【献本御礼】前田朗著『黙秘権と取調拒否権 刑事訴訟における主体性』(三一書房)

記事公開日:2016.12.29 献本御礼(ブックレビュー)
このエントリーをはてなブックマークに追加

三一書房様から『黙秘権と取調拒否権 刑事訴訟における主体性』をご恵贈いただきました。

前田 朗 著
黙秘権と取調拒否権: 刑事訴訟における主体性
三一書房 2016/11/26


 「日本では黙秘権がまったく保障されていないことは、意外に知られていない」と著者は指摘しています。

 著者は「黙秘するということは、取調べを中断することでなければならない」と主張し、他方、現状では「代用監獄を利用した長時間の脅迫的な取調べによる自白の強制がまかり通っている」と訴えています。

 本書では、「取調室で自白の強要や侮辱に耐えながら、ひたすら沈黙していることを黙秘権と呼ぶのはブラックジョークに過ぎない」と言明し、憲法及び法律で保障されている黙秘権を実際に行使するための具体的方法として「取調拒否権」、「出房拒否権」を提案しています。

 刑事訴訟における主体性をめぐる理論闘争のための一冊です。

◇◇◇ 関連記事 ◇◇◇

 

◆ 書籍広告出稿のお願い ◆

IWJでは書籍広告を募集しております。

下記の通り、「戦後史の正体」「日米地位協定入門」は、IWJサイトの広告をきっかけに、増刷を重ね、ベストセラーに羽ばたきました。

広告掲載の媒体としましては、月間のべ20万人の訪問者数を誇るトップページをはじめ、ユニークユーザ1万人超えるUstreamの各チャンネルの待機画面、購読者数約一万人のメールマガジン「日刊IWJガイド」など、様々な機会を用意しております。

詳細はこちらを御覧ください。→ 協賛・広告掲載のお願い

上記掲載の媒体以外でも、ご相談・ご要望に応じ、柔軟に対応させていただきます。また、いくつかの媒体を複合的に組み合わせたプランにも対応可能です。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

問い合わせ先 office@iwj.co.jp  

◆◆◆ 弊社書籍広告実績 ◆◆◆

タイトル 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2)
著者 前泊 博盛
実施期間 2013年3月~
サービス内容 TOPページバナー及び、特集ページ作成等
発行部数 3刷5万部 第一弾の『戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)』は9刷22万部
Amazonランキング 社会・政治 > 外交・国際関係 > エリアスタディ > アメリカで1位(2013/10/04現在) 同シリーズの第一弾である『戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)』は 歴史・地理 > 日本史 > 昭和・平成で2位

 

1つ前のページに戻る