安部芳裕様から『おかねの幸福論 〜 ベーシックインカム編 〜』をご恵贈いただきました。
安部芳裕著
おかねの幸福論 〜 ベーシックインカム編 〜
キラジェンヌ 2013/12/13
「ベーシックインカム」とは最低限所得保障の制度のこと。政府がすべての国民に対して、最低限の生活を送るために必要とされている金額を、無条件で定期的に支給する構想で、乳幼児から老人まで受けとることができる権利です。
2016年6月5日、スイスではこの「ベーシックインカム」導入の是非を問う国民投票を実施され、世界中がその動向を注視していました。結果は、投票率46.3%、賛成23.1%、反対76.9%で否決となりました。
本書では、「『ベーシックインカム』は、経済小国“ニッポン”で生きる私たちにとっての希望の光」だと訴える著者が、イラストや図表などを効果的に掲載し、誰もがわかる内容で同制度を解説しています。
また、「ベーシックインカム」を実施する際に最も高いハードルと言われる「働かざるもの食うべからず」という人々の意識や、「働かなくても所得が得られるのなら、誰も働かなくなるのではないか」との疑問についても著者は言及。その上で、「働きたくても働けない人」がたくさん輩出される現状や、「報酬を得るために仕事をするのではなく、自分の満足のために仕事をする社会のイメージ」の提示も行なっています。
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