猿田佐世様から『自発的対米従属 知られざる「ワシントン拡声器」』をご恵贈いただきました。
猿田 佐世 著
自発的対米従属 知られざる「ワシントン拡声器」
角川新書 2017/3/10
ワシントンのシンクタンクの発表物や、シンクタンクでの日本の政治家の講演を含めた「ワシントン発」のニュースは、ニュース性のないことでも取りわけ日本では「重大なニュース」になると著者は指摘。この「ワシントン」の持つ効力を、著者は「ワシントン拡声器効果」と名付けています。
この「ワシントン拡声器」の利点を熟知している日本の政府やメディアは、自分たちの推進したい政策を日本国内で進めるために、アメリカ側から出てくる情報のなかから、自分たちの追い風となる情報を選択し、「ワシントン発」の声として日本に向けて発信。アメリカの影響力を追い風に、「TPP推進」、「原発維持」、「地位協定」など、日本国内で自分たちの望む政策を実現するために、ワシントンを利用していると、著者は分析しています。
さらに、日本の政府や財界は、この「ワシントン拡声器」を最大限に活用するために、アメリカ側に働きかけを行なうロビイストなどに膨大な資金を投入していると説明。「『アメリカの声』とは何なのか?『アメリカ』とは誰なのか? どんな意図があって、誰がその『声』を流しているのか?」などと、問題提起を行なっています。
著者は、これまでの日米外交は、アメリカの少人数の「知日派」と日本の政治家やマスコミが互いに利用しあい政策を実現するという「みせかけの対米従属」だと批判。その上で、トランプ大統領が出現し、いま日本は何をなすべきか、ワシントン在住時から現在に至るまで、外交・政治分野において長年ロビー活動に携わった著者が緊急提言を行なっています。
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