日刊IWJガイド・非会員版「国民民主の玉木代表の愚痴が止まらない!『吉村維新代表が首班は「高市」と! 藤田共同代表と野党統一候補を議論したのに、二枚舌!』」2025.10.17号~No.4636


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~野党大連合で首相候補にも名前が上がる、国民民主党の玉木雄一郎代表の愚痴が止まりらない!「高市さんと維新の吉村代表が会談をして、政策協議が整えば、もう首班指名で『高市と書く』と!」「つい数時間前まで、維新の藤田共同代表と、野党の統一候補を目指して、真剣に議論していたと思ってたのに!」「『自民党と連立で握ることが決まってたのか』みたいな感じで、ちょっとなんだか、二枚舌みたい!」「だったら、早く言ってよ!」

■第16期に入り、3ヶ月目の10月になりました! しかし8月のご寄付・カンパは、月間目標額の16%、9月のご寄付・カンパは、月間目標額の14%にとどまり、財政的にとても厳しい状況が続いています。真実を伝えていく活動の困難を痛感しています! 有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、どうぞ皆様、よろしくお願いいたします!

■【中継番組表】

■日本にも、パレスチナ人を虐殺して、土地を奪い取るイスラエルを熱烈に支持するシオニストが存在する!(その3)キリスト教シオニストは、現代は「終わりの日」「最後の審判」「イエスの再臨」の前に起きる「エゼキエル戦争」の直前だと煽る! キリスト教シオニストによる『エゼキエル書』第39章の解釈を検証!

■ハマスが最後の人質20人を解放! トランプ大統領はイスラエル国会で「平和の幕開け」だなどと、ネタニヤフ首相を大絶賛! 日本でも及川幸久氏がトランプの交渉力を手放しでほめる! しかし、 これは罠だった! イスラエル側はガザへの支援を半減させ、ラファ検問所の閉鎖を継続、パレスチナ人の殺害を現在も継続中!(後編)『グレイゾーン』のマックス・ブルメンタール氏は、「合意違反をしているのはイスラエル!」トランプ大統領の再建計画は「新植民地主義的な計画! と断言! ミアシャイマー教授は、『ニュールンベルグ裁判を開けば、トランプ大統領とネタニヤフ首相は、ジェノサイドの罪で有罪となり絞首刑だろう』と断罪!

■<IWJ取材報告>「ワークライフバランスという言葉を捨てる。働いて働いて働いて働いて働いて、参ります」極めて大きな社会的影響力を持つ高市自民党新総裁の発言について、働く女性の子育て両立を困難にさせ、少子化を加速させるのではないかと、IWJ記者が質問するも、「男女ともに、仕事と家庭を両立しながら希望に応じてキャリアを形成できるよう全力をあげていく」と、ほぼ無内容な回答!~10.7 福岡資麿 厚生労働大臣 定例会見
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■はじめに~野党大連合で首相候補にも名前が上がる、国民民主党の玉木雄一郎代表の愚痴が止まりらない!「高市さんと維新の吉村代表が会談をして、政策協議が整えば、もう首班指名で『高市と書く』と!」「つい数時間前まで、維新の藤田共同代表と、野党の統一候補を目指して、真剣に議論していたと思ってたのに!」「『自民党と連立で握ることが決まってたのか』みたいな感じで、ちょっとなんだか、二枚舌みたい!」「だったら、早く言ってよ!」

 本号の『日刊IWJガイド』は、10月17日発行予定でしたが、徹夜作業が続いた結果、大幅に遅れて19日の発行となってしまいました。お詫び申し上げます。

 IWJ編集部です。

 高市自民党を軸とした連立工作が、大詰めに来ています。どうやら、高市自民の、連立を組むパートナーの本命は、公明でも、国民民主党でもなく、維新の会のようです。

 16日に行われた自民党と日本維新の会の会談では、高市早苗総裁は、維新側からも閣僚を出す「フルスペック」の連立を提案しました。

 維新の藤田文武共同代表は、12項目の政策テーマを示し、「国会議員の1割を目標に削減」とする議員定数の削減、「副首都構想」の実現などを求めました。

 この、維新が固執している「副首都構想」なるものについては、さまざまな問題点があります。それは機会を改めて論じるとして、ひとまずおきます。

 この高市総裁と、藤田共同代表の会談について、維新の吉村洋文代表は、17日のフジテレビ『報道ステーション』で、「定数削減は僕らの改革の原点だ」と語り、議員定数の削減が連立の絶対条件だと述べています。

※維新・吉村代表、自民との連立「議員定数削減が条件」 副首都で入閣案(日本経済新聞、2025年10月17日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA170S60X11C25A0000000/

 立憲民主党から、「玉木氏を首班指名する」とまで言われたにも関わらず、安保、改憲、原発という、根本的な政策で、合わないからと、マウントをとって、立憲を袖にして、自民との連立に前のめりになっていた、国民民主党の玉木雄一郎代表の愚痴が止まりません。

 玉木代表は、15日、自身の「たまきチャンネル」で、緊急ライブ配信を行いました。

 「その後ですよ、ちょっとびっくりしたのは。

 6時からですね、高市さんと今度は日本維新の会の、吉村代表が会談をして、そして政策協議をして、政策協議が整えばですね、もう首班指名で『高市と書く』ということをおっしゃってですね。

 びっくりしたのは、つい数時間前まで、(維新の)藤田共同代表と、野党の統一候補を目指して結構、ま、あの、藤田さんも真剣に議論していただいてたなと思ってたんですけど。

 なんだそれは、もう、『自民党と連立で握ることが決まってたのか』みたいな感じで。

 ちょっとなんだか、二枚舌みたいな感じで扱われて。我々としては、残念だなあと正直、思いましたけれども。

 ま、これから、明日から早速、藤田さんと高市さん、そして自民党の小林鷹之さんと、え、維新の斉藤アレックス政調会長がですね、4者で集まって協議して協議が成り立てば、もう『高市早苗』と書くと、いうことなんで。

 なんか聞くところによると、もう前から決まってたらしいんで。

 であれば、『この3者協議は何だったんだ』ということでね。いや、『もう、自民党とやるんだったら、最初から言ってよ』って感じですよね。

 だから、ちょっとここは、これからどうなるか、まだわかりませんけどね。うん。

 なんか、やっぱり結局、小泉(進次郎)さんの(総裁になった)時はもう当然、(自民と維新で)連立組む気満々だったと思いますが、高市さんになっても、ま、結局、『連立まっしぐらだった』ということなのかなと思って。うん。

 ま、それはそれでね、党の考え方でいいんですけど、『だったら、早く言ってよ』という感じで、あの、ちょっとあの、残念だったなという気がします」

※今夜 10/15(水)22時 から「たまき生配信」緊急ライブチャットを開催!(たまきチャンネル、2025年10月15日)
https://www.youtube.com/live/-ZJSLDVlYhQ

 玉木氏は「もういつ誰が敵になって、誰が味方になるかもわかんないすよ」「維新はしたたかですよ。いいと思います。したたかでも何でも。(ただし)公党間の話なんで、出し抜いたり、騙したりする、みたいなことはやめた方がいいと思います」「政党間の信義は守っていくべき」と釘を刺しました。

 玉木氏はこの緊急配信の最後に、「我々は、自民党とも引き続きですね、政策本位で向き合っていきたいと思いますし、また、維新が加るんであれば、ま、そもそも我々が連立に加わる必要もなくなったと思いますから、ま、政策本位で各党とやっていきたいなと思ってます」と、やや捨て鉢な口調で述べました。

 玉木氏が「連立を組む必要がなくなった」というのは、自民から見て、メインの連立相手は維新となり、自分達はさほど必要とされなくなった、と、言いたいのでしょう。

 玉木氏自身、自民との連立に執着していたことが、うかがえます。

 それが、維新によって、足元からひっくり返され、出し抜かれたという失望感がありありと表情にも口調にも、浮かんでいます。

 自民と維新の連立が成立すると、衆院では自民196、維新35で、231、過半数まであと2議席です。参政党3議席があれば、過半数233議席に届くことになります。

 また、参院でも自民100、維新19、参政15で、過半数125議席となります。

 自民と維新の連立が実現する可能性はかなり高いと言えそうです。参政党の動きが注目されます。

 「緊急事態条項トリオ」の連立という意味では、自民、維新、国民民主のそろい踏み、という可能性もあったのではないかと思われます。

 玉木代表は「連立を組む必要がなくなった」と述べましたが、しかし、「政策次第では協力する」とのことですから、緊急事態条項が明記された改憲の発議ならば賛成をし、そして憲法審査会を経て、本会議での賛成投票でも、自・維連立政権の改憲案に賛成することは間違いないでしょう。

 しかし、衆院で、自・維・国の3党の議席数を足した場合でも、258議席。参政党や日本保守党が加わっても、プラス4で、262議席です。3分の2の310議席には届きません。

 参院では、自・維・国の3党で144議席。参政党15、日本保守党2を加えても、161議席であり、3分の2の166議席には届きません。

 どのみち、この国会の構成では、改憲発議はできても、3分の2が取れないので、国民投票まで、こぎつけることができません。

 改憲の国民投票は、自分達が達成したい目標ではあるにせよ、今国会では到達不可能ならば、改憲にこだわらなくても良かったのではないでしょうか?

 自民党と維新も、「企業団体献金の廃止」を主張している維新と、認められない自民党とは、主張は正反対です。しかし、「副首都構想」には、自民は妥協する様子です。

 そこで、何がなんでも与党になるという意気込みをもっていたら、維新は、「企業団体献金の廃止」について、先送りなどの妥協を図るかもしれません。

 維新の本質は、国政政党というよりも、大阪の地域政党です。したがって、改憲よりも、大阪への公共事業の誘致が最優先でしょう。それが採算が取れるか、日本全体のためにプラスかどうかは、万博同様、彼らにとっては関係のない話です。

 国民民主党は、「国民全体の手取り所得を増やす具体的な政策」という点で、国民の人気を博しました。

 しかし、緊急事態条項を改憲によって導入することとか、集団的自衛権や安保法制を合憲と認めろとか、原発の新増設まで賛成ないし不介入という、「絶対に譲れない根本的な政策」というものは、国民の前にさらされておらず、人気の理由になっているわけでもありません。本音を懐に隠して、時折、チラ見せするような状態です。

 しかし、改憲発議は、どのみち、この国会では不可能です。自民党も急がないでしょう。

 であれば、「国民の手取り所得を増やす」政策に絞って、立憲とも共産、れいわとも手を結んで、会派を結成するなどして、共闘したら、どうでしょうか。

 国民生活の向上につながる、ということならば、政策や議案次第では、公明党も乗ってくるかもしれません。そうならば、国民民主党が、主導して、手取りを増やせた、ということを誇れるでしょう。

 衆議院では、立憲民主党・無所属148、国民民主党・無所属クラブ27、れいわ新選組9、日本共産党8の合計は192、ここに公明党24を加えて216議席になります。

 参議院では、立憲民主・社民・無所属42、国民民主党・新緑風会25、れいわ新選組6、日本共産党7の合計は80、ここに公明党21を加えて101議席になります。

 政治は、交渉と妥協の連続です。妥協できないというならば、何一つ政策を達成することは困難です。

 ゼロか100かではなく、ひとつでも、ふたつでも、支持者の期待に応えるよう、前進してもらいたいと思います。それを、「野合」とは、呼びません。

※立憲・国民の連立入りは「あり得ない」 連合・芳野会長が否定(毎日新聞、2025年7月22日)
https://mainichi.jp/articles/20250722/k00/00m/010/120000c

 忘れてはならないのは、維新は大阪万博で、大きな借りを自民党に作ってしまったのではないか、という点です。

 いまさら、野党連立に回るのか、という「信義」の問題もあるでしょう。

 また、万博を隠れ蓑にして進めてきたカジノも、野党側からは反対の声が多く、自民党が与党でなければ実現できそうにありません。

 そう考えると、玉木代表が思わずこぼした「もう前から決まってたらしいんで」という自民・維新の連立は、すでにかなり以前から用意されていたのではないか、とも思えてきます。

 ただ、ここに来て、維新が自民と連立を組むのではなく、閣僚を出さずに、閣外協力でいく、という案も出てきています。

 もしかすると、高市政権の基盤の弱さを見抜いて、短命に終わる可能性もあり、それに巻き込まれて、維新も「下野」という形をとりたくない、という計算が働いたのかもしれません。

 高市早苗氏は、維新の国対委員長である、遠藤敬議員を首相補佐官に起用することを打診もしてきました。最大限、維新様にはサービスさせてもらいますよ、ということでしょう。

 しかし、維新が野党として突きつけてきた12項目の政策要求すべてを、高市自民党がのむはずがない、という指摘もあります。

 関西でのテレビ出演の多い吉村代表は、「閣僚のポストが欲しいわけではない」と、番組の中で弁明。「絶対に譲れない項目」として、「副首都構想」と「社会保障改革」に加えて、「国会議員の定数削減」も譲れないとしました。

 自民党と同じじゃないか、と有権者から見られるのは、維新にとっては、致命的なのでしょう。

■第16期に入り、3ヶ月目の10月になりました! しかし8月のご寄付・カンパは、月間目標額の16%、9月のご寄付・カンパは、月間目標額の14%にとどまり、財政的にとても厳しい状況が続いています。真実を伝えていく活動の困難を痛感しています! 有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、どうぞ皆様、よろしくお願いいたします!

 9月は1日から30日までの30日間で、50件、48万5070円のご寄付・カンパをいただきました。これは、月間目標額350万円の14%にあたります。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。しかし、目標額の86%、301万4930円が不足することとなりました。第16期が始まって、2ヶ月間、1~2割程度しか、ご寄付が集まっていない、厳しい状況です。

 10月は、1日から16日までの16日間で、26件、19万5500円のご寄付・カンパをいただいています。これは、月間目標額350万円の6%にあたります。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。しかし、厳しい状況に変わりはありません。

 私がIWJをスタートさせたのは、今から15年前の2010年でした。

 IWJをスタートさせてきてからのこの15年間、あるいはそれ以前から、私、岩上安身は、機会があるごとに米国の従属国の地位に甘んじることの危険性に、絶えず警鐘を鳴らしてきました。

 自民党の新総裁が、中国との戦争の話を絶えず繰り返し、「米軍が中国軍の矢面に立つのではなく、まず日本が正面に立つ」などということまで、テレビの地上波で言い出している高市早苗氏に決まって、その懸念が、今、まさに現実になりつつあるのを痛感しています。

 東西冷戦の終わりによって、世界大戦の危機、とりわけ核戦争の危機は遠ざかったと安堵して、約35年が経ちますが、現在、冷戦後で最も戦争の危機が近づいていると感じられます。

 このように、軍事力を支える、肝心の工業力が空洞化してしまっている米国にのみ、頼り、米国の戦略に従って動かされて、対中国との戦争の矢面に立て、と言われて、「代理戦争」の駒とされる、そんな危機に直面しているのに、政府も、与野党も、メディアも、いつまでも、現実を否認をしているようでは、日本は生き残れません。

 国難は避けられない、としても、大難を小難にとどめることはできるはずです。日本が対米自立を果たし、「敵国」ばかりになっている周辺国と和解して、各国と平和条約を結び、「敵」と戦うのではなく、「敵」と和解して、「敵」を消し去ることができるかどうか。

 対米自立と、周辺国との自力での平和構築に失敗すれば、日本は、大きな試練に直面します。平和の上にしか、国家としての繁栄も、国民としての日々の穏やかな暮らしも、築くことができません。

 間に合うでしょうか。懸念は尽きません。

 肝心なことは、リアルな現実をまず直視することです。大小問わず、ほとんどのメディアが、現実直視を避けています。

 IWJは現実を直視し、お伝えし続けているので、ウクライナ紛争以降は特に、周囲からはかなり浮いてみえるかもしれませんが、我々がジャーナリズムの本道を歩み、リアルを伝えるという、当たり前のことをしているだけです。

 そうやって、苦いリアルな現実を直視した上で、なお、前向きな希望を信じる力が残っているかどうかが問われています。

 IWJは、厳しい経営が続いています。そのIWJの行方は、リアルと対峙してなお希望をもてるかどうかだと思います。

 IWJの活動運営費は、約半分が、会員の皆様からの会費によって支えられています。残りの約半分が、ご寄付・カンパによって支えられています。

 困難は、迫ってきています。向こう数年以内が、東アジアにおいて、日本が、「代理戦争」の駒として使われてしまうかどうかの正念場です! そうした事態は、絶対に回避しなければなりません!

 そのリスクは、高市氏が自民党の新総裁となったことで加速する可能性があります!

 今期16期もIWJは、日本だけでなく、西側に広がるプロパガンダにのみこまれず、真実をお伝えしていきたいと思います!

 どうぞ、緊急のご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 岩上安身 拝

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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

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◆中継番組表◆

**2025.10.17 Fri.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2025.10.18 Sat **

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◆中継番組表◆

**2025.10.19 Sun **

調整中

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■日本にも、パレスチナ人を虐殺して、土地を奪い取るイスラエルを熱烈に支持するシオニストが存在する!(その3)キリスト教シオニストは、現代は「終わりの日」「最後の審判」「イエスの再臨」の前に起きる「エゼキエル戦争」の直前だと煽る! キリスト教シオニストによる『エゼキエル書』第39章の解釈を検証!

 前号に引き続き、旧約聖書の『エゼキエル書』第39章を引用します。

 「第39章

 人の子よ、ゴグに向かって預言して言え。主なる神はこう言われる、メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、わたしはあなたの敵となる。

 わたしはあなたを引きもどし、あなたを押しやり、北の果から上らせ、イスラエルの山々に導き、あなたの左の手から弓を打ち落し、右の手から矢を落させる。

 あなたとあなたのすべての軍隊およびあなたと共にいる民達は、イスラエルの山々に倒れる。わたしはあなたを、諸種の猛禽と野獣とに与えて食わせる。

 あなたは野の面に倒れる。わたしがこれを言ったからであると、主なる神は言われる。

 わたしはゴグと、海沿いの国々に安らかに住む者に対して火を送り、彼らにわたしが主であることを悟らせる。

 わたしはわが聖なる名を、わが民イスラエルのうちに知らせ、重ねてわが聖なる名を汚させない。諸国民はわたしが主、イスラエルの聖者であることを悟る。

 主なる神は言われる、見よ、これは来る、必ず成就する。これはわたしが言った日である。

 イスラエルの町々に住む者は出て来て、武器すなわち大盾、小盾、弓、矢、手やり、およびやりなどを燃やし、焼き、七年の間これを火に燃やす。

 彼らは野から木を取らず、森から木を切らず、武器で火を燃やし、自分をかすめた者をかすめ、自分の物を奪った者を奪うと、主なる神は言われる。

 その日、わたしはイスラエルのうちに、墓地をゴグに与える。これは旅びとの谷にあって海の東にある。これは旅びとを妨げる。そこにゴグとその民衆を埋めるからである。これをハモン・ゴグの谷と名づける。

 イスラエルの家はこれを埋めて、地を清めるために七ヶ月を費す。

 国のすべての民はこれを埋め、これによって名を高める。これはわが栄えを現す日であると、主なる神は言われる。

 彼らは人々を選んで、絶えず国の中を行きめぐらせ、地のおもてに残っている者を埋めて、これを清めさせる。七ヶ月の終りに彼らは尋ねる。

 国を行きめぐる者が行きめぐって、人の骨を見る時、死人を埋める者が、これをハモン・ゴグの谷に埋めるまで、そのかたわらに、標を建てて置く。(ハモナの町もそこにある。)こうして彼らはその国を清める。

 主なる神はこう言われる、人の子よ、諸種の鳥と野の獣とに言え、みな集まってこい。わたしがおまえ達のために供えた犠牲、すなわちイスラエルの山々の上にある、大いなる犠牲に、四方から集まり、その肉を食い、その血を飲め。

 おまえ達は勇士の肉を食い、地の君達の血を飲め。雄羊、小羊、雄やぎ、雄牛などすべてバシャンの肥えた獣を食え。

 わたしがおまえ達のために供えた犠牲は、飽きるまでその脂肪を食べ、酔うまで血を飲め。

 おまえ達はわが食卓について馬と、騎手と、勇士と、もろもろの戦士とを飽きるほど食べると、主なる神は言われる。

 わたしはわが栄光を諸国民に示す。すべての国民はわたしが行ったさばきと、わたしが彼らの上に加えた手とを見る。

 この日から後、イスラエルの家はわたしが彼らの神、主であることを悟るようになる。

 また諸国民はイスラエルの家が、その悪によって捕え移されたことを悟る。彼らがわたしにそむいたので、わたしはわが顔を彼らに隠し、彼らをその敵の手に渡した。それで彼らは皆つるぎに倒れた。

 わたしは彼らの汚れと、とがとに従って、彼らを扱い、わたしの顔を彼らに隠した。

 それゆえ、主なる神はこう言われる、いまわたしはヤコブの幸福をもとに返し、イスラエルの全家をあわれみ、わが聖なる名のために、ねたみを起す。

 彼らは、その国に安らかに住み、だれもこれを恐れさせる者がないようになった時、自分の恥と、わたしに向かってなした反逆とを忘れる。

 わたしが彼らを諸国民の中から帰らせ、その敵の国から呼び集め、彼らによって、わたしの聖なることを、多くの国民の前に示す時、彼らは、わたしが彼らの神、主であることを悟る。これはわたしが彼らを諸国民のうちに移し、またこれをその国に呼び集めたからである。わたしはそのひとりをも、国々のうちに残すことをしない。

 わたしは、わが霊をイスラエルの家に注ぐ時、重ねてわが顔を彼らに隠さないと、主なる神は言われる」。

※『エゼキエル書』39章
https://www.wordproject.org/bibles/jp/26/39.htm#0

 以下は、前号と同じく、「カルバリーチャペル・ロゴス東京」による、上記の『エゼキエル書』第39章の解説です。引用します。

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■ハマスが最後の人質20人を解放! トランプ大統領はイスラエル国会で「平和の幕開け」だなどと、ネタニヤフ首相を大絶賛! 日本でも及川幸久氏がトランプの交渉力を手放しでほめる! しかし、 これは罠だった! イスラエル側はガザへの支援を半減させ、ラファ検問所の閉鎖を継続、パレスチナ人の殺害を現在も継続中!(後編)『グレイゾーン』のマックス・ブルメンタール氏は、「合意違反をしているのはイスラエル!」トランプ大統領の再建計画は「新植民地主義的な計画! と断言! ミアシャイマー教授は、『ニュールンベルグ裁判を開けば、トランプ大統領とネタニヤフ首相は、ジェノサイドの罪で有罪となり絞首刑だろう』と断罪!

 国際情勢アナリストの及川幸久氏は、YouTube番組で、ガザの停戦と人質解放という「快挙を実現させたのは、トランプの交渉術」であるとして、トランプ大統領の手腕を称賛しています。

 及川氏は、「トランプ大統領は、アラブ世界の合意を取り付ける必要があった」にもかかわらず、「9月9日に仲介国のカタールをイスラエルが爆撃し、アラブ世界全体を敵に回した」。そこで、トランプ大統領は、ネタニヤフ首相をホワイトハウスに呼び出して、電話の向こうのカタールの首相に、あらかじめ用意された謝罪文を読み上げさせ、無理やり謝罪させたという経緯を紹介します。

 しかしここで、そもそも「米国は、カタールの空域を支配している。イスラエルのカタール攻撃を、米国は知っていたのではないか」という疑問を提示します。

 そして実は、カタールが、西側と同盟関係を維持しつつ、ハマスなどイスラム過激派とも関係を維持して、資金提供もする「二枚舌外交」を駆使するのに対して、「トランプはハマスと合意するために、カタールを従わせなければならなかった」と分析。

 したがって、このイスラエルによるカタール駐在ハマス指導部への攻撃によって、「イスラエルが再びカタールを自由に攻撃できるのだという脅し」を行い、「カタールを恐怖に陥れ、米国に、より一層依存させた。これをもって、カタールの合意を取りやすくなった」という見方を、及川氏は指摘します。

 及川氏は、ロシアや中国は中東での存在感を減じているとして、「アラブ世界もイスラエルも、トランプ以外に選択肢はないとわからせ、米国に匹敵する勢力はないとわからせた」「これがトランプの交渉術である。ここまでやってはじめて、人質解放がやっと実現した。オバマ・バイデン政権での衰退する米国ではなく、トランプは再び偉大な国・米国を印象づけた」と、手放しで称賛しています。

※ガザ人質解放を実現させたトランプの交渉術とは【及川幸久】(THE CORE、2025/10/15)
https://www.youtube.com/watch?v=ydqb7SiNupU

 しかし、こんな、トランプに媚びるような、甘いことを言っていても、また、及川氏が、トランプ大統領を、グローバリズムと戦う「反グローバリズム」の騎手であるなどと持ち上げても、もはや、米国でも、世界でも、トランプの妄言を信用する者はほとんどいません。

 トランプの支持率は、過去最低を記録しています。米国民も、在米のユダヤ人も、ガザの虐殺を知って、シオニズムとイスラエルへの認識を新たにしています。

 そもそも、交渉術以前に、トランプの提案の何が素晴らしいのか。ガザをリヴィエラのようなリゾート地にするので、米国が土地を収容する。更地にして、新たなリゾート地開発を始める。パレスチナ人はどこかへ移送させる、というものです。

 こんな史上最大級の暴力的な地上げプランを打ち上げた、トランプなる人間を、まともに信頼できるでしょうか?

 人道的にも、国際法上も、法治という点でも許されない。そもそも土地の私的所有権の侵害という点で、資本主義も成り立たなくなる。到底、許されません。

 さらに、ハマスが取った人質の解放だけで、素晴らしい交渉をしたと持ち上げるのも、理解しかねます。パレスチナ人のことは、どうでもいいのでしょうか?

 ハマスが、人質を解放したあとも、イスラエル軍によって、パレスチナ人は殺害され続けていますし、ガザに閉じ込めたまま、人道支援をさらに絞られ、飢餓に陥らされています。

 トランプ大統領は、イスラエルのやっている、その非道さについて、何も言及もせず、批判もせず、人道的な配慮を示していません。

 独立系メディア『グレイゾーン』を主宰するマックス・ブルメンタール氏は、15日、マリオ・ナフェル氏によるインタビューで、すでに現段階において、停戦合意は守られておらず、イスラエルはパレスチナ人への攻撃、支援の妨害を続けていると指摘しています。

ブルメンタール氏「イスラエルは合意に違反し、ガザの苦しむ住民への集団的処罰を続けている。国連の支援のみ許可し、民間慈善団体の支援は、1日わずか150台程度のトラックだけに制限している。これは『飢饉』と報じられている状況に対処するには、まったく足りない支援の量だ。(中略)

 そして彼らはラファ検問所を閉鎖したままにしている。これは合意の一部であり、ラファ検問所は開かれるはずだった。エジプト当局もこれに同意していた。

 (イスラエルがラファ検問所を閉鎖している)理由は、死亡した捕虜の遺体が返還されていないからだ。

 しかし、ハマスの主張には、一定の信憑性がある。

 まず第一に、10月7日以降、ハマスが合意したにもかかわらず、捕虜を返還しなかった事例は一度もない。(中略)

 ハマスは、ガザ地区の83%が破壊されているため、特定の地域への到達が困難で、(人質の遺体を)返還できないと主張している。

 これはかなり信憑性が高いと思う。つまり合意違反をしているのは、イスラエルの方だ。

 さらに、ガザ市東部のシジャイア地区(53%境界線付近)で自宅へ帰還しようとする家族に対し、イスラエル軍が発砲と空爆を実施した。

 イスラエルは、依然としてガザ地区の53%を支配している。

 つまり、ガザは依然として占領下にある。これが根本的な問題を示している。

 つまり、今は細部を論じているが、根本的な問題は、これが和平合意ではないことだ。紛争の根源的課題に、まったく触れていないのだから」

 また、ブルメンタール氏は、ハマスは武装解除に応じないであろうし、トランプ大統領が提唱する「ガザ・リヴィエラ計画」は、新たな植民地計画に過ぎないと、明確に、その強欲な意図を見抜いています。

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■<IWJ取材報告>「ワークライフバランスという言葉を捨てる。働いて働いて働いて働いて働いて、参ります」極めて大きな社会的影響力を持つ高市自民党新総裁の発言について、働く女性の子育て両立を困難にさせ、少子化を加速させるのではないかと、IWJ記者が質問するも、「男女ともに、仕事と家庭を両立しながら希望に応じてキャリアを形成できるよう全力をあげていく」と、ほぼ無内容な回答!~10.7 福岡資麿 厚生労働大臣 定例会見

 10月7日午前11時25分頃より、東京都千代田区の厚生労働省にて、福岡資麿厚生労働大臣の定例会見が開催されました。

 会見冒頭、免疫学者であり、医師の大阪大学特任教授・坂口志文(しもん)氏のノーベル生理学・医学賞受賞について、福岡大臣よりコメントがありました。

 続いて、福岡大臣と記者との質疑応答が行われました。他社の記者からは、「診療報酬の改定」、「有料老人ホームの参入規制」、「新型コロナワクチン」などについての質問がありました。

 IWJ記者は、自民党総裁選で勝利し、新総裁となった高市早苗氏が行なった勝利演説での発言に関する質問をしました。

 IWJ記者より先に指名された他社の記者も、高市氏の同じ発言について、「過労死」の問題として切り込みました。

記者「自民党の高市新総裁は4日の就任挨拶で、『馬車馬のように働いていただきます。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて、働いてまいります」と述べました。

 過労死事案を担当してきた弁護士や過労死遺族らからは、単なる一個人の発言ではなく長時間労働の強要につながるのではとの懸念や抗議の声が上がっています。

 過労死が社会問題化し、2014年に過労死等防止対策推進法を成立させ、働き方改革を推進してきた厚生労働省の大臣として、この発言をどのように受け止めますか。ご見解をお聞かせください」

福岡大臣「厚生労働省としては、働くことで命を落としたり健康を損なったりすることは、あってはならないことであると考えており、引き続き、過労死等防止対策推進法も踏まえて、関係省庁とも連携しながら過労死等の防止のための対策に全力で取り組んでまいりたいと思います」

 この質問に重ねるかたちで、IWJ記者は、少子化を加速させる懸念もあることを、次のように質問をしました。少子化対策も、厚生労働省の所管です。

IWJ記者「先ほどもありましたが、高市早苗新総裁の『働いて働いて』発言について質問します。

 高市新総裁のこのような発言は、自民党内に向けた発言だったと弁明しても、極めて大きな社会的影響力を持つと思われます。

 何よりも、働く女性への影響は甚大です。また、長時間労働や労働強化が進む懸念もあり、サービス残業を強要するようなブラック企業にとっては好都合かもしれません。

 日本は、少子化がますます深刻化する一方、70年代半ばに合計特殊出生率が人口置換水準を下回ってから一度も回復したことがなく、半世紀も少子化が続いたため、生産年齢人口の空洞化がはなはだしく、労働力を補うために女性の労働力化を必要としています。

 しかし、高市新総裁のこのような発言により、仕事と子供を産み育てることがますます困難になり、少子高齢化と人口減少に拍車をかけることは避けられず、結果、日本を亡国へと導くことにならないでしょうか。

 厚生労働行政の長として高市総裁の発言についてどのようなお考えを持っているか、お聞かせください」

 福岡大臣はこれに対し、次のように答弁しました。

福岡大臣「多様な人材が安心して働くことのできる環境を整備することというのは、極めて重要であると考えています。

 男女ともに、仕事と家庭を両立しながら希望に応じてキャリアを形成できるように、厚生労働省としては、引き続き、その実現に全力を上げていきたいと思います」

 IWJ記者は、新たな総理大臣になる可能性が極めて高い、自民党新総裁によるこのたびの発言は、少子高齢化と人口減少に拍車をかけるのではないかと問いましたが、そうなれば、日本国家存続のために、大量の移民を受け入れざるをえなくなり、欧米などと同様の社会問題が生まれるでしょう。

 高市新総裁は、現在、内閣総理大臣目前という踊り場に立っています。

 この質問は、そのような人間の発言がもつ影響力が招き得る最悪の事態を想定したものであり、発言のリスクをきちんと認識しているのかを問うためのものでしたが、福岡大臣の答弁を聞く限りでは、そのような危機感は感じられませんでした。

※自民党総裁選びは、高市早苗氏が新総裁に! 高市氏は、早速、総裁選勝利演説で「私自身もワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いて、参ります」と宣言! 総理となる人間が、こんなことを言っていては、女性が働きながら、子供を産み育てることができなくなる! 日本は少子化亡国の危機なのに、それに拍車をかける日本滅亡加速妄言!! 衆参ともに自公は少数与党で、参政党、日本保守党は連立政権に前のめり、維新と国民民主は調整中!? 10月末にはトランプ大統領との首脳会談も控え、連立政権の行方と高市新総裁の人事が注目される!(日刊IWJガイド、2025年10月6日)
会員版https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20251006#idx-1
非会員版https://iwj.co.jp/info/whatsnew/iwjmailnews/55141#idx-1

 会見の詳細については、全編動画を御覧ください。

※「ワークライフバランスという言葉を捨てる。働いて働いて働いて働いて働いて、参ります」極めて大きな社会的影響力を持つ高市自民党新総裁の発言について、働く女性の子育て両立を困難にさせ、少子化を加速されるのではないかと、IWJ記者が質問するも、「男女ともに、仕事と家庭を両立しながら希望に応じてキャリアを形成できるよう全力をあげていく」とほぼ無回答~10.7 福岡資麿 厚生労働大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529356

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※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20251017

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