斎藤貴男様から『国民のしつけ方』をご恵贈いただきました。
斎藤貴男著
国民のしつけ方
集英社インターナショナル 2017/6/7
2016年に発表された世界各国の「報道自由度」ランキングで日本は72位となりました。6年前の2010年には11位だったことが嘘に思えてしまうほどの大転落です。
ジャーナリストとして日本のジャーナリズムの現状に危機感を抱く斎藤氏は、その原因を現政権による報道への圧力とマスメディアの過剰な自主規制によるものと指摘します。
それは巧妙に仕組まれているかのよう。「私たちは日々、何者かによって私たち自身の生き方や考え方を『しつけられている』のではないか。特にここ数年、その傾向がとみに強まってきた感じだ」との懸念を著者は示します。
ネットで常態化する記事に見せかけた広告や、保身に走るメディアの問題も浮き彫りにし、知る権利を守るために今我々にできることは何かを探り、その構造を読み解いています。
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