【献本御礼】植草一秀著『反グローバリズム旋風で世界はこうなる』(ビジネス社)

記事公開日:2016.12.29 献本御礼(ブックレビュー)
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植草一秀様から『反グローバリズム旋風で世界はこうなる』をご恵贈いただきました。

植草一秀著
反グローバリズム旋風で世界はこうなる
ビジネス社 2016/12/7

 2016年11月8日に実施された米国大統領選で、メディア予測を覆してドナルド・トランプ氏が新大統領に選出されました。また、6月に実施されたEU離脱の英国国民投票でも、メディア予測を覆してEU離脱の判断が示されました。

 著者は、これらの事象は「世界統一市場形成を目指すグローバリズムの激流に対する、各地の市民の反発・抵抗である」と指摘します。その上で、「グローバリズムの本質は、多国籍企業が世界市場からの収奪を極大化させる運動」と捉え、「一般市民、国民の利益を追及するものではない」と強調しています。

 本書では、トランプ新政権が具体的にどのような政策路線を示すのかなど、2017年に向けて考察すべきテーマを網羅し、投資環境分析を第一義としながらも、望ましい経済政策についても考察を加えています。

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