国枝昌樹様から『テレビ・新聞が決して報道しないシリアの真実』をご恵贈いただきました。
国枝昌樹著
テレビ・新聞が決して報道しないシリアの真実
朝日新聞出版 2016.4.7
IS問題を契機として、中東はターニングポイントを迎えています。欧米・日本メディアが決して報道しない、シリアの「真実」とは何でしょうか。混迷を深めるシリア問題の変遷、シーア派・スンニ派の宗教対立、アラブ諸国の戦略など、激動の最新情勢を、元在シリア大使がわかりやすく解説しています。
著者の国枝氏は1946年生まれ。一橋大学経済学部を卒業後、外務省入省。1978年在エジブト日本国大使館一等書記官、1989年イラク日本国大使館参事官、1991年在ヨルダン軍縮会議日本政府代表部公使、2002年在カメルーン特命全権大使などを経て、2006年から2010年まで4年近くシリアに特命全権大使として在勤していました。
著者は現役時代、常にプレス担当として邦人報道関係者や勤務地、主要国の記者たちと関係を持つ中で、彼らの表と裏を目の当たりしていたといいます。
最近の経験では、ある週刊誌の電話取材に応じた著者は、記者がシリア問題をまるで知らなかったため1時間ほどかけて説明されたとのこと。ところが、記事になったものを読んで驚いたのは、著者の説明とは全く反対の趣旨の内容になっていたそうです。著者の説明はほんの一部が取り上げられただけで、その記事を成立させるための意見として使用されていただけでした。
シリア問題に関する報道のあり方にしばしば疑問を感じていた著者は、本書のタイトルを『テレビ・新聞が決して報道しないシリアの真実』としました。2014年8月に刊行された『報道されない中東の真実』を改題し、大幅加筆・修正しています。
混迷を極めるシリア情勢の真の姿を理解するために、岩上安身による著者のインタビュー・アーカイブのご視聴とあわせて、ぜひ手にとってお読みいただきたい一冊です。
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