【声明文#27】憲法違反の安全保障関連法案に反対する明星大学有志の会

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 明星大学有志の会では、八月下旬に以下の声明をネット上に公表いたしました。


憲法違反の安全保障関連法案に反対する明星大学有志の会

2015年8月

 立憲主義と民主主義をないがしろにする安全保障関連法案に抗議します!

 私たちは、今、そこにある危機に直面しています。
 長年にわたって築きあげられてきた憲法解釈が、充分な国民的議論もなく一方的に閣議決定で変更され、現在国会で審議中の「安全保障関連法案」で集団的自衛権の行使が容認されようとしています。
 この法案は、日本を「戦争のできる国」にしようとするものに他なりません。
 日本国憲法前文は、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」し、「平和のうちに生存する権利を有することを確認」しています。安全保障関連法案は、このような憲法の根本精神とは全く相容れないものです。
 我々、明星大学有志は、国際紛争の解決は「武力をもって応酬する」ことにより達成されるのではなく、粘り強い「外交努力」や「貧困の解消」そして「平和的共存」の取り組みにより実現されるものであり、これこそが本来の意味での「積極的平和」なのだと確信します。
 ここに、明星大学有志は、この国に住むすべての人々に訴えます。この戦争法案に反対することを。

   この青い空を
   この平和な国を
   この自由な大学を
   子どもたちに伝えたい

日本国憲法第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

   私たちは、戦後70年間、いちども戦争をしなかったこの国が誇りです。
   正義をふりかざさず、抑止力を振り回さないこの国が好きです。
   私たちは、決してあなたのしもべにはなりません。
   青い空と平和と自由を子どもたちに伝えたいから。
   学問を愛する民として。

  最後にもう一度訴えます。
   憲法違反の安全保障関連法案を廃案に!
   若人を再び戦場に送るな!
   権力の横暴を許すな!


-憲法違反の安全保障関連法案に反対する明星大学有志の会-

賛同署名呼びかけ人
内海敦子(人文・日文) 岡林秀樹(人文・心理) 岡本富郎(教育名誉教授) 長田五郎(経済元教授) 垣内国光(人文・福祉) 片山文保(全学共通) 加藤めぐみ(人文・福祉) 河辺 峻(情報) 境 敦史(人文・心理) 坂本秀夫(経済) 名取修一(経済非常勤) 西村純子(人文・社会) 長谷川裕彦(教育) 馬場康彦(人文・福祉) 林 伸一郎(全学共通) 林 雄介(全学共通) 樋口修資(教育) 秀村研二(全学共通) 藤井常文(人文・福祉) 丸山正義(全学共通) 毛利聡子(人文・国コミ) 山崎 昭(経済元教授) 山本陽子(全学共通)吉川榮一(全学共通)
 
※安保法制に反対する団体の声明文はこちら