「戦争法制」に反対する茨城県実行委員会は、第3回目の「茨城総がかり行動」を、水戸駅北口のデッキで、国会包囲10万人行動と呼応して開かれました。全国に連帯したラップ調のコールを行ってから開会。ちらついている小雨も熱気で追いやりました。
リレートークでは平和6団体と4政党の11人が発言しました。今回は民主党県連から郡司彰さん、藤田幸久さんの2人の参議院議員が参加し、「戦争法案廃案までたたかう」ことをアピールしました。藤田議員は、県の戦没者追悼式で遺族代表が「憲法を都合よく解釈するのはおかしい」と述べたことを紹介し、遺族会の中でも戦争法案に反対する動きが出ていることを紹介しました。また「国会前では、筑波大学の学生がシールズとして頑張っている」ことも紹介されました。
また村上達也前東海村村長は、「皆さんが自分の考えで参加している。今までになかったこと」と述べ、戦争法案反対が主権者としての行動であることを評価しました。
ひたちなか市の海老沢義明さんは、息子さんを同伴してトークに参加。「息子を戦争に行かせる訳にはいかない。戦争法案を絶対に阻止しよう」と訴え、「安倍はいらない!」と力強くコールをしました。
笠間市の花山知宏(ちひろ)さんは、「法案を審議する前にアメリカと約束するという、国民をないがしろにする国の姿勢は許せない。経済的徴兵制や、企業から自衛隊へのインターンシップが検討されていたことなどたくさんの問題が明らかになっている。弱いものが先に犠牲になる。戦争法は絶対に止めましょう! 県内では若者のグループ『そうだあっといばらき』が立ち上がりました。9/6には千波湖ピースウォークを行う予定です」と話しました。
東海村の吉田千恵さんは、娘さんとともに東京早稲田にある「女たちの戦争と平和資料館wam」に行ったことに触れ、「今の政治家にも、慰安婦は戦争なんだから仕方なかったような発言があります。そんな政治家を許してはいけない。絶対に法案を廃案にしましょう!」と力強く声をあげました。
集会の最後に2回目のラップ調コールを行い、デモに移りました。
参加者は宮下銀座に移動。川口さんと海老沢さんのアピール後、デモが出発しました。南町自由広場まで1.1kmを「安倍政権の暴走止めよう」「日本を戦争する国にするな」とシュプレヒコールしながらデモ行進しました。飛び入りの方も多く、反対側の舗道をデモにあわせて歩く親子連れもいました。遠く高萩から来た若者4人組や、栃木から駆けつけた若い女性も。デモ参加者は1,000人余でした。
結城では、8月29日(土)午後3時30分、「戦争法案に反対する結城市民の会」主催で、市民文化センターのアクロス展示室で集会、その後デモが行われました。デモには60人余が参加しました。参加者は手作りの横断幕やプラカードを掲げながら、「戦争法案」反対の声を上げました。沿道では通行人や店の人が手を振って迎えました。
守谷では、30日に「エクスプレス守谷駅」近くの交差点で、守谷平和の会を中心に5団体50人が参加し、「全国100万人行動」に連帯した「戦争法反対」のパネルやカードなどを掲げ、2回目のアピール行動を行いました。通りすがりの青年は「安倍やめろ」「戦争法案反対」のコールを一緒にあげ、40代の男性も賛同するアピールをしてくれました。
8月28日(金)夕方5時から、常陸大宮駅の広場で「戦争法案反対」のリレートークを行いました。平和委員会を始め、「戦争法案」に反対する団体や政党など7団体が共同して取り組みました。デモには100人余が参加しました。常陸大宮市内では「有史以来のデモ」という声もあり、市民から喜びと同時に驚きを持って迎えられました。
牛久では、8月26日(水)、牛久駅東口で「戦争法案反対・牛久総がかり行動」に取り組みました。参加団体は平和委員会を始め、年金者組合や九条の会、共産党などです。
集会参加が80人、デモ参加は40人ほどでしたが、非常に元気の出た集会でした。
日立では、30日に日立駅中央口前で宣伝行動を行いました。参加者は17名と過去最高で、初めて参加する方も7名ほどいました。午後2時と3時にみんなで力込めて、全国統一のシュプレヒコールを3回あげました。
夏休み最後の日曜日午後でしたが、通行人があまりにも少なく残念でした。それでも気落ちせず意気高く、ハンドマイク宣伝、署名活動、チラシ配布に取り組みました。署名は15筆ほどでした。
80歳の方が次のようにハンドマイクで市民に訴えました。
「今年は敗戦後70年、節目の年。70年前の日立市は、アメリカ軍の度重なる空襲と艦砲射撃で甚大な被害を受けた。あたり一面焼け野原となり1000人を超える死者がでた。終戦の日10歳の私は『玉音放送』を聞いたが、意味がよく分からなかった。戦中戦後の国民の苦境を覚えている私は、若い人たちに二度と戦争の苦しみを味あわせたくない。みんなで安倍政権の推し進める戦争法を廃案にしましょう」
午後3時で統一行動は終了しましたが、引き続き午後4時のシュプレヒコールまで行動した人もいました。
「憲法9条を守る会だいご」の25人の会員が、戦争法案反対8・30全国統一行動に参加、「道の駅だいご」前の国道118号線を走る茨城、福島、栃木3県の観光客などに「平和憲法無視の戦争法案は廃案に」「県境を越えて協力し、9条を守り抜きましょう」と呼びかけました。
雨模様ながら夏休み最後の日曜日とあってか人出も多く、益子絹枝事務局長や90歳を越えた井上政雄さん、松浦精一さんら戦争体験者が「9条を守り抜き、戦死者を絶対に出させない」「世界中の戦場に日本人青年を送りこむ戦争法案は、廃案以外ない」など訴え、チラシを配ると車内から手を振り、拍手を送る人たちも。1時間ほど呼びかけたあと、鈴木二男さんが「参院でもう強行採決の準備が進んでいる。悪法阻止に、あすからもっと幅広く町民に訴えよう」と提案、200人の会員みんなで呼びかけを広げることを確認、統一行動を終わりました。前の国道118号線を走る、茨城、福島、栃木の3県の観光客などに「平和憲法無視の戦争法案は廃案に「県境を越えて協力し、9条を守り抜きましょう」と呼びかけました。
ひたちなか市では、勝田駅東口で約30名が行動に参加しました。リレートークのほか、力強い歌声で平和の大切さをアピールしました。シール投票も実施し、対話をしながら宣伝をしました。タクシーの運転手やバスを待っている人たちが興味深そうに聞いてくれました。
「戦争反対連絡会」さんより