【安保法案反対 特別寄稿 Vol.345】 非常に迷惑 「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 鳥取大学教授・藤巻晴行さん

このエントリーをはてなブックマークに追加

 集団的自衛権の行使は、攻撃を受けた国からすれば先制攻撃を受けたことになり、個別的自衛権発動の国際法上の根拠と道義的正当性を与えます。行使すべきではありません。後方支援であっても攻撃と一体不可分です。資源の輸送ルートの確保のための武力行使など論外です。

 私はアラブの農地で共同研究をしていますが、日本がアメリカの戦争に加担すれば、とても友好的なアラブの人々の日本を見る目が変わり、日本人研究者も危険に晒されます。非常に迷惑です。

(藤巻晴行 鳥取大学教授)

 
安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ