【献本御礼】林えいだい著『実録証言 大刀洗さくら弾機事件 朝鮮人特攻隊員処刑の闇』(新評論)

 新評論、吉住亜矢様から『実録証言 大刀洗さくら弾機事件 朝鮮人特攻隊員処刑の闇
』をご恵贈いただきました。

林 えいだい 著
実録証言 大刀洗さくら弾機事件 朝鮮人特攻隊員処刑の闇
新評論 2016/11/23


 本書は太平洋戦争における朝鮮人特攻隊員の冤罪と思われる事件を扱っています。

 太平洋戦争末期の1945年5月23日早朝、福岡の大刀洗(たちあらい)陸軍飛行場で、2日後に出撃を控えた特攻機が炎上する事件が発生しました。特攻機の名は「さくら弾機」。まもなく陸軍飛行第六二戦隊所属の通信士・山本辰雄伍長が、放火犯として憲兵隊に逮捕されました。彼は朝鮮半島出身の学徒兵であり、氏名は創氏改名によるものでした。

 「さくら弾機」は米国空母を攻撃する最後の切り札であり、その存在は最高機密とされていました。しかし、同機が破壊され、現場は大混乱となります。山本伍長は一度は容疑を認めたものの、後日過失を主張。しかし軍法会議で死刑を言い渡され、終戦6日前の8月9日の朝、長崎に原爆が落とされる直前の時刻に福岡市郊外で銃殺刑に処されています。

 判決の経緯に不審を抱いた著者・林えいだい氏は、山本伍長を知る人々に聞き取り調査を敢行。本書では、当時を知る書簡を含む21名の人々の証言によって、謎に包まれた事件の真相を明らかにしようとしています。

 また、2017年1月下旬には著者の半世紀を描いたドキュメンタリー映画『抗い 記録作家林えいだい』が、シアターイメージフォ―ラムで公開が予定されています。映画では「歴史の教訓に学ばない民族は、結局は自滅の道を歩むしかない」などと訴えています。

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