三一書房様から『「你好」羽根つき餃子とともに 二つの祖国に生きて』をご恵贈いただきました。
石井克則著
「你好」羽根つき餃子とともに 二つの祖国に生きて
三一書房 2017/5/22
映画の街、蒲田に本店を構える「你好」(ニーハオ)。同店の「羽根つき餃子」はテレビや雑誌でしばしば取り上げられる人気店です。1983年の開店から30数年が経った今も、大勢のお客さんが餃子を食べるために店を訪れ、列を作っています。
「羽根つき餃子」を考案したのは店主の八木功氏。八木氏は1934年7月9日、中国・旅順の旧市街、敦賀町生まれ。敗戦後、父と生き別れになり、中国に残留。7人兄弟の長男として母を助けながら44年間の苦闘を経て、1979年に日本に永住帰国することになります。
本書は、日中戦争から解放後の中国の激動の時代、そして日本ではバブル経済とその崩壊を目の当たりにした、八木氏の波乱に満ちた半生を描いています。日中国交正常化45周年を迎えた今年2017年、80歳を超えた同氏は「平和こそ大事」と訴えています。
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