今田真人様から『極秘公文書と慰安婦強制連行 外交史料館等からの発見資料』をご恵贈いただきました。
今田真人著
極秘公文書と慰安婦強制連行 外交史料館等からの発見資料
三一書房 2018/2/15
「慰安婦」の強制連行そのものが「虚偽」だとする言説が日本国内で一挙に広まったのは、2014年「朝日新聞」の吉田証言検証記事以降でした。吉田証言とは、故・吉田清治氏が朝鮮・済州島で起きた「慰安婦狩り」に関する加害証言です。
著者は、この「慰安婦狩り」は「虚偽」だったという言説の流れに反論する形で本書を執筆。外務省の外交史料館ほかで、極秘の印がある様々な一次資料にあたる公文書を発見。改めて吉田証言の正しさの立証を本書で進めています。
著者は、全国の図書館や文書館で公文書を確認しましたが、通算50回以上通ったのが外務省の外交史料館です。ノートに資料を抜書きし、ビデオカメラで写真を撮影。著者いわく、同館は「宝の山」だと言います。
著者は言います。「吉田証言は真実である。いまだに吉田証言を否定する者、『信ぴょう性がない』と誹謗中傷を続ける者は、恥を知るべきである」
本書は、丹念に一次資料を入手して、真相を追求したフリー・ジャーナリストの一冊です。
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