【声明文#26】安全保障関連法案に反対する明星学園有志の会

このエントリーをはてなブックマークに追加

 憲法違反と指摘されようと、おかまいなく安保関連法案を強行採決決をしようとしている安倍政権。

 一人ひとりの市民として最後まで断固NO!と言って行きたい。

山本直美


【安全保障関連法案に反対する明星学園有志の声明】

 安保関連法案は、戦争する国へと日本を変えることを目的とした「戦争法案」であることが、この間の様々な議論を通して明らかになってきました。この法案は、「戦争を起こさないための法案」などでは全くなく、日本国民の平和を守るためという口実のもとに、米軍等の起こす戦争に対して、いつでも、また、地球上のどこでも協力する(「切れ目なく」支援する)「戦争法案」なのです。その本質を隠すために、政府は、「積極的平和主義」という言葉を使っています。戦争・戦争体制を正当化する言葉として「平和」を使うのは、過去にもその例がたくさんあったように、権力者の常套手段です。

 政府は、立憲主義を、また、平和憲法の理念を破壊し、数の力によって、この戦争法案を成立させようとしています。こんな暴挙を許していたら、日本社会はどうなってしまうのか。そういう危機感から、様々な人びとが、かつてないほどの幅と規模で、反対運動に立ち上がっています。

 憲法9条を破壊して戦争する国を目指すのではなく、憲法9条を生かして、ほんものの平和と民主主義を実現していくために行動すること、努力し続けること。それが、いま、私たち一人一人に求められているのではないでしょうか。

 私たちは、明星学園で出会い、様々なことを学びました。明星の建学の精神である「個性尊重」・「自主自立」・「自由平等」は、まさに、民主主義の精神であり、それは、私たちの中に様々なかたちで生き続けていると思います。明星が培ってくれた民主主義の精神をみんなで発揮し、対話しながら、安保関連法案を廃案に追い込んでいきましょう。

★呼びかけ人(13人)
芥川隆信(卒業生)
井筒満(卒業生・声明文案作成者)
上田朱(卒業生)
川手晴雄(元中学教員)
須田二郎(卒業生)
龍川美沙子(卒業生飯島優の母)
成川(鈴木)日女美 (卒業生)
古川博資(元中学教員)
松井エイコ(卒業生・壁画家)
松井朝子(卒業生・パントマイミスト)
まついのりこ(元父母・絵本作家)
宮下今日子(卒業生)※サイト担当
山本(石川)直美(卒業生)
(アイウエオ順)

 
※安保法制に反対する団体の声明文はこちら