日刊IWJガイド 2014.10.23日号 ~No.771号~


■■■ 日刊IWJガイド 2014.10.23日号 ~No.771号~ ■■■
(2014.10.23 8時00分)

おはようございます。

Ustreamアーカイブ保存・再アップ対策を、古田さんとともに担当しております伊藤@Web班です。

Ustreamアーカイブの削除問題では、皆さまにご心配をおかけしていますが、その経過を報告いたします。

毎日、臨時アルバイトの方々とボランティアの方々の応援を得て、突貫作業を続けていますが、現在、全動画ファイルの約7割のダウンロードが完了し、そのうち、約6割の照合作業が完了したところです。

明日あたりから、照合の終わった動画ファイルを、別の動画共有サイト・Vimeoサーバーに再度アップロードする作業を、本格的に行う予定です。

この間に並行して、検索を行えるようにするためのタグ付け、タイトルやリード文、見出し、テキストの補足も行わなくてはなりません。

また、保存対策を本格的にやってみてわかったことは、画像データと音声データがずれているなどの問題を抱え、修正が必要な動画も結構、多いことです。

これらを全て修正、編集していると、どれだけ人員を投入し、資金を投入しても、とても足りません。時間も限られています。ある程度、セレクトしていかなくてはなりません。

とはいえ、重要な動画は、やはり修正作業を行っていかなくてはなりません。再アップ完了まで、なかなか大変です。

データの保存よりも、それから以降の再アップのための工程の方が手間がかかることがおわかりいただけたかと思います。

ここまで読み進めて、待てよ、と思った方もいることと思います。

Ustream側の削除期限は、10月31日。ダウンロードが完了したのが約7割。削除されてしまう前に、とにかく残り3割の動画をすべてダウンロードして、保存するのが先決ではないのか、と。

ごもっともです。ところが、保存のためのダウンロードに、思いがけない制約があり、作業がそう簡単に前へ進まないことが判明したのです。

実は、一斉ダウンロードは、一回で動画1000個までという上限があるのです。我々も、この作業に取り組んでからはじめて知りました。

1001個目からは1つずつ手作業で行うか、1回目にダウンロードした1000個をすべて削除してからでないと、次の1000個の一斉ダウンロードに進めないということが判明しました。

1千~2千ファイルを越すようなチャンネルは、メインChや福島・東京・大阪Chなど、複数存在します。

次の1001~2000個目の動画の一斉ダウンロードのために、最初の1000個の動画を削除してしまうと、現在Ustream動画でアップされている記事の動画の多くが見られなくなってしまいます。データそのものは、我々の手元に残してあるので、この世から消えてしまうわけではないのですが、しかし、会員の皆様が、日々、アーカイブを検索してご覧になられているので、一時的にであれ、アーカイブをご覧になれなくなってしまう事態は避けなければなりません。しかし、次の一斉ダウンロードのために1000個分を、削除しないとなると、1個ずつ手作業でダウンロードしなければならず、数十倍の手間がかかる・・・。

究極の選択を迫られることとなりました。

できる限りIWJ会員の皆さまに、ご迷惑をかける事態を避けるためには、どうしたらいいか。

岩上さんをまじえ、関係スタッフが集まって話し合った結果、どんなに手間がかかっても、Ustream動画からVimeo動画への貼り替えなどのWeb編集作業も同時並行で行い、貼り替え作業まで完了してから、残り1000個のUstream動画をダウンロードする段取りで行くしかない、会員の皆様が一時的にでもアーカイブを見れなくなるご不便は避けるべきだ、という結論に至りました。

今月末までに、ダウンロードだけをすませることができれば、多少の時間的余裕をもって、来月以降、動画再アップ、貼り替え作業という段取りで進められそうだったのですが、そうは問屋がおろしません。一難去ってまた一難、です。

約3割のダウンロード作業を残したまま、動画の貼り替えや、今回同時に行っているカテゴリー分け・タグ付け作業など、すべてのWeb編集を完了しなければ、残りのダウンロードに着手できないという、期日的にも非常にスリリングな状況に直面し、対策本部には、間に合うかどうかという、緊張感が張り詰めています。

ボランティアの方やアルバイトの方々の地道な作業にも支えられ、対策本部、Web・動画班のスタッフの面々も、動画記事が一時的に見られなくなってしまう状況を何とか回避しようと日々、必死に作業にあたっております。

また、今月10月はIWJの決算月でもあり、Web・動画班だけでなく、テキスト班も含め、今年度の総仕上げ作業、アーカイブ整理プロジェクトもまとめあげなければなりません。

過去記事のサマリー作成などのテキストスタッフや、事務班もまだまだ人手が足りておらず、四苦八苦の連続です。

ただいま短期の臨時スタッフ、長期で働くレギュラースタッフの両方の募集をしておりますので、ぜひ皆さまのご応募をお待ちしております。

IWJ 臨時スタッフ募集フォーム
http://bit.ly/1hVsSCe
IWJ レギュラースタッフ 募集フォーム
http://bit.ly/1qTRfBx

皆様のご支援のおかげで、ここまでなんとかこぎつけましたが、まだまだひと山もふた山も、試練があります。どうぞ、ご支援のほど、よろしくお願いします。
…(後半へ続く)

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

**2014.10.23 Thu.**

【Ch2】17:30~「東電会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見

【Ch4】10:00~「共に死刑を考える国際シンポジウム第3回」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※衆議院第一議員会館で開催される国際シンポジウム。「法と人権」をテーマに、アルベルト・クァットルッチ氏(聖エジディオ共同体)、ジョナサン・ハットウェル氏(駐日EU代表部副代表)、ロレンツォ・モリーニ氏(在日伊大使館公使)、マリオ・マラッツィーティ氏(伊下院議員)、亀井静香衆議院議員(死刑廃止を推進する議員連盟会長)、福島瑞穂参議院議員、袴田巌さん、袴田秀子さん(袴田事件)らが出席予定。聖エジディオ共同体、EU委員会、伊議会による共催

【Ch1】15:00~「岩上安身による『TPP交渉差し止め・違憲訴訟の会』共同代表・岩月浩二弁護士インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※岩月浩二弁護士へのインタビューを中継いたします。岩月弁護士は、9月24日に準備会が発足したTPP交渉の差し止めを求める訴訟団「TPP交渉差し止め・違憲訴訟の会」の共同代表をつとめています

~関連記事~
・2014/09/24 「日本の国家主権が根底から覆される」TPP交渉差し止め・違憲訴訟準備会が発足 ~山田正彦元農相ら、呼びかけ人は約30人に
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/170627
・2014/01/26 【岐阜】「日本国民とグローバル企業、命がけの戦争だ」 ~改めて基礎から知るTPP勉強会 ─講師 岩月浩二弁護士
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/122851

福島県知事選関連の再配信も予定!IWJトップページからご確認ください。

【2014年 福島県知事選挙 特集ページ】
http://iwj.co.jp/feature/senkyo/fukushimaken2014

(前半の続き)…
さて昨日は、岩上さんが元NHKプロデューサー・永田浩三氏にインタビューを行いました。

永田さんは、『クローズアップ現代』のプロデューサーや『ETV2001』の編集長もつとめられ、2001年、いわゆる「NHK番組改変問題」で、当時の内閣官房副長官だった安倍晋三氏から政治圧力を受けたと証言した方です。

NHK番組改変問題については、こちらの中継記事をどうぞ
2014/06/21 【大阪】「報道番組は娯楽にあらず」 ~「NHKニュース7」の恣意性批判「解釈改憲への雰囲気づくりか」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/147886
昨日のインタビュー動画のアーカイブはこちら
http://www.ustream.tv/recorded/54316148

「今起きているのは、戦後に戦犯とされた人たちの名誉回復を狙うための70年の因縁の物語。その最終章あるいは序章かもしれない」と語る永田さん。

話は佳境に入り、NHKが政治権力の介入を許した2001年のETVの事件に差し掛かったところで、タイムアップとなってしまいました。続きは後日。ぜひ、ご期待ください。

戦後70年間、微妙なバランスで維持してきた、平和国家の方向性を転換してしまいかねない安倍自民党政権。その本音は、戦後日本の「国のかたち」を改変することであり、そのブループリントは、自民党改憲草案に描かれています。

それが、どれほどおぞましいものであるか、梓澤和幸弁護士と澤藤統一郎弁護士、そして岩上さんの全12回の鼎談で紐解いたのが、『前夜』です。

『前夜』は、IWJのサイトでご購入いただけます。

※『前夜』ご購入はこちら→ http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C

また、本日15時より、10月6日に行ったインタビュー、TPP交渉差止・違憲訴訟の会の山田正彦氏に引き続き、違憲訴訟の会の呼びかけ人に名を連ねる岩月浩二弁護士に、岩上さんがインタビューを行います。
山田正彦氏インタビューはこちら
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/174900
TPP交渉差止・違憲訴訟の会設立準備会の記者会見の模様はこちら
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/170627

岩月弁護士とは、昨年末の饗宴以来の顔合わせとなります。TPPもまた、日本の「国のかたち」を変えてしまう、恐ろしい試みです。この暴挙を食い止めるべく、違憲であるとして阻止に立ち向かった岩月弁護士のインタビュー、ぜひご期待ください。

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