日刊IWJガイド・非会員版「共存か戦争か!? 米中覇権交代、中国一強時代、米中のはざまで日本の外交、安全保障は!? 午後6時半~岩上安身による横浜市大名誉教授の矢吹晋氏インタビュー」2020.10.19号~No.2958号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~<本日の岩上安身によるインタビュー>米中覇権交代、中国一強の時代に米中は共存できるのか、戦争に向かうのか!? 米中のはざまで日本の外交、安全保障はどうあるべきか!? 本日、岩上安身は午後6時半より、『<中国の時代>の越え方 一九六〇年の世界革命から二〇二〇年の米中衝突へ』『コロナ後の世界は中国一強か』著者で現代中国研究の第一人者、横浜市立大学名誉教授の矢吹晋氏にインタビューを行います!
■【中継番組表】
■コロナ禍による経済悪化のため、9月1か月間のご寄付・カンパは月間目標額の26%にしか届かず! 10月も1日~15日で7%にとどまり、IWJの財政は大ピンチに! 会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします!
■「独裁国家のよう」! 中曽根康弘元総理の内閣自民党合同葬に岸信夫防衛相が省令を出して自衛隊員を大量動員! まさに「国葬」並みの扱い! 上脇博之神戸学院教授が「国と自民党が行う合同葬」は問題ありと疑問を投げかける!!
■またしてもフジ! 櫻井よしこ氏がBSフジ「プライムニュース」で「防衛大学卒業生が、大学院に行きたいという時に、東大をはじめ、各大学は、防衛大学から来た、防衛省の人間など入れないと断っていた」と虚偽発言! ファクトチェックで否定され、番組が訂正すると「近年は自衛隊関係者の入学を認め始めた。その点を付け加えていなかった」と過去には、排除していたことの証拠も、説明もせず「近年は・・・」と、苦し紛れに嘘に嘘を重ねて虚偽の弁明!
┠<ニュース・フラッシュ>
■【1】政府が東京電力福島第1原発事故で発生するトリチウムを含む処理水について、海洋放出する方針を固める!?
■【2】WHOが、日本で新型コロナウイルスの治療薬として特例承認されているレムデシビルについて、「患者の死亡率や重症化率を下げる結果はない」との臨床試験結果を発表!?
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■はじめに~<本日の岩上安身によるインタビュー>米中覇権交代、中国一強の時代に米中は共存できるのか、戦争に向かうのか!? 米中のはざまで日本の外交、安全保障はどうあるべきか!? 本日、岩上安身は午後6時半より、『<中国の時代>の越え方 一九六〇年の世界革命から二〇二〇年の米中衝突へ』『コロナ後の世界は中国一強か』著者で現代中国研究の第一人者、横浜市立大学名誉教授の矢吹晋氏にインタビューを行います!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日、岩上安身は午後6時半より、日本における現代中国研究の第一人者である、横浜市立大学名誉教授の矢吹晋氏にインタビューを行います。10月13日からの一週間で4本のインタビューを敢行する4連続インタビューの第4弾です!

 「メイドインジャパン」の残夢にしがみつき、的外れな中国脅威論のもとで国益を損なうような外交・安全保障政策が進められる日本の現状を憂いて、精力的な執筆・言論活動を続けておられる矢吹氏は、岩上安身によるインタビューにも、2013年12月以来、7回もご登場いただいています!

 矢吹氏はこの夏に『<中国の時代>の越え方 一九六〇年の世界革命から二〇二〇年の米中衝突へ』(白水社 https://amzn.to/37kCwQq)と『コロナ後の世界は中国一強か』(花伝社 https://amzn.to/3kb8cv5)の2著作を上梓。「チャイメリカ」体制(米ドルと中国人民元の補完関係で成立する世界経済のあり方)の将来と、来たるべき米中逆転を明らかにしています。

 矢吹氏は2015年9月9日に収録した岩上安身によるインタビューで、「第二次大戦後、パックスアメリカーナはベトナム戦争など失敗続き。かたや中国は、ここに来て成長してきた。その狭間にいる日本は、その両国とうまく付き合う道しかない。沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択」と、訴えました。しかし、矢吹氏の訴えは届かず、安倍政権下の日本政府はその後も、衰退する米国にすがりつくかのように対米従属を深めてゆきました。

※「沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択」──中国研究者の矢吹晋氏が岩上安身のインタビューで警告 「アメリカは中国とうまくやっていく」岩上安身によるインタビュー 第581回 ゲスト 矢吹晋氏 2015.9.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/262787

 本日のインタビューでは、その『<中国の時代>の越え方』のいくつかの章で語られる矢吹氏の半世紀以上の歩みを辿りつつ、こんにちの日本が、そして今や米国に比肩する大国となった隣国中国がどのように形づくられてきたのか、振り返ります。

 その過程で、60年安保闘争で若き命を散らした樺美智子氏や、世界平和実現のための現実的提言を発信し続けた、偉大なジャーナリストかつ第55代内閣総理大臣、石橋湛山の思い出なども語っていただきます。

 矢吹氏は1958年東京大学教養学部入学。駒場寮中国研究会の1年先輩に60年安保闘争で死亡した樺美智子氏、同期には西部邁氏がいました。矢吹氏は樺美智子氏が亡くなった1960年6月15日の国会南門でも樺氏の前列でスクラムを組んでいたといいます。

 また、矢吹氏は1962年に東京大学を卒業すると、石橋湛山が社長をつとめた東洋経済新報社に入社しました。当時、日中・日韓問題に強かった東洋経済で、矢吹氏は、大原万平論説主幹にかわいがられ、石橋湛山邸や別荘に連れて行ってもらったそうです。

 矢吹氏は生前の石橋湛山を知る数少ないひとりであり、石橋湛山の訪中と毛沢東との会見なくして、のちの田中角栄による訪中、日中国交回復はなかったと述べます。

 石橋湛山は、戦中においても朝鮮や台湾などの植民地を放棄すべし、大日本主義を捨てて小日本主義に立つべし、と堂々と論じ、帝国主義の非経済性と戦争の反対を訴えた、大ジャーナリスト・大言論人です。自民党の創設者の一人であると同時に、今日のアベ・スガ的自民党の政治家たちが失ってしまった美質をことごとく備えていた偉大な政治家でした。

 1955年保守合同によって自由民主党が結成された後、第2回目の党総裁選で、対立候補の岸信介を破って第2代の自民党総裁、そして第55代内閣総理大臣の座につきました。

 湛山が礎をつくった良質な自由主義、民主主義の政党としての自民党は、今や面影もありませんが、我々はそれを掘り起こし、思い起こし、復活させる必要があります。今、日本において危機に瀕している福祉国家建設の最初のスタートを切る閣議決定を行ったのも湛山でした。

 19日のインタビューでは、日中の戦後史を振り返るとともに、60年安保、石橋湛山の構想は今なお有効であるといった話などもおうかがいます。インタビューは冒頭のみオープンで、その後は会員限定での配信となります。この機会にぜひ、IWJ会員へご登録の上、以下のURLよりご視聴ください!

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【IWJ_YouTube Live】18:30~
「岩上安身による横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏インタビュー」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

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 この1週間で岩上安身が敢行した他の3本のインタビューは、菅総理による日本学術会議任命拒否問題と、米中戦争前夜にもかかわらず対米従属を続ける日本の安全保障論についてです。本日の矢吹氏へのインタビューも含め、これらはすべて、菅政権による安倍政権をも凌駕する、過剰なまでの対米従属と軍備への執着、その目的ための手段を選ばない独裁的政治手法という点で、ひとつにつながるテーマです。

 ぜひ、あわせて御覧ください!

※日本学術会議任命拒否問題(1)菅総理はナチスの授権法の代わりに憲法15条を悪用して独裁を行なっている! その先には軍事研究への誘導がある! 岩上安身によるインタビュー 第1012回 ゲスト立命館大学大学院法務研究科教授・松宮孝明氏 2020.10.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482679

※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(1)自発的対米隷従国家・日本が対中ミサイル前線基地兼戦場に!?米国の対中戦略を読み解く!岩上安身によるインタビュー 第1013回 ゲスト東アジア共同体研究所上級研究員 須川清司氏 2020.10.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482747

※日本学術会議任命拒否問題 憲法15条の悪用による独裁への道!デマで日本学術会議を叩く菅政権でこの先日本はどこまで堕ちるのか!?  岩上安身によるインタビュー第1014回ゲスト 早稲田大学政治経済学術院教授小原隆治氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482850

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◆中継番組表◆

**2020.10.19 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch3】14:30~「野党合同国対ヒアリング(GoToキャンペーン+感染実態解明)―内容:GoToトラベルの地域別予算枠の撤廃など」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 野党合同国対ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた野党合同ヒアリング関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%87%8e%e5%85%9a%e5%90%88%e5%90%8c%e3%83%92%e3%82%a2%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0
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【IWJ・Ch3】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%9b%bb%e5%8a%9b
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【IWJ_YouTube Live】18:30~「岩上安身による横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏インタビュー」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 岩上安身による横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた矢吹晋氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%9f%a2%e5%90%b9%e6%99%8b

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◆中継番組表2◆

**2020.10.20 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh3・京都】18:30~「学術会議への政治介入に抗議し、説明・撤回を求める京都緊急集会 ―報告:松宮孝明氏(立命館大学 大学院法務研究科 教授)ほか」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach3

 「日本学術会議への政治介入に抗議し、説明・撤回を求める京都緊急集会」実行委員会主催の緊急集会を中継します。これまでIWJが報じてきた日本学術会議関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%AD%A6%E8%A1%93%E4%BC%9A%E8%AD%B0
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【タイムリー再配信 774・IWJ_YouTube Live】20:00~「大阪のための緊急会議―11.1住民投票について考える―登壇:中山徹氏(奈良女子大学教授)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 9月22日収録の、「大阪のための緊急会議―11.1住民投票について考える―」を中継します。これまでIWJが報じてきた大阪府関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a4%a7%e9%98%aa%e5%ba%9c

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

日本共産党・もとむら伸子衆議院議員「日本学術会議任命拒否のような大事な問題では、忘れない、曖昧にしない、そして問い続けることが大きな力になる!」~10.14「内閣府との市民交渉(ヒアリング)」と「緊急市民集会」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482744

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■コロナ禍による経済悪化のため、9月1か月間のご寄付・カンパは月間目標額の26%にしか届かず! 10月も1日~15日で7%にとどまり、IWJの財政は大ピンチに! 会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします!

 皆様、いつもIWJへの温かいご支援、本当にありがとうございます。岩上安身とスタッフ一同、心から感謝いたします。

 睡眠時無呼吸症候群のため、岩上安身の血中酸素飽和濃度が、通常の人より10%程度低い水準になっていることは、連日この日刊IWJガイドでもお伝えしていますが、このような状態が続くと、脳機能の低下や仕事の作業効率の問題だけでは済まず、狭心症の発作といった致命的な事態にも至りかねません。

 岩上は、狭心症の突然の発症時に用いるため、肌身離さずニトログリセリンを持ち歩いていますが、夜中に睡眠薬が深く効いている状態で、冠攣縮性狭心症の発作に襲われれば、枕元においてあるニトログリセリンに手をのばすことも、携帯電話で119番に電話することもできず、手遅れになる可能性もありえます。

※【検証レポート】2015年1~2月、岩上安身が北の大地で倒れるまでの道程~IWJスタッフあてメールも検証。「心臓の動脈の痙攣」を引き起こしたストレス、過労の実態と、追い打ちをかけた「世界の危機」の正体 2015.3.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/237316

※2018年10月30日夜、再び冠攣縮性狭心症の発作に見舞われた岩上安身!~ 発作以降、体調は一進一退が続くものの、療養に専念しつつ必ず復帰することを誓う!
https://iwj.co.jp/wj/open/condition_report

 IWJは現在、未曽有の財政的にピンチにあり、岩上安身は全力投球で仕事に臨みたいと願っています。

 しかし、命にはかえられません。この睡眠障害と、睡眠時無呼吸症候群と、鼻呼吸ができない鼻づまりを起こす肥厚性鼻炎の悪化という三重苦を打開すべく、手術も覚悟の上でクリニックから紹介状を書いてもらい、15日に総合病院の耳鼻科でCTを撮りました。

 その結果、手術では症状の改善が見込めないとの診断を受けました。今までのように、対処療法的に、点鼻薬を用いながら、睡眠時無呼吸症候群による酸素飽和濃度低下に対する酸素吸入療法を行うことになりそうです。近日中に、再度、精密検査のため入院検査を行います。

 睡眠時無呼吸症候群は、中高年以上の男性に多く、年をとるにつれ、悪化していきます。若さはとり戻せませんが、肥満を解消することで、疲れは軽減される可能性があるとのことで、岩上は、今、食事制限だけではなく、社内の若手スタッフと一緒になってキックボクシング部の活動を再開し、若いスタッフ(一部年配のスタッフもいますが)と汗を流しながら、減量につとめています。

 この減量とともに精密検査を経て、近いうちに開始されることになる酸素吸入療法によって、「酸素飽和濃度を99%に戻す!」と毎日周囲に、そして自分自身への励ましを込めて喝を入れてます!

 岩上安身の気力は横溢しており、闘病へも前向きです!

 どうぞ「復活」への岩上安身のこの意気込みをご理解賜り、岩上とIWJにご支援いただけたら幸いです。

 IWJの第11期は8月1日からスタートして2か月半が過ぎました。しかしながら、8月のカンパ総額は月間目標額の36%にしか届かず、9月は月間目標額の26%の達成率にとどまっています。

 この結果、10月の月間目標額は9月の不足分が加算された995万3340円となりました。10月も月の半分が経過しましたが、10月1日から15日までのカンパ総額は約67万3969円であり、約7%の達成率です。

 9月は8月よりも達成率が大きく低下してしまいましたが、10月もこのままではさらに低い達成率となってしまいます。今月はキャッシュフローが足りず、岩上安身個人からの借り入れが必要になりそうです。これでは、IWJは秋以降、これまでのような活発な活動を継続することはできそうにありません。

 岩上安身は、必ずこの危機を乗り越えて復活する!と周囲に宣言していますし、我々スタッフも岩上安身が減量にも成功し、治療も成果をあげて、血中の酸素飽和濃度99%の身体に戻って、フル回転するようになると信じています!

 私たちは、岩上安身がフル回転して最前線に戻ってくるまで、何としても活動を継続していきたいと強く願っています。そのためには、市民の皆様のお支えがぜひとも必要です! このコロナ危機によるピンチに際し、ぜひ、会員登録と、ご寄付・カンパによる緊急のご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします!

 また、ご友人や知人にぜひ、IWJの活動をお知らせいただき、ご支援の輪を広げていただけるようお願いいたします! ぜひ、みなさまのお力で、SNS等を使って、IWJの良い点、優れた点を、口コミでお知らせいただければと思います。10月13日時点で会員登録いただいている会員様の総数は、4256名です。この数を皆様とともに、ぜひ伸ばしていきたいと考えております! 

 コロナ禍の状況で皆様にご寄付・カンパのお願いを続けることは心苦しいことではありますが、特定のスポンサーに頼らない独立メディアであるIWJが、活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません! 皆様と一緒に私たちもコロナ危機を何としても乗りきりたいと思います!

 下記URLに、ご寄付・カンパくださった皆様のお名前を記して感謝の意を捧げております。ぜひ御覧いただければと存じます。

※いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告>
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/information/donation

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします! 1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■「独裁国家のよう」! 中曽根康弘元総理の内閣自民党合同葬に岸信夫防衛相が省令を出して自衛隊員を大量動員! まさに「国葬」並みの扱い! 上脇博之神戸学院教授が「国と自民党が行う合同葬」は問題ありと疑問を投げかける!!

 17日土曜日、内閣と自民党による故中曽根康弘元総理の合同葬が午後2時よりグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われました。

※「故中曽根康弘」内閣・自由民主党合同葬儀について(内閣府)
https://www.cao.go.jp/others/soumu/goudousou/goudousou.html

※「故中曽根康弘」内閣・自由民主党合同葬儀(首相官邸、2020年10月17日)
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202010/17funeral.html

 内閣府が9月28日に発表した、合同葬の実行委員会及び幹事会合同会議の議事次第によれば、三権の長による追悼の辞があり、皇室からは秋篠宮皇嗣と皇嗣妃が列席。自衛隊が儀仗、堵列(とれつ)奏楽を担当する(奏楽は海上保安庁音楽隊も)など、まさに「国葬」の如き体裁が整えられました。

※「故中曽根康弘」内閣・自由民主党合同葬儀 実行委員会及び同幹事会合同会議 議事次第(内閣府、2020年9月28日)
https://www.cao.go.jp/others/soumu/goudousou/goudoukaigi1.pdf

 防衛省は10月14日、自衛隊法第6条にもとづき岸信夫防衛大臣名で「『故中曽根康弘』内閣・自由民主党合同葬儀における自衛隊の礼式に関する省令」を公布しました。省令の第1条は「『故中曽根康弘』内閣・自由民主党合同葬儀に際し、自衛隊が儀礼を行う場合の礼式は、儀じょうおよびと列とする。儀じょうに際しては、弔銃を行うものとする」、第2条は「儀じょうは、ひつぎを警備し、及びこれに敬意を表するために行う。2 と列は、ひつぎを途上において送迎し、及びこれに敬意を表するために行う」、第3条は「第1条の礼式の実施に関し必要な事項は、防衛大臣が定める」とされています。

※インターネット版官報 本紙 第352号 令和2年10月14日
https://kanpou.npb.go.jp/20201014/20201014h00352/20201014h003520005f.html

 ネット上では式典で遺骨を運ぶ自衛隊員やホテル周辺を警護する自衛隊員、ホテル前に堵列した自衛隊員の姿などに「独裁国家のようだ」「日本のナチス化」「税金の無駄使い」などの批判があふれています。

 他方、IWJの記者は、10月17日に行われた中曽根康弘元総理の合同葬について、神戸学院大学の上脇博之教授に、取材を行いました。

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■またしてもフジ! 櫻井よしこ氏がBSフジ「プライムニュース」で「防衛大学卒業生が、大学院に行きたいという時に、東大をはじめ、各大学は、防衛大学から来た、防衛省の人間など入れないと断っていた」と虚偽発言! ファクトチェックで否定され、番組が訂正すると「近年は自衛隊関係者の入学を認め始めた。その点を付け加えていなかった」と過去には、排除していたことの証拠も、説明もせず「近年は・・・」と、苦し紛れに嘘に嘘を重ねて虚偽の弁明!

 
 ジャーナリストの櫻井よしこ氏が14日のBSフジの「プライムニュース」に生出演した際に、日本学術会議任命拒否問題に関連して、次のような批判のコメントを述べました。

 「防衛大学卒業の学生が、大学院に行きたいという時に、東大をはじめ、各大学は、防衛大学から来た、防衛省の人間など入れないと断っていたんですね。

 その反対のところでですね、中国の人民解放軍の軍歴のある人間を大学院に入れて教えているわけですよ。国立大学ですから、私たちの国費で教えて、そこでは当然いろんな、最先端の技術や知識を教えて、それを持って中国に帰らせるわけですよね。

 こういったことはおかしいと、日本人なら誰でも思いますから、このように国民が納得できないような教育をする、国民が決して許さないような反日的な研究をさせる。海外でね、日本にはさせないで。このような学術会議は、やはりどこかおかしいのであるから、改革しなければいけないと、私が政治家だったら強く思いますよ。自民党の皆さん方も絶対に強く思っていると思いますよ。で、今回菅さんがそのきっかけを作ったということに、尽きるんだろうと思いますね。

 で、これをひとつの重箱の隅をつつくととらえて、朝日とか毎日とかですね、立憲民主とか共産党とかがですね、言ってることなんだと思いますよ」

※『西村康稔×櫻井よしこ コロナ対策と経済再生学術会議問題の是非は』【後編】(FNNプライムオンライン、2020年10月14日)
https://www.fnn.jp/articles/-/95673

 ところが、「特定非営利活動法人ニュースのタネ」が運営するファクトチェックの専門サイト「In Fact」が調べたところ、2017年に東京大学公共政策大学院がホームページで海上自衛隊出身者を紹介。また、帝京大学名誉教授の志方俊之氏が京都大学大学院で博士号を取得したことなどをはじめ、防衛大学卒業後に東京大学や京都大学の大学院に進んだ事例を確認しました。

※[FactCheck] 「防大卒業生が大学院に行きたくとも東大など各大学は断る」は誤り 櫻井氏の発言が拡散(In Fact、2020年10月15日)
https://infact.press/2020/10/post-9066/

 これに対してBSフジは、16日放送の同番組冒頭で「番組側で事実関係を調査したところ、国立大に入学した防衛大卒業生の存在、これが確認されましたので訂正させていただきます」と、反町理キャスターが櫻井氏の発言を訂正しました。

 さらに櫻井氏自身から同番組へ寄せられたコメントを紹介。しかしその内容は「たしかに過去において自衛隊関係者がごく一部を除き国立大に入学出来ない時代が続いていました。しかし近年は自衛隊関係者の入学を認め始めました。その点を付け加えていませんでした」という、「入学できない時代が続いていた」ことの証拠も事実関係の説明も何ら行わず、嘘に嘘を重ねた苦しまぎれとしか思えない回答を寄せていました。

 この後に及んで「たしかに過去において自衛隊関係者がごく一部を除き国立大に入学出来ない時代が続いていました」とまで言うなら、それがいつのことであるのか、また「意図的に」排除していたという根拠とともに示す必要があるのではないでしょうか?

<ニュース・フラッシュ>

■【1】政府が東京電力福島第1原発事故で発生するトリチウムを含む処理水について、海洋放出する方針を固める!?

 東京電力福島第1原発事故に伴って発生している放射性物質・トリチウムを含む処理水の処分に関し、政府が海洋放出を決定する方針を固めたことが分かりました。マスコミ各社が報じています。

※「海洋放出」10月内にも決定 処理水処分、第1原発敷地から軸(福島民友新聞、2020年10月16日)
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20201016-547233.php

 福島第一原発の事故にともなって発生した処理水は、2020年3月の時点で約120万トン、タンク換算にして979基分もの量が保管されています。現行の計画では、2022年に秋ごろタンクが満杯になる見込みであることから、政府はタンクの増設や処理水の保管継続を求める声に背を向け、処分方法の決定を急いでいました。

※福島第1汚染水 懸念無視し海洋放出へ(しんぶん赤旗、2020年10月16日)
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-10-17/2020101701_01_1.html

 実際、経済産業省が15日に福島第一原発が立地する福島県双葉町・大熊町に対して行った説明は、海洋放出が前提だったということです。NHKが報じています。

※トリチウムなど含む水 “海洋放出が前提” 国の地元への説明で(NHK NEWS WEB, 2020年10月16日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201016/k10012666851000.html

 東京電力は、浄化しても取り除けず処理水に残存してしまう放射性物質・トリチウムについて、「トリチウムは自然界にも存在し、全国の原発で40年以上排出されているが健康への影響は確認されていない」と安全性を強調してきました。

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■【2】WHOが、日本で新型コロナウイルスの治療薬として特例承認されているレムデシビルについて、「患者の死亡率や重症化率を下げる結果はない」との臨床試験結果を発表!?

 世界保健機関(WHO)は、抗ウイルス薬のレムデシビルについて、新型コロナウイルスに感染し入院した患者の死亡率や重症化率を下げる効果は「ほとんどあるいは全くない」とする臨床試験結果を発表しました。

※Remdesivir has little effect on Covid-19 mortality, WHO study says(Financial Times, 2020年10月16日)
https://www.ft.com/content/ee9b611f-2b4b-4572-afe1-b0b804d17a94

 レムデシビルとは、アメリカのギリアド・サイエンシズという製薬会社が開発した薬品。もともとはエボラ出血熱の治療のために開発された薬品でしたが、新型コロナウイルスに効果があるとされ、米食品医薬品局(FDA)は治療薬として緊急使用許可を出しています。日本でも特例承認されています。最近では、アメリカのトランプ大統領にも投与されたことが明らかになりました。今回のWHOの発表はそうした懸念が現実のものであったことを裏づけています。

※Dexamethasone, remdesivir, Regeneron: Trump’s Covid treatment explained(BBC NEWS, 2020年10月9日)
https://www.bbc.com/news/health-54418464

 WHOの臨床試験は世界30カ国のコロナウイルス患者およそ1万1000人を対象に実施されたといいます。レムデシビルのほか、新型コロナウイルスに効果があるとされてきた「ヒドロキシクロロキン」、「ロピナビル」、「リトナビル」、「インターフェロン」の4種類についても検証されましたが、いずれも患者の死亡率を低下させたり、退院を早めたりする効果は認められなかったといいます。ただ、この結果については、専門家が検証を行う「査読」を経ていないとしています。

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 独立メディアとしてのIWJの存在は、会員の皆様のサポートがあってこそのものです。特定のスポンサーをもたないことで、誰にも、どんな党派にもおもねることなく、真の報道の自由の実現を目指してきた独立メディアであるIWJは、活動経費の半分を皆様からのご寄付・カンパで、残りの半分を会員の皆様の会費で賄っています。

 10月13日時点の会員数は4256名様です。うちサポート会員の方は1510名様です。

 まだ、無料の視聴のみにとどまり、会員登録はされていないという方は、ぜひ、この機会に新規の会員になっていただき、IWJの活動をお支えいただければと存じます!

 いったんは会員登録したものの、現在は休会中であるという方、うっかりして会費が未納になっているという方、この機会にぜひ、再開をお願いいたします!

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※ぜひ、サポート会員にお切替えいただいてご支援ください!
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■IWJから皆様にサイトのコンテンツ管理中につき、お知らせがあります。一時的にご不便おかけします。

 日頃から、IWJをご支援下さり、様々なコンテンツを、御視聴、御覧いただきましてありがとうございます。

 現在、IWJのサイト上で一部のコンテンツが閲覧できない状態になっています。

 コンテンツの大がかりな整理を行っているためで、皆様にはご不便をおかけしており申しわけありません。復旧まで少々お時間がかかるとは思いますが、もうしばらくお待ちください。

 これからも、激しく流動する「現代」という時代をくっきりと浮かび上がらせるために、IWJならではの視点、切り込み、深堀りで、記事、中継、録画配信、インタビューなどを、皆様にお届けしていく所存です!そのため様々な企画も進行中です。

 ぜひ、これからも、IWJがお届けする様々なコンテンツにご期待ください。よろしくお願いいたします。

■【スタッフ募集・インターン】コロナ禍のためにバイト先がなくなり、退学を考える学生が急増しているといいます。退学を考える前に、IWJでアルバイトあるいはインターンの検討をぜひ! IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています! 進路として報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください! 就職・試験突破の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!

 IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています!ポストドクターの方も含めて、報道に興味ある学生の方は、下記応募フォームより、ぜひご応募ください!

※レギュラースタッフ募集要項
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXmrohCgSv4wxA-iWUk227Ber03r14GPhDoJgu4xyFyxKiCA/viewform

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、國府田響、城石裕幸、六反田千恵、中村尚貴)

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLよりご覧ください。
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