【安保法案反対 特別寄稿 Vol.283】 集団的自衛権は、日本人を守るためのものではなく、アメリカが起こす戦争を手助けするもの 「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 元弘前大学医学部教員(医学博士・法務博士)・梅田芳彦さん

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 私は医師・医学者ですが、法科大学院で法律の博士号も取得しております。法律を学んだ者の立場から言うと、今回の安保関連法案は憲法9条に照らして違憲であり、憲法98条により違憲立法は無効です。違憲の法案を可決することは、立憲主義の破壊であり、日本が法治国家でなくなることを意味します。このようなクーデターを放置するわけにはいきません。

 また、アメリカの戦争に自由に参加できる集団的自衛権は、日本人を守るためのものではなく、アメリカが起こす戦争を手助けするものです。このような目的のために自衛隊員や民間人を犠牲にすることは言語道断です。

 法案の即時撤廃を求めます。

梅田芳彦 元弘前大学医学部教員(医学博士・法務博士)

安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ