日刊IWJガイド 2015.3.3日号 ~No.902号~


■■■ 日刊IWJガイド 2015.3.3日号 ~No.902号~ ■■■
(2015.3.3 8時00分)

おはようございます。

さて、今日は3月3日。桃の節句ですね。ついに、ひな人形を箱から出さないまま、この日を迎えてしまったぎぎまきです。

まず、はじめにご報告があります。

岩上さんは今日も大事をとって、毎週火曜日にレギュラー出演している、テレビ朝日ニュース番組「モーニングバード!」をお休みします。関係者のみなさまには引き続きご迷惑をおかけして申し訳ありません。楽しみにされていた方々には、重ねてお詫び申し上げます。

昨日も病院に行き、受診してきた岩上さん。重ねて、「数日間だけでも、仕事のストレスから完全に離れて、頭の中から仕事や会社の情報をすっかり抜いてください」と言われたそうです。

いざというときに設備の整った救急にかかれる場所で、しかし会社のある東京をいったん離れて療養するように勧められ、明日から数日、東京を離れます。

東京にいて、会社の目と鼻の先にいれば、岩上さん本人も会社の中のことが気になります。実際、会社の運営は、細々したところまで、岩上さんが指示して回して来たので、誰も急に代わりはできません。スタッフのみんなも頼ります。この状態が続くと、何のための静養期間かわからなくなってしまうので、思い切った情報の遮断が必要だ、というドクターの強い勧めによるものです。

その際、念を押されたのは、「携帯やiPhoneやiPadやパソコンを持っていったらダメですよ」という強い念押し。お見舞いのメールやメッセージは本当にありがたいことですが、仕事の依頼や問い合わせ、ご連絡などは、岩上さん本人ではなく、どうか、IWJのオフィスあてにお願いいたします。

お問い合わせ先:office@iwj.co.jp

あと数日間だけでも、静かな環境で休ませてください。岩上さん本人からの返信がないことや電話に出ないのは、ドクターストップがかかっているからであることを、ご了解ください。私たちスタッフも、岩上さんへの依存を乗り越えて、自力で頑張りたいと思います。

■お見舞いや応援メッセージ、ありがとうございます

東京は風がまだ少し肌寒いものの、桃や梅の花が次々と芽吹き始めています。春らしい気配の訪れに、思わず頬が緩みます。

シェイプアップのためにも自転車で移動することが多い私ですが、先日、愛用している自転車のタイヤがパンクしたため、メンテナンスに出しました。

自転車屋の店主が、私の自転車を総ざらい点検し、全ての不具合を整備してくれたのですが、戻ってきた時には、これが私の自転車か! と思うほど、愛車はグレードアップ。身体にかかる負荷の違いに驚いています。

身体も同じように、誰かがぱぱぱっとメンテしてくれればいいのですが。。。。そうはいきません。

記者としての機動力を上げ、体力をつけ、健康にも良い上、経費削減にもなると、自転車に乗るように勧めてくれたのは岩上さんでした。

そんな岩上さんは今、安静を強いられている状況ですが、今思えば、健康のための食や運動に一番気を配っていたのは岩上さんだったなぁと思います。それでも、その努力を上回るストレスや疲労が重なり、とうとう、心臓の動脈が痙攣するという命に関わる事態に直面したわけですが。。。

残されたスタッフ全ての力を集めても、岩上さんの存在に代えることは到底無理ですが、岩上さんが一日も早く回復し、また、発作が再発しないよう、私たちスタッフがそれぞれの持ち場を、今まで以上に気を引き締めて守るほかなく、精進あるのみです。頑張ります。岩上さんへのお見舞いメッセージとあわせて、スタッフの健康を気遣ってくださる方も沢山いらっしゃいます。この場を借りて御礼申し上げます。

※岩上さんの近況報告は、こちらの記事で随時更新しています。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/234906

…(後半へ続く)

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

**2015.3.3 Tue.**

【Ch4】11:00~「日本外国特派員協会主催 ノーベル経済学賞受賞者、エール大学・ロバート・シラー教授 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※2014年3月、安倍総理と日本の経済政策について会談したロバート・シラー教授が記者会見。スピーチと質疑はいずれも英語で行われます

【IWJ_TOKYO1】16:00~「『築地市場移転問題・緊急アンケート』結果に関する記者会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-tokyo1
※守ろう!築地市場パレード実行委員会と東京中央市場労働組合が、2月19日と2月20日の2日間に、築地市場水産仲卸を対象に実施した「築地市場移転問題・緊急アンケート」の調査結果を公表する。約640事業所のうち、254事業所が回答。会見は、日本消費者連盟の山浦康明氏、東京中央市場労働組合の中澤誠氏、全労連・全国一般東京地本の室井清氏が出席を予定している

【再配信・Ch6】17:00~「『沖縄の人たちに、沖縄のことを決めさせない戦略があった』 ~辺野古問題などを論議、大江健三郎氏ら(前半)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/136717
※2014年4月26日(土)に東京都内法政大学の市ヶ谷キャンパスで開催されたシンポジウム「沖縄の問いにどう応えるか ―北東アジアの平和と普天間・辺野古問題」の前半を再配信します

【録画配信・Ch7】配信時間未定「生活の党と山本太郎となかまたち 小沢一郎代表 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※「生活の党と山本太郎となかまたち」小沢一郎代表による定例会見が行われます。16時45分から会見が開催されますが、会場に電波が届かず、中継できないため、収録後、録画を配信します

【IWJ_FRANKFURT】23:30~「脱原発から再生可能エネルギーへの『エネルギー転換』を求める国際会議 ―
宗教諸団体は気候保護に向けてどのような貢献ができるか?― 1日目」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-frankfurt
※皆さまからのカンパによって昨年に引き続き中継が実現します。フランクフルト現地時間で15:30より開始。原発の廃止、再生可能エネルギーへのシフトの活動をしている、仏教、キリスト教、イスラム教といった異なる宗教の代表や市民の団体が、ヨーロッパやアジアから集まって開催する会議で、日本語訳もつきます
※プログラムは、2015年2月20日現在のもので、緊急な事情によって変更する場合があります

(前半の続き)…

■ドイツから国際会議を中継します!

23時30分という遅い時間帯になりますが、本日、ドイツはフランクフルトから再生可能エネルギーに関連する国際会議を中継予定です。この会議を取材するかどうかは、出張費がかさむこともあって迷っていましたが、ぜひ取材して欲しいという声とともにカンパが寄せられ、決行することになりました。ご支援をいただいたみなさま、ありがとうございました。

この国際会議は、4日に渡る長いプログラムで構成されています。IWJが中継するのは、3月5日のプログラムまで。担当は、IWJヨーロッパ支局の鈴木樹里記者です。

初日の今日は、主催団体の世界教会評議会やヨーロッパ・キリスト者運動の、軍縮担当役員や牧師らが登壇し、気候保護という地球規模の問題に、宗教者としてどう向き合うか、その展望を語ります。

明日、2日目の「フクシマ以後の日本の状況」と題したプログラムですので、ぜひご注目ください。(※2015年2月20日現在に発表されたプログラムに沿った内容です。プログラムは変更する場合があります。)

■5日の木曜日から、ぎぎまきが、沖縄へ取材に行ってきます!

そして、みなさまのご支援で実現する取材がもう1つ。

私は明後日5日から、沖縄取材に行くことになりました。「辺野古の取材を!」という声で背中を押してくださったみなさまの声やカンパがあったからです。ありがとうございます。

家族を持つ主婦、母として、遠征取材に出ることは容易ではありませんが、小3の娘を4日間もの間、預かってもいいよと申し出てくれたママ・パパ友の協力あって、無事沖縄に発つことができそうです。4日間、実のある取材ができるよう、全力投球してきます!

沖縄の他にも、介護の問題や子どもの貧困など、取材したい現場の数は数え切れません。他の記者もそれぞれ、取材したいテーマがあるのだと思います。

もちろん、記者だけではありません。負担が岩上さんに一極集中しないためにも、全てのセクションのスタッフが仕事の質をグレードアップしなければいけません。私たちは今後も成長し続けるべく、努力を重ねますので、IWJへ引き続きのご支援を、どうぞよろしくお願いします。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■沖縄の問いに、本土はどう応えていくのか

沖縄に関連して。本日17時から、「沖縄の人たちに、沖縄のことを決めさせない戦略があった」と題したシンポジウムを再配信します。

2014年4月に開かれたこのシンポジウムには、ノーベル賞作家の大江健三郎氏や琉球大学の我部政明教授、オーストラリアからは歴史学者のガバン・マコーマック氏が参加しました。3人の登壇者に共通していたのは、「沖縄独立論」。沖縄が本土を見限り始めているのではないか、という認識でした。

いくら理不尽を本土に向かって訴えても、本土がまともに受け応えしない現実が続いているからです。

沖縄は代々「戦後」を引き継ぎ、今でも戦後を生きている。そんな沖縄の声を無視し続けている本土は、着々と「戦前」へと突き進んでいる。緊迫した辺野古の状況を見ても分かる通り、沖縄vs政府の様相が顕著になってきています。

沖縄の問いに、私たち本土に住む人間はどう応えていくべきなのかー。ぜひ、17時からの再配信をご覧ください。

■「IWJ速報アカウント」と「IWJスタッフアカウント」のフォローをお願いします!

現在、岩上さんは静養が必要であるため、Twitterでの情報発信を控えざるを得ない状態になっています。

普段、IWJの新着記事のお知らせは、IWJ速報アカウントでツイートした後、岩上さんのアカウントでリツイートされて拡散できていましたが、現在はそれがかないません。IWJの新着記事のお知らせは、IWJ速報アカウントをフォローしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

※Twitter IWJ速報アカウントのフォローはこちらからお願いいたします
https://twitter.com/IWJ_sokuhou

また、IWJの中継や配信の告知、お知らせなどは、TwitterのIWJスタッフアカウント(アカウント名: iwakami_staff )より発信しております。

※Twitter IWJスタッフアカウントのフォローはこちらからお願いいたします
https://twitter.com/iwakami_staff

こちらのアカウントについても、拡散、フォローのご協力を何卒よろしくお願いいたします。

■わとはぷのコーナーです。What happened today?

1933年の今日、岩手県釜石町(現・釜石町)では、「昭和三陸地震」が発生しました。当時、亡くなった方は1500人以上。同じ数だけの行方不明者がいたことも記録されています。それだけではなく、1896年には同じく三陸沖で、「明治三陸地震」も発生しており、この年の巨大地震では死者・行方不明者が2万人以上いたそうです。

3月11日で、東日本大震災から5年目を迎えます。これまでIWJでは、原発事故関連の取材や福島県関連の取材は、数多く重ねてきましたが、それに比べると、津波被害の大きかった宮城県や岩手県の情報発信については、手薄であるとのご指摘を受けてきました。

マンパワーも資力も限られているため、すべてをカバーしきれなかったのは事実なのですが、そういうご指摘があるからこそ、2013年12月8日に行われたトークイベントの中継については、ぜひ、お時間があれば見ていただきたいと思います。

このトークイベントに、実は、2月末まで、毎週1日か2日、IWJに手伝いに来てくれていた阿部光平さんというフリーライターが、聞き手として登場しています。

宮城県石巻市渡波(ワタノハ)小学校に避難していた子どもたちが、校庭に流されてきた瓦礫を使って、ユニークなオブジェを作った「ワタノハプロジェクト」について、造形作家・犬飼とも氏と石巻でボランティアをしてきた阿部光平さんが、プロジェクトの成り立ちや制作秘話について語っています。

子どもたちにまつわるエピソードも、写真と共に沢山紹介されています。「渡波の子ども達はガレキからオブジェを生み出すことによって、悲しみの象徴を笑顔に変えてくれた」。印象に残った、犬飼さん言葉です。ぜひ、関連記事をご覧ください。

2013/12/08 【文化】「ガレキをオブジェに─悲しみを笑顔へとひっくり返したい」 ~犬飼とも×阿部光平『ワタノハスマイル─笑顔になったガレキたち─』 出版記念トークイベント
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/115594

春は、人の別れと出会いの季節です。こんな切ない季節はありません。

阿部さんは、3.11から4年、フルにIWJで働くスタッフではなく、他の自分の仕事も掛け持ちする兼業ではありましたが、苦楽をともにしてきた仲間でした。最近になり、他の仕事が忙しくなり、自分のライフワークであるトラベルライターとしての仕事に打ち込むためにも、IWJでの仕事に区切りをつけることとなりました。

きっとみなさん、どこかで彼の活躍を目にすることと思います。IWJを巣立った仲間の一人です。ぜひ、応援を宜しくお願いします。

他にも、この春にIWJを巣立つ仲間が数名います。とても、切なく、頼りにしていた仲間がいなくなることに、心細くもなります。一人一人とご縁があったことに、感謝する、出会いと別れの春です。

では、今日も一日、IWJをごひいきに。みなさまにとって、穏やかな春の一日になりますように。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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