【安保法制反対 特別寄稿 Vol.171~Vol.180】
戦争法案を廃棄せよ。
戦争へ行くのは若者。
憲法九条に違反して、大切な人を戦争に行かせない。
戦争嫌だから、声あげていい。SEALDsの皆さん頑張ってください。
九条の会は応援しています。
(酒戸恒男 年齢75歳 無職 奈良登美ケ丘九条の会)
私が生まれた昭和17年、不殺傷を旨とすべき仏教僧侶であった父は、当時の臨済宗大本山妙心寺管長の檄に従って、大日本帝国陸軍の一兵卒となり、支那大陸に派遣され、病弱の身で、渋々と大東亜戦争を戦い、昭和20年2月に支那中部で戦死。遺骨は無く、死因は戦病死とされましたが、おそらくは餓死したのでしょう。
昭和20年3月10日のアメリカ空軍による東京大空襲では、約10万人が焼き殺され、東京市の東半分が焼け野原に変わりました。浅草に住んでいた私たちも被災し、家は焼失、祖母が行方不明に成りました。当時3歳だった私は母に負われて脱出し、小さなやけどですみました。
戦争は人間が作り出す最も悲惨な災厄、気違いにしか出来ない残酷な殺し合い、甚大な環境破壊です。絶対にやってはいけない。
私はもともと論争嫌いで、政治的人間ではないですが、今の日本の政治には、何とも言いがたい怖れを感じています。安倍晋三政権による新聞・テレビ等マスコミへの言論統制、労働法の改悪、教育機関への介入、なかんづくアメリカに追随するための、集団的自衛権の行使容認=海外での武力行使の解禁のくわだて、これらは我々日本国民の生存権、基本的人権を侵そうとする試みだと感じています。
2012年、大震災や原発の崩壊などの未曾有の災難の中、民主党が瓦解し、その弾みで自民党に多くの票が集まった結果、安倍晋三はこの機に乗じて、特別秘密保護法など、政権に取って都合のいい、思い通りの法制を整備し、少しずつ、国民を隷属させようと試みていると思います。麻生副総理がつぶやいたように、まさにヒトラーが採用したやり方に沿っています。
安倍の積極的平和主義とは、米国の尻馬に乗っての武力による威嚇・鎮圧であって、親善友好の世界平和を追求するのとは正反対です。武力行使は日本国憲法の精神に反し、日本国民に対する諸外国の疑念や警戒を招くだけです。
小さな火山列島である日本の資源は「人間の徳義と知恵などの能力:仁・義・智・信」しかありません。貿易国家である日本は善隣友好、専守防衛に徹するしか、生き延びることは出来ません。日本が世界から信用され、立派な国だと認められるのは、国際正義を守って平和主義を貫くこと、文化を高め、技術を磨き、人道的に世界に貢献することを通じてのみです。
武力は凶器でしかありません。武力は武力を招くだけです。
もっとも肝心なことは、違憲か合憲かと言う観点での議論のみで判断するのではなく、将来にわたって日本国民が、世界の中でどのように生きて行くのかという、根本的な考察をしなければいけないと思います。ポツダム宣言に則って作られた日本国憲法の前文を、改めて確認・考察することが肝要です。
今、日本中で、安倍晋三政権の、傲慢で愚劣な方針に対する抗議の声が挙っていますが、大手のメディアはすこししか報道してくれません。日経、産経、読売はとくに政府寄りです。NHK、朝日もかなり遠慮気味に感じます。赤旗、東京、毎日は健全でおおむね民意を反映していると思います。
6月12日夜は、国会周辺で学生たちによる集会とデモがありましたが、大手マスコミは無視しました。
その模様は、
で紹介されています。
IWJ Independent Web Journal と言うサイトが発信しています。IWJは、その他にもマスコミが報道しない重要な情報をいろいろ紹介しています。
戦争法案の国会での審議の様子も、NHKは報道を制限しています。こちらは衆議院のインターネット中継放送 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php ですべて見ることが出来ます。過去の録画も見ることが出来ます。是非、生の質疑を見て下さい。安倍晋三とお友達の、不誠実で不真面目な答弁を確認できれば、自民党がいかに危険な政党であるか、腑に落ちると思います。これらをご覧下されば嬉しいです。お知り合いに拡散して頂くともっと嬉しいです。
政治に遠慮して黙っていてはいけないと思います。国民主権ですから!
読んで下さってありがとう、それではよろしくお願いします。
(成田秀明 公益社団法人日本雪氷学会 元国土交通省技官)
狂人安倍の暴挙で最悪な日となった日は、昭和の妖怪岸信介総辞職の日でもあった。
曲がりなりにも敗戦後、形作られてきた民主主義なるものが、無残にも瓦解した感がネット国会中継をみていて思った。
今は敗北を許されない世代として安倍を打倒して戦争を欲しない国を目指し歩むだけだ。
(加藤友嘉)
今の日本は憲法のない「無法国家」と言えるだろう。“日本の周辺事態が変わり、国と国民を守るのが政府の役目である、学者の言うことを聞いて「憲法保持」で国家が守れるか”といって、安倍政権は「安保関連法案」を、強引に押し通そうとしている。
憲法学者や、いろいろな組織・団体、国民の声に、一切耳を貸そうとしない。憲法を正しく読もうとせず、ポツダム宣言すらきちんと読まない。言論に関しては特定秘密法を作り、マスコミのみならず、自党内の批判の声さえも抑え付ける。国会の内外での議論では、問題をはぐらかして、国民が納得できる説明をしない。「私が総理大臣である」、私のいうことを聞けというわけだ。それを、ある新聞は「霞ヶ関の三猿」と皮肉っていた。
安倍首相はもうブレーキが利かなくなっている。この政権を倒す以外に救いはないだろう。安倍「三猿」の一角が崩れた、今がチャンスだ!
遂に全ての批判・反対意見を切り捨てて、安倍内閣は安保関連法案を衆議院で強行可決した。
安倍首相は、自分の意思を通すために、かたくなに「三猿」(みざる、きかざる、いわず)を決め込んでの強行である。沖縄辺野古基地問題、原発再稼働などに対する世論や、住民の意思を無視して、政策を押し進めてきた。
ところが、ここに来て、オリンピックの新国立競技場の建設計画を、前言を翻して突如、白紙に戻すことにした。余りにも高額建設費に反対意見が高まり、安倍首相も遂に世論の力に屈したのだ。これはかなり苦しい選択だったと思われる。この事態は、自民党・安倍内閣が、相当、窮地に追い込まれている証拠である。国民世論を無視してきた、その一角が崩れたといえる。
今こそ追い打ちをかければ、参議院での安保関連法案を廃案に追い込むことができるであろう。
国民のあらゆる階層、学会、団体組織が立ち上がれば、安倍の「三猿」姿勢を打ち崩すことができる。
「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者
菅野礼司 日本科学者会議 元大阪市立大学
戦争法案反対!安倍首相の暴走を、絶対に許してはいけない。
国民の過半数が反対しているにも関わらず、戦争法案をごり押しして成立させようという安倍政権の企みは、民主主義を根幹から破壊する暴挙。
民主主義のもとでは、国民に主権があるのであって、安倍首相に主権があるのではない。それが理解できない、理解しようとしない彼は、首相としての資格を有していないに等しいのではないでしょうか。まさに個人的な野心のもとに、クーデターを起こそうとしているといってもいいと思います。
責任は与党だけでなく、野党の議員にもあります。皆さんは日本国憲法のもと、国民の負託をうけて立法府で働いています。国民の意思に反して、あろうことか、憲法に反する法律が強行採決によって成立してしまうという、この状況を招いたことには、国会議員全員に責任があると思います。議員の皆さんは公僕で、党僕でも安倍首相の下僕でもありません。民の代表であり民僕なのです。民主主義の原点に立ち返って、自身のやるべきことは何なのか、よくよく考えていただきたい。
そして私たち。私たちにも責任はあります。
議員を、安倍首相を、選挙で選んだのは私たちです。目先の利益や地域の利益を基準に、深く考えずに投票をしてきた結果、今の状況があるのではないでしょうか。
このまま、日本を再び戦争ができる国にしてしまっていいのかどうか、一人一人が真剣に考え、行動を起こす必要があると思います。
7月18日、午後1時の全国一斉抗議行動として、平塚駅前に集まった仲間たちの写真を添付します。国民の過半数は、今回の戦争法案に反対です。皆で声をあげ、連帯すれば、これからでも流れは変えられるはずです。
戦争法案絶対阻止、みんなで頑張りましょう。
(小野好之 会社員 神奈川県平塚市在住)
「アベ政治は許さない!」全国一斉抗議行動に参加
戦争法案に反対します。
安倍政権はアメリカに気に入られたいために、イスラム国人質の後藤さんと湯川さんの命を、テロとの戦いと言って、一度も救おうとせずに見殺しにしました。
今度は集団的自衛権の為に、日本の若者を犠牲にしようとしているのです。
一部の人間の強欲、傲慢、ねじ曲がった思想の為に、人の命も、古くから育まれてきた美しい自然も、失われようとしているのです。
私が責任をとりますなんてうそぶいて、安倍さん、あなたは戦争で若者の命を奪い、原発事故で犠牲者を出し、TPPで国家主権をアメリカに売りとばした後、どうやって責任を取れるのか、国民に説明してほしい。
戦争、原発、TPPと、国民に三重苦を背負わせる安倍政権に、心から反対します。
(白坂紅子)
解釈をねじ曲げられたら徴兵制は苦役ではなく、喜んでお国の為に命を差し出せと言い出しかねない。
私達は恋人を、妻や夫を、子供達を、親を親友を、安倍晋三という似非保守の売国者に人質に取られているわけだ。
アメリカのケツを喜んで舐めている安倍晋三は、日本人にとって原爆なのだ。岸信介からの売国DNA。
(功)
断固、安全保障関連法案に反対します。
国民主権とはなんであるか、安倍首相に教えてやりましょう。
みなさん、頑張りましょう。
(佐藤雄二 無職 61歳)
憲法違反の戦争法案が、衆院で強行採決されました。
国会運営を見ていると、安倍政権のような嘘と詭弁で国民を愚弄する、ここまで不誠実な政権は、立憲主義と民主主義を掲げる先進国では、あり得えないのではないかと思います。こういう政権が日本に登場してしまったということに、危惧と同時に深い悲しみを覚えます。
安倍政権の存在そのものが歴史の逆行であり、日本の戦後70年の歩みへの侮辱です。戦争という奈落の底から生き残って這い上がり、やっと手にした民主主義と平和憲法のもと、懸命に日本の再興のために尽くしてきた、多くの日本国民の人生をも蔑ろにするものです。
戦争で亡くなった人達は、自由に物が言える平和な日本を見ることが出来ませんでした。ましてや、議論を呼んでいる靖国に首相として参拝し「英霊を悼む」ならば、その死を無駄にしないと誓う者がしなけなければならないことは、その子孫たちが生きるこの日本という国を、二度と戦争をしない、平和な国として未来の世代に引き継いで行くことではないですか。そのことだけを取っても、安倍首相の姿勢は不誠実極まりありません。
本来、日本人が大切にしている先祖への供養と鎮魂を怠り、国民の命を再び軽々しく戦争に捧げようとする政権には、強い憤りを覚えます。一国の政権を預かる者の対外的に大事な役目は、外国から何と言われようとも、自国民の安全を第一義とすることであり、対等な関係の為には、自国民も血を流さなければならないと言ってしまうこと自体、すでに政権を担う者として失格です。
政治家が外国との関係においてまず成すべきことは、国益を守り、自国の平和と国民の安全な生活を守ることです。もし、世界情勢が大変な状況になって来たと言うならば、平和憲法を持つ日本こそ、外交カードとして9条を掲げ、平和外交に血の滲むような努力をするべきではないですか。
この21世紀の世界では、すでに戦力での問題の解決はあり得ないと考えます。暴力が暴力を呼び、世界の決定的な破滅を招くばかりです。9条は理想論という人達もいるようですが、今の時代に戦争で紛争を解決できるという考えは、それこそ現実的ではないと考えます。その意味で、日本国憲法は最も先進的な憲法であり、日本はその立場から世界平和に貢献すべきです。
誰が憲法を作ったかなどというのは、この際どうでもいいことです。古来日本人は、中国や欧米を始め、色々な文化を取り入れ、それを上手に日本化して来ました。何処から来たにせよ、良いものは残っていくのです。日本国憲法の平和と人権尊重の精神は、それだけの価値のある物だと考えます。
確かに冷戦構造が終わって、世界は複雑さを増しました。暴力を否定した平和主義の世界観を貫いて、人類の存続を図る道は、並大抵のことではないでしょう。そういう意味でも、21世紀の日本の政治家には、賢明な判断力と知力が一層求められていると思います。
そして、安倍政権には、その資質が決定的に欠けていると言わざるを得ません。今回の安保法制を巡る審議の過程で明らかになって来たのは、知力と賢明な判断力に欠けている人達に、政権を委ねてしまったということでした。全く論理的に説明が出来ずに、100時間以上掛けても、言ってみれば、はぐらかしに終始していたようです。一般人から見ても、戦後の歴代の内閣で一番レベルが低いように感じました。
これからの国の命運を決める安保法案を説明するのに、隣の火事や、友達の喧嘩の助っ人に例えたり、自分たちのレベルで測って、こんな例で国民を煙に巻けるとでも思ったのでしょうか。知れば知る程、この人達に日本国という船の舵取りを任せていたら、やがて沈むのではないか、という感を強くしました。
日本の安全を守る為には、まず安倍政権に退場してもらうのが、一番だと考えます。
(吟時空きょうこ)
海外での活動:日本文化紹介
「集団的自衛権」という、その名称の胡散臭さ。
結局は、集団で相手国を武器で攻撃するということ。
その国には、私たちと同じ、市井の人が大勢暮らしている。
赤ちゃんからお年寄りまで、身を寄せ合って暮らしている。
その日常を、たった一発のミサイルが一瞬で破壊するのが戦争。
政治家がその戦いのどこに正義を見出そうとも、私は戦争を許さない。
私は、集団的自衛権に反対します。
きれいごとだと言われても、世界から戦争がなくなることを、強く望みます。
(C.T)