日刊IWJガイド・非会員版「すべてのマスコミが報じない、ウクライナ国内で起きているもう一つの大弾圧! ウクライナ国家警察がロシア語話者約600名を逮捕!」2022.4.13号~No.3499号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~すべてのマスコミが報じない、ウクライナ国内で起きているもう一つの大弾圧! ウクライナ国家警察がロシア語話者約600名を逮捕! ウクライナ国家保安局(SBU)へ送還!

■4月は支出をさらにしぼって、これまでのご寄付の月間目標の420万円を20万円削減し、400万円といたしました! 昨年8月から3月末までの、第12期の8か月間にわたる累積の不足金額は297万8184円です。4月の未達分をあわせた509万8552円まで、4月末までにご寄付が集まることを期待しています! ウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!

■ご寄付者様から「西側の情報にあふれる今の状況に危機感をおぼえる」「大手メディアの偏向報道が酷くなる昨今、市民ジャーナルがますます必要です」「とりあえず、IWJの存続。これからも勉強させていただきます」等メッセージをいただきました。感謝を込めて紹介させていただき、岩上安身がズバリ回答させていただきました。

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。3月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

■【中継番組表】

■ツイッター「IWJ_Sokuho」4月12日、アゾフ連隊がSNSに「ロシアはマリウポリでウクライナ軍に対して有毒物質を使用した」と投稿! マリウポリ市長補佐官は「化学兵器による攻撃は確認されていない」と表明! バイデン米大統領はインドのモディ首相に「ロシアからの石油輸入を増やすことはインドの利益にならない」と圧力! ポーランド大統領はスターリン支配下の、ソ連時代の「カチンの森事件」の責任を、今野のロシアに取らせるべく、国際法廷で追及すると表明!

■ゼレンスキー大統領、ギリシャ議会での演説にアゾフ隊員をビデオ出演させ、野党や元閣僚らが「ナチスが国会で発言することは許されない」「ナチスの祭典になってしまった」と大批判! 西側メディアはこのニュースをほとんど無視!

■ISの斬首映像そっくり! 戦慄のウクライナ側プロパガンダ映像がネットで拡散
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■はじめに~すべてのマスコミが報じない、ウクライナ国内で起きているもう一つの大弾圧! ウクライナ国家警察がロシア語話者約600名を逮捕! ウクライナ国家保安局(SBU)へ送還!

 日本のメディアはウクライナ国内に散在しているロシア系住民の存在をまったく報道しません。ロシアの侵攻が始まって6週間になるウクライナで、ロシア系住民とウクライナ系住民の対立感情と緊張感は深刻なものになっています。

 ウクライナ国家警察のイゴール・クリメンコ長官は、フェイスブックの4月7日の投稿の中で、ロシア軍への協力が疑われる594人を拘束したと発表しています。

※イゴール・クリメンコ長官のフェイスブック(2022年4月7日)
https://www.facebook.com/iklymenko.fb/videos/836332017205716/

 クリメンコ長官は、同じ投稿の中で、市民から国家警察への通報が4月7日時点で115万件以上になったとも述べています。この中には、ロシア軍の戦争犯罪に関する情報や、窃盗・強盗・空き巣などの財産犯罪などとともに、ロシア軍への協力者の通報も含まれています。

 4月4日のクリメンコ長官のフェイスブックの投稿では、拘束したロシア系市民の拘束理由を次のように述べています。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■4月は支出をさらにしぼって、これまでのご寄付の月間目標の420万円を20万円削減し、400万円といたしました! 昨年8月から3月末までの、第12期の8か月間にわたる累積の不足金額は297万8184円です。4月の未達分をあわせた509万8552円まで、4月末までにご寄付が集まることを期待しています! ウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJをご支援ください!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 IWJでは、今期第12期の年間の予算を立てる上での見通しとして、代表である私、岩上安身への報酬をゼロにすることを筆頭に、支出をぎりぎりまでにしぼった上で、IWJの運営上、必要なご寄付・カンパの目標額は月額420万円(年間5040万円)としておりましたが、支出をさらに削って、4月からは月間目標金額をさらに下げて400万円といたしました。

 昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、4月で9か月目に入りました。

 今期スタートの8月1日から3月末までの8か月間の累計の不足分は、あと297万8184円となりました。

 また、今月4月は1日から11日までの7日間で、146件、187万9632円、目標額の47%のご寄付・カンパをいただいています。ありがとうございます。

 従って、3月末までの不足分297万8184円に、4月の未達分212万368円が加わり、509万8552円が必要となります。今月4月を含めて、期末までの残り4か月で赤字雪ダルマを削って、不足分がゼロになるように、どうか皆さまのお力で、ご支援ください!

 IWJの会員数は現在3268人です。そのうちサポート会員は1122人です(2022年4月1日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が1560円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人4544円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

 また、この目標額には、3月16日に宮城県・福島県で震度6強を記録した、福島県沖で発生した地震の際に起きた大規模停電の影響による、インタビューや動画配信に必要な設備の故障の修理費用、約70万円も含まれております。

 この故障が応急処置ではなく、完全に修理できないと、再配信ができません。現在、対応中ですが、ご不便をおかけしていること、ご理解をたまわれればと思います。

 引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 ロシアによるウクライナへの侵攻とそれに対する世界中からの反発・非難は、第2幕を迎えつつあります。

 米軍のウクライナへの武器支援が功を奏し、予想以上に大きな損害を被ったロシア軍が足踏みをし、逆に勢いづいたウクライナと米国・EU諸国は、「ロシアは全欧州を侵略しようとしている」などと誇張し、その上で「ロシアを弱体化させる」と反撃に転じようとしています。

 台湾をめぐる米中の対立と、このウクライナ戦争が極東に飛び火して、連動する可能性もありえます。

 その場合、ウクライナや東欧・西欧がそうであるように、日本が米国にとって都合の良いミサイル前線基地となってしまう危険性があります。日本がウクライナのような運命をたどり、戦場と化してしまうようなことは絶対に避けなければいけません! 日本には原発が51基(そのうち稼働中のものは9基、稼働していない原発もプールに燃料がたくわえられている)存在するのです。これらは核自爆装置のようなものです。

 IWJは、中立の立場を守り、ロシアとウクライナの間でどのような確執が起きてきたのか、8年前、2014年のユーロ・マイダンのクーデターの時点から、ずっと注目して報じてきました。ぜひ、以下の特集を御覧ください。

※【特集】ウクライナ危機 2013年~2015年 ~ユーロ・マイダンクーデターからウクライナによるロシア語話者への迫害・殺戮まで~
https://iwj.co.jp/wj/open/ukraine

 2022年の2月23日、それまで何の前提もなく突然、ロシアのプーチン大統領が狂気にとりつかれて、ウクライナに侵攻し始めたのではありません。

 そこに至るプロセスがあります。独自取材を続けてきたIWJだからこそ、この事態に対してしっかりと客観視する視点をもつことができた、と自負しています。

 ロシア軍によるウクライナへの「侵攻前」のプロセスを伝えず、「ロシア侵攻」のみを大騒ぎして伝える思考停止のイエローペーパーに頼っていては、真実は見えてきません。公平に見て、ウクライナと米国のプロパガンダは、ロシアのプロパガンダよりはるかに巧みで、大胆かつ強引であり、はるかに多くの人を惹きつけています。しかし、そのプロパガンダを鵜呑みにしているようでは、本来のメディアの役割を放棄していると言わざるをえません。

 こんな偏向報道ばかりの状態が続けば、その先には、国の命運を分けるような分岐点で大きな判断ミスを招く、愚かな世論誘導をしてしまう可能性が大です。

 我々IWJは、どんなに石つぶてを投げられようとも、メディアの王道を歩み、客観的で、中立的で、公正な報道をし続けます。

 米国につき従っていきさえすれば、安全で繁栄も約束される、というのは、第二次大戦後の米国が、ゆるぎなく、軍事力も経済力も圧倒的に強大で、余裕があり、そしてまだしもモラルが残っていた時代の話です。現在の米国は、昔日の米国ではありません。

 既存の大手新聞、テレビなどの御用マスメディアに頼っていては、こうした現実は、まったく見えてきません。こうした現実は、意図的に、国民の目を現状からそらせるような情報操作ばかりが行われているからです! IWJは、国民をないがしろにして戦争準備を進める政府にこれでいいのか! と声を上げ続けていきます!

 こうしたことがIWJに可能なのは、市民の皆さまに支えられることで、特定のスポンサーに頼らず、活動することができる独立メディアだからです! 何者にも縛られず、権力に忖度せずに、真実をお伝えしてゆくことが、市民の皆さまのお力で可能となっているのです。

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!

 その会費と、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると自負しています。

 本年、2022年は、参院選もあります、改憲勢力は、改憲による緊急事態条項の憲法への導入を狙っています。今年は、本当に日本の分水嶺の年となります!

 決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからもお振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身拝

■ご寄付者様から「西側の情報にあふれる今の状況に危機感をおぼえる」「大手メディアの偏向報道が酷くなる昨今、市民ジャーナルがますます必要です」「とりあえず、IWJの存続。これからも勉強させていただきます」等メッセージをいただきました。感謝を込めて紹介させていただき、岩上安身がズバリ回答させていただきました。

 ご寄付者様からメッセージをいただきました。

 メッセージひとつひとつに、岩上安身がご返信を書かせていただきます!

 嬉しい励ましのメッセージ、あるいは、ご質問やご提案などにもお答えしますので、ぜひお寄せください! ただし、会員の方で、ご寄付者様からのメッセージのみとさせていただきます!

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 ロシアとウクライナ問題につき、西側の情報にあふれる今の状況に危機感を覚える。(匿名希望)

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 匿名希望様へ

 ありがとうございます!

 どんなに賢明で、どんなに聡明な人でも、すべての分野で1次情報にあたって、事実を自分で確認して、思考し、判断し、行動している、という人はいません。

 1次情報を取材するジャーナリストであっても、自分が触れうる1次情報はほんの一部で、世界全体についての情報・知識の大半は、メディアを通じた2次情報を頼りに、メディアがまともに事実を公平公正に伝えていると信じて、生きているわけです。

 学者、専門研究者、官僚、政治家でも同じです。誰もが、メディアを介して伝えられる情報に頼って、思考し、仕事をし、意見を述べて議論し、活動・行動しているのです。

 その前提である、特にマスメディアの情報が偏向報道一色であったら、これはもう、どうしようもありません。誰もが誤った情報をもとに思考し、判断を狂わせてしまいます。

 そういう意味で、現在のメディア状況は、本当に危機的だと思います。ブチャの虐殺については、世界中のジャーナリストが現地に入り、ウクライナのプレスセンターのアシストを受けて現場を「取材」し遺体の写真や遺体が埋められていた場所の写真や動画を撮り世界に向けて報じます。

 しかし、8年前から今に至るまでウクライナ軍が攻撃をかけている東部のドンバスには、ほとんどのメディアは8年間も、現在に至るまでも入っていません。すでに1万数千人以上の犠牲者が出ているといわれていますが、このドンバスでの殺戮について「ジェノサイド」とプーチン大統領が使った言葉をウクライナと欧米と国連と世界中のマスメディアは「1次情報」を確認しないまま否定し、ブチャの虐殺については、現段階で誰が殺したのか不明でも、ウクライナのゼレンスキー大統領の「ロシア軍によるジェノサイド」という言葉を否定する国も、国際機関もマスメディアもありません。

 ブチャで、300人ほどの遺体が見つかったのは事実ですから、むごたらしいことであると、当然我々も心を痛めます。ブチャの遺体は「可視化」されているので誰でもその痛ましさがわかりますし、人々の感性を激しく揺さぶります。

 しかし、ドンバスでいくら民間人が犠牲になっていても「可視化されない」ので、誰の感性も揺さぶることもありません。本当はこんな時こそ、ジャーナリストやメディアは、ドンバスに入り現実はどうなっているのか、見に行くべきなのですが、なぜか、誰も入ろうとしません。入ろうとすると圧力がかかるのかもしれませんが。

 「IWJはウクライナの悲劇を取り上げる報道が少ないので偏っている」と言われることがあります。しかし、ブチャの状況などは、日本中の誰もが知っていることでしょう。その上、屋上屋を重ねて、我々が他のマスコミが一斉に伝えている情報をさらにトレースするように伝えたところで、何の意味があるのでしょうか。ほとんどすべてのメディアが報じているので、ほとんどの国民は、ブチャの惨劇については知っています。

 独立メディアである我々は、現在のメインストリームメディアが、伝え足りていない部分を補って、日本の情報空間のバランスを取ることが、使命のひとつであると思っています。あふれ返っているマスコミの情報は、すでに皆さまご存知ですよね、というところから、我々の報道はスタートしていますので、どうかその点はご理解いただければと思います。

 マスメディア「だけ」では偏向した情報になってしまう、という時には、補うための情報とかカウンターの情報で、我々のキャパがいっぱいになってしまい、マスメディアが伝えているような、ウクライナサイドの主張が後回しになるということは、今後も多々あるとご理解いただきたいと存じます。カウンター情報が多いということは、ロシア側を支持しているとか、ウクライナに対してアンチであるとか、そういう意味ではありません。

 今後とも、ご支援のほどよろしくお願いします。

岩上安身

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 潰れたら困るから。(オアナ シンイチ様)

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 オアナ シンイチ様

 ありがとうございます! 皆さまを困らせないように、頑張ります!

 今後とも、よろしくお願いします。

岩上安身

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 日本政府の悪政にコロナ禍・国際紛争と、大手メディアの偏向報道が酷くなる昨今、市民ジャーナルがますます必要です。微力ではありますが、どうかお役に立ててください。(M.H.様)

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M.H.様

 ありがとうございます!

 本当に、日本の悪政は何ひとつ解決せず、コロナは再び新規感染者が増え始め第7波を迎えそうです。

 桜の盛りは雨に降られて花見もままならず、あげくこの戦争です。

 米国もNATOも、日本のマスコミも変な力こぶを作っていて、簡単には終わりそうもありません。大変ですが、ここで押し流されると、次は日本列島が戦場にされてしまいます。頑張って、隘路を無事にくぐり抜けてまいりましょう。今後とも、ご支援をどうぞよろしくお願いします。

岩上安身

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 頑張ってください。(青野 博行 様)

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青野 博行様

 頑張ります! ありがとうございます!

岩上安身

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先日、本をお願いしました。

 「米国が隠す日本の真実」2015年版にして、さまざま予測していたことが現実になっていることがわかりました。
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159(「米国が隠す日本の真実」IWJ書店)

 それから、2021年出版の「主権者のいない国」白井聡著を読んでいます。疑問に思っていたことを解説してくれるような貴重な本に出会えて、嬉しいです。まさに白井氏は私の思うところを書いていてホッとするのと、今後何をすべきなのかと考えさせられてます。とりあえず、IWJの存続。これからも勉強させていただきます。よろしくお願いいたします。(川嶋 様)

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川嶋様

 ありがとうございます。

 おっしゃる通り、さまざま予測してきたことが現実となってきています。IWJを設立したのが2010年12月。その時には、日本の対米従属が大きな問題となる、という問題意識はすでにありました。

 しかし、IWJを作って3ヶ月で、3.11を迎えることになるとは思いもありませんでした。原発の危険性は理解していても、地震までは予期できません。それに比べると、2012年に安倍政権が誕生して、自民党改憲草案が示されてから以降は、人間の行うことですから、ある程度予想することはできます。残念ながらその予想は、悪い方向へと的中してしまっています。

 しかしまだあきらめていけません。

 私もまだまだ頑張りますので、どうぞ、応援、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

岩上安身

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 ロシア・ウクライナ情勢の報告にぶれがないから(N.M. 様)

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N.M. 様

 ありがとうございます。

 初めてロシア(当時はソ連)で取材を行ったのは、28歳の時でした。

 89年、ペレストロイカの頃です。まだ私も若く、細身で、髪もふさふさとありました。それから30年余りになります。旧ソ連圏の動向には常にチラチラと目線をくれていたものですから、線と面で理解することができます。

 ロシアが何の前触れも、理由も、大義(たとえ主観的でも)もなく、ウクライナに突然侵攻したわけではない、ということは確信していました。2013年から2015年にかけてのユーロマイダンクーデターについても、ウォッチして書いてきましたし、その時から8年間、構図は大きく変わっていません。違いがあるとしたら、中国の急激な成長、くらいです。

 無駄に年を重ねてきたわけではないのだなと、自分自身、確かめる機会となりました。喜ぶべきことではなく、悲劇の予感が当たるわけですから、悲しみの方が多いのですけれども。

 今後も、「ぶれない」仕事を続けてまいりたいと思います。

 何とぞ、応援とご支援をよろしくお願いします。

岩上安身

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■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。3月のご寄付者様のご芳名を感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

 3月は31日間で、506件、592万6084円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方170名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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関 清 様
K.A. 様
F.R. 様
N.T. 様
O.N. 様
Y.T. 様
水野 博 様
K.K. 様
とし坊 様
M.T. 様
ムラカミナホ 様
ガタコ 様
マツモト ヤスアキ 様
オアナシンイチ 様
M.H. 様
M.K. 様
青野 博行 様
N.M. 様
Y.Y. 様
林 秀樹 様

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 皆さま、コロナ禍の厳しい経済情勢の折、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。


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◆中継番組表◆

**2022.4.13 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch7】13:30~「院内ヒアリング集会 放射能汚染水海洋投棄反対!~共同申入れとヒアリング~」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 「原発いらない金曜行動」主催による院内ヒアリング集会を中継します。これまでIWJが報じてきた汚染水問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B1%9A%E6%9F%93%E6%B0%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C

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◆中継番組表◆

**2022.4.14 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

菅前総理と長男菅正剛氏らの総務省接待疑惑に東京地検が不起訴処分!「『嫌疑なし』は納得できない」と市民らが検察審査会に申し立て!~4.8「東北新社」接待問題不起訴処分に関する審査申し立て後の記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/504456

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■ツイッター「IWJ_Sokuho」4月12日、アゾフ連隊がSNSに「ロシアはマリウポリでウクライナ軍に対して有毒物質を使用した」と投稿! マリウポリ市長補佐官は「化学兵器による攻撃は確認されていない」と表明! バイデン米大統領はインドのモディ首相に「ロシアからの石油輸入を増やすことはインドの利益にならない」と圧力! ポーランド大統領はスターリン支配下の、ソ連時代の「カチンの森事件」の責任を、今野のロシアに取らせるべく、国際法廷で追及すると表明!

 IWJは、ツイッターアカウント「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度御覧ください。

※IWJ速報@IWJ_Sokuho
https://twitter.com/IWJ_Sokuho

 ウクライナの国家親衛隊(国家警備隊)でありながら、ネオナチ思想が指摘されているアゾフ連隊が11日、SNSのテレグラムに「ロシアはマリウポリでウクライナ軍に対して有毒物質を使用した」と投稿しました。

 ウクライナメディア『ザ・キエフ・インディペンデント』が日本時間の12日未明、これをツイートしました。アゾフは「ウクライナでのロシアの化学兵器の最初の使用である可能性がある」と主張しています。

※【速報4094】『The Kyiv Independent』4/12ツイート「アゾフ連隊:ロシアはマリウポリでウクライナ軍に対して有毒物質を使用した。この物質はドローンによって配布されており、犠牲者は息切れと前庭小脳性運動失調を患っている」https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513697584451584002

 これに対して英国のトラス外相は「詳細を確認している」とツイート。プーチン政権への説明を求めました。

※【速報4095】リズ・トラス英外相「詳細を確認するために、パートナーと緊急に協力しています。(中略)私たちはプーチンと彼の政権に説明を求めます」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513699922134302721

 一方、11日付けロイター(英語版)は、ゼレンスキー大統領が「深刻に受け止めている」と表明したものの、「化学兵器がすでに使用されたとは言っていない」と報じています。同時にマリウポリ市長補佐官も「化学兵器による攻撃は確認されていない」と述べています。

※【速報4097】ロイター11日「『我々はこれを極めて深刻に受け止めている』と、ゼレンスキーは月曜日の夜間ビデオ演説で述べた。彼は化学兵器がすでに使用されたとは言っていない。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513704549064003585

※【速報4098】ロイター11日続き「マリウポリ市長補佐官のペトロ・アンドリューシチェンコ氏は、自身のテレグラム・チャンネルで、化学兵器による攻撃は確認されておらず、後日、詳細と説明を提供する予定だと記した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513704978585915394

 米国は以前からロシアがウクライナで化学兵器を使う疑いがあると主張していました。しかし米側の主張は、ロシアが化学兵器を使用した上で、西側の偽旗作戦を主張するだろうというものです。

 これでは本当にロシアが化学兵器を使用しても、あるいはウクライナ側が化学兵器を使った上でロシアが使ったと主張したとしても、ロシアは化学兵器の使用を認めないので、「米国側が予測した通りだ」ということになってしまいます。

 また、『ブルームバーグ』は、ロシア軍がウクライナ軍事での作戦を統括する司令官にドゥボルニコフ氏を充てたと、西側諸国の安全保証当局者や外交官が明らかにしました。

※【速報4027】ブルームバーグ、11日:ドゥボルニコフ司令官は、内戦下のシリアでアサド政権軍を支援する2015年と16年の軍事作戦でロシア軍を指揮したことで知られる。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513433074474053633

 ドゥボルニコフ氏は、2015年から16年にかけて、シリアでのロシア軍を指揮したことで知られています。ドゥボルニコフ氏は、シリアでヘリコプターから投下する、精密爆撃が不可能な「タル爆弾」での攻撃など、無差別攻撃を行ったとされています。

 岩上安身は、ドゥボルニコフ氏がウクライナで指揮をとるニュースについて、次のように連続ツイートしました。

 「シリアのアサド政権を敵視し、打倒を試みて果たせなかった米国とイスラエルとISにとっては、不倶戴天の敵将の登場である。ウクライナ情勢には米国とイスラエルが関わり、ウクライナ側の義勇兵にはISの兵士も参戦しているという。江戸の仇を長崎で、ならぬシリアの仇をウクライナで、の思いだろう」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513871226418372608

「続き。既視感は他にもある。米国とイスラエルがシリアのアサド政権が化学兵器を使う恐れがあると騒ぎ、実際に誰が何を撒いたのかはともかく多数の人々が苦しむ事件が起きた時、化学兵器が使われたとしてアサド政権に止めを刺そうとしたが、それを巧みな外交で阻んだのがプーチンとラブロフ外相だった」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513882967822979074

※米・英・仏が国連決議もないままシリアをミサイル攻撃!化学兵器禁止機関の査察直前に関連施設を破壊!? IWJは元外務省国際情報局長・孫崎享氏、東京大学・板垣雄三名誉教授両氏に取材! 2018.4.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/418220

「続き2 今回も、ロシアが化学兵器を使う可能性があると、バイデン大統領が散々、警告を発した後、今日になって、マリウポリで有毒物質が撒かれたと、あのアゾフがツィートした。日本のマスコミはロシア軍がサリンを撒いたか、と飛ばし気味に報じているが、米国も、ウクライナも、まだ認めていない」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513884090176581656

「続き3 日本のマスコミがこぞって先走って作り出す『情報空間』は、少し距離を取ってみれば『異様』という他はない。米国はロシア軍が化学兵器を撒いてそれを他者のせいにする偽旗作戦を行う、と言ってきたのだ。そこまで言われていて、その通りにやる馬鹿がいると思うのがまず、おかしい」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513885208969363478

「続き4 米国の事前のプロパガンダは、王手飛車取りのような巧妙さである。化学兵器が用いられれば、ロシア軍は自分がやったとは言わない。だから、ほら、偽旗作戦をやっている、と言われる。他の軍がロシア軍のせいにするために撒いて、逆に偽旗作戦を行ったとしても、確実にロシアのせいになる」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513886183985905670

「続き5 サリンをロシア軍が撒いたと、誰も事実を確認していない段階で、記者クラブメディアが揃って同じ見出しを掲げる国は、日本の他にないだろう。こうなると、『ロシア軍がやっていてもやっていなくても、ロシア軍のせいにするゲーム』の共犯として全社参加中、と言わなくてはならない」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513887413676146693

 日本経済新聞は12日付けで米投資会社ブラックロックのCEOラリー・フィンク氏へのインタビューを掲載しました。

 「ロシアのウクライナ侵攻によって、これまで私たちが経験してきたグローバリゼーションは終わった。今後、グローバル化の再構築が進む」と主張するフィンク氏は、「グローバル化が機能したのは、政治リスクがなかったからだ。ところが過去10年間でナショナリズムが台頭し、そして今、国家による安全保障が再び最大の優先事項になっている」と述べています。

 フィンク氏は今後は「企業や政府は(一極集中を避けるために)他の国からの調達をより広範囲に検討することになる。企業はより多くの事業を自国内に移管したり、近隣国・地域に移したりするかもしれない」と語っています。

 「今後2~4年程度、高いインフレ率が続く可能性がある」と見通しを語るフィンク氏ですが、インタビュー終盤では「米連邦準備理事会(FRB)が『政策金利を引き上げる』と表明したのは経済の好調さを示す素晴らしいサインだ」と述べる一方で、最後は岸田政権へのリップサービスになっています。

 「グローバル化の再定義が進むなかで、日本はここ数年で最も良い位置にいるとみている。円安の恩恵があり、銀行のバランスシート(貸借対照表)は強固だ。家計のバランスシートも良好な状態を保つ。ブラックロックは日本株の『オーバーウエート(多めの組み入れ)』を推奨している。

 岸田文雄首相が推進する『新しい資本主義』は、ステークホルダー資本主義だと理解している。企業があらゆる利害関係者に焦点を当てるようになれば、持続的で安定した収益力を得られる。日本経済を再構築し、低成長から脱却させるカギとなるだろう」

※【速報4099】4月12日付け日本経済新聞米投資会社ブラックロックCEOラリー・フィンク氏インタビュー「ロシアのウクライナ侵攻によって、グローバリゼーションは終わった。今後、グローバル化の再構築が進む」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513781245054177286

※【速報4050】続き「グローバル化が機能したのは、政治リスクがなかったから。ロシアの侵攻後、サプライチェーン(供給網)にストレスがかかり、エネルギーや食糧価格の高騰を招いている。今後2~4年程度、高いインフレ率が続く可能性がある」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513782161471864835

 また、IMFは3月31日、世界各国の通過当局が保有している外貨準備におけるドル比率が低下していると、発表しました。ロシアによるウクライナ侵攻に伴った経済制裁が長期化すれば、「非ドル化」の流れが加速する可能性もあるとのことです。

※【速報4054】唐鎌 大輔、JBpress、11日:2021年12月末時点のドル比率は58.81%と、2020年12月末の58.92%を割り込み、4四半期ぶりに統計開始以来の最低水準を更新している。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513448419582705666

※【速報4055】唐鎌 氏:ドル比率は2020年12月末以降、5期連続で60%を割り込んでいるが、このような動きも過去に類例がない。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513448459663470592

※【速報4056】唐鎌 氏:ウクライナ危機にまつわる各種制裁が長期化することで、こうした外貨準備運用における非ドル化の機運は弾みがつく可能性もある。
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513448496032260097

 このニュースについて、岩上安身は次のように解説しています。

 「ここからの連投4054から4056まで見てほしい。戦争は先に手を出したものが国際社会から非難され、痛い目にあう。ロシアはウクライナ東部でのロシア語話者への弾圧を理由として侵攻したが、国際社会の非難を浴び、ウクライナへの武器支援と米国主導による制裁で経済的に窮地に。ロシアは痛手を負った」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513877721230848009

「続き2 ドルの基軸通貨としての地位は確実に下がっており、今回のウクライナ侵攻への制裁として、ロシアを米主導の国際的な決済機構Swiftから排除して以来、その傾向を加速してしまうこととなった。ロシアは中国主導の決済機構CIPSに参加する見込み。今後も非ドル化は進む可能性が高い」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513881798144577561

 ロシア軍が攻勢を強めているウクライナ南部の港湾都市マリウポリのボイチェンコ市長は、11日、AP通信のインタビューに答え、市内の民間人が、ロシア軍の攻撃で1万人以上死亡したと語ったとのことです。

 12日付け日本経済新聞は「犠牲者は2万人を超える可能性があるとの見方も示した」と報じました。

 記事は「米戦争研究所は10日、市内がロシア軍に分断され、ウクライナ軍が孤立しているとの分析を明らかにした」とも報じています。

※【速報4051】日本経済新聞4月12日「マリウポリのボイチェンコ市長は11日、ロシア軍の攻撃で市内で1万人以上の民間人が死亡したとAP通信のインタビューで明らかにした。犠牲者は2万人を超える可能性があるとの見方も示した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513790119513575425

 11日、米バイデン大統領とインドのモディ首相が2+2閣僚会議に先立ち、オンライン会談を行いました。

 米ホワイトハウスが11日発表した会談後の説明では、記者が「インドがロシアから購入しているエネルギーについて、何か議論があったか? また、それを止める必要があるか? 正式な合意のようなものがあるか?」と質問。

 これに対して政府高官は「インドに何か特別なことを要求しているわけではない。(中略)とはいえ、インドがロシアのエネルギー輸入を増やすべきではないと考えている。インドとは輸入の多様化について対話を続けており、米国はインドを支援する用意がある」と答えています。

 また、別の記者が「インドはウクライナでの戦争に反対。国連でのいくつかの投票に棄権した。大統領はインドに、これまでの中立的な立場から、どちらかの味方になるよう働きかけたのか?」と質問すると、政府高官は「それはインドが独自に判断すること。インドは民間人の殺害を非難し、独立した調査を求める、かなり強い声明を出している。私たちはインドとこうした話し合いを続けていく」と答えています。

 12日付け日本経済新聞によると、ホワイトハウスのサキ報道官はこの首脳会談について「11日の記者会見で、バイデン氏がモディ氏に『ロシアからの石油輸入を増やすことはインドの利益にならない』と伝達したと明らかにした」とのことです。これは事実上、ロシアへの制裁破りをするなよ、というインドへの脅しです。

※【速報4052】米ホワイトハウス11日発表。バイデン大統領とインドのモディ首相が、2+2閣僚会議に先立ち、オンラインで会談。「両首脳は1時間にわたり、二国間および世界のさまざまな問題について非常に率直に話し合う機会を得た」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513813695285325829

※【速報4053】続き 記者「インドがロシアから購入しているエネルギーについて、何か議論があったか? また、それを止める必要があるか? 正式な合意のようなものがあるか?」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513814895690907652

※【速報4054】続き 米政府高官「インドに何か特別なことを要求しているわけではない。(中略)とはいえ、インドがロシアのエネルギー輸入を増やすべきではないと考えている。インドとは輸入の多様化について対話を続けており、米国はインドを支援する用意がある」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513815459535400966

※【速報4055】続き 記者「インドはウクライナでの戦争に反対。国連でのいくつかの投票に棄権した。大統領はインドに、これまでの中立的な立場から、どちらかの味方になるよう働きかけたのか?」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513816065775894529

※【速報4056】続き 政府高官「インドが独自に判断すること。インドは民間人の殺害を非難し、独立した調査を求める、かなり強い声明を出している。私たちはインドとこうした話し合いを続けていく」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513816728203325441

※【速報4057】続き 記者「バイデン政権から見て、インドのロシアへの非難は満足のいくものなのか?」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513817216307073034

※【速報4058】続き 政府高官「インドがロシアと中国のつながりについて懸念していることは承知している。インドは中国と、実質支配線沿いで非常に緊迫した状況に直面している。中国とロシアが緊密に連携していることは、当然、彼らの考え方に影響を与えるだろう」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513818061861978117

※【速報4059】4月12日日本経済新聞「米ホワイトハウスのサキ大統領報道官は11日の記者会見で、バイデン氏がモディ氏に『ロシアからの石油輸入を増やすことはインドの利益にならない』と伝達したと明らかにした」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513820432923000832

 11日付け時事通信は、「ポーランドのドゥダ大統領は10日、1940年にポーランド人将校の捕虜ら約2万2000人がスターリン時代のソ連秘密警察に銃殺された『カチンの森事件』について、国際法廷での裁きを求める意向を表明した」と報じました。

 ドゥダ大統領は演説で「独立・民主国家のウクライナに対するロシアの残忍な侵略が展開される中、われわれは今日、全面的な形でこれを目にすることができる」「プーチン(大統領)のロシアはスターリンとソ連を美化してきた」と語ったとのことです。

※【速報4060】時事通信4月11日「ポーランドのドゥダ大統領は10日、1940年にポーランド人将校の捕虜ら約2万2000人がスターリン時代のソ連秘密警察に銃殺された『カチンの森事件』について、国際法廷での裁きを求める意向を表明した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513822703031296003

※【速報4061】続き ドゥダ大統領「独立・民主国家のウクライナに対するロシアの残忍な侵略が展開される中、われわれは今日、全面的な形でこれを目にすることができる」「プーチン(大統領)のロシアはスターリンとソ連を美化してきた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1513823378746277892

 「カチンの森事件」は、第2次大戦中、ポーランドに侵攻したソ連が、約1万5000人のポーランド将校を捕虜にし、その大部分が行方不明になったというものです。

 1943年にナチスドイツが、ソ連スモレンスク郊外のカチンの森で4443人のポーランド将校の射殺死体を発見。ソ連はドイツ軍による犯行と主張しました。

 1987年にゴルバチョフ書記長が事件の再検討を約束し、1990年にソ連の犯行を認めて謝罪。1992年にロシア政府は、ポーランド人2万人の虐殺にスターリンが署名した文書を公表しました。

 岩上安身は、ポーランドがカチンの森事件について、国際法廷での裁きを求める意向を表明したことに対し、次のように連続ツイートを行いました。

「ロシアによるウクライナ侵攻で、西側が一斉にロシアを非難し、制裁を加え、ウクライナに武器支援して、ロシアを袋叩きにできるかのような空気になっている中で、ポーランドがロシアへの古い怨恨の封印を解いた。カチンの森事件、スターリン時代のソ連の戦争犯罪に裁きを、と言い出したのだ」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513833138061193218

「続き。中欧・東欧で、こうした歴史の地層にある怨念を開封していったら、収拾のつかないことになる。プーチンのロシアは、スターリンのソ連ではない。スターリンの責任をプーチンに問えるのか。ポーランドがソ連に恨みがあるのはわかるが、その時代ならばドイツにも恨みがある。その恨みも解くのか?」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513840891781271554

「続き2.ウクライナに加勢する勢いで、自分の怨念を噴出させているポーランドだが、最もウクライナ民族主義が強く、独ソ戦の時代、ナチスに加勢したバンデラを輩出したウクライナ西部は、ポーランドの支配下にあった。ポーランドの民族主義者の高まりはウクライナ西部の土地をめぐる諍いを招きかねない」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513845203270246400

 また、NHKや大手マスコミで解説者としておなじみ慶応義塾大学の廣瀬陽子氏が、自身の大学のサイトに、今回のロシアによるウクライナ侵攻で「私は重要な研究対象の一つを失い、これまでの研究人生で構築してきたセオリーは水泡と化した」と、残念がっていることをフォロワーさんが岩上安身にメンションをつけて、ご紹介してくださいました。

 それに対し岩上安身は、次のように引用リツイートしました。

 「ショックを受けているそうで、お気の毒ですが、入力にミスがあれば、出力にミスが出るのは当たり前です。『まったく大義のない戦争』と書いている時点で、ドンバスの現実とNATOの東方拡大とロシアの思いを理解し損ねています。ロシアにとっては大義大ありで、しかもプーチン1人の独断でもない」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513890709765566468

 「続き。どういう方程式を書いて、戦争が起こらないと結論したのか、そこも興味あります。僕は戦争が起こると予期していましたから。方程式の間違いを見つけないと、この戦争の最大の責任者は誰か、という議論でもズッコけるでしょう。僕はミアシャイマーの主張を支持します。最大の責任者は米国です」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513892594954403840

 「続き2 他にも、経済の相互依存が進んだので、戦争は起こらないと信じ、落胆された学者さんらがおられるとか。いやいや、歴史を振り返りましょうよ。第一次世界大戦前夜はかつてなく経済の相互依存が進み、戦争は起こらないと言われました。しかし起きた。ノーマン・エンジェルの楽観は破綻したのです」

@iwakamiyasumi
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1513898370456518657

参照:
※ブリタニカ国際大百科事典「カチンの森事件」(コトバンク)
https://kotobank.jp/word/%E3%82%AB%E3%83%81%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%A3%AE%E4%BA%8B%E4%BB%B6-45110

■ゼレンスキー大統領、ギリシャ議会での演説にアゾフ隊員をビデオ出演させ、野党や元閣僚らが「ナチスが国会で発言することは許されない」「ナチスの祭典になってしまった」と大批判! 西側メディアはこのニュースをほとんど無視!

 ウクライナに侵攻したロシアが敵視するアゾフ連隊など、ネオナチ組織について、ウクライナ側は「ネオナチではない」との主張を広めようとしています。11日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、日本の公安調査庁は、「公安調査庁が『アゾフ大隊』をネオナチ組織と認めたものではありません」との苦しい言い訳とともに、ホームページの「国際テロリズム要覧2021」から「アゾフ大隊」に関する記述を削除しました。

※はじめに~ウクライナによる西側メディアの情報操作の一端が明らかに! 駐英ウクライナ大使がウクライナ内務省に「『アゾフ』がネオナチでないと声明を出せば、ウクライナ寄りのメディアが拡散してくれる」と要請した手紙がリークされる! こうした情報工作を受けてか、日本では公安調査庁が「国際テロリズム要覧」から「アゾフ大隊」の記載を削除!「公安調査庁が『アゾフ大隊』をネオナチ組織と認めたものではありません」と言い訳!(日刊IWJガイド、2022年4月11日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50578#idx-1

 しかし、世界を見渡すと、ウクライナに連帯の姿勢を示しながらも、ネオナチには厳しい批判を続ける国もあります。

 4月8日付けのロイター(英語版)は、世界各国の議会で演説をおこなっているウクライナのゼレンスキー大統領が、7日にギリシャ議会で演説を行った際、アゾフ連隊の一員を名乗るギリシャ出身兵士のメッセージを上映したことから、大きな問題に発展したことを報じています。ギリシャは第二次世界大戦でナチスの占領下にあり、パルチザン闘争を続けていました。

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■ISの斬首映像そっくり! 戦慄のウクライナ側プロパガンダ映像がネットで拡散

 ウクライナ側によるプロパガンダ映像が、イスラム国(IS)の人質殺害映像とそっくりだと指摘されています。

※ロシアはISISスタイルの死刑執行ビデオの調査を開始しました。ビデオに出演した女優Andrianna Kuriletsは、ビデオが公開された後、彼女のソーシャルメディアアカウントを削除しました。(@erhngngr68、2022年4月12日)
https://twitter.com/erhngngr68/status/1513778259808378888

 このプロパガンダ映像が公式なものかどうかははっきりわかりませんが、出演している女性がリヴィウ出身の女優であることが確認されており、「Andrianna Kurilets」というこの女優の名前で検索すれば、ツイッターでリツイートされているこの映像がすぐに出てきます。

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 映像は、ウクライナを象徴すると思われる女神風の衣装を着て、手に鎌を持った女性が、麦畑で縞柄の服を着た中年男性の首を鎌で切り裂く動作をするものです。

 11日付けロシアメディア『RT』は、この映像の内容について、次のように説明しています。

 「女優は、ロシアの『豚』がウクライナ人を長い間嘲笑し、抑圧し、殺害したと非難し、今では状況が変わったと述べています。

 『彼らは、平和を愛し、穀物を育てている国民のあいだで何か恐ろしいものが目覚めるまで、そうしてきた。ドニエプル河畔の底に何世紀にもわたって眠っていたものが。原初の、そして古代のウクライナの神。そして今、私たちは血まみれの収穫を迎えている。お前たち全員に死が待っている』

 女優はそう言い、微笑みながら『囚人』の喉を鎌で『切り裂く』。

 この女性はまた、キエフ北西部のブチャ郊外や、ロシア軍の手によって被害を受けたとされる他のウクライナの町や都市への復讐を誓っています」

 このプロパガンダ映像は、ウクライナとロシア間の憎悪の連鎖とエスカレートを如実に示しています。

 『RT』の記事は「ここ数週間、ウクライナでは、捕虜となったロシア兵を虐待する生々しい映像が複数出回っている。この不穏なビデオは、ウクライナ軍による捕虜の拷問、殴打、完全な処刑を示すとされている」として、「ロシアの調査委員会が刑事調査を開始した」と報じています。

※Russia launches probe over Ukrainian ISIS-style ‘social ad’(RT、2022年4月11日)
https://www.rt.com/russia/553710-ukraine-isis-social-ad/

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220413

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、富樫航、城石裕幸、渡会裕、中村尚貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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