【献本御礼】吉永南央著『ヒワマン日和』(光文社)

記事公開日:2016.9.13 献本御礼(ブックレビュー)
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 吉永南央様から『ヒワマン日和』をご恵贈いただきました。

吉永南央 著
ヒワマン日和
光文社、2016.8.17

  

 推理小説作家である著者による待望の最新作、ミステリー小説です。

 仕事もせず、酒に溺れる父から逃れるため、青年・聖人は泥酔した父の前に農薬の小瓶を置き、家から逃走します。そんな彼の前に現れたのは、自らをヒワマンと呼ぶ黒ずくめの女性・日和満でした。

 仕事、親の介護、熟年離婚、徴兵、日本という国が抱える病。京都、北関東、広島を舞台に、人生のほころびに戸惑い、今に苦悩する人々が、ふとしたきっかけで、ヒワマンと出会い、新たな希望を見い出していく様を描いています。

 巻末には、「東日本大震災・福島原発事故から5年間のご活躍に敬意を表し」として、参議院議員山本太郎氏などのお名前が並ぶなか、インターネットメディア『IWJ』、岩上安身(ジャーナリスト)もご紹介頂きました。

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