日刊IWJガイド・番組表「SEALDsが解散にともない記者会見、『今後はSMAPのように個人で活動していく』/小池百合子・東京都知事が築地市場と豊洲を視察~密着取材したIWJ記者の直撃に小池知事の答えとは?」2016.8.17日号~No.1433号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「SEALDsが解散にともない記者会見、『今後はSMAPのように個人で活動していく』/小池百合子・東京都知事が築地市場と豊洲を視察~密着取材したIWJ記者の直撃に小池知事の答えとは?」2016.8.17日号~No.1433号~ ■■■
(2016.8.17 8時00分)

 おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。

 お盆休みも終盤を迎え、高速道路や新幹線ではUターンラッシュがピークを迎えています。この「日刊IWJガイド」をお読みいただいている皆さんの中にも、ご実家などへ帰省されていた方が多いのではないでしょうか。この間、「日刊IWJガイド」は「簡易版」を発行していましたが、本日から通常バージョンに戻ります。

 今、世の中の報道は、とにかくリオ・オリンピック一色です。大会第11日目となる8月15日は、体操男子種目別跳馬で白井健三選手が銅メダルを獲得。これで日本は、金メダル7個、銀メダル4個、銅メダル16個を獲得したことになりました。この後も、吉田沙保里選手と伊調馨選手が出場する女子レスリングなど、金メダル獲得が期待される種目が登場します。

 さて、オリンピックでの日本選手の活躍ももちろん気になりますが、この間、日本の政治情勢が急速に動いていることも忘れてはなりません。「終戦の日」である8月15日には、高市早苗総務相と丸川珠代五輪相、萩生田光一内閣官房副長官が靖国神社を参拝。これに対し、韓国は「深い憂慮」、中国は「断固反対」との声明を発表しています。

 靖国神社に参拝する政治家が決まって口にするのが「国策に殉じた方々に尊崇の念を持って感謝の誠をささげた」という言葉です。しかし、戦争で没した軍人のほとんどは実は餓死で亡くなっており、その意味で、戦争指導者による「誤った国策」の「犠牲者」であるはずです。靖国神社には、戦争を指導した14人の「A級戦犯」も合祀されています。政治家が靖国神社に参拝するということは、多大な犠牲を強いた戦争指導者の責任を誤魔化すことにつながるのではないでしょうか。

 IWJでは8月15日、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」による記者会見の模様を取材するとともに、靖国神社とその隣の千鳥ヶ淵墓苑を訪れた参拝者にインタビューを行いました。ぜひ、下記URLより、参拝を行った方々の思いを聞いてみてください。

※2016/08/15 「みんなで靖國神社に参拝する国会議員の会」記者会見と靖国神社参拝者・千鳥ヶ淵墓苑献花者へのインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/325706

 私がIWJで仕事をするようになったのは2011年9月からでしたが、その頃、IWJと岩上さんが主として追いかけていたのは原発とTPP、そしてあらゆる政治的事象の根底にある日米関係でした。その頃は、IWJとして、靖国神社の問題を取り上げることになるとは思ってもみませんでした。

 しかし、2012年末に第2次安倍政権が発足すると、日本の右傾化が深刻な状況に。そこからIWJと岩上さんは、憲法改正、ヘイトスピーチ問題、尖閣諸島の領有権問題、従軍慰安婦などの歴史認識問題などへと取材の対象を広げていきました。8月15日の靖国神社での参拝者への取材も、こうした取材活動の延長として、2013年から始めました。

 取材対象を広げるというのは、実はとても大変なことです。情報を収集し、企画を立てていくだけでも、脳内がパンクしそうになりますが、それを頭の中の企画どまりにせず、現実に現場に足を運んで取材し、中継配信して「可視化」し、テキストの記事にもするというのは、物理的なマンパワーがないととてもできません。取材対象やテーマを拡げる過程で、中継配信本数も激増しました。その分、スタッフの数も増えましたし、取材活動にかかる経費も膨れ上がりました。

 こうして振り返ってみますと、IWJが取材対象を拡大してこれたのも、定額会員となって支えてくださった皆様や、会費だけではまかないきれない分を、ご寄付・カンパをお寄せくださり、ご支援くださった皆様のおかげです。改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

 原発、TPP、改憲、集団的自衛権、ヘイトスピーチ、アベノミクス、歴史認識、基地問題など、現在の日本には重要な政治課題が山積しています。そして、それはすべてつながりあっています。IWJはこれからも、こうした多くの問題について、精力的かつ継続的に報じてゆきたいと考えています。

 ぜひ、IWJの定額会員にご登録いただくか、ご寄付・カンパをお寄せいただくといったかたちで、今後とも、IWJの活動をご支援ください。IWJは皆様からのご支援を切実に必要としています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパはこちらからお願いいたします。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<★ニュース・フラッシュ!★>安倍総理、オバマ政権の「核兵器不使用」方針に反対/小池百合子・東京都知事が築地市場と豊洲を視察/焼き鳥チェーン店「鳥貴族」が客に消毒用アルコール製剤を提供(平山茂樹)
┠■<★取材報告★>1年3ヶ月の活動に終止符「SEALDsもSMAPのように一人ひとりが個人的に活動していく」〜8月15日に解散を発表したSEALDSが記者会見(ぎぎまき)
┠■<★お知らせ★>まだまだご寄稿を募集しています!「みんなで語る『改憲への危機感』~Talk about Democracy and Constitution」のご紹介!(城石エマ)
┠■<★お知らせ★>街はもう秋の装い~もちろん、IWJからも「秋の新作」が!?(城石エマ)
┠■わとはぷ~What happened today?(関根かんじ)
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◆中継番組表◆

**2016.8.17 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【核関連シリーズ特集18・再配信・Ch1】14:00~「原爆から原発へ 原発から原爆へ ~岩上安身による木村朗氏インタビュー 」
UST視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※2013年9月収録の、岩上安身による木村朗氏インタビューを再配信します。
[掲載記事はこちらから] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/104133

【録画配信・Ch5】18:00~「小池百合子 東京都知事による築地市場および豊洲市場視察」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※8月16日収録の小池百合子 東京都知事による築地市場および豊洲市場視察の模様を録画配信します。

【Ch4】19:00~「いつのまにか、戦争? ―話題の新書、3著者が語る」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※池内了氏(天文学者)、望月衣塑子氏(東京新聞記者)、西谷修氏(哲学者)が登壇するトークイベントを中継します。司会・企画協力は香山リカ氏(精神科医)。

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◆中継番組表◆

**2016.8.18 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch2】17:30~「 東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

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■<★お知らせ★>まだまだご寄稿を募集しています!「みんなで語る『改憲への危機感』~Talk about Democracy and Constitution」のご紹介!

 おはようございます、城石エマと申します!

 8月15日に迎えた敗戦71年。この日ほど、日本政府の「欺瞞」が如実に表れる日はありません。東京の日本武道館で行われた全国戦没者追悼式で、安倍総理は、「歴史と謙虚に向き合い、世界の平和と繁栄に貢献し…」と語りましたが、この数時間前には、西村康稔党総裁特別補佐に靖国神社への私費での玉串料を託しています。

 言うまでもなく靖国神社は、第二次世界大戦で亡くなった戦死者たちと、戦争を指導したA級戦犯たちを一緒に祀っています。

 安倍総理は、全国戦没者追悼式の式辞の中で一言も、先の戦争における日本の「加害性」については、言及しませんでした。そこに、戦争の加害の最大の象徴であるA級戦犯が合祀された神社にお供えをすることが何を意味するのか、日本のそのようなあり方を諸外国からどのように見られるのか、あまりに無神経すぎます。よく、「歴史と謙虚に向き合い」などと言えたものです。

 参院選から1ヶ月以上が経った今、71回目の敗戦の日も迎え、みなさまは何をお考えになるでしょうか?IWJでは現在、「読者」のみなさまから、それぞれの「思い」をお伝えいただきたいと考え、寄稿文を募集しています!

 これまでにご応募のあった中から本日は、主婦・フミルさんからの「温度差」の一部をご紹介いたします!

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 安保法制の審議のころはNHKが、あからさまに国会を放送しなかったり、TPPの調印式では盛んにデモが行われていたが、日本ではその様子は放送されず、芸能人のスキャンダルをしきりに放送していた。福島の子供達に甲状腺ガンが多発しているという傾向がある、という外国特派員協会で行われた会見は、外国のメディアでは、トップニュースだったが、日本のテレビではほとんど見る事がなかった。報道ステーションでは少しやっていたと思う。

 そして、いよいよ迎えた参議院選挙。

 その前から、パナマ文書のタックスヘイブンが話題になり、そこから舛添都知事の政治とお金の問題、また芸能人のスキャンダル報道をテレビは頑張って放送していた。

 そのまま参議院選挙の公示日を過ぎても都知事選挙に必死で参議院選挙は、政治に興味ない人はやっているのかもわからないぐらいの報道だったと思う。
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【フミルさんのご投稿全文は、こちらからお読みいただけます!】
http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg/1-007

 テレビ離れ、新聞離れが進んでいると言っても、やはり日本の主力メディアは今でもテレビ・新聞です。日本の報道現場に自主独立の気概があれば、国民に必要な情報を最も確実に届けられるはずのマスコミが、自社の利益、経営維持に必死になるあまりメディアとしての使命を忘れている現状は、見るに耐えません。

 堕落したマスコミに取って代わることができるよう、ますますIWJは頑張っていきますので、ご支援をどうぞよろしくお願いします!

 まだまだ寄稿文は募集中です。みなさまからのご投稿を心よりお待ちしております!

※投稿フォームはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7bnfuZOlRy0S9o9HmEGQWgdgT7TYJJIth4J3GaWHMgUPAzw/viewform?c=0&w=1

■<★お知らせ★>街はもう秋の装い~もちろん、IWJからも「秋の新作」が!?

 さらにここでも城石エマです!

 8月半ばを過ぎました。まだまだ暑さが長引きそうですが、一足街に出てみるとびっくり!どこのデパートでも、売られているのはもうすっかり秋服ばかりですね。ファッションリーダーを自認する一般事務の浅野もえスタッフが、買い物に行きたくてうずうずしています。

 四六時中政治の話ばかりしているIWJスタッフを見て、「IWJの人たちってファッションとか分からなさそ~お。っていうかちゃんと洋服着替えてるの~?シャワーも3日に1回なんじゃないの~?」と実は訝っている方がいるかもしれません。訝っている方、そんなのは誤解ですよ!

 事務所の中を見てみればどうでしょう。IWJにはシャワー室が完備されているため、どんなに仕事が大詰めを迎えているときだって、みんな爽やか、清潔、いい香り。ファッションチェックをしてみれば、どこぞのファッション誌に出ていてもおかしくないイケイケなスタッフが1人、2人、3人…いるかどうかは分かりませんが、IWJだって世間の流れに取り残されることなく、もうばっちり秋服を押さえてしまっているんです。

 その商品の外観を、今日はみなさまに、特別にチラ見せいたしましょう。

 思い浮かべてみてください。散りゆく前の最後の一瞬、燃えるような赤に染まった山の紅葉。夏の太陽ははるか遠く、来る寒さを予感したような深い赤。ぐっと下がった気温も相まって、なんとも切ない――秋の一瞬を切り取ったようなそんな色です。

 そこに一対の男女と思しき2人が向かい合っています。薄く口を開き、見つめあう2人。恋がいちばん盛り上がるのは秋だとか。2人は何をささやきあっているのでしょうか?失礼をして、耳を澄ませると聞こえてくるのは…

 ”TALK openly ABOUT DEMOCRACY …and CONSTITUTION for our FREEDOM and FUTURE”=「私たちの自由、そして未来のために、民主主義と憲法について、オープンに語ろうよ」

 どうやら2人は、2人の未来の前に立ちはだかる日本社会の大きな困難に、懸念を持っているようです。何よりも、その困難に気がつき、危機感を露わに語る人が少なすぎる――。ここに描かれた2人は、そんな現実に対し声をあげ始めたみなさん自身なのかもしれません。

 秋の後に待っているのは、暗くて寒い冬。山の湧き水も凍る季節がやってきます。動物たちは、必ず春がやってくると信じて眠って待ちます。

 けれども、人間の世界ではどうでしょう。暗くて寒い社会になってしまったら、信じて眠って待つだけでは春は訪れません。声をあげ、訴え続けなければ、日本を冬の時代に変えてしまう白い魔女を倒すことはできないのです!

 さて、山の紅葉のように真っ赤な闘志を燃やし始めたみなさん、ぜひ、IWJの”秋の新作”を身にまとって、もっともっと声をあげる人たちを増やしていこうじゃないですか!

【TALK ABOUT DEMOCRACY Tシャツ「燃える闘魂バーガンディ」】
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=257

 「いやいや私は冷静に、白い魔女にはこちらも氷の心で対抗するわ」という方には、永久凍土のようにどこまでもクールなこちらのお色もご用意しておりますよ。

【TALK ABOUT DEMOCRACY Tシャツ「マイナス100度のヘザーグレイ」】
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=256

※本日の日刊IWJガイドのフルバージョンはこちらからご覧ください
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20160817

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