IWJ50s(フィフティーズ)のテキスト&WEB班 ミドルド関根です。おはようございます。
もう9月。夏がす~ぎ~風あざみ~、と少年時代はいつのことだったのやら。人生の折り返し点をすぎ、還暦が目前に近づいてくると、前を見るより、過去の、少し美化された思い出ばかりを振りかえってしまいがちです。
しかし、この夏だけでも、参議院選、都知事選、相模原殺傷事件、高江ヘリパッド工事での弾圧、リオ・オリンピック、天皇陛下の生前退位と、めまぐるしく揺れ動く日本は、そんな感傷にひたる暇を与えてはくれません!
※高江ヘリパッド工事関連
※【岩上安身のニュースのトリセツ】天皇陛下が「お気持ち」を表明、改憲で天皇の「元首」化を目指す安倍政権への牽制か~良識的な歴史認識を示す皇太子殿下に「ヘイトスピーチ」を向ける「ネトウヨ」たち(第1回)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/324294
※【岩上安身のニュースのトリセツ】天皇陛下の「生前退位」の意思に反発する日本会議メンバーは何様なのか!?~「天皇の退位を突っぱねるのは冷酷な専制君主だけだ」、英紙「ガーディアン」の記事を一挙仮訳!(第2回)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/326783
※【特別掲載!】30万人ものマイノリティーを虐殺した「ナチスの手口」を紐解く!相模原市のヘイトクライムの背景にあった「思想」とは!? 東大教授・石田勇治著『ヒトラーとナチ・ドイツ』を転載!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/328093
リオ・オリンピックの史上最多計41個のメダルラッシュ(金12、銀8、銅21)に沸く日本。その余韻さめやらぬうち、栄光のメダリストたちがテレビ画面を席巻。メダリストじゃなきゃアスリートじゃないと、暗に誇示しているかのように感じてしまうのは、私だけでしょうか。
今日から、リオ2016パラリンピックが始まります(現地9月7日から18日まで)。パラリンピック関連の番組もテンコ盛りですが、同じようにスポーツができる障害者と、できない人たちの格差も感じてしまいます。彼らアスリートたちの血のにじむ努力と栄光を、素直に受けとめ、ともに喜ぶことも大切なことですが、同時に、それが可能ではない人たちのことも、忘れるわけにはいかないと思うのです。
ということで、自治体議員 中川賢俊さんの寄稿文『因果応報』を紹介させていただきます!
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「国民が騙された。自民党は卑怯だ」と非難するのは簡単だが、それでは問題はいっこうに解決しそうもない。本当の課題は、私たちの中にあるのではと思えてくる。
メディアも、教育も、地方議会も、大半は中央政府に牛耳られている。
それでもまだ頑張っている人たちが、各界にいる。メディア界に、IWJがあるようにだ。しかしそれでも、私の目には少数派にしか見えない。それぞれの世界で孤軍奮闘している。つまりほとんど孤立している。
ここをどうにかすることが、突破口の一つだと思える。
もうひとつの突破口は、教育だ。つまりは、知ること、考えること、話すことだ。
※中川賢俊さんの寄稿全文は、こちらでお読みいただけます。
http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg/1-044
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教育は確かに、諸刃の剣で怖いものです。このご時世では、あり得ませんが、自分の少年時代は、教師の体罰は日常茶飯事でした。何発、平手打ちを喰らったことか。親に言っても、おまえが悪い! と相手にされず、今度は、不良たちに脅されて・・・。
それでも、なぜか楽しかった。当時は今よりもたくさん、人と人の間に愛や怒りや生々しい感情が詰まっていて、その触れあいに、結局のところ救われてきたように感じるのです。
時代は変わりました。気がつけば、人からカネへ、秤の単位が、すり変えられていたようです。それは、まさに中川様のおっしゃるように、因果応報、無関心でいた私たちの問題なのは否めません。
言葉は悪いかも知れませんが、現政権は、かつて自分が感じていたような愛ある「美しき日本」を看板にした、ぼったくりバーのように思えてならないのです。そんな店に、うかつに足を踏みいれないためにも、「知ること、考えること、話すこと」はとても重要で、自分の身を守ってくれるのです。
中川様、貴重なご意見、どうもありがとうございました。
まだまだ寄稿文は募集中です。みなさまからのご投稿を心よりお待ちしております。
※寄稿の投稿フォームはこちらから
さあ、この続きは、もうわかってらっしゃいますね! そうです、復刻版「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツを着て、民主主義について語り合いましょう!
ここ六本木の摩天楼を吹き抜けてくる風にも、秋の香りがほんのりと、ただよい始めました。秋は、コーデが楽しめるファッションの季節。2016~2017年秋冬のトレンドカラーは、アーストーンなブルー、グレー、オレンジ系。そんな色合いのカーディガンやジャケット、ブルゾンの下からキラリとのぞく、「DEMOCRACY」の文字。
おおっ~おっしゃれ~、デモクラ・トークのキッカケになることウケアイです!
Tシャツは、秋冬トレンドぴったりの色合い「ヘザーグレー」と「バーガンディ」の2色。黒でも濃紺でも、ブルーやグレー系に重ね着しても、ばっちグー! サイズは、XS、S、M、L、XLと豊富です。ぜひこの機会に、みなさまのワードロープに、加えてみてはいかがでしょうか。
※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:ヘザーグレー・ブラック
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=256
※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:バーガンディ・キナリ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=257
でも、せっかくデモクラ・トークのチャンスに恵まれても、知識がないと目も当てられません。
読書の秋。そんなときにはぜひ、『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』を一読してみてください。タイトルは難しそうですが、中身はいたって平易な「対話形式」です。これをもってすれば、みなさまのデモクラ・トークに、いっそう磨きがかかることでしょう!
※『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』梓澤和幸 澤藤統一郎 岩上安身共著 2,700円(税込)
※サイン入り版販売ページ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171
※サインなし版販売ページ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169
みなさまのご寄付は、愛のなせる業でしかできないことを、まともに仕事ができるのが不思議なほど満身創痍の岩上さんはじめスタッフ一同、かたときも忘れたことはございません。
それに答えるべき、IWJは、日々、マスメディアが報じない出来事に、ドスコイ!猪突猛進、体ごとぶつかっています。不器用ですから。
どうか、こんなIWJ存続のため、今後ともよろしくご支援をお願い申し上げる次第です。
今日も、みなさまの実りある一日になりますように!