西谷修様から『夜の鼓動にふれる: 戦争論講義』をご恵贈いただきました。
西谷修著
『夜の鼓動にふれる: 戦争論講義』
ちくま学芸文庫、2015.8.6
20世紀、戦争は人と世界をどう変えたのでしょうか。そして今、戦争が行き着いた極限の姿とはどのようなものなのでしょう。「戦争」を「思想」の枠組みで捉え、「思想」を「戦争」の視角から読み直す、著者の西谷修氏による異色の講義録です。
理性、秩序、啓蒙といった西洋思想における「光」の外には、非理性、無秩序、野蛮、暴力などの「闇」が存在します。戦争は闇が支配する「夜の世界」の現象、近代の理性が沈む「夜」であると、著者は同書の中で解説しています。
そして、「夜の思想家」であるバタイユ、レヴィナス、ブランショらを導き手に、ヘーゲル、フロイト、ハイデガーらの思想を読み解き、近代理性が必然的に生み出した世界戦争の姿を明らかにしています。
また、文庫化にあたり「二十年目の補講――テロとの戦争について」が増補されています。
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