西尾正道様から『患者よ、がんと賢く闘え! 放射線の光と闇』をご恵贈いただきました。
著者は3万人に及ぶがん患者とかかわってきた放射線医。長い人類史の中で特筆すべき科学・医学・技術として、著者は1938年に発見された原子核分裂と1953年に発見されたDNAの2重螺旋構造をあげています。この発見がもたらした大量殺戮兵器や遺伝子組み換え技術などの科学技術は、使い方によってはバラ色の夢の世界を創出する一方で、人類滅亡へと繋がりかねないという、光と影の両面の世界を持っていると指摘しています。
これらの科学技術が人類のために使われるという崇高な理念ではなく、金儲けの手段として用いられることで、不都合な負の側面は隠蔽されます。その代表的なものが放射線の健康被害の問題であり、農薬や遺伝子組み換え技術の人体への危険性であると、著者は訴えます。
例えば、急増している小児の発達障害の最大の原因は、現在最も普及しているネオニコチノイド系農薬が絡んでいることが解明されており、発がん、認知症、うつ病との関係も報告されるようになっているとのこと。他方、企業の広告料で経営を維持しているテレビや新聞などの大手メディアは、企業に不都合な真実の情報は報じません。こうした中で国民の世論や価値観が操作されていると、著者は強調します。
本書の第1部は著者が支援している「市民のためのがん治療の会」の活動や日本のがん医療の問題について。第2部では政府や行政が原発事故対応の根拠としている国際放射防護委員会(ICRP)のまやかしの放射線防護学について。放射線治療を生業としてきた臨床医である著者が、放射線の健康被害を過小評価して核兵器製造や原子力政策を行うことの問題の本質を根源から深く論考しています。
科学性をもった正しい知識で放射線を利用し、がん罹患(リカン)者数が年間100万人を超えるという日本の現状の病因論も含めて考え、自分の命をどう守るかを考えるために必須の一冊です
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