日刊IWJガイド「いよいよ『饗宴VI』当日! スタッフ一同、品川GRAND HALLで皆様をお待ちしています」 2015.12.20日号~No.1194号~


■■■ 日刊IWJガイド「いよいよ『饗宴VI』当日! スタッフ一同、品川GRAND HALLで皆様をお待ちしています」 2015.12.20日号~No.1194号~ ■■■
(2015.12.20 8時00分)

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の業務を担当している平山と申します。

 いよいよ、「饗宴VI」当日となりました。スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 この間、私たちIWJスタッフは、「饗宴VI」がよりよいイベントとなるよう、一生懸命準備をしてきました。昨日夜は、岩上さんを交えての最後の全体ミーティーングを行いました。本日は、スタッフ一同、精一杯、ご来場される皆様をおもてなしさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 改めて、本日のラインナップについて、お知らせさせていただきたいと思います。

◆饗宴VI~「国民」非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!

1.米国の経済覇権の終わり?~AIIBの衝撃とTPP「砲艦外交」の正体

岩月浩二氏(TPP阻止国民会議世話人/TPP交渉差止・違憲訴訟弁護団共同代表)
植草一秀氏(政治経済学者)
田中宇氏(国際情勢解説者)
富岡幸雄氏(中央大学名誉教授)
矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)
内田聖子氏(特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長)

▼今年10月5日に大筋合意したTPPの危険性を中心に、TPP、TTIPといった経済ブロックの構築を目指す米国の思惑、タックスヘイブンなどで多額の税金逃れを行うグローバル企業の驚くべき実態、そしてAIIB(アジア・インフラ投資銀行)の設立でますます拡大する中国経済のインパクトなどについて、議論します。

2.違憲の「戦争法」強行可決から「明文改憲」による緊急事態条項導入へ~属国のファシズムを阻み、立憲民主主義を救い出せるか

青井未帆氏(学習院大学大学院法務研究科教授)
伊波洋一氏(元宜野湾市長)
奥田愛基氏(「SEALDs」創設メンバー/「Redemos」代表理事)
水上貴央氏(弁護士/青山学院大学法務研究科助教)
永井幸寿氏(弁護士)
升永英俊氏(弁護士/弁理士/「一人一票実現国民会議」発起人)

▼今年9月に政府・自民党による「採決の強奪」によって「可決・成立」してしまった「戦争法」の問題点から、安倍政権のもとで危機に瀕している立憲主義、今後の市民運動の展望、沖縄県辺野古での米軍新基地建設問題と米国の世界戦略、そして自民党が創設を狙う「緊急事態条項」の危険性まで、幅広いトピックについて議論します。

3. 『戦争』の過去・現在・未来~安倍政権の目指す『戦争遂行国家化』その帰結は!?

井筒高雄氏(元陸上自衛隊レンジャー隊員)
志葉玲氏(ジャーナリスト)
柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/NPO法人国際地政学研究所理事長)
孫崎享氏(元外務省国際情報局長)

▼「戦争法」の「可決・成立」にともなう集団的自衛権行使容認によって、日本は今後本当に戦争に巻き込まれることになるのか。その時、自衛隊員にはどのようなリスクが生じるのか。そして、戦場の「リアル」とはどのようなものか。「戦争」をテーマに、気鋭の論客4人が意見を交わします。

※「饗宴VI」特設ページ
http://iwj.co.jp/feature/symposion6/index.html

 以上のような超豪華ラインナップでお送りする、今年の「饗宴VI」。本日は最後まで、登壇者の方々とオーガナイザーである岩上さんの議論に、耳を傾けていただければと思います。

 また、参加申し込みはしていないけれど、本日の予定が変更となり、急遽「饗宴VI」に参加できることになったという方、そのまま会場にお越しください。当日、会場での参加申し込みも受け付けをしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします(ただし、参加者数の関係で、机のないお席になる場合がございますので、あらかじめご了承ください)。

 会場は品川駅から徒歩5分、THE GRAND HALLです。道順を地図と動画にまとめましたので、下記URLからご確認ください。
http://iwj.co.jp/feature/symposion6/map.html

 集団的自衛権行使容認、TPP、特定秘密保護法、ヘイトスピーチの横行、辺野古新基地建設、憲法改正、そして緊急事態条項の創設と、私たちを取り巻く環境は、決して明るいものではありません。

 しかし、そのような状況にあっても、市民一人ひとりが独立した主権者として振る舞えるように、権力の横暴に対して抵抗を組織する。そのための、一筋の希望の光をつかみとる。「饗宴」の開催には、岩上さんとIWJスタッフによる、そのような願いが込められています。

 その願いを、今年の「饗宴」でも、参加者の皆様と分かち合うことができれば、と思っています。

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.12.20 Sun.**

【Ch4】13:00~「自治体議員立憲ネットワーク主催『地方から参議院選挙を考える』シンポジウム ―立憲主義の回復!安保法制の廃止!野党・市民連合の可能性!― 」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「自治体議員立憲ネットワーク」が主催するシンポジウムを中継します。伊藤真氏(弁護士・伊藤塾塾長)、小林節氏(慶応義塾大学名誉教授)、山口二郎氏(法政大学教授)、中村未央氏(沖縄県議会議員)、SEALDsメンバーらが登壇予定。

【Ch5】13:00~「大企業の利益より“いのち”を!TPPなんかいらない 12.20新宿アクション」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「大企業の利益より“いのち”を!TPPなんかいらない12.20新宿アクション実行委員会」が主催する、新宿アクションを中継します。

【Ch5】14:00~「MIDDLEsフラッシュモブ第九@新宿」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「ミドルズフラッシュモブ」が主催する、新宿アルタ前で行われるフラッシュモブを中継します。

【IWJ_KYOTO1】14:00~「SEALDs KANSAI 安保関連法の廃止を求める京都デモ」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※京都円山公園で行われる、「SEALDs KANSAI」による安保関連法の廃止を求める京都デモを中継します。

【IWJ_FUKUOKA1】18:30~「激おこ!参院選勉強会 ―講師 座間宮ガレイ氏」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukuoka1
※「福岡県民連合ネットワーク」が主催する、「激おこ!参院選勉強会」を中継します。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.12.21 Mon.**

【Ch4】12:30~「日本外国特派員協会主催 蓮池透 拉致被害者家族連絡会 元副代表 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※日本外国特派員協会が主催する、蓮池透・拉致被害者家族連絡会 元副代表の記者会見を中継します。

【Ch1】13:00~「岩上安身による伊波洋一・元沖縄県宜野湾市長インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※岩上安身による伊波洋一・元宜野湾市長インタビューを中継します。

【Ch5】14:00~「『安保法制違憲訴訟の会』安全保障法制違憲訴訟 全国提訴の報告会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「安保法制違憲訴訟の会」による全国提訴の記者会見を中継します。

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【Ch4】17:30~「第二東京弁護士会主催 安全保障法廃止に向けた街頭宣伝行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※第二東京弁護士会が主催する、安全保障法廃止に向けた街頭宣伝行動を中継します。

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◆明後日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.12.22 Tue.**

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【Ch4】15:00~「日本外国特派員協会主催 自由民主党・野田聖子衆議院議員 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※日本外国特派員協会が主催する、自由民主党・野田聖子衆議院議員による記者会見を中継します。

【Ch5】18:00~「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会シンポジウム「南シナ海──警戒監視のための自衛隊派遣をどう見るか」」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会」が主催する、「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会シンポジウム」を中継します。

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(前半の続き)…

■「饗宴VI」会場では「IWJ書店」がオープン、豪華ゲストによるサイン会を実施します! また、IWJグッズの販売もいたします

 本日、「饗宴VI」の会場では、普段、ネット上での通販を行なっている「IWJ書店」のリアル店舗がオープンします!

 最近、増補改訂版が刊行された、岩上さんと梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士との共著『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』、岩上さんが執筆陣の一人に名前を連ねた『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』、岩上さんが早稲田大学で行なった講義録を収録した『「今を伝える」ということ』など、多数の書籍を取り揃えております。

 他にも、本日の登壇者の方々の書籍がズラッと並びます。こちらの書籍には、登壇者の方々にサインを入れていただきます。

 現在、サイン会を行うことが決まっているのは、植草一秀さん、富岡幸雄さん、青井未帆さん、水上貴央弁護士、SEALDsの奥田愛基さん、井筒高雄さん、孫崎享さん、志葉玲さん、伊波洋一さん、柳澤協二さん、永井幸寿弁護士です。サイン会の時間は、それぞれ下記の通り決まっていますので、どうぞご注意ください。

【サイン会の時間はこちら】

(11:00~11:20)
植草一秀さん、富岡幸雄さん

(14:05~14:25)
青井未帆さん、奥田愛基さん、水上貴央さん

(16:20~16:40)
井筒高雄さん、永井幸寿さん、伊波洋一さん

(18:50~19:40)
孫崎享さん、志葉玲さん、柳澤協二さん

(※富岡幸雄さんは、午前中の11時20分を過ぎるとお帰りになられます。この貴重な機会に、富岡さんのサインを是非、ゲットしてみてください!)

 また、「IWJ書店」だけでなく、物販コーナーでも、DVDやTシャツなど、IWJグッズを多数取り揃えて、皆様のお越しをお待ちしています。

 DVD「ドキュメント築地市場移転」を、定価1,500円のところを800円で! 「堤未果×岩上安身」「植草一秀×岩上安身」などのクロストークカフェを収録したDVDが、本来4枚セットで7,200円のところ、会場では特別価格1,900円で販売! 大変お得になっています!

 岩上さんと孫崎享さんが、語られざる日米関係について論じたDVD「Deep Night 1~4話」が、4枚セットで8,500円のところ、「饗宴」会場では4,300円でご購入いただけます! 会場では、岩上さんだけでなく、孫崎さん本人から直にDVDにサインもいただけますので、ぜひ会場にお越しください!

 そして今回のみの特典として、去年までの饗宴DVDなども大幅割引でご提供予定です! こちらも出血大サービス!! ぜひ現地の物販コーナーでお確かめください!!

 でも、本は重いので、そんなにたくさん買えないかも、という方のために宅販便サービスも承ります! 本やDVD、Tシャツなどをたくさん購入してしまったという方、スタッフがお預かりして着払いでお送りいたします。安心して手ぶらでお帰り下さい! ぜひこの機会に、登壇する先生方のサイン入りの著書をお買い求めいただくと同時に、IWJ書店で、日頃、通販でお取り扱いしているサイン入りの著書をその場で販売いたします! 手にとって、ぜひ、お確かめ下さい!

 本日は、こちらの「IWJ書店」と物販コーナーにて、IWJスタッフ一同、皆様をお待ちしていますので、どうぞふるってお買い求めください!

■王様は裸だと君は指摘する(できる)だろうか?” 「ジャーナリストとは、職業の名ではなく、生き方の呼び名」 岩上さんの講義録が収録された『「今を伝える」ということ」』、本日発売! そしてなんと続きが…WEBでアップ!

 おはようございます。IWJの山本愛穂です。冬至も控え、急に寒さが増した折、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 さて、本日はついに『饗宴VI』開催日です。昨日の日刊ガイドでも告知させていただきました通り、饗宴の会場でオープンする「IWJ書店」では、本日12月20日に発売となる、岩上さんによる早稲田大学での講義録を収録した『「今を伝える」ということ』(成文堂)も販売いたします。

 岩上さんは第4部のジャーナリズムの使命と未来に登場、「『王様は裸だ』と君は指摘する(できる)だろうか」と題し、記者クラブなど、大企業や官庁と癒着でつながる日本のマスメディアのあり方を批判しながら、これからの「ジャーナリズム」の在り方を提示していきます。

 私が惹かれたのは、岩上さんが、コミュニケーションを例にこの問題を説明する部分です。考えてみれば、私たち人間が言語を介して他者と関わろうとするとき、情報の流れは双方向になるのが自然ですね。例えば友人でも家族でも、誰か一人がずーっと喋っていて、片方は黙ったまま何も言わない、頷くだけ、そんな関係性があったとしたら、極端な場合、ちょっと大丈夫かな・・となるのではないでしょうか。

 でも、大手のメディアと個人(読者、視聴者)の関係こそ、実はまさにそれなのだと岩上さんは指摘します。メディアから流れてくる情報を、個人が一方的に受け取る。そこに、個人から発信される矢印はありません。完全に一方向のコミュニケーションです。

 では、報道における双方向のコミュニケーションって、どんなものでしょうか。岩上さんはその答えとして、ネットメディアを通じた「ジャーナリズム」の在り方を挙げるのですが・・・

 岩上さんが話す、「万民ジャーナリズム」とは?

 ネットメディアの特性とは?

 3.11の福島原発事故中の緊迫感あふれるIWJ社内の様子は?

…ということで、毎度のことながらもう少し先を書きたいなあと思いつつ、ここから先は、ぜひ、本日「饗宴VI」でご用意する『「今を伝える」ということ』をお買い求めください。もちろん、岩上さんも会場にて、しっかり直接サインいたします。

 そして!こちらの原稿、本は出版されたものの、まだまだ続きがあるのです。

 「『王様は裸だ』と君は指摘する(できる)だろうか」の第二部は、現在、IWJサイトで公開されています。

※「王様は裸だ」と君は指摘する(できる)だろうか?―ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性、あるいは耐えがたい認知的不協和について~『「今を伝える」ということ』岩上安身講演続編
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279798

 さらにさらに、第三部も、今後、新年1月以降にアップされる予定です。

 皆さま、ぜひ本日「饗宴VI」の会場でオープンしている「IWJ書店」へ、そしてWEBサイトの続編をお読みください。書籍販売ブースでお待ちしております。

 どうぞよろしくお願いいたします。

■「立憲主義」を知らない人も起草メンバー!? いかがわしさ満載の自民党改憲草案を語りつくした『前夜・増補改訂版』、好評販売中!

 おはようございます。太田美智子です。

 私は子供のころ、政治家が不正で逮捕されたニュースを見たとき、不思議に思ったものでした。政治家にもなるような「偉い人」がなぜ、私にもダメと分かるようないけないことをするのかと。大人は善悪を知り、理性的で、頼りになる存在だと、まだ信じていたころです。

 自民党改憲草案の危うさといったら、そんな子供の素朴な思い込みを、あとかたもなく吹っ飛ばせるほどの威力を持っています。

 「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」(日本国憲法第97条)

 自民党は、この条文をわざわざ削除しようとしています。基本的人権を徹底的に否定したい、ということでしょうか? 本当にとんでもないことだと言わざるをえません。

 しかも、この改憲草案を起草した自民党の憲法改正推進本部の役員名簿(2011年12月20日現在)には、最高顧問に「ナチスの手口をまねたらどうかね」と発言した麻生太郎元総理、壊憲まっしぐらの安倍晋三総理、「日本は神の国」発言の森喜朗元総理らが名を連ねています。

 起草委員会名簿(同22日現在)によると、今夏の安保法案について「現在の憲法をいかにこの法案に適応させていけばいいのか」と発言した中谷元防衛相が委員長、事務局長に「立憲主義という言葉を学生時代の憲法講義でも聴いたことがない」とうそぶいた礒崎陽輔・前総理補佐官らがいます。

 おそろしいですね。この自民党改憲草案の危うさを、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士、岩上さんの3人が語り尽くした『前夜』に、自民党の改憲への暴走の成否がかかる来年の参院選に向けた増補分を加えた『前夜・増補改訂版』を、ぜひお買い求めください。

★先行数量限定【増補改訂版・著者3名サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く ※会員限定
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=170

 『前夜・増補改訂版』は、もちろん本日の「饗宴VI」で発売いたしますので、この機会にぜひお買い求めください!

■権力と資本が肥大化して暴走する世界のただ中で役立つ情報満載!!~岩上さんも執筆陣に加わった新刊『米国が隠す日本の真実』(詩想社刊)好評発売中!!

 おはようございます。IWJで翻訳などを担当しておりますと申します。業務上、翻訳や事実調査で「ググる」(グーグルで検索する)ことが多いのですが、そのときに頭の片隅で懸念していることがあります。フィルターバブルというものです。

フィルターバブル:フィルターに囲まれた世界を意味する表現。イーライ・パリサー(Eli Pariser)が用いた語。検索エンジンの検索結果がユーザー個々の嗜好で変化するフィルター機能によって、一方的な見地に立った情報しか手に入らなくなることを例えたもの。検索エンジンの中に含まれるフィルター機能によって、その人の過去の検索履歴などから個人に最適化した情報が手に入りやすくなる。一方で、自分の知らないことや反対意見などが検索結果として生じにくくなるため、フィルターの強度によっては、ユーザーが操られてしまう懸念がある。(実用日本語表現辞典より)

 いわゆる「ネトウヨ」の出現は「フィルターバブル」による影響があるのだと思います。情報は、ネットの世界のやりとりだけではなかなか取れないものです。こうした「フィルターバブル」にまみれた社会であるからこそお勧めしたいのが、岩上さんも執筆陣に加わった新刊『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』です。

 グーグルもそうですが、やはり私たちは、米国を中心とした「権力と資本が肥大化して暴走する」(54頁)世界に生きる中で獲物にされています。そして様々な課題が私たちに迫ってきています。本書では安保・米軍基地、消費税、TPP、原発などの多岐にわたる問題が読みやすく書かれています。

 まさに目から鱗! 周りの人に伝えたくなる情報が満載です! ぜひ周りの人にもお勧めいただきたい内容です。

 『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』を、ぜひ、ご購入ください。以下の「IWJ書店」で注文していただければ、岩上さんのサイン入りでお届け可能です。

※『米国が隠す日本の真実』ご購入はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

 こちらの書籍も、もちろん本日の「饗宴VI」会場で販売いたします。岩上さんがサインを入れますので、どうぞお買い求めください!

■日刊ガイドお休みのお知らせ

 本日は、IWJスタッフが総がかりで「饗宴VI」の運営にあたります。そのため、明日朝の「日刊IWJガイド」は発行をお休みさせていただきます。ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞご了承ください。

■わとはぷ~What happened today?

 IWJで中継やテキスト関係のお手伝いをしながら報道現場の勉強をしています青木浩文です。1968年の今日、アメリカの小説家ジョン・スタインベックが亡くなりました。と言っても、私は『二十日鼠と人間』しか読んだことがありません。

 以前、英会話の先生に「良い英文が書けるようになりたい」と相談したところ、「良い文を書けるようになるには、良い文を読むこと」だということで、スタインベックやディケンズの作品を読むように薦められたことがあります。

 「そんな50年も100年近くも前の小説を読んで効果があるんですか?」と訊ねたところ、先生は怪訝そうな顔をして「シェークスピアを読めといているわけじゃないんだから…」と反論されてしまいました。

 日本で100年前といえば「言文一致」といって、日常に用いられる話し言葉に近い口語体を用いて文章を書くようになっていった時代。文語体と口語体が入り混じり、候(そうろう)文もまだまだ使われていた時代です。「きれいな現代日本語で文章が書けるようになりたい」と勉強している外国人に、そのような言葉の過渡期に書かれた小説、例えば樋口一葉や二葉亭四迷の作品を、薦めませんよね。

 他方、マイ・イングリッシュ・ティーチャーによれば、英語の場合は、その時代に日本語の言文一致のような「言葉の大事件」はなく、100年前の英語も現代の人々は何の問題もなく読めてしまうし、その小説の中の表現を今の時代に使っても、何の遜色もないとのことでした。

 文語体や候文の使用をやめるという明治時代の人々の決断により、日本人の多くは明治以前の先人たちとつながる言葉を失ってしまったような気が私はしています。

 ところで、100年、200年前の口語、つまりその時代の日本人はどんな言葉を話していたのでしょう。式亭三馬(1776年~1822年)の書いた浮世風呂(うきよぶろ)は、会話部分が話し言葉のままになっているので、江戸時代の日本人の話し方をうかがい知ることができます。なんと、今の時代とほとんど変わらないのです。

 「ヲイ番頭、目を廻した人があるぜヱ」
 「夫(それ)は大変大変」「誰だ誰だ」
 「ウウ、ウウ、でで、でで、大丈夫(でじょうぶ)だ」

 こうしてみると、庶民の用いる口語というのは凄いですね。文語体は、時代が変わると全然変わってしまうのですが、庶民の言葉は変わらない。考えてみると、文語体を用いていたのは、いつの時代も支配層のエリートですよね。そうしたエリートのいかめしい文字表現は、時代が変わると変わってしまうのに、庶民の日常における言葉づかいというものは、ほとんど変わらないのです。歴史の連続性、継続性は、まさしく庶民の日常にある、そう思うと「庶民」のはしくれとして、誇らしい気持ちになります。

 さて、そうはいっても、言葉は生きもの。口語も少しずつ変化をとげます。時に、その変化にとまどうことも。昨日、高校生によるグループT-nsSOWLの渋谷でのデモの中継をさせていただきました。デモの出発前、冷たい北風のせいで、ついつい無口になってしまいがちだった高校生の参加者は、お互いに「『テンアゲ』でお願いします。『テンアゲ』で」と声をかけあっていました。

 「テンアゲ」=「テンションを上げて」の意味だそうです。

 さて、本日はIWJにとって年に一度の大イベント「饗宴VI」の日でもあります。会場にお越しいただける皆様、出演者の皆様、そしてIWJスタッフ、「とりまテンアゲ」でお願いします!(使い方違うかな…)

 それでは、本日もIWJをどうぞよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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