【安保法案反対 特別寄稿 Vol.319】 国際社会に向かって、70年間守ってきた平和憲法 音楽評論/作詞家・湯川れい子さん

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 私は女性9条の会、音楽家9条の会、世田谷9条の会など、さまざまな団体の一員として、また呼びかけ人として、今回の安全保障関連法案の成立に反対してきました。

 まさか、戦後70年間、国際社会の中で、自国の平和憲法のもとに、胸を張って生きてきた今になって、このように不安な時代を迎えるとは、情けない限りです。

 とはいえ、地球環境、社会環境は、経済の仕組みや食料問題、エネルギーの問題など、日本だけが声高に平和を叫んでも、すでに深刻な奪い合いのスパイラルに入っているのかも知れません。

 でも、だからこそ、この小さな日本という地震列島が、大国の抗争の中に巻き込まれてしまったら、生き残る術は無いのです。

 日本は、この空と海と大地と、清浄な空気を汚さずに、奪い合うことなく生きて行きたいと、心から望みます。そう望めば、国際社会に向かって、70年間守ってきた平和憲法と言う、理想の国是があるのです。誇りを持ってその道を進むしか、未来は無いのだということは、生き物としての感性があれば、きっと子供にも解る事でしょう。

 それが解らない政治家は、もっと違った思惑と計算で、明日の「自分」を見ているから、立場でしか「正義」が見えてこないのです。恐ろしいことです。

 私は一人の音楽家として、母親であり、孫のおばあちゃん、また高い税金を払い続けてきた一国民として、今こそ命がけで集団的自衛権の行使に反対し、憲法9条を守ります。

(湯川れい子 音楽評論・作詞家)

 
安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ