リーダーズノート編集部様から『見えない不祥事――北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない』をご恵贈いただきました。
小笠原淳 著
見えない不祥事――北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない
リーダーズノート出版 2017/9/23
本書は、主に北海道における事件、社会問題を追い続けてきた札幌市在住のライターである著者小笠原淳氏が、北海道警の不祥事問題に取り組んできた経緯を書き下ろしたものです。
日本全国で警察官の犯罪が頻繁に問題となるなか、著者は北海道警の問題について丹念に調べ上げ、公文書の公開請求を通じて得られた情報を、その都度月刊『北方ジャーナル』を中心に発表してきました。
この取材を通して、詐欺、文書偽造・遺棄、万引き、強制わいせつ、賭博、ひき逃げといった不祥事の絶えない北海道警の実態に直面した著者は、「2017年8月現在、北海道では同職員の『懲戒処分』を原則公開しているが、警察職員のみは唯一それを逃れ、多くのケースを封印することが許されている」と糾弾しています。
一般の国民の犯罪は個人情報までが報じられ厳しい社会敵制裁を受けているのに、国民を守るべき警察官が犯罪に手を染めても、なぜそれを発表されずにすんでいるのか? 本書はこの大きな矛盾に一石を投じています。
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