沖縄からこそ平和を発信するのだという信念から、私は戦争に向かうような法律に断固、反対します。沖縄戦での経験によれば、軍隊は住民(国民)を守りません。アメリカを支援することを目的とする自衛隊は、アメリカ国民を守り日本国民を守りません。「集団的自衛」は明らかに憲法違反です。
多くの憲法学者が憲法違反だといっているものに対し「学者先生は文字どおりに受け取るものだから」と現首相は言っています。法律を文字どおり受けとらないなら何に従えばいいのでしょう。法治国家の基本を知らない人を首相においておくのは許されません。
この時代に生きる民主主義・平和主義国家の国民の責任として、「安全保障関連法案」を廃案に持っていきましょう。
(高良富夫 琉球大学工学部教授)