日刊IWJガイド 2014.12.27日号 ~No.836号~


■■■ 日刊IWJガイド 2014.12.27日号 ~No.836号~ ■■■
(2014.12.27 8時00分)

おはようございます!IWJのぎぎまきです。

 2014年も残すところ後5日となりましたが、みなさま、心の準備はいかがですか?私は「どんと来いや2015年!」とすでにフライング気味。なぜそんなテンションが高めなのか…の話は後にして、まずは、お詫びをしなければいけません。

 昨日の日刊ガイドの後に送付しました、「訂正とお詫び」という件名のメールにおいて、価格の表示に誤記がございました。申し訳ございません。誤り、また正しい表示は、下記のとおりです。

(誤)
<2014年3月まで>
サポート会員様(一口)月払い3,000円(税抜28,572円)年払い30,000円(税抜2,858円)
<2014年4月より>
サポート会員様(一口)月払い3,000円(税抜2,778円)年払い30,000円(27,778円)

【正】
<2014年3月まで>
サポート会員様(一口)月払い3,000円(税抜2,858円) 年払い30,000円 (税抜28,572円)
<2014年4月より>
サポート会員様(一口)月払い3,000円(税抜2,778円)年払い30,000円(税抜27,778円)

 さて、日刊ガイドを書こうとパソコンに向かった矢先、山本太郎参議院議員が生活の党に入党したというニュースが舞い込んで来て、私のテンションは上がりました。

すみません。ここから先は、岩上さんの許可を得て、「中立公正、不偏不党」のIWJの中継記者のはしくれ、という裃を脱ぎ捨てて、一有権者として、あるいは政治に関心を持つ市民の一人として、胸の中の思いを、ぶっちゃけ、書かせていただきます。記事の方では、「中立公正、不偏不党」を貫きますので、どうぞご容赦を。

また、以下の見解は、IWJの社論でもなければ、代表の岩上さんの見解の代弁でもまったくありません。あくまで、私の個人的な思いです。

 私は山本議員と同じ年。彼が「ダンス甲子園」という日テレの番組で、「メロリンQ」として活躍していた時からキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!と思っていました。

正直に打ち明けてしまいましょう。先の参院選では、彼に一票も投じました。そして、選挙後は、太郎さんの政治家としての動きに注目し、応援して来ました。

 取材現場でも幾度もお会いする機会があり、彼の、ぶれることのないまっすぐな姿勢と腰の低さ、全国を飛び回る行動力や勤勉さに、共感していました。しかし幾ら強靭な身体や心があっても、国会でたった一人で闘うことには、もちろん、限りがあると思ってもいました。

 生活の党に入党するにあたり、昨日、山本議員はブログでこう書いています。「一人でやれる事、やれない事、この1年半の議員生活でよく理解しました。普段、委員会で質問している様な内容をNHKの国会中継や討論番組、政党に属する事で手に入る内閣委員会以外への参加、などでもぶつけていきたい。圧倒的に活動の場が広がるチャンスです」

 入党した、生活の党の党首は誰もが知る、小沢一郎議員です。小沢議員には、政治に興味がない頃から私はひそかに注目をしていました。とはいえ、IWJに入るまで、小沢議員を間近に見る機会に恵まれるとは思いもよりませんでした。

 衆院選中に行われた岩上さんによる小沢議員インタビューは、まだ記憶に新しいと思いますが、岩上さんはそれ以前にも2度、小沢議員に単独インタビューをしています。

■2014/12/09 【大義なき解散総選挙22】「いずれまた、政権交代の機運が高まる時が来る」
反自民の受け皿をいかにして作るか、生活の党・小沢一郎代表に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/212321

■2012/04/18 岩上安身による小沢一郎議員インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/11540

■2010/12/23 岩上安身による小沢一郎衆議院議員単独インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/692

 目の前で見る小沢議員は誰よりも姿勢が良く、挨拶に厳しく、まさに、私が古くから抱いていた「政治家」のイメージをそのまま具現したような方でした。

 しかし、小沢議員は政権交代を挟んだ約3年、無罪判決が出るまで政治資金規正法違反の容疑をかけられ、何がなんでも小沢氏を有罪にしたい検察と権力に迎合したマスコミによって、徹底的に追い詰められました。

冤罪であることが明らかになっても、マスコミは、「生活の党」、その前身の「国民の生活が第一」を取り上げず、徹底的に無視する、いわゆる「生活隠し」をひたすら続けました。袋叩きのあとは全員でシカト。なぜ、ここまで、子供のいじめのようなことができるのか、私には信じられませんでした。

 まともな政治活動が許されず、生活の党も風前の灯となって、小沢議員が今後活躍する場はもうないのかなと思っていた矢先だったので、よけい、山本議員の入党には驚かされました。

 小沢議員が山本議員に入党を打診したのか、その経緯はまだ明らかになってはいません。今後、二人の決断がどんな相乗効果を発揮するのかも、未知数です。

 ですが、党議拘束も課せられないようですし、山本議員については単独で行動するよりは大きな結果を出すのでは、と期待しています。

 さて、本日27日は、もう年末ということもあり、配信本数が少ないのですが、ご紹介します。朝9時から行なわれる、エコノミスト・浜矩子氏による講演会を夕方6時から録画配信。内容は「原発のない地球的経済」です。「膨らんだ貿易赤字を解消しなくては」「電気代が上がると企業が海外移転する」などの経済的理由が、原発推進の大義名分に上げられますが、浜氏が改めてそのカラクリを論破します。

 また、「地域経済」ではなく、なぜあえて「地球的経済」という言葉を使うのか。その点も注目したいですね。録画配信は夕方6時からスタートです。

■【大義なき解散総選挙4】 (再掲)2013/03/12 「アベノミクスは『アホノミクス』」~岩上安身による浜矩子氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/67024

 浜さんは、「アベノミクスはアホノミクス」であると、安倍総理の経済政策を徹底批判して批判してきたことで知られます。

 また、12月3日、岩上さんがアベノミクスの正体に迫るため、エコノミストの高橋乗宣さんにインタビューしましたが、浜矩子さんと高橋乗宣さんは何冊も共著をお出しになっています(最も最近の著書は『2015年
日本経済景気大失速の年になる!』東洋経済新報社刊)。

 なんでそんなに仲がいいのだろう、と思ったら、三菱総研時代の先輩・後輩にあたるそうです。へぇー、と驚きました。

 最後にもう一つだけ、触れさせて下さい。
…(後半へ続く)

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

**2014.12.27 Sat.**

【会員限定配信・Ch1】19:00~「岩上安身による社会思想史研究者・安川寿之輔氏インタビュー第一夜」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/166258
※9月3日に行われた、安川寿之輔・名古屋大学名誉教授へのインタビュー・第一夜を会員限定配信いたします。安川氏は福沢諭吉が残した文献をひとつひとつ繙きながら、「ヘイトスピーカー」の元祖としての福沢諭吉の実像に迫りました

(前半の続き)…
私は昨日、ある政府交渉を取材しました。実は明日28日、これまで特定避難勧奨地点に指定されていた福島県南相馬市の152の世帯の避難指定が解除されます。年間20ミリシーベルトを下回ることが確認された、というのが政府の主張ですが、ここには大きなごまかしがあります。

政府が測定するのは、玄関と庭先の2ヶ所のみ。庭先と言えば風通しが良く、玄関は日常的に掃除をする場所です。線量の低い場所を測定しても、住民の放射線量に対する不安は払拭されません。中には、まだ毎時10マイクロを超えるホットスポットが自宅の敷地内に点在していると言っていた方もいました。

 避難解除を撤回してくれと、朝6時に福島県を出発したという住民の方々が、政府の担当者に思いのたけをぶつけていました。

 私が直接話した70代の女性は、解除されても、自宅には戻らないと涙ながらに話していました。女性のご主人は2年前、除染作業中に落ちてきた木に強打され死亡したといいます。東京電力に賠償を要求するも、因果関係が証明できないと言われ、補償を受けられず、今回の避難解除では毎月10万円の補償も打ち切られてしまいます。

 解除にあたって、12月21日に実施された住民説明会では、住民約80人が参加。全員が反対したにも関わらず、政府は強行に避難解除し、高線量の地区へ住民を戻そうとしているのです。

 この日の院内集会については、本日中に記事化する予定なので、ぜひ読んでいただければと思います。

 昨日も大手メディアの何社かが取材に来ていましたが、一番議論が白熱した政府交渉の場では、ほとんどの社はもういませんでした。これが現実で、そもそも取材の現場に記者がいないのです。それでも、解除に反対する南相馬市民の声が地上波で報道されればいいのですが、実際には、ほとんど取り上げられず。

 やはりIWJのような、しつこく張り付く市民メディアの存在は欠かせません。私たちは2015年もがむしゃらに走り続けますので、引き続きのご支援をお願いいたします。

会員登録はこちら
http://t.co/DklhwNIqdX

 なお、おかげさまで、たくさんの方々にご来場いただいた饗宴ですが、私はこのイベントの会場探しに始まり、準備・運営を裏方として担当してきました。ゲストの皆様の素晴らしいスピーチで、内容的には、手前味噌ですが、大大大成功!だったと思っています。

 ですが、今年は有料配信サービスのPPVが、サービス取りやめのためできず、その分の売り上げがなかったり、経費がかさんだり、協賛が伸び悩んだりして、収支はウン10万円の赤字になりそうです。

 詳細は、追って報告させていただきますが、会場費の延長代を含めた請求が今日届くのですが、岩上さんが心臓マヒを起こすのではないかと、今から運営の統括をした古田君と、ひそひそと心配しています。

 今回、「最初で最後の規模になるのではないか」と岩上さんが言っていましたが、饗宴そのものを「最後」にしたくありません。皆さん、どうか、特定企業のスポンサーなどいない、独立メディアであるIWJへの応援をよろしくお願いします。

カンパのお願いはこちら
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 また、イベントを統括し、動画班のチーフでもある古田君が、今、一生懸命、饗宴のDVDの制作に取り組んでいます。年内は、さすがにもうプレス工場も動かず、間に合いませんが、年明けのできるだけ早い段階で、皆様にご購入いただけるようにいたします。どうぞ、よろしくお願いします。

 それから、IWJは、新しいスタッフを募集していますので、ぜひぜひ興味のある方は仲間になって下さい!私を筆頭に、気持ちだけでIWJに入社したスタッフは少なくありません。しごかれますが、思いが強ければ活躍の場はある職場だと思います。詳しくはこちらを!→IWJレギュラースタッフ
募集フォーム
http://bit.ly/1ALJypQ

 今日は言いたいことが溢れてしまって、朝から長文になり、失礼しました。では、本日もIWJを何卒よろしくお願いいたします。2014年の締めくくり、みなさまの毎日が穏やかでありますように。

◆◇◆◇◆【重要】年末年始のご入金確認について◆◇◆◇◆

IWJ年末年始対応体制と、銀行営業日により、恐れ入りますが、【12/26(金)~1/4(日)】の間のご入金につきましては、ご入金確認と反映が、下記のとおりとなります。何卒ご了解ください。

★「銀行振込」の場合
~12/26(金)15時(IWJ着金)までのご入金分 >> 12/27(土)中に反映
12/26(金)15時(IWJ着金)以降~1/4迄のご入金分 >> 年明け1/5(月)以降の反映

★「クレジットカード・PayPal」の場合
~12/27(土)15時(IWJ着金)までのご入金分 >> 12/28(日)中に反映
12/27(土)15時(IWJ着金)以降~1/4迄のご入金分 >> 年明け1/5(月)以降の反映

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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