岩波書店の中山永基様から『シリア情勢――終わらない人道危機』をご恵贈いただきました。
「今世紀最悪の人道危機」と言われ、大量の難民を生み出しているシリア内戦。そこには「独裁」政権、「反体制派」、イスラム国、そしてアメリカ、ロシアなど、様々な思惑が入り乱れています。
そんなシリア国内では今、「反体制派」やイスラム国に対するアサド政権の優位が確定し、シリア内戦の「終わりの始まり」が見えてきたと、著者は指摘しています。
なぜ、これほどまでに凄惨な事態が生じたのでしょうか。本書は、混乱発生以降のシリア国内外の動きを具体的、網羅的、且つ冷静・冷淡に記述し、複雑な中東の地政学を読み解いています。
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著者 | 前泊 博盛 |
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