました。

 集団的自衛権の行使容認、辺野古移設の強行着工。日米外交の歪みを象徴する“沖縄米軍基地問題”、外交・防衛・安全保障の専門的見地から政策の「あるべき姿」を発信する一冊です。

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【献本御礼】佐藤 昭夫著『「武力信仰」悪夢再現を憂える―戦後労働法を学んだ陸軍将校生徒(米寿の記)』(悠々社)

 悠々社様から『「武力信仰」悪夢再現を憂える―戦後労働法を学んだ陸軍将校生徒(米寿の記)』をご恵贈いただきました。

 「私は、歴史や現実を見、自分の頭で考えることを知らなかった。そのため、幼年時に植えつけられた権力による価値観の呪縛から逃れるには、復員後3年余りの日時を要した」(同書より引用)――本書は、著者の佐藤昭夫氏が仙台陸軍幼年学校卒業、陸軍予科士官学校在学(陸軍最後の将校生徒)という軍国主義一色だった少年時代の反省から、「自ら考えることの大切さ」を学び続けた記録でもあります。

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