2015/07/15 【安保法制反対 特別寄稿 Vol.101~Vol.110】「こんなにも嫌悪感を抱いた首相は初めて」「許さない暴挙」「今、アメリカから独立する時」

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【安保法制反対 特別寄稿 Vol.101~Vol.110】

Vol.101 子供たちを戦地になど行かせません

 安保法制に反対です。

 大事な甥っ子(姪っ子)たち、友人の子供たちを戦地になど行かせません。

 人を殺したり、殺されたり、そんな目に合わせません。
(その)

Vol.102 こんなにも嫌悪感を抱いた首相は初めて

 民意を無視し続ける首相、何の為にその地位に立っているのか。

 今まで生きてきて、こんなにも嫌悪感を抱いた首相は初めてです。

 戦争反対

 私は絶対に息子を戦争には行かせない。
(Yの母)

Vol.103 主権者は私たち

 安保法案に反対します。

 私は、国の根幹を捻じ曲げてでも押し通す、この戦争法案に強く反対致します。

 また、このファシズム政権を一刻も早く終わらせたいと思っています。

 これからも私は声を上げ続けます。

 主権者は私たちです。
(2015.7.15 ふじもとりつ)

Vol.104 今、アメリカから独立する時

 私たち日本人は、良くも悪くもアメリカ強大な支配の下で、戦後復興を遂げました。

 国民は良い生活を求めてひたすら働きました。しかし、政治的にはアメリカの軍事力に甘えながら、無理な要望を突きつけられてきました。

 いつまでも意思のない者のように、アメリカに追随して行くわけには行きません。

 今はアメリカから独立する時です。

 変化する国際情勢の中で、アメリカだけでなく、周辺諸国と協力し合いながら、国際平和を追求する道を歩む方が、険しい道を歩むとしてもずっと明るい未来が待 っていると思います。

 現政権は原発の被害者の救済よりも経済政策と軍事強化を優先しています。このようなことは多くの国民の意思に反します。

 また、この法案だけでなく、アメリカ追随を先導してきた長年の自民党政権にはっきりと終わりを告げ、名ばかりでなく実質的な民主主義を確立することを、国民一人一人が決断する時が来たと思います。

 この法案には断固反対いたします。

Vol.105 今できることをする

 戦争は絶対に絶対にイヤです。今日にも強行採決との新聞の記事に、ビビリまくっています。

 私の住む日本はこれからどうなっちゃうのか?

 なぜ、みんな平気な顔をしていられるのか?

 街の真ん中で叫びそうになります。

 強行採決の後に、日本には戻り道があるのでしょうか?

 そんな無力感と戦いつつ、日々小さな声をあげ続けるしかない、と思っています。

 何もしなかったと後悔しないために、できることをしようと決めています。
(販売員・おかぴょん)

Vol.106 民主主義は終わったか

 「日本は、民主主義国ではなくなった。」これが現在の、私の偽らざる評価である。綻びは、以前からあった。靖国参拝、愛国心教育、国旗国歌法等々、私たちの政府は確実に、私たちの生き方の多様性に対する寛容さを失ってきた。東日本大震災と原発事故で、その流れはさらに加速された。私たちは目と耳を奪われ、郷土を奪われ、生活を奪われ、誇りを奪われた。莫大な喪失感に打ちひしがれる国民に政府が見せたのは、アベノミクスという実体を伴わない空虚な景気操作と、危険極まりない「強国・日本」という幻想だった。

 “民主主義の否定”を決定的にしたのは、記憶に新しい「特定秘密保護法」である。情報統制を敷いて国民の健全な判断力を奪うこの法律は、その社会的位置づけにおいて、かの悪名高き「治安維持法」の再来といえる。21世紀にもなって、こんなモノを強行採決で成立させてしまう国が、民主主義国であろうはずがない。この日を境に、日本は自ら、民主主義国であることを辞めた。

 あれから、わずか1年半である。武器輸出の解禁、文民統制の解除、集団的自衛権の解釈変更、そして戦争法案。絶対的な数の力を手に入れた自民党と安倍内閣は、ついに“国民の命を奪う”体制作りに着手した。戦後70年、私たちが何世代にもわたって紡いできた「平和国家の礎」が今、崩壊しようとしている。この悲しさと怒りと恐怖は、どのように表現してもし尽くされることがないほど絶大なものだ。だが、決して絶望してはいけない。

 はっきり言って、戦争法案は衆議院を通るだろう。これは避けがたい事実だ。回避するには、私たちはあまりに動くのが遅すぎた。国民が政治に無関心であることが、どのような結果を招来するか。私たちはその帰結のひとつを、今見せつけられる。しかし、これで終わりではない。否、はじまりなのだ。このところのデモ、世論調査、メディア報道を考慮すれば、どうやら国民は目覚めたようである。無論全てではないが、「この国にとって本当に大切なものは何であるか」ということに関心を払う人が増えたのは確かなようだ。

 「考えること」これは大きい。戦後70年、この国に住む私たちの多くにとって「平和」とは「空気」のようなものだった。平和憲法という大きな枠組みの中で、私たちは社会を再建し、家庭を育み、経済成長を遂げ、今日の繁栄を築き上げた。もちろんその陰には、在日米軍基地や沖縄の問題があって、私たちは無自覚にその足を踏みつけてきたわけだが、その反省とは別の意味で、私たちは「空気のような平和」を有難がることなく享受してきたのだ。

 しかし、そうした時代は終わりを告げた。日本が民主主義国であることを辞めた瞬間から、私たちは考えなければならなくなった。「平和を守る」ということについて。そして今、多くの国民は考えている。この戦後最大の平和の危機に対して。「考えること」は、私たちの、唯一の「武器」だ。

 この「武器」を持って、私たちは表現する。デモ、アンケート、街頭インタビュー、SNS、ツイッター、パブリックコメント、公聴会、世論調査、選挙、違憲訴訟、国民審査、あらゆる投票・・・。自らの意思を、社会に伝える。たとえそれがどんなに規模の小さい手段だろうが、かまわない。考えて、意思を、表明する。この一連のプロセスを経て、私たちは「主権者」になる。

 多くの主権者が自らの意思を政治に反映すべく表明することで、“民主主義は復活する。”私たちは、闘わねばならない。外国とではなく、権力と。銃によってではなく、言論によって。そして勝たねばならない。国際社会に「日本は、民主主義国に“なった。”」と信じてもらわねばならない。必勝の法則はただひとつ。「考えること」だ。諦めず、放棄せず、無関心にならず、考えること。想像力を働かせれば、私たちは負けない。絶対に、負けるもんか。
(T・H)

Vol.107 わたしたちの責任

 こんなでたらめな時代を自分が生きることになるとは思ってもみませんでした。

 閣議決定した解釈改憲で集団的自衛権を認めて、世論にも反して安保法制を成立させるなんて、彼らは立憲主義・民主主義に対して挑戦してるつもりでしょうか?

 先日、矢部宏治さんの「戦争をしない国・明仁天皇メッセージ」を読んだのですが、ある時は身の危険も顧みずに沖縄を訪問し、今もあの戦争の慰霊の旅をつづける今上天皇の平和に対する強い思いを知りました。今上天皇も「あの時代」に戻ることを望んでおられるとは到底思えません。

 彼らがやろうとすることは時代錯誤にも程がある。

 自民党に投票した有権者の皆さん、自民党はこういう党ですよ。あなたが投票した議員は、まさか「政府に批判的な新聞のスポンサーを引き上げろ」なんて言ってませんか?

 安倍さんに投票した皆さん、安倍さんはあなたが望んだとおりの首相でしたか?あなたも安保法制を望んでいましたか?

 公明党に投票した皆さん、今でも公明党は「平和の党」であり続けていると思いますか?自民党の独断を止めるストッパーになりえていますか?

 「あの時代」への回帰をめざす性質を潜在的に持っている人たちの党と、党利党略のためならそれを黙認する党に未来を預けられますか?

 有権者は真剣に考えなければいけないと思います。

 わたしたちのこどもが、戦場で誰かを殺し殺されるようなことは、絶対にあってはいけない。
(内科医院 よかちょろ)

Vol.108 どこも攻撃しない国、いつまでも守っていきたい

 先日、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんによる6月のヨルダンの難民キャンプ取材後の報告会がありました。

 難民キャンプでは、日本から来たと言うと、彼らはいつも笑顔で暖かく迎えてくれるそうです。そして、嬉しいことに、彼らは口を揃えて、日本のような国を目指したいと言ってくれるそうです。

 それは何故かというと、日本は 戦争で原爆の被害に2回もあい、無茶苦茶になったのに、こんなにも発展した国だから。そして、どこも攻撃しない国だからというそうです。

 どこも攻撃しない国。

 それはいつまでも守っていきたい、日本が誇るべき、世界からの信頼条件の大きなひとつだと思います。

 そして私は自分の子供に人の殺め方なんて、知ってほしくない。人を傷つけたり、人を殺したり、それは罪だと法律で定められていて、例えば人を一人殺せば重大な罪として償わなければならない。

 なのに、戦争になると多くの人を殺した人が英雄になる。

 一人一人の命の重さは同じなのに。
(MASKZ FUKI)

Vol.109 許さない暴挙

 安倍内閣の暴走を許せない。

 これほどまでに国民の意思、国の基本法たる憲法、民主政治の根本原理の立憲主義を無視した政権は、戦後70年を顧みても全く見当たらない、憲政史上最悪、最低の内閣である。

 自民党と共に政権を担う公明党がかっての<平和志向>をかなぐり捨てて自民党に追従している様を見るにつけ、権力の持つうま味には無抵抗になる人間の卑しさが感じられる。

 安倍内閣が、戦後の平和を一変させる可能性を潜めたこの法案を強行採決させたら国民は心底怒らなければならない。

 さもなければ、この程度の内閣があるのは、この程度の国民がいるからだとされるだろう。

 次の総選挙ではいかなることがあっても自民党、公明党を政権政党に選んではならない。

 それが我々国民に課せられた最大の使命である。

(市川賢吾)
 

Vol.110 今回の法案は、米国の為の米国による脅し

 前の戦争では、知的障害者の背中に爆弾を背負わせ特攻した、という内容を読んだことがあります。

 これは真実ではないかもしれません。しかし、戦争は極端な暴力を全て正当化するものです。

 今回の法案は、米国の米国の為の米国による脅しだと、思っています。

 日本の未来に何一つ必要なものは、この法案の中にはありません。

 米国の過激な暴力を正当化することに、日本人が犠牲になるだけの価値はどこにあるのでしょう?

 
安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ