憲法は、「為政者を暴走させず、国民を守るためのもの」です。法律は、「そのための具体的な制約」です。
ところが、安倍政権は憲法や法律を、「国民の権利を制限して、為政者の行為を正当化するためのもの」と、完全に誤解をしています。
多くの国民や憲法学者、歴代内閣の見解など、最も尊重すべき意見を完全に無視し、過去の大戦の時と同じ誤った道を、再びこの国に歩ませようとしています。その道の行く末には、破滅的終末しかありません。イデオロギーや立場の違いを超越して、全国民がこの国を破壊しようとする企みに対抗しないと、平和を希求する地球市民としての義務を果たしていないと思います。
いまこそ、我々一人一人が考え、行動する時です。「平和と幸福を破壊し、争いと憎しみに満ちた世界を」はっきりと否定しましょう。
(大阪電気通信大学客員准教授 中野由章)