加藤直樹様から『謀叛の児 宮崎滔天の「世界革命」』をご恵贈いただきました。
加藤直樹著
謀叛の児 宮崎滔天の「世界革命」
河出書房新社 2017/4/21
宮崎滔天(とうてん)(明治3年12月3日(1871年1月23日)~大正11年(1922年12月6日))と言えば、「孫文と生涯の友情を結んで中国革命を支援し、最後までそれを裏切らなかった純情なアジア主義者、というのが一般的なイメージだろう」と、著者は分析します。
他方、「彼の思想性に注意が払われることはめったにない」と著者は指摘し、「いかなる意味でも右翼ではない」、「アジア主義者と呼ぶのは誤りだ」との見方を示します。
その上で、滔天は中国革命を「帝国主義と戦争、貧困を一掃し、すべての人が自己実現を図ることができる世界をつくる」という世界革命の一歩として考えていたと著者は解説。大陸浪人として括られてきた彼の波乱の軌跡を、本書ではこの世界革命への志において全く新しく甦らせています。
『九月、東京の路上で』の著者による新たなる滔天、アジアと近代を問いなおす一冊です。
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