日刊IWJガイド・番組表「文科省の前川前事務次官が会見を開き、加計学園獣医学部新設についての『総理のご意向文書』は『本物』と断言!/国と一部メディアが『政権転覆』を企図? 駐日ベネズエラ大使・セイコウ・イシカワ氏が『フェイクニュース』に隠されたベネズエラ『危機』の真相を暴露!/会員登録についてのIWJアンケートにご協力をお願いします!」2017.5.26日号~No.1715号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「文科省の前川前事務次官が会見を開き、加計学園獣医学部新設についての『総理のご意向文書』は『本物』と断言!/国と一部メディアが『政権転覆』を企図? 駐日ベネズエラ大使・セイコウ・イシカワ氏が『フェイクニュース』に隠されたベネズエラ『危機』の真相を暴露!/会員登録についてのIWJアンケートにご協力をお願いします!」2017.5.26日号~No.1715号~ ■■■
(2017.5.26 8時00分)

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■<はじめに>文科省の前川前事務次官が会見を開き、加計学園獣医学部新設についての「総理のご意向文書」は「本物」と断言!(林俊成)
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠――【1】安倍総理の指示で着々と進む改憲議論…自民党は憲法に自衛隊を明記するため「9条の2」の新設を検討!(林俊成)
┠――【2】クラスター爆弾製造企業への投融資金融機関の数は日本が1位!?日本を代表する金融機関が相次いで「殺人の道具」に投融資(城石エマ)
┠――【3】問題発言が相次ぐ自民党の大西英男衆議院議員、須藤元気氏の「推薦文」を無断掲載!?(林俊成)
┠――【4】米国と一部メディアが「政権転覆」を企図? 駐日ベネズエラ大使・セイコウ・イシカワ氏が「フェイクニュース」に隠されたベネズエラ「危機」の真相を暴露(平山茂樹)
┠■<★取材報告★>加計学園の獣医学部設立を「総理のご意向」とした文科省内部文書は「確かに存在していた」――当時の事務方トップ・前川喜平前事務次官が緊急記者会見!民進党は前川前事務次官の国会参考人招致を要求!(城石エマ)
┠■<IWJからのお知らせ>【IWJアンケート】会員登録の性別区分項目について
┠■<みなさんの温かな励ましに感謝!~岩上さんのリアルな「想い」~>
┠■わとはぷ~What happened today?~今日は第18回オリンピック開催地が東京に決定した日!破綻した2020年「コンパクト五輪」、ボルネオの先住民を含む14万筆の署名提出!(ぎぎまき)
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<はじめに>文科省の前川前事務次官が会見を開き、加計学園獣医学部新設についての「総理のご意向文書」は「本物」と断言!
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 おはようございます。IWJテキスト班の林俊成と申します。

 安倍総理がサミット出席のため日本を不在にするなか、加計学園問題で大きな動きがありました。

 「獣医学部新設に関する内閣府からの伝達事項」と題した文書に、「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向」などという驚くべき文言が記載されていた件について、菅官房長官は文書を「怪文書」扱いしていましたが、文部科学省の前川喜平前事務次官が週刊文春のインタビューに答え、「『総理のご意向』文書は本物です」と証言。昨日発売の週刊文春に掲載されました。また、前川氏は朝日新聞のインタビューにも答えています。

・文科省前事務次官が「総理のご意向」文書は「本物」と証言(文春オンライン、2017年5月24日)
http://bunshun.jp/articles/-/2612

・「総理のご意向」私だって気にする 前川氏の一問一答(朝日新聞、2017年5月25日)
http://www.asahi.com/articles/ASK5S5JFTK5SUTIL02X.html

 前川氏の証言を受け、維新を除く野党各党は、前川氏の国会への参考人招致を求めましたが、自民党が拒否。昨日の参議院文教科学委員会で松野博一文科相は前川氏の発言について、「辞職された方の発言なのでコメントする立場にない」などと述べました。

 さらに、改めて調査するよう求めた民進党の斎藤嘉隆参議院議員に対し、松野大臣は「調査した結果、確認できなかった」という従来の答弁を繰り返しました。

 続いて質疑に立った共産党の小池晃参議院議員も、加計学園問題を追及。「加計学園への伝達事項」と題された別の資料をもとに、松野大臣を追及。なお、この資料については民進党「加計学園疑惑調査チーム」のヒアリングでもその存在が示唆されていました。

 小池議員は「(前述の資料の中に)『設置申請に向けて必要な教員確保や施設整備、資金計画など万全な準備をおこなっていただきたい』とある。翌々日に国家戦略特区諮問会議で獣医学部新設が決定する前の段階で、ここまで具体的に、加計ありきで、加計に決まること前提で加計学園に伝達事項を伝えていたと。これは極めて重大だと思いますよ。知らないですまされる話ではない」と追及しましたが、松野大臣は「基本的に文書の出所や入手経路を明らかにできない場合、確認はおこなっておりません」などと述べ、調査を拒否しました。

 文春等の報道により、一躍注目を集めることとなった前川氏。前川氏は昨日16時から、東京都千代田区の弁護士会館で会見を開きました。会見の模様は生中継禁止でしたが、IWJは現場に急行し、会見終了後18時30分から録画配信しました。

 会見で前川氏は「内閣府からの資料には、『与党での議論は必要ない、総理の意向だ、平成30年開学だ』などと書かれている。いずれも本物であると申し上げることができます」と断言。さらに、「証人喚問されれば応じます」と述べました。

 会見の模様は以下の記事からご確認ください。

※【速報】「関係者の中では暗黙の了解だった」〜前川喜平・前文科事務次官が緊急会見! 官邸の圧力示す「加計学園文書」を「本物だ」と断定! 国会での「証人喚問」にも応じる意向を示す!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/380298

 また、昨日は民進党の「加計学園疑惑調査チーム」が文科省幹部らにヒアリングをおこないました。前川氏の会見の模様と合わせ、後段で城石エマ記者がご報告します。

 なお、前川氏の会見の模様はAbemaTVが会見終了直後から配信しました。AbemaTVは「亀田興毅に勝ったら1000万」企画で視聴者数が1400万人を突破したという、驚異のインターネットメディア。

 IWJの設備では、収録した映像を現場で配信することは難しいため、いったん事務所に戻ってからの配信となりました。そのため、AbemaTVに出遅れること約1時間後…。

 ところが、AbemaTVの配信の視聴者数は100人〜300人ほどだったのに対し、なんとIWJの配信では常時約1000人の視聴者が!「先行配信したAbemaTVを上回るとは!」と岩上さんも驚いていました。こうした報道については、IWJを見ようとするネット視聴者が多いのだと、改めて、視聴習慣の重みを感じさせたれました。

 もちろん後発とはいえ、AbemaTVは巨大資本とテレビ朝日が関わる、メガ・ネットメディア。油断していたら、あっという間に置き去りにされてしまうでしょう。我々、も気を引きしめていきたいと思います。

 AbemaTVとインターネットメディアの変遷については、以下の記事をご覧ください。

※メディア界に激変!「亀田興毅に勝ったら1000万」でAbemaTVが視聴者数1420万人を記録!「時代の寵児」Ustreamの凋落…IWJは試行錯誤し進化と変化を求めていく! 2017.5.19
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/379161

 民進党、共産党の調査により、次々と官邸の関与を示唆する文書の存在が明らかになり、愛媛県の中村時広知事が今治市への獣医学部設置について「途中で内閣府から助言があった」と述べ、トドメの一撃とばかりに当時の事務次官が「(総理のご意向文書は)本物」と断言するなど、加計学園による獣医学部新設には、官邸の関与があったと考えざるを得ない状況になっています。

 また1999年にさかのぼり、当時まだ当選3回の若手議員だった安倍総理が、加計グループの原点である「広島加計学園」の監事を務め、報酬を受けていたことも報じられています。安倍氏と加計グループのつながりは、私たちの予想以上に深く根を張っている可能性があります。

・加計学園と“金銭癒着”浮上 安倍首相に「学園監事」の過去(日刊ゲンダイ、2017年5月25日)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/205994/1

 IWJは現在、一連の流れを追った記事を準備中です。

 昨日の会見では前川氏の「スキャンダル」についても質問がありました。読売新聞が22日、前川氏が在職中に東京都新宿区歌舞伎町の「出会い系バー」に出入りしており、「教育行政のトップとして不適切な行動に対し、批判が上がりそうだ」と報じたものです。この件については、5月23日の日刊ガイドでIWJは「不適切な報道」とすでに批判しています。

※日刊IWJガイド・番組表 2017.5.23日号~No.1712号~
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/30835

 前川氏は会見で「そういったバーに行ったことは事実です。女性の貧困について扱ったテレビ番組があって、そういう女性がお店にいることを知った。その実態を知りたいという関心から行きました」と語り、「出会い系バー」で働く女性の多くが親の離婚や不登校を経験するなど、貧困に陥る背景・課題が見出せたとし、「ああいうところに出入りしたことは意味があったと思う」と述べました。

 さらに前川氏は「読売新聞がなぜ報じたかはわかりません。(権力の脅しかどうかについては)そういう国だとは思いたくない」と語りました。

 売春行為などの具体的な問題行動が明らかになっていないにもかかわらず、読売新聞がバーに出入りしただけの前川氏の行動を「スキャンダル」として大げさに報じた背景には、前川氏の評判を貶める目的があったのではないかと疑わざるを得ません。

 読売新聞は、安倍総理の国会での「読売新聞を読め」発言に気を良くし、自民党の御用新聞として活動していくことに決めたのでしょうか。いや、昨日今日の話ではなく、権力との癒着ははるか昔から続いてきたのかもしれません。

 言うまでもなくIWJは、権力におもねり、個人を不当に攻撃する読売新聞とは真逆のスタンスです。スポンサーに頼らない独立系メディアとして、大手マスメディアとは異なる、タブーのない報道を貫いていく所存です。

 IWJは特定のスポンサーに頼らないため、皆様の会費が経営の柱となっています。まだご登録がお済みでない方は、この機会にぜひ会員登録をお願いいたします。

※会員登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 なお本ガイドの後段には、会員登録の際の性別区分項目に関するアンケートのお知らせがあります。すでに会員にご登録いただいている皆様も含め、アンケートにご協力をよろしくお願いいたします。

 また現在のIWJの会員数では、皆様の会費だけで全ての出費を賄うことはできません。現在の規模でIWJが活動を続けていくためには、皆様からのご寄付・カンパが欠かせません。どうか、IWJをご支援いただきますようお願い申し上げます。

※ご寄付・カンパはこちらからよろしくお願いいたします。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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◆中継番組表◆

**2017.5.26 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】18:00~「ND主催 アミタフ・アチャリア氏(アメリカン大学名誉教授/元国際関係学会会長)講演会『今、東アジアの安全保障を考えるー力の外交に対峙するー』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「新外交イニシアティブ(ND)」主催の講演会を中継します。

【ツイキャス・IWJエリアCh1・大阪】19:00~「共謀罪に反対する京橋緊急街宣 ―ゲスト:高山佳奈子教授、民進党・辻元清美衆議院議員、共産党・清水ただし衆議院議員ら」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach1
※「共謀罪に反対する京橋緊急街宣」を中継します。

【Ch6】19:30~「『未来のための公共』共謀罪法案に反対する金曜国会前抗議行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「未来のための公共」主催の抗議行動を中継します。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【IWJ_TOKYO8】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=tokyo8

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

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◆中継番組表◆

**2017.5.27 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【再配信・Ch8】18:00~「<第3弾> 安冨歩・片岡祐介の『魂の脱植民地化で読み解くクラシック名曲』シリーズ『チャイコフスキー
交響曲第6番「悲愴」』を主たる題材にしたレクチャーとコンサート」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=8
※2016年3月収録の、『魂の脱植民地化で読み解くクラシック名曲』シリーズ第3弾を再配信します。
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291130

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◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

国際地政学研究所 2017年第4回ワークショップ「北朝鮮の国際秩序への挑戦―軍事力行使の企図にこめられた意思とは―」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/378914

「北朝鮮の有事には国民保護法、原子炉等規制法を活用できないか検討している。こういう緊張状態は早くなくして欲しい」――原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/378651

憲法25条生存権の侵害! 一億総「貧困」社会を生き抜くサバイブ術を訊く! 岩上安身による『下流老人』著者・藤田孝典氏インタビュー第3弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/379967

小森陽一氏「共謀罪は何のために強行採決されたのか、それは明文改憲に反対する国民の運動を弾圧するためだ!!」~衆議院本会議で共謀罪が強行採決――共謀罪法案に反対する国会前緊急抗議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/379698

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<★取材報告★>加計学園の獣医学部設立を「総理のご意向」とした文科省内部文書は「確かに存在していた」――当時の事務方トップ・前川喜平前事務次官が緊急記者会見!民進党は前川前事務次官の国会参考人招致を要求!
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 おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。

 加計学園の獣医学部新設問題をめぐり、文科省が内閣府から「総理のご意向」などと言われたとされる文書が出てきた件で、昨日「週刊文春」と朝日新聞が、「文書は本物」と述べる文科省の前川喜平前事務次官の証言を報道しました。

 これを受けて、前川前事務次官は昨日午後、急遽記者会見を開催、IWJも取材しました。前川前事務次官の発言は、非常に重要なものでした。

 「(8枚の文書については)実際に私が在職中に共有していた文書ですから、確実に存在していた」

 「私の発言で、文科省の中には混乱が生じるでしょう。私の後輩たち、大臣、副大臣にご迷惑をおかけすることになるかもしれない。申し訳なく思いますが、あったものをなかったことにはできない」

 「当事者として業務に携わっていた間に、まっとうな行政に方針を戻すことができなかった。結局押し切られたことについて、私自身が負わなければならない責任は大きいと思っている」

 文科省前事務次官ということは、当時の事務方トップです。前川前事務次官は時折、汗を拭いつつ記者の質問に答えていきました。

 前川前事務次官が「行政が歪められた」などと述べていることについて、菅官房長官はこの日の午前に行われた記者会見で、「ご自身が責任者のときに、そういう事実があったなら堂々と言うべきじゃなかったですか?」と、突き放しました。

 しかし、会見にのぞんだ前川前事務次官は、IWJの質問に答え、「極めて政治的な意味合いのある意思決定が必要だったんではないか。行政的に積み上げるのは、なかなか難しい事情が感じられた」と証言。

 森友学園問題でも浮上した「忖度」という言葉が、ここでも再び思い出されるます。「官邸トップ」の圧力を伝えられた官僚に対して、「堂々と言うべきじゃなかったですか?」などと、当の「官邸トップ」が開き直ってみせるなど、筋違いも甚だしいでしょう。

 その後行われた民進党の「加計学園疑惑調査チーム」のヒアリングでは、今井雅人参議院議員が「ステージは大きく変わった」と述べ、他の民進党議員らが「前の次官がここまで腹決めてるんだから」と、文科省に文書の再調査を求めました。しかし、前川前事務次官の部下にあたる文科省幹部たちは、うつむきがちに「調査の結果、文書は確認できなかった」を繰り返すばかりでした。

 民進党は、参院文教委員会で前川前事務次官の参考人招致を要求しています。今後の国会の動きから、目が離せません。

 前川前事務次官の記者会見は以下のURLからご視聴ください!また、民進党のヒアリングのアーカイブは現在編集中です。近日アップの予定ですので、今しばらくお待ち下さい!

※【速報】「関係者の中では暗黙の了解だった」〜前川喜平・前文科事務次官が緊急会見! 官邸の圧力示す「加計学園文書」を「本物だ」と断定! 国会での「証人喚問」にも応じる意向を示す! 2017.5.25
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/380298

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<IWJからのお知らせ>【IWJアンケート】会員登録の性別区分項目について
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 おはようございます。いつもIWJをご支援頂きありがとうございます。このたびは掲題の件についてのアンケートへのご協力のお願いとなります。

 先日会員様より、会員登録のページで性別を男性か女性の2択としていることは、IWJにたびたびご登壇いただいております安冨歩教授の話を全然理解していないのではないかというお叱りを頂戴いたしました。

 IWJでもこのご指摘を真摯に受け止め、改善したく考えておりますが、性別区分に「その他」を追加するのがよいのか(そういうご提案が、会員の方から出ています)、そもそも性別区分の項目欄そのものをなくした方がよいのか、広くご意見を募集した上で対処させて頂ければと考えております。

 つきましては、お手数ですが、広くみなさまのご意見・お考えをお聞かせ頂けましたら幸いに存じます。

■回答フォームはこちら
http: URL:https://pro.form-mailer.jp/fms/ebf292c945174

 なお、IWJでは、現状でも、この性別欄への記入は必須項目としておりません。任意項目ですので、ご入力いただかなくても、会員登録は可能となっています。

 お手数おかけいたしますが、ご協力頂けましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

<<回答期限 : 5月末日まで>>
会員管理班担当(岩渕/山田)

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<みなさんの温かな励ましに感謝!~岩上さんのリアルな「想い」~>
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 IWJには日々、皆様からたくさんのお便りが届きます。そうした皆様の声を届けるために、本ガイドには<★岩上さんに訊く!のコーナー★>がありました。

 ところが、実際にいただくお便りは、岩上さんの体調を気遣ってくださるものや、ご意見・ご感想、さらには健康改善法をご紹介いただくお便りなど「質問形式」ではないものの方が圧倒的に多かったため、この度形式を改めることにしました。

 今後はこのコーナーで、会員の皆様から岩上さん(やIWJ)にいただいたご意見・ご感想、さらにはご質問等をご紹介します!

 本日は、サポート会員にご登録いただいている斎藤信子様からのお手紙をご紹介させていただきます。

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 関良基氏の『赤松小三郎ともう一つの明治維新』はすごく面白かったです。学会からフリーな立場の人の真っ当な考察をこれまで権威がいかに歪曲して本質を隠ぺいして来たかがよくわかりました。また捨て身でこの本を書かれた氏を尊敬します。

 母から戦時中の憲兵や特高の、権威を笠に着た人間の非道ぶりを聞いて、世情が不穏になれば、いとも簡単に日本はそこに戻るだろうという不安がずっとありました。なぜなら日本人は自分が余程の酷い目に遭わなければ決して学ばない人が多すぎるから。

 それにしても日本の政治が明治維新を契機としてずっとろくでもない人たちに乗っ取られて来たことや、福沢諭吉がこれほど冷酷な言説を恥じることもなく残しているのに偶像に祭り上げて一万円札の肖像にして何も知ることのなかった日本人。丸山眞男が初めから歴史の真実を隠ぺいする意図をもって作品を産んだとも思えないが、結果として知識を特権にしてしまい、日本人から「事実」に向き合う思考を奪ってしまったことは確かだと思います。

 知人にはIWJの視聴を勧めてはみましたが、それぞれがすでに自分の世界を確立している年代のせいか、または私自身がそもそも異端だと思われているのか?残念ながらIWJを視聴して本を読んで何かを知るということは私の本当のプライベートマターの域を出ません。自分の兄ですら、いくら頼んでも「お金がない」としか言いません。情けないです。最近FacebookでIWJの情報をシェアしたりコメントしたりもしてみているのですが。

 知人に東北出身で一人で上京し、会社に長年真面目に勤めあげた女性がおります。何十年も都会で仕事をしたことが信じられないほど純朴で礼儀正しく昭和と故郷をこよなく愛する古風な大和撫子のような人です。そして会社の「上司のご命令には従います」というのが彼女のいつもの冗談です。その彼女が同郷出身で貧乏だったという理由で菅官房長官(秋田出身)を支持していることを知ったとき私は愕然としました。

 彼女は、私の父が横浜事件(*)の被害者であることを知って、素朴な同情を寄せてくれている人でもありますが、私は「現実をもっと知るべきだ」と声が大きくなってしまいました。でも彼女は頑として自分の考えを変えることはありませんでした。それは彼女の信条が「自分の初心を貫くこと」ということだという理由でした。

 あまりにナイーブだと呆れると同時に、それは彼女が70歳の今日まで都会で清く質素に暮らす彼女の誇りでもあると感じて、それ以上は立ち入れませんでした。この経験から私は人の思考習慣を変えることはほとんど不可能だということを痛く知りました。そのことはかなりショックなことでした。

*横浜事件:第二次世界大戦中の1942年から1945年にかけて生じた、雑誌に掲載された論文がきっかけとなり、編集者、新聞記者ら約60人が逮捕され、約30人が有罪となり、4人が獄死した事件。戦後、無実を訴える元被告人やその家族・支援者らが再審請求をし続けた。2005年に再審が開始され、罪の有無を判断せず裁判を打ち切る免訴判決が下された。(wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 従順を美徳とするか愚とするか

 そのまま日本人に当てはまると思っています。若い人は変わったかもですが。
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 岩上です。お手紙をどうもありがとうございます。

 斎藤さんが冒頭で紹介されている『赤松小三郎ともう一つの明治維新』は拓殖大学・関良基准教授の著書です。関教授には、先日(4月25日)、水道の民営化やダムの問題について、お話をうかがいました。

※食い物にされる水道民営化・ダム・治水――国富を売り渡す安倍政権の水政策の裏を暴く!岩上安身による拓殖大学准教授・関良基氏インタビュー 2017.4.25
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/375521

 来たる6月6日(火)には、関教授に再びご登場いただき、『赤松小三郎ともう一つの明治維新』に書かれた内容について、岩上さんが直接、お話をうかがう予定です。

 一般には無名の赤松小三郎という人物は、関教授と同じく信州上田出身の幕末の兵学者であり、政治思想家です。その知られざる生涯とともに、幕末の時点ですでに、先進的な立憲主義思想・憲法構想を練り上げ、発表していたという驚きの事実を紹介します。

 赤松が卑劣なテロリストによって殺されなければ、そして数多くの人々が、赤松の思想を知り、指示をしていたら、歴史は全く違った展開を見せていたことでしょう。チョンマゲを切り、二本差しをやめる点では、明治維新と同様の改革が行われたでしょうが、少なくとも、アジア侵略にうって出て、無残な敗北を喫する愚は避けられたのではないか、と思われます。

 そうした可能性を秘めていた若き思想家・赤松を歴史の闇に葬り去ったのは何者か、暗殺者の正体に迫り、現代まで続いている「長州レジーム」について、とことんお話をしていただきます。大変興味深い内容になると思います。ご期待ください。

 今後も、皆様からのお手紙等を本ガイドでご紹介させていただきたいと思います。ぜひ皆様のご意見、ご感想、質問等をお寄せください。(岩上安身)

 それでは、本日もIWJもどうぞよろしくお願いいたします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170526

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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