石塚健司様から『ひどい捜査 検察が会社を踏み潰した』をご恵贈いただきました。
石塚健司 著
ひどい捜査 検察が会社を踏み潰した
講談社+α文庫 2016.7.21
平成24年9月、東京地検特捜部がある粉飾詐欺事件を摘発します。検察のリークを受けたマスコミは「破綻寸前の会社に粉飾決算を指南して金のなる木に仕立て上げる常習的犯行」などと逮捕された社長とコンサルタントを厳しく非難しました。
ところが、実態はそれとは全く異なるものでした。著者が取材を通して目のあたりをしたのは、粉飾の泥沼から抜け出すために、リストラに取り組み、会社再生の目前にしていた一人の経営者と、多くの中小企業が粉飾決算に追いやられる現実に苦悩しつつ、歪んだ金融システムと格闘していた男性達の姿でした。
しかし、特捜検事たちは彼らが描いた捜査の筋書きとあまりに違う現実に直面しても、引き返そうとはしませんでした。現実と乖離した捜査の筋書きを取り繕い、力ずくで事実を捻じ曲げていく過程を、著者は取材を通してまざまざと見せつけられてゆきます。
本書は、第35回講談社ノンフィクション賞最終候補作となった『四〇〇万企業が哭いている―ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』(講談社)の文庫版です。単行本が出版された平成24年当時は、同裁判が進行中でした。文庫版である本書のあとがきには、東京地裁で実刑判決受けた被告の「その後」ついても、加筆されています。
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