日刊IWJガイド・非会員版「中東で戦火拡大! 米軍がイスラム武装勢力への報復攻撃開始! さらに翌日、米英軍がイエメンの『フーシ派』を攻撃!」2024.2.5号~No.4141


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~「紛争のさらなる激化を阻止」するという矛盾した大義名分を掲げて、米軍が中東で戦火を拡大! 親イランと言われるイスラム武装勢力への報復攻撃を開始! 米国防長官「これは始まりに過ぎない!」と戦争の本番はこれからだと宣言! 他方、イランは米国との直接対決を回避する意向だと米メディアは報道、米国も、現時点ではイランとの直接対決は回避するというが、信じられるか!? さらに翌日、米英軍はイエメンの「フーシ派」を攻撃! スコット・リッター氏「爆音と光のショーに過ぎない」、エヴァン・リーフ氏「米国の自殺行為」! 次々と米国内から批判の声が!

■この2月こそは、ご寄付・カンパの月間目標額の400万円に届きますよう、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます! 1月は29日までに、134件、161万3400円のご寄付をいただきました。この金額は月間目標額400万円の40%にとどまります! IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきますが、そのためには、皆さまのご支持とご支援が何よりも必要です! 2月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■前橋市長選挙は、自公与党が推薦した現職を破り、立憲民主党など野党側が支援した新人、小川晶氏が初当選、与野党対決の構図を制す! 背景には自民党派閥の政治資金パーティー問題への批判が!? 京都市長選は「共産党が支援」する福山和人氏と「自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦」する元官房副長官・松井孝治氏が競りあい、大接戦を松井氏が制す!

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 500億ユーロ(7.8兆円)のウクライナへの軍事支援決定のEU本部を農民デモが襲撃、欧州の農民デモはますます拡大!】抗議の横断幕に「農民なし、食料なし、未来なし」!「農家の最大の怒りの矛先は、EU諸国から際限なく流出するウクライナへの軍事支援金」と、EUが進める「グリーン政策」! 欧州の民衆は、ウクライナ紛争継続のための直接・間接の軍事支援を、EUの支配層とは違って支持していない!(『ユーロ・ニュース』、2024年2月1日ほか)
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■はじめに~「紛争のさらなる激化を阻止」するという矛盾した大義名分を掲げて、米軍が中東で戦火を拡大! 親イランと言われるイスラム武装勢力への報復攻撃を開始! 米国防長官「これは始まりに過ぎない!」と戦争の本番はこれからだと宣言! 他方、イランは米国との直接対決を回避する意向だと米メディアは報道、米国も、現時点ではイランとの直接対決は回避するというが、信じられるか!? さらに翌日、米英軍はイエメンの「フーシ派」を攻撃! スコット・リッター氏「爆音と光のショーに過ぎない」、エヴァン・リーフ氏「米国の自殺行為」! 次々と米国内から批判の声が!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 2月2日、ヨルダンに駐留していた米軍兵士3名を殺害した、イスラム武装勢力による無人機攻撃への報復として、2月2日、米軍が、イラクとシリアの7ヶ所、85以上のイラン支援の民兵組織とイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)の活動拠点に空襲を開始しました。3日付『AP通信』など、多くのメディアが一斉に報じました。

 3日付『AP通信』によると、指揮統制本部、諜報センター、ロケットとミサイル、無人機と弾薬の保管場所、民兵組織や革命防衛隊のコッズ部隊と関係のあるその他の施設を含む、7ヶ所、85施設以上が標的となりました。

 同『AP通信』は、「米国は紛争のさらなる激化を阻止しようとしている」ため、米国はイラン本土や、イラン国内の革命防衛隊「コッズ部隊」の幹部を直接標的にするまでには至らなかったと分析しています。

 ものすごい言い分です。一撃を受け、3人死んだので、その一撃の報復として、85ヶ所も一斉攻撃しておいて、「米国はさらなる紛争の拡大は望まない」から、「イランの革命防衛隊のコッズ部隊は攻撃したけれども、その幹部は、命拾いさせてやった」というのです。

 この米国・米軍の言い分と実際の激烈な行動の乖離には、既視感があります。

 今から、約4年前、米国は、2020年1月3日、イランの革命防衛隊の精鋭部隊であるコッズ部隊のトップのカセム・ソレイマニ司令官を、イラクのバグダッドにて爆殺しました。

 この時は、トランプ大統領が、ソレイマニ司令官の殺害を直々に命令しており、米国内、米軍内にも戸惑いがあったとか、異例の命令であったことが強調されて報じられました。

 それとともに、トランプ大統領の、ソレイマニ司令官殺害の決断は、「戦争を始めるためでなく、止めるため」と、その決断の理由を説明していたことも報じられたのです。

※イラン司令官殺害は「戦争止めるため」とトランプ氏 イランは「厳しい復讐」誓う(BBC、2020年1月4日)
https://www.bbc.com/japanese/50990788

 留意すべきは、トランプ大統領の用いたレトリックと、寸分違わぬレトリックを、今回、「米国は中東や世界のどこでも紛争を求めない」と語ったバイデン大統領の下で、米軍が用いていることです。

 大統領選の今年の11月に控え、民主党候補となる可能性の高い、現職のバイデン大統領と、共和党候補となる可能性が高いトランプ前大統領は、それぞれの違いを有権者にアピールしていかなければならない時期を迎えています。

 しかし、実際にやっていること、言っていることは、そっくり同じなのです。

 トランプは異例づくめの大統領と言われてきました。ソレイマニ司令官殺害の決断も、そのように評価されてきましたが、民主党のバイデン大統領のもとでの米軍も、同じような判断をくだし、同様の矛盾した大義名分を掲げて攻撃をおこなっているのですけら、どちらもさして変わりはありません。

 米国とイランが開戦するのではないかと、2020年のソレイマニ司令官爆殺の時も、懸念されましたが、全面戦争には至りませんでした。もちろん、両国の関係は、もともと悪かった関係がさらに悪化して、燻り続け、現在のにらみあう状態に至っています。

 今回の、「紛争のさらなる激化を阻止」という大義名分で行われた、数十倍規模の報復攻撃が、「紛争のさらなる拡大」へとエスカレートする危険性は、もちろん否定できません。しかし、ここで懸念するべきことは、米国とイランの、全面戦争の始まりだけではありません。

 米軍と、イラン、およびその影響下にあるイスラム武装勢力が、一時的に、紛争を展開することは、あり得るでしょう。

 問題は、その間、国際社会の目を、イスラエルによるガザやヨルダン川西岸での、現在進行形のパレスチナ人へのジェノサイドから目を逸らせてしまう効果がある、という点です。米国とイランの小競り合いが、イスラエルによるジェノサイド完遂の隠れ蓑になってしまう可能性がある、ということを忘れてはなりません。

 イスラエルにとって、そしてイスラエルを支持する在米ユダヤ人たち、および米国内のクリスチャン・シオニストにとっても、こんなに都合のいいことはありません。

 今、最も重要なことは、飢えに苦しむガザの人々が、瀕死の状況にある、という現実です。あらゆるライフラインを破壊されたガザのパレスチナ人達の生存可能性を考えると、まずは今すぐに、イスラエルに対して、ジェノサイドの暴力をやめさせなげればなりません。

 その上で、イスラエル軍の攻撃がない、と保証される状況のもとで、国際社会が総力をあげて、飢えや病気や怪我や衛生環境の破壊によって、瀕死の状態にある、ガザの人々の命を一刻も早く救うことです。

※米国、致命的なドローン攻撃への報復でイラクとシリアの民兵組織を厳しく攻撃
https://apnews.com/article/attack-military-iran-iraq-houthis-229a735edbb7759ba9ade543013917df

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■この2月こそは、ご寄付・カンパの月間目標額の400万円に届きますよう、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます! 1月は29日までに、134件、161万3400円のご寄付をいただきました。この金額は月間目標額400万円の40%にとどまります! IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきますが、そのためには、皆さまのご支持とご支援が何よりも必要です! 2月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 年が改まったこの1月は、154件、192万5400円のご寄付をいただきました。新年早々、ありがとうございました! これは、目標額の48%に相当します。

 今年こそ、この2月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、IWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 2月はすでに、1日、2日の2日間で、5件4万円のご寄付をいただきました。

 国内も不況で、元旦には能登半島地震にも見舞われ、厳寒の中、生活も厳しい方がいらっしゃると思います。

 特に被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 そうした状況下で、我々の経済的苦境を訴えるのは、心苦しくもありますが、どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その累積額は、合計で2200万円となってしまいました。

 第13期の、赤字約2000万円というこの事態は、IWJ創業以来、初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、私、岩上安身1人の力で乗り越えることはもはや不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。今期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

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みずほ銀行
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預金種目 普通
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城南信用金庫
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店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
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ゆうちょ銀行
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店番 008
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口座番号 3080612
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 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝


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◆中継番組表◆

**2024.2.5 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】14:00~「日本外国特派員協会主催『テレビ輝け!市民ネットワーク』記者会見 ―登壇:田中優子氏(法政大学名誉教授・前総長)、前川喜平氏(元文部科学省事務次官)、梓澤和幸氏(弁護士)ほか」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「日本外国特派員協会」主催の記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた、メディアコントロール関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/media-controll

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◆中継番組表◆

**2024.2.6 Tue.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「この判決は、在阪メディアのあり方、報道の報じ方にも一石を投じる重要な判決だった」大前治弁護士~1.31 橋下徹氏が大石あきこ衆議院議員を提訴した訴訟について~判決期日 記者会見・報告集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521408

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■前橋市長選挙は、自公与党が推薦した現職を破り、立憲民主党など野党側が支援した新人、小川晶氏が初当選、与野党対決の構図を制す! 背景には自民党派閥の政治資金パーティー問題への批判が!? 京都市長選は「共産党が支援」する福山和人氏と「自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦」する元官房副長官・松井孝治氏が競りあい、大接戦を松井氏が制す!

 自民党と公明党の与党が推薦した当選3回の現職の山本龍(やまもとりゅう)候補(64歳)と、野党が支援した新人、小川晶候補(41歳)の2人の一騎討ちを、新人の小川氏が制しました。

 小川氏は弁護士で、元群馬県議会議員として「4期13年にわたり、子育てや教育、福祉の課題に取り組み、誰もが安心して暮らしていける地域づくりに取り組んできました」と述べています。

※群馬県議会議員・弁護士 小川あきら(2024年2月4日21:00閲覧)
https://akira-o.jp/

 小川氏は、「この勝利は市民の勝利だと思います」「皆さんと一緒に市民の力で、前橋市を良くしていきたい」と述べました。

 4日21時時点で、投票率39.39%(有権者数27万3592人)、開票率は0%ですが、期日前投票で小川氏が大きくリードしており、出口調査などからもその情勢に大きな変化はないとして、『NHK』などが当確を出しました。

※前橋市長選(NHK選挙web、2024年2月4日21:00閲覧)
https://www3.nhk.or.jp/senkyo2/maebashi/20311/skh54639.html

 『NHK』は、小川氏は立憲民主党や共産党などの支持層を固め、無党派層の支持を集めたほか、自民党の支持層からも一定の支持を集めた、と分析しています。

 前橋市長選挙の投票率39.39%は、前回・4年前の43.16%から3.77ポイント低くなっています。

※前橋市長選挙 野党側新人の小川氏が当選確実 与党推す現職抑え(NHK、2024年2月4日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240204/k10014343691000.html

 群馬県はいわゆる保守王国のひとつですが、前橋市で「しがらみのないクリーンな市政の実現」を目指した、野党推薦候補が勝利したことは、「うやむや」なままに幕引きされようとしている政治資金環流問題への市民の反発を示しているのではないでしょうか。

 前橋市長選挙のように与野党が正面衝突するわかりやすい構図ではないのが、5人の新人候補が競いあった京都市長選挙です。

 候補者は届出順に以下の通りです。

福山和人候補、62歳、弁護士、共産党支援。

村山祥栄候補、45歳、会社役員、元京都市議。

二之湯真士候補、44歳、団体役員、自民党京都府議。

松井孝治候補、63歳、大学教授、元官房副長官。

高家悠、35歳、事業家、平安保守党。

※令和6年2月4日執行京都市長選挙候補者の氏名等の一覧(京都市、2024年1月21日)
https://www.city.kyoto.lg.jp/senkyo/cmsfiles/contents/0000319/319610/kouhosha.pdf

 福山氏は3回目の出馬です。福山氏自身が「幅広く支持を集めたい」との意向で、共産党は推薦を見送りました。しかし、街頭演説に田村智子共産党委員長が応援に駆けつけるなど、福山氏を支援してきました。

 村山氏は、維新公認候補でしたが、政治資金パーティーをめぐる問題が表面化し、維新・国民府連が推薦を取り消し、「台風の目」になるかと思われた村山氏は失速しました。

 維新は、京都でも支持を伸ばしていましたが、大きく躓きました。維新と国民府連、「教育無償化を実現する会」を新たに立ち上げた前原氏らは、自主投票を決めています。

 二之湯氏は、国家公安委員長を務めた二之湯智氏の次男ですが、自民党府連の候補者選定のあり方をめぐって反旗を翻して立候補を表明し、離党しました。保守分裂の構図を作りました。

 松井孝治氏は、旧通商産業省の元官僚、鳩山内閣で官房副長官を務めた旧民主党出身です。自民党京都府連は、「松井は旧民主党出身だが、議員を引退したあとは、旧民主党を批判するなど、政策が保守的で、うちも乗れる」などとして推薦を決めました。

※“古都の混迷”の結末は 京都市長選挙(NHK、2024年2月2日)
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/105822.html

 自民党の保守分裂と維新進出の躓きで混戦となった京都市長選挙は、「共産党が支援」する福山和人氏と、「自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦」する元官房副長官・松井孝治氏との大接戦になりました。

 4日23時、『NHK』は、松井氏に当確を出しました。『NHK』は、松井氏は、推薦を受けた各党の支持層に加え、無党派層などからも幅広く支持を集めた、と分析しています。

※京都市長選挙 自民 立民など4党推薦の松井孝治氏が初当選(NHK、2024年2月4日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240204/k10014343701000.html

 確定投票率は41.67%で、前回2020年より0.96ポイント高くなったとのことです。23時3分時点で開票率は99%、各候補の得票数と得票率は以下の通りです。

松井孝治 17万7162票(38.0%)
福山和人 16万0921票(34.5%)
村山祥栄、7万2411票(15.5%)
二之湯真士 5万4430票(11.6%)
高家悠 2316(0.5%)

※京都市長選(NHK選挙WEB、2024年2月4日23時3分)
https://www3.nhk.or.jp/senkyo2/kyoto/20227/skh54555.html

 『X』上には、松井候補を自民党ら与党とともに推薦した、立憲民主党に「心底絶望」したといったメッセージが投稿されています。

※ 「福山哲郎が壇上で門川現市長、西田昌司らと並んで万歳をするのを見て、立憲に心底失望」
https://twitter.com/KITspeakee/status/1754148141207801928

 これまで、京都地方選挙では「共産党 vs 非共産党」の構図が作られてきました。野党の第一党である立憲が「オール京都」などと称して、自公とつるんで選挙をしてきました。

 この奇妙な構図について、岩上安身は、2019年11月18日、福山和人氏にインタビューを行い、上記のような京都の「特殊事情」について語っていただきました。ぜひ、こちらのインタビューも御覧ください。

※京都の地方選では共産をのぞく野党が自公と『オール京都』として共産推薦候補と対決! 京都地方選挙から考える野党共闘の現実~岩上安身による京都市長選立候補予定者・福山和人弁護士インタビューを録画配信!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/463087

 2016年には、議員会館内で行われた「ミナセン」市民選対勝手連シンポジウムにおいて、福山哲郎氏が、司会の岩上安身に食ってかかったこともあります。こちらの動画もぜひ御覧ください。

※「みんなで勝てる候補者を!」民主党・福山哲郎議員の訴えに、「それって共産党は黙って降りろってことだろ!?」と会場大ブーイング!「ミナセン」市民選対勝手連シンポジウム 2016.1.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/283716

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 500億ユーロ(7.8兆円)のウクライナへの軍事支援決定のEU本部を農民デモが襲撃、欧州の農民デモはますます拡大!】抗議の横断幕に「農民なし、食料なし、未来なし」!「農家の最大の怒りの矛先は、EU諸国から際限なく流出するウクライナへの軍事支援金」と、EUが進める「グリーン政策」! 欧州の民衆は、ウクライナ紛争継続のための直接・間接の軍事支援を、EUの支配層とは違って支持していない!(『ユーロ・ニュース』、2024年2月1日ほか)

 『ユーロ・ニュース』が2月1日付で、「ウクライナ問題でEU首脳が会談中、怒った農民らがブリュッセルの街頭に侵入」という記事を出しました。

 EU本部のあるベルギーの首都、ブリュッセルで、500億ユーロのウクライナ支援について議論するためにEU首脳会合が開催される中、ベルギーの農民達が抗議活動を行いました。

 添付された動画には、EU本部の敷地内で、枯れた植え込みに火の手が上がっていることが確認できます。

 『ユーロ・ニュース』によれば、ベルギーの農民達は、トラクターで市内中心部を封鎖し、イタリアや他のEU加盟国の農民もデモに参加しました。

 『ユーロ・ニュース』は、「この国境を越えた連帯は、低所得、コストの上昇、EUの環境政策に関連する規制に対する怒りがヨーロッパの農民の間に広がっている不満を浮き彫りにしている」と分析しています。

 EUは、「安価なウクライナからの輸入品から農家を守」り、「新たな環境対策の実施を遅らせる」ことを妥協案として提示しましたが、抗議者らは十分納得しませんでした。

※Angry farmers invade the streets of Brussels as EU leaders meet over Ukraine(euronews、2024年2月1日)
https://www.euronews.com/2024/02/01/angry-farmers-invade-the-streets-of-brussels-as-eu-leaders-meet-over-ukraine

 1日付『スプートニク』によれば、ブリュッセル警察は、EU首脳会合の開催中に、EUの農業政策に対する抗議活動に参加するために1300台のトラクターがブリュッセルに集結したと発表しました。

※Farmers Setting Protest Fires in Brussels to Demand Measures From EU Leaders(Sputnik、2024年2月1日)
https://sputnikglobe.com/20240201/farmers-setting-protest-fires-in-brussels-to-demand-measures-from-eu-leaders-1116536446.html

 『CBSニュース』は1日付で、EU首脳会合に欧州中から数千人の農民がブリュッセルに集結したと報じています。

 「彼らはベルギーの首都にトラクターを運転し、欧州議会に卵や石を投げつけ、建物の近くで火を起こし、花火を打ち上げて、EU指導者らに税金とコストの上昇を支援するためにさらなる措置を要求した」。

 ある横断幕には「農民なし、食料なし、未来なし(No farmers, no food, no future)」と書かれていました。

 『CBSニュース』は、「欧州の農家は近年、作物が十分収穫できず、収入が減少し、コストの上昇に直面している。気候変動によって、熱波と干ばつが発生したため、多くの地域の畜産農家は、家畜の飼料を購入する必要があった。季節労働者を使っている生産者は、暑さのせいで、収穫のためにいつもより早く人を探すことを余儀なくされている」と、農家の苦境を説明しています。

 さらに、グリーン対策(環境政策)の強化によって、多くの農家が打撃を受けています。

 「EU全域の農家らは、グリーン対策の強化により、農薬の制限、新たな規制や制限の導入、さらには小規模生産者であっても耐えられない基準や条件の遵守を強いられ、彼らの生計が打撃を受けていると述べている」。

※European farmers rage at EU parliament in Brussels, but France protests called off after 2 weeks of mayhem(CBSNews、2024年2月1日)
https://www.cbsnews.com/news/european-farmers-france-protests-end-rage-brussels/

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)

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