いつもIWJをご支援いただいている皆さまに、IWJの第13期(令和4年8月1日~令和5年7月31日)の決算状況についてご報告いたします。
なお、本メールは、IWJの有料会員の方々と無料サポーターの方々のみならず、元会員の方々、岩上安身とIWJスタッフの間で名刺交換した方々などへも一斉メールでお送りしています。どうぞご承知おきください。
皆さまの温かいご支援のおかげで、2010年12月にIWJを正式に立ち上げてから、約13年が経過しました。
岩上安身のインタビューをはじめ、取材コンテンツ、日刊をはじめとするテキストコンテンツを磨き上げつつ、徹底的に経費節減と業務の縮小に努めてまいりましたが、一方で、コロナ禍での活動制限、対露制裁の悪影響で急激な物価上昇の影響を受けての大幅な会員数の急減少、そしてご寄付の減少もありました。
その中でも、会員に復活してくださった方、新規で会員登録をしてくださった方、ご寄付・カンパでご支援くださった皆さまに心より感謝申し上げます。
大変残念なことに、岩上安身とIWJスタッフの力及ばず、第13期は第10期から3期連続、創業以来最大の赤字決算となってしまいました。13期は最終的に1991万円の赤字でした。
第13期(令和4年8月1日~令和5年7月31日)の決算報告をいたします。
第13期の会費収入は前年度比16.6%減の4638万円、ご寄付・カンパは前年度比46.6%減の2346万2000円となりました。広告収入(YouTubeなどの広告収入はこの中に含まれます)などの売上は、前年度比マイナス81.3%減の168万5000円となりました(有力なスポンサーがひとつ離れたためで、YouTube収益が大きく落ちたわけではありません。もっともYouTube収益は月間約10万円程度の微々たるものです)。
以上のとおり、当期の売上高は全体で44%の減収となりました。
他方で、業務委託費・外注費は前年度比14.5%減の3651万7000円、給与は前年度比25.6%減の2180万9000円となりました。これは、スタッフ個々には生活がありますから、個々人の給与を大きく下げたのではなく、また解雇したのでもなく、欠員が出ても補充を控え、より少人数で、生産性を上げ、同じ水準の給与を保ったまま、業務に当たってもらった結果です。
その他の経費は、前年度比16.2%減の3273万6000円となりました。
した。
活動実績を前年度と比べますと、動画配信数は680本から410本へ減少、一方UPした記事数は949本から520本へと厳選しました。活動の質向上を目指し、取り上げる対象をセレクトして、質の向上を目指しました。
最も中心となるコンテンツであるインタビューは44本から39本へと減少しました。これは、コロナ禍で対面インタビューが難しかったことや、私自身の体調悪化と、さらにはコロナへの感染、その後の後遺症などにより、仕事をする時間を制限されてしまったこと、パワーポイント作成などのインタビュー準備の人員が不足したことなどが原因にあげられます。
常に充実した中継・配信、コンテンツの提供を目指して活動してきたIWJですが、今期は活動規模をさらに縮小する形となりました。
その上で、収支を絶対にあわせ、赤字にしないこと、少しずつでも借金を着実に返済してゆくこと、赤字とならない体質を作り、組織として、より質の向上を目指しなんとかサバイバルをはかりたいと思います!
第13期の詳細は以下のとおりとなっております。
中根税理士事務所の監査を受けた決算をもとに、ご報告させていただきます。
(単位:千円)
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<収入>
会費 46,380
カンパ 23,462
広告・イベント収入 1,886
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収入合計 71,728
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<支出>
取材活動 747
商品仕入 119
業務委託費・外注費 36,517
給与等 21,809
*その他経費 32,376
税金 70
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支出合計 91,638
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収入71,728 ― 支出91,638 = 当期収支差額△19,910千円
*その他経費 32,376千円 のうち主な支出項目 (単位:千円)
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地代家賃 7,559 (事務所の賃借料等)
保険料 3,180 (倒産防止共済、中退共他)
管理諸費 3,032 (システム利用料、会計監査料等)
支払手数料 2,672 (クレジット決済の利用手数料、各種手数料等)
通信費 2,502 (携帯電話使用料、通信機器使用料)
事務備品・消耗品費 1,744 (撮影機材、パソコン代等)
旅費交通費 1,683 (出張旅費、通勤交通費)
リース料 1,166 (システムサーバー利用料等)
新聞図書費 977 (書籍・雑誌購入代)
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特定のスポンサーをもたない、独立メディアであるIWJは、活動資金の半分を皆さまからのご寄付・カンパで、残りの半分を会員の皆さまの会費で賄っています。10月31日現在の会員数は前年度比△400名の2582名様です。
個々の家計を直撃している急激なインフレ不況の煽りを確実に受け、会員数の減少が進み、これはIWJの収入を確実に減らしてきています。
IWJの一般会員へご登録いただければ、岩上安身によるインタビューなどのIWJオリジナルコンテンツを2ヶ月間何度でもご覧いただけます! まだIWJ会員へのご登録がお済みでない方はぜひ、この機会に会員登録と再登録をお願いいたします!
現在一般会員の方は、ぜひこの機会にサポート会員へのお切り替えを真剣にご検討ください! サポート会員が増えますと、格段に経営基盤が安定します! ご登録いただくと、すべてのIWJのコンテンツをいつでもお好きな時に何度でもご覧いただけます。
また、現在会費未納等でいったん休眠会員となられている方も、ぜひこの機会にお気軽に再開をご検討ください! 再開するにあたって、再入会のための費用は一切発生しません!
IWJの有料会員制度は1ヶ月1100円、支払いをまとめてお得な1年11,000円の一般会員と、1ヶ月3300円、まとめてお得な年33,000円からのサポート会員の2種類です(すべて消費税込み)。会費は、クレジットカード、銀行振込(ゆうちょ銀行を含む)でお支払いいただけます。
※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは、サポート会員にお切替えいただいて、あるいはかつて会員だった方は再開して、ご支援ください!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
また、今期に入ってから、IWJではYouTubeを活用することに力を入れています。日々、新しい動画を更新し続けていますので、ぜひIWJのYouTubeアカウント「Movie Iwj」へのチャンネル登録とご視聴と好評価ボタンをお願いいたします。また、SNS等での「Movie Iwj」の拡散にご協力ください。
※https://www.youtube.com/user/IWJMovie
IWJでは設立当初より、活動にご賛同いただている多くの方からの会費・ご寄附・カンパが、そのまま活動のための大事な収入源となっています。今後はより一層経費削減に努め、今期は赤字にならぬよう、今以上に気を引き締めてまいりたいと存じます。
新しい年が始まり、なんとか通算の目標額である5040万円に、可能な限り近づきたい、そうでないと今後のIWJの活動が限定的になると懸念しています。何とぞ、IWJへの緊急のご支援をよろしくお願いいたします。
※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
IWJは「真実を伝えるメディア」として、これからも実直に活動し続けてまいりたいと思います。皆さまの周りにIWJの活動をご存じない、会員登録されていない方がいらっしゃいましたら、是非とも一言、IWJのことをご紹介いただけますと幸いです。
今後とも、IWJへのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。