日刊IWJガイド・非会員版「11月18日に米下院で『エプスタイン・ファイル公開義務化法案』を採決! ファイルの公開に否定的だったトランプ大統領が突如、賛成に!」2025.11.19号~No.4657


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~エプスタイン・ファイル完全公開へ!? 11月18日に下院で「エプスタイン・ファイル公開義務化法案」採決! これまでファイルの公開に否定的だったトランプ大統領が突如、賛成に回った! 事件の全貌は明らかになるのか!? ただし、この法案には「ただし司法省は、被害者の個人情報や、進行中の連邦捜査を危険にさらす可能性のある資料などを非公開とすることが認められる」との免責事項が! 本当にファイルの完全公開になるかどうか、注意深く監視する必要がある!

■11月になり、IWJの第16期は4ヶ月目となりました! 10月は114万1500円のご寄付・カンパをいただきました。しかし、月間目標額の67%、235万8500円が不足することになりました。これで3ヶ月連続の未達です! 11月は1日から17日までで、月間目標額の41%に相当する、22件、143万2140円のご寄付・カンパをいただいています。月間目標額を達成するためには、あと59%、206万7860円が必要です! 財政的にはとても厳しい状況が続いています。真実を伝えていく活動の困難を痛感しています! 有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、どうぞ皆様、よろしくお願いいたします!

■【中継番組表】

■米国生まれのユダヤ人富豪、ジェフリー・エプスタインは、イスラエルの情報機関モサドエージェントだったのか!? エプスタインの不透明な巨額資産は、国家レベルの支援!? パートナーのギレーヌ・マクスウェルの父で、不審死したロバート・マクスウェルは、モサドのエージェントだった! R.マクスウェルがエプスタインをイスラエル幹部に紹介したとする証言も!!

■トランプ米大統領とジェフリー・エプスタインが手をつないで踊る「永遠の親友」像が、ワシントンD.C.のナショナル・モールに、許可を得て設置されるも、翌日、当局が予告なく撤去! 1週間後に「なぜ私達は友達でいられないのか?」とタイトルを変更して再設置! さらに1ヶ月後には、私有地のカフェ前で再々公開!

■日本人も無関係ではなかったエプスタイン事件! マサチューセッツ工科大学メディアラボが、エプスタインを性犯罪者と知りながら、匿名で巨額の寄付を受けていた隠蔽工作で、MITメディアラボ所長の伊藤穣一氏が辞任! 伊藤氏はその後、デジタル庁事務方トップの「デジタル監」への起用が取り沙汰されるが、見送られ、それでも有識者会議メンバーに!! エプスタインの私邸や米領バージン諸島の『小児性愛者島』を何度も訪れていたが、「犯罪行為については関知していなかった」と弁明!「エプスタイン人脈」の解明(その1)!!

■「日本の狭い商店街で、道をふさいで祈るイスラム教徒達」が「迷惑すぎる」!? X(旧ツイッター)に投稿された動画への返信には、「コイツらの祈りなんて何の意味もない」「早めに対応しないと、欧州のようにどうにもならなくなります」「完全に侵略行為」「終いにはイスラムばかりの地域になる」などと、イスラム教徒が増えることへの嫌悪と反感、移民の排斥と、公的な対策を求める強い言葉が並ぶ! 実は投稿された動画は「イスラム横丁」として賑わう国際色豊かな新宿区百人町2丁目にある幅員4m未満行き止まりの小道だった!
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■はじめに~エプスタイン・ファイル完全公開へ!? 11月18日に下院で「エプスタイン・ファイル公開義務化法案」採決! これまでファイルの公開に否定的だったトランプ大統領が突如、賛成に回った! 事件の全貌は明らかになるのか!? ただし、この法案には「ただし司法省は、被害者の個人情報や、進行中の連邦捜査を危険にさらす可能性のある資料などを非公開とすることが認められる」との免責事項が! 本当にファイルの完全公開になるかどうか、注意深く監視する必要がある!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 イスラエルのモサドのエージェントだったという噂が絶えない性犯罪者の故ジェフリー・エプスタイン氏について、その関連ファイルの公開が、米国政治と国際政治を大きく揺るがす可能性があり、これまで注目されてきました。

 IWJは、これまで、故ジェフリー・エプスタインが運営していた性奴隷の島、エプスタイン島に、バラク・オバマ元大統領が頻繁に訪れて、少年達に性加害を行っていたという驚くべき証言などをお伝えしてきました。

 重要なことは、エプスタイン島自体が、米国のエリート達に対して、イスラエルが仕組んだ大がかりなハニー・トラップであり、それによって米国の政治が歪められてきた可能性があることです。

※衝撃! あの性奴隷の島、エプスタイン島にバラク・オバマ元大統領が頻繁に訪れ、少年達に性加害を行っていた!? そこには、民主党の有力支持者のジョージ・クルーニー氏とトム・ハンクス氏も通い、ビル・ゲイツ氏は少女達を縛りつけて注射を打ち、実験材料にしていた!?しかも、これらは、イスラエルが米国エリートを操作するための大規模なハニー・トラップだった!? これが本当なら、米国がイスラエルに「従順」である謎も解ける! JFKの新資料は出ても、エプスタイン・リストが出てこない理由はこれか?(日刊IWJガイド、2025年5月9日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250509#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54658#idx-1

 この「エプスタイン・ファイル」が、全面公開に向かって動き出しました。

 7月15日に議会に提出された「エプスタイン・ファイル公開義務化法案(Epstein Files Transparency Act)」が、11月18日に、米下院で採決の見通しとなったのです。

 不可解なのが、これまで、多くの証言やツーショット写真などで、エプスタイン氏との非常に親しい交友関係が明らかなトランプ大統領が、一転して、公開賛成の姿勢を見せていることです。

 トランプ大統領は、そもそも、大統領選挙の公約として、ケネディ・ファイルと、このエプスタイン・ファイルの公開を掲げて当選しました。

 ケネディ・ファイルの公開は、実行されました。

 しかし、2025年7月23日付『ウォール・ストリート・ジャーナル』が、トランプ大統領の、事件への関与を示す報道を行って以降、パム・ボンディ司法長官とともに、エプスタイン・ファイルそのものの存在を否定するなど、非常に不自然な態度で、ファイルの公開を阻止してきたのです。

 2025年7月23日付『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、トランプ大統領の名前が複数回、エプスタイン関連文書に登場するとして、次のように報じています。

 「今年初め、司法長官パム・ボンディが『トラック一杯分』と表現したジェフリー・エプスタイン関連文書を、司法省の当局者らが精査したところ、ドナルド・トランプ氏の名前が複数回登場していることが判明したと、複数の政権高官が述べた」。

※Justice Department Told Trump in May That His Name Is Among Many in the Epstein Files(ウォール・ストリート・ジャーナル、2025年7月23日)
https://www.wsj.com/politics/justice-department-told-trump-name-in-epstein-files-727a8038

 しかし、トランプ大統領は、公開に対して消極的な姿勢を突如、一変させました。

 11月17日のトゥルース・ソーシャルで、トランプ大統領は、「下院共和党議員は、エプスタイン文書の公開に賛成票を投じるべきだ」と述べています。

 「金曜日(14日)の夜、エアフォースワンの中でフェイクニュース・メディアに対して私が言ったように、下院共和党議員は、エプスタイン文書の公開に賛成票を投じるべきだ。

 なぜなら、我々には何も隠すことがないし、共和党の偉大な成功、特に最近の民主党による『政府閉鎖』に対する我々の勝利から目をそらさせるために、急進左派の狂信者達が仕組んだ民主党のデマから、そろそろ前に進むべきだからだ。

 司法省はすでに、『エプスタイン』に関して何万ページもの資料を公表しており、民主党のオペレーター(ビル・クリントン、リード・ホフマン、ラリー・サマーズ等)とエプスタインの関係について、調査している。

 そして下院監視委員会は、法的に認められた範囲のものなら、何でも入手できる。私は気にしない!

 私が唯一気にしているのは、共和党が本来の論点に戻ることだ。

 それは経済、『アフォーダビリティ(生活費の負担軽減)』(我々はここで大勝している!)、歴史上、最高水準からほぼゼロにまでインフレを押し下げた我々の勝利、米国民のために物価を下げたこと、歴史的な減税、米国への数兆ドル規模の投資(過去最高!)の獲得、軍の再建、国境の安全確保、犯罪歴のある不法移民の強制送還、女子スポーツへの男性参加の終焉、『トランスジェンダーをみんなに』政策の阻止、そして、その他多くのことだ!

 ジェフリー・エプスタインが生きていたとき、誰も彼に関心を持たなかった。そして、もし民主党が何か持っていたのなら、我々の地滑り的大勝利の前に、それを公表していただろう。

 共和党のメンバーの中には『利用されている』者もいるが、我々はそれを許してはならない。

 共和党の記録的な成果について語り始め、民主党に呪いをもたらすだけで、我々には影響のない、エプスタインの『罠』にはまるのはやめよう。

 米国を、再び偉大に!」。

※ドナルド・トランプ米大統領のトゥルース・ソーシャルへのポスト(2025年11月17日)
https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/115562626931599548

 このトランプ大統領の豹変を、「白旗を揚げたことを示唆している」とか、「エプスタイン文書をめぐる騒動は、MAGA運動におけるトランプ氏の無敵のオーラを、かつてないほど打ち砕いた」という見方も出ています。

※トランプ氏、エプスタイン問題で屈服か 文書公開に賛成票を投じよと態度一変 その意味することとは?(Yahoo News、2025年11月18日)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2d36fd7686366768e7e0ae2005bec6bc60d5ad56

 しかし、こうした見方は表層的です。「エプスタイン・ファイル公開義務化法案(Epstein Files Transparency Act)」をよく読んでみると、免責事項があるのです。

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■11月になり、IWJの第16期は4ヶ月目となりました! 10月は114万1500円のご寄付・カンパをいただきました。しかし、月間目標額の67%、235万8500円が不足することになりました。これで3ヶ月連続の未達です! 11月は1日から17日までで、月間目標額の41%に相当する、22件、143万2140円のご寄付・カンパをいただいています。月間目標額を達成するためには、あと59%、206万7860円が必要です! 財政的にはとても厳しい状況が続いています。真実を伝えていく活動の困難を痛感しています! 有料会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、どうぞ皆様、よろしくお願いいたします!

 第16期がスタートした8月は、ご寄付・カンパによるご支援は、月間目標額350万円の16%、9月は14%、10月は33%にとどまりました。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます。しかし、これで3ヶ月連続未達です。厳しい状況が続いています。

 また、11月は1日から17日までで、月間目標額の41%に相当する、22件、143万2140円のご寄付・カンパをいただいています。ありがとうございます。あと59%、206万7860円のご寄付・カンパをたまわれば、今月は月間目標額に達することができます! どうぞよろしくお願いいたします!

 IWJを2010年にスタートさせてからのこの15年間、あるいはそれ以前から、私、岩上安身は、機会があるごとに米国の従属国の地位に甘んじることの危険性に、絶えず警鐘を鳴らしてきました。

 自民党の新総裁、そして第104代の内閣総理大臣に高市早苗氏が就任することが決まりました。

 中国との戦争の話を絶えず繰り返し、「米軍が中国軍の矢面に立つのではなく、まず日本が正面に立つ」などということまで、テレビの地上波で発言してきた高市早苗氏が総理に決まって、いよいよ日本が「代理戦争」の捨て駒となる懸念が、今、まさに現実化しつつあるのを痛感しています。

 また、外交・安全保障分野で、まったく政治家としてのキャリアを積んでいない高市氏が、トランプ大統領との初会談で、報道陣の前で腕を組んだり、はしゃいだり、米国に頼りきった媚びる態度に終始したことも、強い懸念と落胆を覚えます。

 東西冷戦の終わりによって、世界大戦の危機、とりわけ核戦争の危機は遠ざかったと安堵して、約35年が経ちますが、現在、冷戦後で最も戦争の危機が近づいていると感じられます。

 軍事力を支える、肝心の工業力が空洞化してしまっている米国にのみ頼り、米国の戦略に従って、対中国との戦争の矢面に立て、と言われて、「代理戦争」の駒とされる、そんな危機に直面しているのに、政府も、与野党も、メディアも、いつまでも、現実を否認しているように感じられます。

 今、日本に必要な指導者は、米国に依存し、虎の威を借りる好戦的な指導者ではなく、戦争回避能力に長けている、外交力のある指導者です。核保有国である中国に対して、非核保有国である日本が通常戦力で挑もうとするような、勇ましい言葉ばかり吐く、無謀な指導者ではありません! 日本を第2のウクライナに、日本の首相を第2のゼレンスキーにしてはいけないのです!

 国難は避けられない、としても、大難を小難にとどめることはできるはずです。日本が対米自立を果たし、「敵国」ばかりになっている周辺国と和解して、各国と平和条約を結び、「敵」と戦うのではなく、「敵」と和解して、「敵」を消し去ることができるかどうか。

 対米自立と、周辺国との自力での平和構築に失敗すれば、日本は、大きな試練に直面します。平和の上にしか、国家としての繁栄も、国民としての日々の穏やかな暮らしも、築くことができません。

 間に合うでしょうか。懸念は尽きません。

 肝心なことは、リアルな現実をまず直視することです。大小問わず、ほとんどのメディアが、現実直視を避けています。

 IWJは現実を直視し、お伝えし続けています。しかし、現実は苦いものです。苦い現実を直視したくない心理が働くからこそ、甘い嘘をつくプロパガンダに人は飛びつき、騙されてしまうのです。

 ウクライナ紛争以降は、特に、西側諸国ではプロパガンダの洪水が続いているような状態です。

 我々はプロパガンダの波にのまれることなく、ジャーナリズムの本道を歩み、リアルを伝えるという、当然のことを、貫いていきます!

 そうやって、苦いリアルな現実を直視した上で、なお、前向きな希望を信じる力が残っているかどうかが問われています。

 IWJは、厳しい経営が続いています。そのIWJの行方は、リアルと対峙してなお希望をもてるかどうかだと思います。

 市民メディアであるIWJの活動運営費は、約半分が、会員の皆様からの会費によって支えられています。残りの約半分が、ご寄付・カンパによって支えられています。特定のスポンサーをつけず、スポンサーの意向に左右されることもありません。

 困難は、迫ってきています。向こう数年以内が、東アジアにおいて、日本が、「代理戦争」の駒として使われてしまうかどうかの正念場です! そうした事態は、絶対に回避しなければなりません!

 そのリスクは、高市氏が総理大臣となり、小泉進次郎氏が防衛大臣となったことで加速する可能性があります!

 今期16期もIWJは、日本だけでなく、西側に広がるプロパガンダにのみこまれず、真実をお伝えしていきたいと思います!

 どうぞ、緊急のご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 岩上安身 拝

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

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 同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!

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◆中継番組表◆

**2025.11.19 Wed.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2025.11.20 Thu.**

調整中

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◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

学童支援員・那須研一氏「既に私達の年金積立金から、1兆円もの額が、イスラエルの軍需企業やネタニヤフ政権の国債購入に使われ、私達がガザの虐殺に加担させられている!」「国が違っても、子供は子供であり、貴重な命! 子供を守る仕事をしている人間が、虐殺に協力なんかしたくない!!」~11.6 川から海までパレスチナ解放! 日本政府・企業はイスラエルの占領政策・ジェノサイドに加担するな! 一緒に声を上げましょう!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/529591

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■米国生まれのユダヤ人富豪、ジェフリー・エプスタインは、イスラエルの情報機関モサドエージェントだったのか!? エプスタインの不透明な巨額資産は、国家レベルの支援!? パートナーのギレーヌ・マクスウェルの父で、不審死したロバート・マクスウェルは、モサドのエージェントだった! R.マクスウェルがエプスタインをイスラエル幹部に紹介したとする証言も!!

 2019年にニューヨーク州のメトロポリタン矯正センター(裁判前の拘置施設)の独居房で不審死した、米国生まれのユダヤ人、ジェフリー・エプスタインが、イスラエルの情報機関モサドの工作員だったという説が、広く唱えられています。しかし、米国政府、イスラエル政府、捜査当局のいずれもこれを認めておらず、裁判資料や公開されているFBI文書にも、現在のところ、直接的な証拠はありません。

 しかし、現在大きな話題となっているセックス・スキャンダルのように、エプスタインが積極的に、米・英などの政財界の要人と関係を持ち、弱みを握るともいえる仕組みを作っていたことは、情報工作機関の典型的なハニー・トラップの手口ともいえます。

 そして、これ以外にも、エプスタインがモサドの工作員であったか、あるいはモサドがエプスタインを利用していたことの状況証拠は、複数指摘されています。

 その一つは、一般に「億万長者」と報じられるエプスタインが、1981年に「ねずみ講に関わったトラブル」で、米投資銀行ベアー・スターンズ社を追い出されたあと、翌年に「J.エプスタイン&カンパニー」という会社を設立したものの、はっきりしたビジネス活動がほとんど確認できず、「巨額の資産」をどのように蓄えたか不明であることです。

 エプスタインの資産については、「彼の富の出所である米領バージン諸島の資産管理会社は、公的な記録を残しておらず、彼の顧客リストも公開されていない」「具体的な証拠はないものの、ポンジ・スキーム(投資詐欺)や脅迫、マネーロンダリングなどに関わっていた可能性もある」などと報じられています。

※米国の億万長者の性的虐待者故ジェフリー・エプスタイン氏の裁判関連資料をニューヨーク・マンハッタン連邦裁判所が公開! クリントン元大統領、トランプ前大統領、英ヨーク公アンドリュー王子、スティーブン・ホーキング博士ら、続々と明らかにされる200人近いセレブとの交友関係! カリブ海の島で「性奴隷」の少女を監禁し、世界中から著名人・有力者らを呼び集めていたエプスタイン氏の鬼畜ぶりが明らかに!(日刊IWJガイド、2024年1月10日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240110#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53104#idx-1

 こうした点からも、背後に国家レベルの支援があったのではないか、と目されています。

 もうひとつは、現在のウクライナ(当時はチェコスロバキア)生まれのユダヤ人で、難民から英国のメディア王にまで成り上がり、1991年にカナリア諸島付近でヨットからの転落死という、不審死をとげたロバート・マクスウェルが、長年、モサドのエージェントだったと明らかにされたことです。ロバート・マクスウェルは、生前、エプスタインと交流がありました。

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■トランプ米大統領とジェフリー・エプスタインが手をつないで踊る「永遠の親友」像が、ワシントンD.C.のナショナル・モールに、許可を得て設置されるも、翌日、当局が予告なく撤去! 1週間後に「なぜ私達は友達でいられないのか?」とタイトルを変更して再設置! さらに1ヶ月後には、私有地のカフェ前で再々公開!

 米国で、ドナルド・トランプ大統領とジェフリー・エプスタインとの関係が注目を集める中、9月23日に、ワシントンD.C.のナショナル・モール(国立公園地帯)の米国議会議事堂を背景にした政府庁舎の近くに、トランプ氏とジェフリー・エプスタインが手を取り合い、踊っている像「永遠の親友」が設置されました。

 スプレーペイントで銅像風に仕上げられた像(インスタレーション)は、これまでにも、政治的な批判をいくつも作品として発表してきた、「シークレット・ハンドシェイク」と呼ばれる匿名の芸術家グループによるものです。

 9月23日付『ワシントン・ポスト』は、「インスタレーションの土台にある銘板には、『ドナルド・J・トランプ大統領と彼の「親友」ジェフリー・エプスタインとの長年にわたる絆を祝福します』と書かれている」と報じています。

※Statue of Trump and Epstein holding hands placed on National Mall(The Washington post、2025年9月23日)
https://www.washingtonpost.com/dc-md-va/2025/09/23/trump-epstein-statue-national-mall/

 『ワシントン・ポスト』によると、「国立公園局は、この像の設置に許可証を発行した。許可申請書には、この彫刻の目的として『政治的なイメージを用いて、言論の自由と芸術的表現を示すこと』と記載されている」と報じています。

 しかし、翌日の9月24日、『UPI』通信は、「米国公園警察が、像を撤去した」と報じました。

※National Park Service removes Trump, Epstein friendship statues(UPI、2025年9月24日)
https://www.upi.com/Top_News/US/2025/09/24/DC-Trump-Epstein-statues-removed/7861758764386/

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■日本人も無関係ではなかったエプスタイン事件! マサチューセッツ工科大学メディアラボが、エプスタインを性犯罪者と知りながら、匿名で巨額の寄付を受けていた隠蔽工作で、MITメディアラボ所長の伊藤穣一氏が辞任! 伊藤氏はその後、デジタル庁事務方トップの「デジタル監」への起用が取り沙汰されるが、見送られ、それでも有識者会議メンバーに!! エプスタインの私邸や米領バージン諸島の『小児性愛者島』を何度も訪れていたが、「犯罪行為については関知していなかった」と弁明!「エプスタイン人脈」の解明(その1)!!

 ジェフリー・エプスタイン事件は、日本人とも無関係ではありません。

 『ニューヨーカー』誌は、2019年9月6日付で、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボが、エプスタインが性犯罪者として有罪判決を受けたことを知りながら、多額の寄付を要求していた」と報じ、さらに「この記事を出した翌日、MITメディアラボ所長の伊藤穣一氏が辞任した」と報じています。

※How an Elite University Research Center Concealed Its Relationship with Jeffrey Epstein(THE NEW YORKER、2019年9月6日)
https://www.newyorker.com/news/news-desk/how-an-elite-university-research-center-concealed-its-relationship-with-jeffrey-epstein

 この『ニューヨーカー』の記事は、MITメディアラボの内部メールや、元スタッフの証言をもとに、「伊藤氏がエプスタインに、メールで具体的な寄付の要請を行っていた」と報じています。

 エプスタインは、MITメディアラボへの直接の寄付に加え、ビル・ゲイツ氏など、他者からの寄付の仲介にも関与しており、「その総額は750万ドル(約8億円)に上る」と、記事は指摘しています。

 さらにこの『ニューヨーカー』の記事は、エプスタインが2008年に性犯罪で有罪判決を受け、MITの寄付者データベースの中で、性犯罪者として登録され、寄付者として「不適格」とされていたにもかかわらず、メディアラボは、「匿名で寄付や仲介を受け続けていた」と報じています。

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■「日本の狭い商店街で、道をふさいで祈るイスラム教徒達」が「迷惑すぎる」!? X(旧ツイッター)に投稿された動画への返信には、「コイツらの祈りなんて何の意味もない」「早めに対応しないと、欧州のようにどうにもならなくなります」「完全に侵略行為」「終いにはイスラムばかりの地域になる」などと、イスラム教徒が増えることへの嫌悪と反感、移民の排斥と、公的な対策を求める強い言葉が並ぶ! 実は投稿された動画は「イスラム横丁」として賑わう国際色豊かな新宿区百人町2丁目にある幅員4m未満行き止まりの小道だった!

 9月18日、IWJ記者のSNSメッセージ宛に、「新大久保の商店街らしいですね。活動範囲を広げるためにわざとこういうところでやってるという噂もありますが、どうなんでしょう」と、あるX(旧ツイッター)への投稿がシェアされてきました。

 その投稿には、15秒ほどの短い動画がついており、狭い商店街の小道いっぱいに絨毯などを敷いて、ムスリムと思われる大勢の男性達50名ほどがひざまづいて祈りを捧げている様子が写っています。

 お祈りの列の横を、台車に乗せた段ボールを押す人が通っています。動画には以下の説明がついていました。

 「日本の狭い商店街で、道をふさいで祈るイスラム教徒達

 配達員も通りづらそうで迷惑すぎる。店にも入りづらく、商店街の客足も減るであろう完全な営業妨害(イスラム教徒だけは増えるだろうが)。これを多文化共生と言って押し付ける事に罪悪感を感じない移民は恐ろしすぎる」。

 この投稿には、10月1日午前10時の時点で769.7万件の表示がつき、ハートマークの「いいね」は4万件に上っています。

※ロアネア@最多情報源バズニュース@roaneatanのXへの投稿(2025年9月18日)
https://x.com/roaneatan/status/1968480098102681987

 投稿への返信には「往来妨害罪ですね」、「コイツらの祈りなんて何の意味もないだろ」、「イスラム教徒を日本に入れること自体が誤りなのだ。日本政府の無知さに腹が立つ」、「早めに対応しないと、欧州のようにどうにもならなくなります」など、強い言葉が並んでいます。

 「侵略を受けてるのに、警察も自衛隊も対処してくれないんなら、地域住民が一丸となって戦うしかないじゃん。家から武器になりそうなもん持ってあつまれ!」。

※(一般の方と思われるため、お名前は記載せず)(2025年9月18日)
https://x.com/himatane2024/status/1968498431384559890

 「完全に侵略行為ですね。こうやって外で宗教行為を行うことで日本人が寄り付きにくくなる。日本人が出ていけばさらにイスラムが入ってくる。終いにはイスラムばかりの地域になる。

 早急に移民政策を止めなければいけない」。

※(一般の方と思われるため、お名前は記載せず)(2025年9月18日)
https://x.com/KKWUii/status/1968502171743445479

 「これ、ワザとやってるね

 そうやって自分達の領域を広げて行く気だ

 だってさあ

 ココでやる、やらないといけない意味ある?

 日本人が普通にやったらやめろ(怒り顔マーク)と怒られるよね

 数が増えるとコレだけでなく

 もっと主張して幅をきかせてくる

 これ、妨害だから通報したらいいのでは?

 なんで誰も何もいわない?」。

※(一般の方と思われるため、お名前は記載せず)(2025年9月18日)
https://x.com/cappaman6/status/1968527105525981628

 中には、「この道に豚の死骸を置くと良さそうです(笑い顔)」といった強烈な投稿もあります。投稿には、ルーマニアでイスラム教徒がモスクを建設しようとした際、建設予定地に豚の死骸を投げ込んで建設を阻止したという投稿のスクリーンショットが共有されています。

 このモスク建設中止については、Xによって「資金不足」によるものだという背景情報が追加されています。

※(一般の方と思われるため、お名前は記載せず)(2025年9月18日)
https://x.com/baaturaa/status/1968548633885949973

 9月18日といえば、まだ強烈な暑さの続いていた時期です。なぜ、ムスリム達は、暑い中を屋外で、商店街の通りを埋めるような形でお祈りをしているのでしょうか?

 イスラム教徒(ムスリム)にとって、信仰の5つの柱の1つが、毎日のお祈りです。

 イスラム教徒は、1日5回、サウジアラビアにあるイスラム教の聖地「メッカ」のカアバ神殿「キブラ」に向かってお祈りをすることになっています。世界各国のモスクには、キブラの方向を示す「ミフラーブ」と呼ばれるアーチ型の壁の窪みが設けられています。

 また、もう1つの柱は「ハッジ」と呼ばれるメッカ巡礼です。メッカは、預言者であるムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ(日本ではマホメットと呼ばれることが多い)の生誕の地です。「ハッジ」と呼ばれるメッカ巡礼は、すべてのイスラム教徒にとって、体力と財力が許す限り、一生に一度は果たすべき義務であるとされています。

 イスラム教徒にとって、メッカに向かって祈る行為が重要であることは間違いありません。

※イスラム教徒はどのように祈りを続けているのか ― あらゆる場所で神を見つける(whyislam日本語版、2025年10月1日閲覧)
https://www.whyislam.org/ja/%E7%A5%88%E3%82%8A%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%82%8B/

※巡礼(ハッジ)(whyislam日本語版、2025年10月1日閲覧)
https://www.whyislam.org/ja/%E5%B7%A1%E7%A4%BC%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%B8/

 共有された動画に写っている道路を、風景と商店名から「Google Map」で探してみると、新宿区百人町2丁目の「GREEN NASCO」と「新宿八百屋」の間にある幅3mで長さ40mほどの小道であることがわかりました。この小道には「イスラム横丁」という俗称がついています。

 「イスラム横丁」は、厳密には「キブラ」とはややずれるかもしれませんが、概ね西を向いており、動画に写っていたムスリム達は、「キブラ」に向かってお祈りをしていると推定されます。

 「イスラム横丁」は、コンクリートの短い柱2本でその西端が閉じられている、行き止まりの道です。

 「イスラム横丁」の東の入り口にある「GREEN NASCO」は、ハラルフードの店舗であり、西側の奥には「GREEN NASCO」の車が集合住宅の敷地内に停車されています。「イスラム横丁」の北側の集合住宅1階は、オンライン販売も展開している「GREEN NASCO」のバックヤードになっているようです。

 道の途中には、英語で無料Wi-Fiのサービスを提供する看板が出ています。

※Nasco Halal Food(2025年10月1日閲覧)
https://www.nascohalalfood.com/

 また、「GREEN NASCO」が入居している、新大久保イニシャルハウス・アネックスには、「新大久保マスジド」もあります。「マスジド(Masjid)」は「礼拝する場所、額ずく場所、跪拝する場所」という意味で、「モスク」の語源になったとされています。

 「イスラム横丁」の東端を通る新宿文化通りには、ネパール料理、ベトナム料理、アラブ料理などの店があり、国際色豊かな通りになっています。

 「Google Map」で得られた情報からは、ムスリム達が「マスジド(Masjid)」や「GREEN NASCO」のある「イスラム横丁」でキブラに向かって礼拝している、ということがわかりました。誰かに危害を加えたりすることや通行妨害をすることが目的ではなく、イスラム教徒としての礼拝をしているにすぎませんでした。

 「ロアネア@最多情報源バズニュース@roaneatan」は、「あとここって、山手メディカルセンターのそばなんだよな。救急車来てもすぐどけるのかって話」と付け加えています。

※ロアネア@最多情報源バズニュース@roaneatanのXへの投稿(2025年9月18日)
https://x.com/roaneatan/status/1968606741408485646

 たしかに、「イスラム横丁」の北200mほどには「JCHO東京山手メディカルセンター」があります。

 しかし、上述の通り、ここは幅員4mに満たない行き止まりの小道です。山手メディカルセンターは南面で「中央病院通り」という2車線道路に接しており、「イスラム横丁」は山手メディカルセンターへのアクセスには、まったく関係ありません。

 「ロアネア@最多情報源バズニュース@roaneatan」は、現地で自身で撮影した動画を共有しているので、現地の状況を自分で見ていることと思われますが、「Google Map」でもわかるような単純な事実に気がつかなかったか、それともイスラム教徒に対するヘイト感情をわざわざ煽るためなのでしょうか。

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