┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~中国の天津で行われた上海協力機構(SCO)プラス首脳会議の翌々日の3日に、日中戦争勝利80周年と第2次世界大戦終結80周年を記念する軍事パレードが北京で開催! ロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩総書記らが、主賓として出席! ベラルーシやイラン、スロバキアなど、合計26ヶ国の首脳が参加!
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┠■キエフまで直線距離で330キロのスームィ州に、ロシア軍が迫る! これに対し、ウクライナ軍が第73海軍特殊作戦センターの部隊を投入! スームィ州のダムと橋がこの部隊によって爆破される可能性が!? 他方、ロシア軍のスームィ占領は、限定的に留まる!?
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┠■読者の方より、ラブロフ外相の発言の中の、「ロシア軍が民間人攻撃をしているというのは、イラク戦争の時の動画である」との発言について、ご質問をいただきました! 岩上安身が直接回答させていただきます!
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┠■9月になり、IWJの第16期も2ヶ月目に入りました! しかし8月のご寄付・カンパは、月間目標額の16%にとどまり、84%届きませんでした! 9月こそ、有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、よろしくお願いいたします!
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┠■【中継番組表】
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■はじめに~中国の天津で行われた上海協力機構(SCO)プラス首脳会議の翌々日の3日に、日中戦争勝利80周年と第2次世界大戦終結80周年を記念する軍事パレードが北京で開催! ロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩総書記らが、主賓として出席! ベラルーシやイラン、スロバキアなど、合計26ヶ国の首脳が参加!
IWJ編集部です。本号の『日刊IWJガイド』は9月4日発行予定でしたが、作業が深夜まで及んでしまった結果、5日発行となりましたことをお詫びいたします。
昨日の『日刊IWJガイド』でもお伝えした、上海協力機構(SCO)プラス首脳会議ですが、翌々日の9月3日には、出席者は北京へ移動して、日中戦争勝利80周年と第2次世界大戦終結80周年を記念する軍事パレードが、2015年以来10年ぶりに開催されました。
軍事パレードは、北京中心部の天安門広場で、日本時間午前10時から70分にわたり行われました。
パレードには習近平国家主席のほか、ロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩総書記の2人が主賓として中央に並びました。
この軍事パレードに参加したのは、ベラルーシのルカシェンコ大統領やキューバのディアス=カネル大統領、イランのペザシアン大統領、モンゴルのフレルスフ大統領、パキスタンのシャリフ首相、セルビアのヴチッチ大統領、スロバキアのフィツォ首相、コンゴ共和国のヌゲッソ大統領など、合計26人でした。
8月31日から9月1日に開かれたSCOに参加した首脳と3日の軍事パレードに参加した首脳は、重なる部分もありますが、重ならない部分もあります。
たとえば、中国・ロシア・中央アジア諸国(カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン)、ベラルーシ、イラン、パキスタンなどは、SCOも軍事パレードも参加しました。
他方、トルコはSCOには参加しましたが、軍事パレードには不参加です。NATO加盟国だからでしょうか。
インドも、SCOでは重要な役割を演じましたが、西側に対する配慮なのか、軍事パレードには参加していません。
逆に、北朝鮮やキューバ、セルビアなどは、軍事パレードには出席しましたが、SCOには加盟していません。
ASEAN諸国(ラオス、カンボジア、ベトナム、マレーシアなど)は、軍事パレードには出席しましたが、SCOメンバーではなく、天津のSCOには参加していません。
中核的なSCOで親露親中陣営が両方に参加し、政治・経済対話重視の諸国がSCOのみに参加、中国との象徴的・外交的・軍事的連帯を示す国々が軍事パレードに参加、という整理ができそうです。
しかし、いずれこの2つの組織は、加盟国を増やしていく過程で、重なりあっていくのかもしれません。
この日中戦争勝利80周年と第2次世界大戦終結80周年を記念する今回のパレードは、量ではなく、質の面で注目されています。
一気に現代戦を塗り替えるような新兵器がお目見えするのではないか、と注目が集まっていたのです。
9月3日付『AP』は、パレードで披露された兵器には以下があったと報じています。
「パレードで披露された兵器の主なものには以下があった。
海上の艦船を撃破するために設計された極超音速ミサイル。
これらは特に、在日米海軍第7艦隊を拠点に西太平洋を哨戒する米海軍にとって懸念材料となっている。
AJX002を含む水中ドローン。
黒く細長い筒状の機体で、後部にプロペラを備え、細身の潜水艦のような外観をしている。
新型の大陸間弾道ミサイルDF-61。
遠方の目標に核弾頭を運搬できる可能性がある」。
※China displays its military strength in a parade on the 80th anniversary of the end of WWII(AP、2025年9月3日)
https://apnews.com/article/china-military-parade-world-war-xi-jinping-ed1f7b3e245882dd91b597df24eafbea
横須賀に停泊していることの多い、米海軍の第7艦隊の空母打撃群を狙いうる、ということを、中国メディアが名指ししているのが気になります。
また、9月3日付『ガーディアン』は、発表された兵器をこう伝えています。
「軍事発表
70分に及ぶパレードでは、戦車やドローンから長距離・核搭載可能なミサイル、戦闘機、ステルス機まで、目を見張るほどの軍事装備が披露された。
人民解放軍(PLA)の兵器や資産の進歩も、明らかになった。
シンガポールのS・ラジャラトナム国際研究院の上級研究員ドリュー・トンプソン氏は、この展示は『米国、欧州、そして中国の近隣諸国(日本を含む)に対し、中国の核心的国益に挑戦するなら慎重になれ、というメッセージを送る意図がある』と語った。
中国の新型艦載電子戦闘機J15-DTの目撃情報もあった。
ランド研究所のレイモンド・クオ所長は、これを『戦闘機の支援システムであり、囮のような役割を果たすもの』と説明。
戦闘機のために移動目標を追跡し、敵の反撃を引き受けるという。
また、クオ氏は、新しい潜水艦発射型大陸間弾道ミサイルについても言及し、中国が陸・空・海からの発射能力を補完し合う『核ミサイル三本柱(トライアド)』の構築を進めていることを示していると述べた。
台湾の淡江大学国際関係戦略研究所の林穎佑副教授は、ドローン対策システムや早期警戒管制機の重視が強まっている点を重要なポイントとしてあげ、『これらの変化は、ドローンが広く使用されたロシア・ウクライナ戦争からの教訓にもとづくものだ』と分析した。
オーストラリア国立大学キャンベラ校(UNSW Canberra)の海軍研究の客員フェロー、ジェニファー・パーカー氏は、『実際の能力と、中国の情報戦の一環としての演出を切り分けることが重要だ』と指摘。
『パレードや演習、デモンストレーションには常に大きな欺瞞が伴う。しかし、中国の軍事力を過小評価すべきではない。中国は非常に有能な軍を持っており、私達は相当に警戒すべきだ』と警告した」。
※Military reveals and bold messaging: five key takeaways from China’s big parade(ガーディアン、2025年9月3日)
https://www.theguardian.com/world/2025/sep/03/military-reveals-and-bold-messaging-five-key-takeaways-from-chinas-big-parade
中国の新型艦載電子戦闘機J-15DTは、中国が開発した「J-15」艦載戦闘機シリーズの電子戦(EW:Electronic Warfare)特化モデルで、特にカタパルト式発艦(航空母艦から艦載機を射出する際に カタパルト(発射機) を用いる発艦方式)を行う空母への搭載を想定して設計されています。
これは、艦隊への電子妨害支援、敵レーダーやセンサーの無力化、ステルス戦闘機の進入支援、YJ-91等の対レーダーミサイル誘導、空中支援機としての指揮命令機能などをミッションとした戦闘機です。
※China modernizes naval electronic warfare tactics with new J-15DT fighter jet to match US EA-18G Growler.(アーミー・レコグニション、2025年6月30日)
https://armyrecognition.com/news/aerospace-news/2025/china-modernizes-naval-electronic-warfare-tactics-with-new-j-15dt-fighter-jet-to-match-us-ea-18g-growler
陸軍、海軍、航空、宇宙などを含む防衛産業全般を対象とした専門メディアのデイリーニュースサイト、『アーミー・レコグニション』は、この軍事パレードをこう評しています。
※ここから先は【会員版・中略】とさせていただきます。御覧になりたい場合は、ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して御覧ください! 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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一水会代表の木村三浩氏は、8月19日に初配信した岩上安身によるインタビューの中で、対米自立を訴え、「日本はG7に入っているけど、BRICSにも入ってもいいんじゃないか。東洋と西洋の架け橋が日本だ」との考えを示しています。
日米安保の縛りがキツすぎて、現段階では、現実的ではないように思います。
しかし、米国が、対中戦争を、日本を代理戦争の駒として使ってでもやる、という意志が弱まり、現実的ではないと判断を下せるようになれば、「架け橋」というプランは、戦争を回避するためにも、米国市場に代わる新たな市場を見つけ出していくために、決して悪くないアイデアだと思います。
とはいえ、今のところ、突破口は、国内外の状況を見渡してみても、なかなか見出しにくいのが、現実ではあります。
※「戦後80年で、外国の軍隊が、いまだに日本に駐留している。自分の国は自分で守る。これは、軍備だけじゃなくて、外交も含めて、東洋的な哲学や姿勢で、日本の理念を、今、出すべきだ!」「日本はG7に入っているけど、BRICSにも入ってもいいんじゃないか。東洋と西洋の架け橋が日本だ!!」岩上安身によるインタビュー第1204回ゲスト 一水会代表木村三浩氏 第2回(後編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528876
■キエフまで直線距離で330キロのスームィ州に、ロシア軍が迫る! これに対し、ウクライナ軍が第73海軍特殊作戦センターの部隊を投入! スームィ州のダムと橋がこの部隊によって爆破される可能性が!? 他方、ロシア軍のスームィ占領は、限定的に留まる!?
現在(2025年9月4日時点)、ロシアとウクライナ間の戦線は、東部から南部まで広範囲にわたり、前線の長さは1000キロにもなります。
この広範囲な接触線(前線)各地で、激しい戦闘が続いています。
現在、ロシアが支配しているウクライナ領土の総面積は、約11万6387平方キロで、ウクライナ全領土の19%にあたります。
これは、米国オハイオ州に相当する面積です。
※The Russia-Ukraine War Report Card, Sept. 3, 2025(ハーヴァード・ケネディスクール・ベルファー・センター、2025年9月2日)
https://www.russiamatters.org/news/russia-ukraine-war-report-card/russia-ukraine-war-report-card-sept-3-2025
この1000キロの前線の中で注目されるのは、次の5つの地域です。
1.ハリコフ戦線(ハリコフ州のクピヤンスク周辺地域の戦線)
ここでは、2024年11月29日以降に再開されたロシア軍の「クピヤンスク攻勢」と呼ばれる戦闘が続いています。
攻勢開始後、ロシア軍はオスキル川西岸に橋頭堡を確立しながら徐々に進展し、ドゥヴォリチナ(Dvorichna)周辺やカミャンカ(Kamyanka)など戦略的拠点を目指す戦闘が続いています。
2.東部戦線(ドネツク州西部のポクロフスクからドブロピリアにかけての地域の戦線)
ポクロフスクは、ドネツク州西部の交通拠点で、州都ドネツクから西へ約60kmの都市です。
ドブロピリアは、州都ドネツク市から西へ約80kmの都市でドニプロペトロウシク州との州境に比較的近い都市です。
2024年7月18日に本格的に始まったロシア軍の「ポクロフスク攻勢」およびその分岐として「ドブロピリア攻勢」が展開中で、2024年7月以降、ロシア軍はポクロフスク東・南東の都市を次々と制圧しました。
2025年8月11日から始まったドブロピリア攻勢では、ロシア軍が一部の村を奪取し、クリヴィ=カムヤンスキ道路(ドブロピリア―クラマトルシク間)を遮断し、複数の戦線でウクライナ軍による反撃も見られますが、戦闘は激化中です。
3.南部戦線(ドネツク州西部からザポリージャ州の境界付近に広がる「ノヴォパブリフカ戦線」)
ノヴォパブリフカは、ドネツク市の南西40kmほどに位置し、ザポリージャ州境に近いドネツク州の村です。
ロシア軍によるノヴォパブリフカを巡る攻勢が始まったのは、2025年3月28日頃とされています。
8月末から9月初めにかけては、ウクライナ軍がゼレニイ・ハイ(ドネツク州、ヴォルノヴァハ地区にある小さな村)を奪回しましたが、ロシア軍の攻勢は続き、抵抗と反撃の様相が強まっている戦線です。
ノヴォパブリフカ戦線は、ドネツク州西部からザポリージャ州境付近に広がる前線であり、南部戦線(ザポリージャ方面)と東部戦線(ドネツク方面)をつなぐ「連結点」を形成しています。
ロシア軍がここを突破すれば、将来的にドニプロペトロウシク州東部への進出ルートが開かれる可能性があります。
4.チャスィフ・ヤル周辺戦線
チャスィフ・ヤルは、ドネツク州北部にある都市バフムートの西方、約10kmに位置する都市です。
2023年5月までにロシア軍がバフムートの大部分を支配し、ウクライナ軍は市街地西部やT0504号線近辺に防衛線を維持していました。
その後、バフムートの制圧を受けて、戦闘はチャスィフ・ヤル方向へと移行しています。
2025年7月末、ロシア国防省がチャスィフ・ヤル「制圧完了」を発表しましたが、ウクライナ側はこれをプロパガンダと否定。たしかに、一部地域では依然として争いが続いている状況です。
5.国境戦線(ロシアのクルスク州・ベルゴロド州との国境にあるスームィ州での戦闘)
この戦線は、報道の多い、東部戦線や南部戦線、ハリコフ戦線から北東に上がったロシア国境で行われている戦闘です。
※Map Reveals Scale of Russia’s Summer Offensive Against Ukraine(ニューズウィーク、2025年7月1日)
https://www.newsweek.com/map-reveals-scale-russias-summer-offensive-ukraine-2093026
この戦線は、中心的な戦線から離れているため、あまりフォーカスされませんが、ロシアのクルスク州・ベルゴロド州と国境を接するスームィ州での交戦も激化しています。
ここで、新しい気になる動きも出てきているという情報もあります。
今日は、このスームィ州での戦いをお伝えまします。
このスームィ州での戦いについて、ロシア軍の目的を、ウクライナの国営通信社『ウクラインフォルム』の日本語版は、6月12日付でこう述べています。
「スーミ(※スームィのこと)方面の状況分析は、ロシアがここで多層的な作戦を遂行していることを示している。
その目的は、州都の占領ではなく、民間人へのテロのための戦術的優位性を確立し、ウクライナの予備兵力を拘束するという戦略的課題を実現することにある。
今日、スーミにとっての主な脅威は、周辺にいるロシアの戦車ではなく、火砲、航空機からの絶え間ない攻撃、そして敵がさらに前進した場合のFPV無人機(第一人称視点のドローン)の大量使用である。
状況は厳しい」。
6月時点で、ロシア軍が、どういう攻撃の仕方をしていたか、6月12日付『ウクラインフォルム』はこう報じています。
「フラブシキー氏は、これを具体的な数字で裏付けているが、それは攻勢部隊としてはほとんど滑稽なほどで、『6万人の兵力に対し、戦車はわずか120両、装甲戦闘車両は500台に過ぎない』と述べる。
この装甲車両の不足により、ロシアは、この戦争におけるロシア軍の代名詞となった戦術『肉弾突撃』を行わざるを得なくなっている。
コヴァレンコ氏が皮肉を込めて指摘するように、攻撃の際、ロシアの歩兵はあらゆる移動可能なものに乗って突撃している。
『軽車両、つまりオートバイ、クワッドバイク、バギー、民間車両の「ジグリ」、「ニヴァ」、UAZなどだ』。
そして、これらの襲撃は全て、集中砲火、空爆、FPV無人機の援護下で行われている」。
※【ロシア軍の対スーミ州攻勢】スーミまでは到達しないが、絶え間ないテロが生じる(ウクラインフォルム、2025年6月12日)
https://www.ukrinform.jp/rubric-ato/4003634-roshia-junno-duisumi-zhou-gong-shisumimadeha-dao-dashinaiga-juee-jiannaiteroga-shengjiru.html
ロシア軍は、集中砲火、空爆、FPV無人機の援護下で、突撃を繰り返して、スームィの占領地を拡大しているのがわかります。
ここで、ロシア軍がオートバイを戦場で突撃用に活用していると報じられています。
8月31日付の『NHK』は、これを裏付けるニュースを報じています。
「税関当局のデータなどを分析したJETRO=日本貿易振興機構によりますと、中国からロシアへのオートバイの輸出台数は去年、およそ83万3000台で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まった2022年と比べると1.7倍に増加しました」。
ただし、『NHK』は、「去年1年間にロシア軍に納入された中国製のオートバイはおよそ2万台とみられるということです」と、その2段落後で、報じており、実際には、中国からのオートバイの総輸入量の2%強しか、ロシア軍には渡っていないことになります。
「ロシア 大量のオートバイ 戦場に投入か 中国からの輸入1.7倍に」という『NHK』のタイトルは、毎度毎度のことですが、明らかに、中国とロシアを貶めるための悪意のある情報操作です。
※ロシア 大量のオートバイ 戦場に投入か 中国からの輸入1.7倍に(NHK、2025年8月31日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250831/k10014908711000.html
6月時点での戦況を、同日付の『ウクラインフォルム』はこう述べています。
「分析プロジェクト『ディープ・ステート』によると、現在、同州(※スーミ州=スームィ州)の約190平方キロメートルが占領下にある。
『赤』ゾーン(ロシア軍の占領地域)には、ホチン、ユナキウカ、ミロピッリャ各共同体の数十の村が部分的または完全に含まれる」。
※【ロシア軍の対スーミ州攻勢】スーミまでは到達しないが、絶え間ないテロが生じる(ウクラインフォルム、2025年6月12日)
https://www.ukrinform.jp/rubric-ato/4003634-roshia-junno-duisumi-zhou-gong-shisumimadeha-dao-dashinaiga-juee-jiannaiteroga-shengjiru.html
スームィ州全体の面積は、約2万3800平方キロメートルですので、6月時点でのロシア軍の占領した地域は、全体の0.8%弱です。
6月時点で、スームィ州への攻撃は、すでに数ヶ月経っており、その占領のペースは、それほど速くないことがわかります。
このため、「その目的は、州都の占領ではなく、ウクライナの予備兵力を拘束する」ための侵攻だとする6月12日付『ウクラインフォルム』の見立ても、説得力があるように思えます。
また、拙速で占領しても、背後をつかれるようなレジスタンスを起こされてもかなわないので、ロシア語話者とウクライナ語話者の入り混じる地域では、ロシア軍による解放を真に歓迎している市民と、そうではない市民との慎重な峻別・把握の必要性もあるのかもしれません。
ただし、ロシア軍がスームィ州を押さえることは、非常に重要な意味を持ちます。
州都スームィ市から西方に向かい、直線距離で約330kmほどで、首都キエフに到達するからです。2022年2月の侵攻初期、ロシア軍はこの方面からキエフへ南下しようとしました。
さらに、スームィは国境州であり、東側がロシアのクルスク州・ベルゴロド州と直接接しており、国境線は約560kmに及びます。
ロシア軍から見れば、軍をロシア領内にとどまらせたままで、国境を越えた砲撃・空爆・無人機攻撃がいつでも容易となり、ロシア軍が新たな攻勢を仕掛ける可能性が大きく開けます。
そればかりか、スームィ州は、ハルキウ州やポルタヴァ州への「防波堤」として機能しており、ロシア軍としては、ここを突破できれば、ドニプロ川左岸(ウクライナ東部地域)奥深くへ進出できる可能性が出てくるのです。
さらに言えば、スームィ州内には東西・南北を結ぶ鉄道・幹線道路が走っており、補給や部隊移動の要衝になっています。
ここを押さえることは、軍事的に大きな価値があります。
ただし、スームィ州の占領は、ロシア軍が侵攻の大義名分にしてきたドンバス地方のロシア系住民の解放という目的から外れます。
スームィ州でロシア軍が領土を広げれば「ウクライナ北部戦線の再開」という政治的メッセージになります。即ち、ゴールは首都キエフ陥落、ということです。
それは、米国などの第三国による仲介による一時停戦ではなく、キエフの占領によるウクライナ紛争の終結、つまり降伏させる、というシナリオに結び付きます。
ウクライナ政府は、降伏するかもしれませんが、逆にロシア軍が勝利を宣言しても受け入れず、キエフを明け渡して、指導部は、さらに西方に逃げて抗戦するかもしれません。
ウクライナのウルトラ民族主義者達のホームは、まさにウクライナ西部のガリツィア地方です。
西部を根拠地としつつ、レジスタンス(見方を変えればテロ)が、長期化するかもしれません。
いずれにしても、スームィ州でのロシア軍の動向は、非常に重要な意味を持ちます。
米国の戦争研究所は、8月31日の報告の中で、ロシア軍を攻勢をこう報告しています。
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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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■読者の方より、ラブロフ外相の発言の中の、「ロシア軍が民間人攻撃をしているというのは、イラク戦争の時の動画である」との発言について、ご質問をいただきました! 岩上安身が直接回答させていただきます!
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IWJさんには、何時も貴重な情報をご提供くださり感謝しています。ほんとに「他では読めない記事ばかり」です。
8月28日の記事について質問します。米の『NBC』によるラブロフ露外相に対するインタビュー(後編)にある文言です。以下に引用いたします。
「『NBC』のインタビュアーが、『だが、ロシア軍の爆撃によって、この土地で何千人もの人々が殺された』と食い下がると、ラブロフ外相は、『ウクライナ軍は、民間人だけを攻撃している。これはテロ攻撃だが、あなた方はこれを一切報道しませんでした』と、メディアへの不信をあらわにしました。
インタビュアーが、『私達は、ロシア軍に占領された地域で人々が殺害されるのを、自らの目で見て、その多くはテレビで報道されている』と反論すると、ラブロフ外相は、『ウクライナの民間人が、ロシア軍に攻撃されているという映像の多くは、イラク戦争時代のものだった』と主張しました。
そもそも、ロシア軍が現在まで支配した地域は、住民のほとんどがロシア語話者であり、ウクライナ政府と軍に2014年以降、ずっと痛めつけられてきた人々です」。
この「イラク戦争時代のもの」というのがわかりません。
「イラク戦争」と言っても、ブッシュパパの時代かそれともブッシュ・ジュニアの時代のどれ? そして、何時の何処での画像なのでしょうか?「ドンバス戦争」の時の画像なら、そうもありなんと納得できるのですがね?
今まで露によるウクライナへの民間人への攻撃映像が、なんだか「いつも同じアパートの被害状況が出てくるな~」と思っていたものですから、ラブロフ外相のこの反論部分に目が止まった次第です。
よろしくお願いします。
(T.Y.様)
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T.Y.様
ご質問ありがとうございます。
該当のラブロフ外相の発言は、以下の通りです。
――
「いいえ、ウクライナの民間人がロシア軍に攻撃されているという映像が数多くあったのを覚えています。そして、これらの映像は10年か20年前にイラクで撮影されたことが判明しました」。
Sergey Lavrov: No, I remember many images saying that Ukrainian civilians are being attacked by Russians. And then these images would turn out to be taken in Iraq, 10 or 20 years ago.
https://mid.ru/en/foreign_policy/news/2042813/
―――
まず、『NBC』の女性記者(アナウンサー)は、「現場で自分の目で見た」とも言いつつ、「テレビで見た」とも言っています(「私達は、ロシア軍に占領された地域で人々が殺害されるのを、自らの目で見て、その多くはテレビで報道されている」)。
戦場で、実際に自分の目で見たのならば、それは確実な情報であり、かつ、どこで行われたものなのか、明示すべきでした。
「テレビで見た」と続けることで、本当に戦場記者として目撃したのか、怪しくなってしまいました。
テレビという2次情報を、自分が1次情報を見たかのように錯覚しているのか、あるいは誇張している疑いがあります。
また、ラブロフ外相の言う通り、「ウクライナの民間人がロシア軍に攻撃されているという映像」の中に、イラク戦争当時の映像が混じっていた、という点については、複数のファクトチェックがあり、事実ではあります。
例1)『AP』通信社によるファクトチェックでは、「2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻中にロシア軍が駐留している様子」として、フェイスブックで流布されたビデオは、実は10年以上前のもので、「イラクのサマラにあるモスクに駐留するアメリカ軍兵士の姿が映っている」とされました。
※Video shows US troops in Iraq, not Russian troops in Ukraine(AP、2022年2月26日)
https://apnews.com/article/fact-checking-063398134324
例2)『インディア・トゥデイ』によるファクトチェックでは、「ロシア軍とウクライナ軍が対峙している様子をとらえている」とされる、フェイスブックで共有されたビデオが、実は「イラクで撮影された古い動画であることを突き止めた」とされました。
※Fact Check: 18-year-old video from Iraq resurfaces as Russia-Ukraine combat(INDIA TODAY、2022年2月26日)
https://www.indiatoday.in/fact-check/story/18-year-old-video-iraq-resurfaces-as-russia-ukraine-combat-1918270-2022-02-26
例3)『USA TODAY』によるファクトチェックでは、(2024年)3月25日のInstagramの投稿には、都市が爆撃されているニュース速報の映像は、「2024年のロシアによるウクライナ空襲は映っていない。映っているのは2003年のアメリカ主導によるイラク攻撃だ」とされています。
※Post falsely portrays Iraq war footage as Russian strikes on Ukraine Fact check(USA TODAY、2024年3月29日)
https://ca.news.yahoo.com/post-falsely-portrays-iraq-war-212701465.html
我々が見つけ出したのは、おそらくごく一部です。
「親ウクライナ、反ロシア」の傾向がある西側メディアですら気がついて、指摘した、ほんの一部を、提示したに過ぎません。探せば、もっとキリがないほどあるでしょう。
これらは、「ミス」によって生じることはありえません。
編集の過程で、意図せずして、2003年のイラク戦争の映像が混入することなど、考えられません。
しかも米兵士が映り込んでいるのに、デマ動画を作成している連中が気がつかない。作成者は、相当、迂闊な連中です。大量に作成しているうちに、「仕事」が杜撰になってきたのでしょう。
これらは、虚偽のプロパガンダであることが発覚した、一部の「失敗例」に過ぎません。
ロシア軍が民間人を攻撃しているとのプロパガンダ工作の中には、もっと巧妙に、尻尾を見せていない例も数多くあることでしょう。
ラブロフ外相の発言は、これらのファクトチェックの事例を念頭においてのものだと思います。
もちろん、ロシア軍の攻撃によって、ウクライナ市民が巻き添え被害(コラテラル・ダメージ)の犠牲になった事例がないと、言いきることはできません。
例えば、国連人権高等弁務官事務所(HRMMU)ウクライナ人権監視ミッションは、2025年7月だけでも少なくとも1674人の民間人の死傷者(286人死亡、1388人負傷)を確認しています。
これらは、戦略目標を正確に狙っても、迎撃ミサイルを撃たれているので、破片は広く飛び散り、コラテラルダメージは避けられないことは、ロシア側も認めています。
同様に、ウクライナ側も、連日、接触線での攻撃とは別に、ロシア領内へドローン攻撃やミサイル攻撃を行っており、ロシアの民間人の死傷者も出ています。
※PROTECTION OF CIVILIANS IN ARMED CONFLICT ― JULY 2025Human Rights Monitoring Mission in Ukraine、
https://ukraine.ohchr.org/en/Protection-of-Civilians-in-Armed-Conflict-July-2025?utm_source=chatgpt.com
ウクライナ紛争とは、実戦の戦闘の次元とは別に、情報戦という次元でも戦いが行われているのだ、と考える必要があります。
それは、大手メディアが行うプロパガンダだけではなく、SNSをも使った情報戦も含まれます。
ウクライナ政府高官や国会議員もSNSを使って、積極的に情報発信し、なかには意図的ではないかと疑われる誤情報の利用もありました。
世界のロシア非難が一気に加速したきっかけは「ブチャの虐殺」です。
このブチャの虐殺について、非常に早く情報をSNSに投稿したのは、ウクライナの国会議員レシア・ヴァシュレンコ氏でした。
この投稿は、当時大統領顧問であった、オレクセイ・アレストヴィッチ氏なども共有し、ロシア軍の残虐非道ぶりを世界に訴えました。
大手メディアも、「未検証」としながらも、ヴァシュレンコ氏の投稿を取り上げています。
当時、『ニューズウィーク』は、反証となるパトリック・ランカスター氏の情報も取り上げていますが、両方とも検証不可能と結論づけていました。
しかし、ランカスター氏がブチャの虐殺が判明する前の3月28日に、マリウポリからYouTubeに投稿した映像を見れば、それがヴァシュレンコ氏の写真と同じ遺体の映像であることは、ほぼ確実だと思われます。「検証不可能」という結論は、ありえないと思われます。
※Russian Army Raped Woman and Burned Swastika on Her Body, Ukraine Claims(Newsweek、2022年4月5日)
https://www.newsweek.com/russian-army-rape-swastika-burned-lesia-vasylenko-ukrainian-mp-1695067
この問題について、IWJは2022年6月27日の日刊IWJガイドでお伝えしました。以下に該当箇所をご紹介します。
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ウクライナ紛争は情報操作の戦争とも言われ、個々の情報の真偽の判断は困難を極めます。動画がどのような経緯で撮影されたものか、わかりません。
ブチャの虐殺の時に、ウクライナのレシア・ヴァシュレンコ議員が4月4日に公開した、ナチスを象徴する「かぎ十字」のマークが刻まれた女性の遺体写真は、多くの人に衝撃を与えました。ブチャの民間人虐殺の惨さを示す写真として世界中に広がりました。
レシア・ヴァシュレンコ議員「レイプされ、殺された女性の拷問された遺体。言葉がない。私の心は怒りと恐れと憎しみでまひしている」(2022年4月4日、X(旧ツイッター)
※ウクライナ女性議員「レイプされ拷問された遺体」ナチス象徴マークが刻まれた女性遺体の写真投稿(日刊スポーツ、2022年4月8日)
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202204080000218.html
※Lesia Vasylenko@lesiavasylenko(X(旧ツイッター)、2022年4月4日)
https://twitter.com/lesiavasylenko/status/1510736577592537092
しかし、この写真は「ウクライナのナチスによって、マリウポリの学校の地下室で拷問され、殺害された女性の死体」だとする指摘があります。
マックス・ブルメンタール「ウクライナの政治工作員@lesiavasylenko(レシア・ヴァシュレンコ)は、特に冷笑的な偽物を広めている。元の画像は@PLnewstodayによってキャプチャされ、ヴァシレンコの同盟国であるウクライナのナチスによって、マリウポリの学校の地下室で拷問され、殺害された女性の死体を示している」。
※Max Blumenthal@MaxBlumenthal(X(旧ツイッター)、2022年4月5日)
https://twitter.com/maxblumenthal/status/1511053915088990215
「@PLnewstoday」は、パトリック・ランカスター氏のX(旧ツイッター)アカウントです。ランカスター氏が元になった動画を公開したのは3月28日です。残酷な場面ですが、2分30秒以降に、まさに、ヴァシュレンコ議員がブチャでロシア兵によって惨殺されたとする女性の遺体が映し出されています。
したがって、この件については、ヴァシュレンコ議員のポストが「誤情報」であったと推測できます。
※Woman Found Tortured in School Basement “Military Base” in Mariupol(Patrick Lancaster、2022年3月28日)
https://youtu.be/6LQSYmda0Sc
※X(旧ツイッター)「IWJ_Sokuho」6月26日、ウクライナの東部要衝都市、セベロドネツクがロシア軍の完全占領下に、隣接するリシチャンスクでも優勢! マリウポリに続く勝利で、ロシア軍とルハンスク人民共和国軍・ドネツク人民共和国軍の連合軍が、ウクライナ東部制圧に王手! しかし、敗色濃厚にもかかわらず、ゼレンスキー大統領は「今占領されているすべての領土を取り返す!」と声明!(日刊IWJガイド、2022年6月27日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220627#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50998#idx-4
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他にも、ノルドストリームのパイプラインの爆破をロシアの犯行のように宣伝したり、アゾフが自らを「ネオナチではない」と詐称するのを日本のマスメディアもこぞってとりあげたり、ロシア軍が確保しているザポリージャ原発への攻撃をロシア軍が行っているなどと、普通に思考すればありえないことを本気で信じ込んでいる日本の大手マスコミの記者がいたり、プロパガンダには枚挙にいとまがありません。
西側メディアが同情的に拾い上げてくれることを計算に入れている、ウクライナ発、西側メディアが拡声器の役割を果たしているプロパガンダ情報は、開戦当初から続いており、うかつにうのみにはできないということをIWJは、この3年間、可能な限り、指摘してきました。
大半の西側メディア、特に日本のメディアは、そうした事実を無視して、虚偽報道を続けています。
ネットも、検索エンジンがガセ情報のネット記事や動画を一番最初に拾ってくるようになっており、通りいっぺんの検索では、真実には至りません。
こういう状況の中で、真実を見きわめるべく、IWJは情報戦の中、中傷の弾丸を浴びながら、真実を探して拾いあげ、表に出すことに努めています。
ご理解いただき、ご支援をたまわれば幸いです。
岩上安身 拝
■9月になり、IWJの第16期も2ヶ月目に入りました! しかし8月のご寄付・カンパは、月間目標額の16%にとどまり、84%届きませんでした! 9月こそ、有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、よろしくお願いいたします!
会員の皆様、ご寄付・カンパによってご支援くださっている皆様、IWJの第15期をお支えいただき、誠にありがとうございました。
9月になり、8月1日から始まったIWJの第16期は、2ヶ月目に入りました!
8月は1日から31日までの31日間で、49件、56万7300円のご寄付・カンパをいただいています。これは、これまでの月間目標額350万円の16%にあたります。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。しかし、目標額に、84%届きませんでした。
IWJの経営も、今は厳しくなっています。
第15期の期首の2024年8月1日から、期末の本年7月末日まで、当初に予定したご寄付の年間目標額3850万円に対して、実績値は2267万7000円と、大幅なマイナスになってしまいました。
IWJの活動運営費は、約半分が、会員の皆様からの会費によって支えられています。残りの約半分が、ご寄付・カンパによって支えられています。
2025年8月31日時点での会員数は1658名で、うちサポート会員様が641名、一般会員様が1017名です。
会員数は、第15期は、前年度比で、サポート会員が208名、一般会員が375名、合計583名減少していて、会費収入に換算すると、前年度に比べて約930万円の減少となってしまう見通しです。
この会費収入と、ご寄付・カンパの収入と合計すると、収入は予定していた目標値を、3197万7000円も下回ることになってしまいました。
支出については、経費などの大幅な削減に努め、前年度比約1000万円ほど削っています。あくまで現時点の推計ですが、差し引きますと、収支は約2198万円ほどのマイナスです。
非常手段として、万が一の時に備えて、セーフティネットとして積み立ててきた役員生命保険(受取人はIWJです)を解約することを決断いたしました。解約金1640万円を計上して、赤字の穴埋めとします。残りは、558万円のマイナスです。
これは、最後の手段です。こうしたセーフティネットはもうIWJに残されていません。今期も同じ支出、同じ収入ですと、約2000万円の赤字になってしまうだろうと思われます。それではもはやIWJの活動を続けていくことができません。
今回のように、長いこと積み立ててきた保険の解約のような非常手段も、これで最後です。第16期は、支出を思いきって、しぼりこまなければならないと覚悟しています。
どうぞ、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!
今期の最終的な収支は、決算を終えないとわかりませんが、機材の故障のため、新機材の購入でまとまった出費が必要になるなど、突発的な出費がない限り、おおよそこの予測からは、大きく外れることはないと思われます。最終的な数字が固まり次第、皆様にご報告をさせていただきます。
どうか、皆様のご寄付・カンパ、そして会費の納付によって、今月の目標額を達成し、さらには、赤字額を少しでも減らすことができれば、と存じます!
どうぞ、よろしくお願いいたします!
岩上安身 拝
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。
同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!
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◆中継番組表◆
**2025.9.4 Thu.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2025.9.5 Fri.**
調整中
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
YouTubeへの高評価とチャンネル登録も、よろしくお願いします。10万人登録まであと少しです!
ご支援のほども、よろしくお願いします。
※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250904
IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也)
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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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