旬報社、木内洋育様から『増補 “悪夢の新幹線”リニア中央新幹線 建設中止を求めて訴訟へ』をご恵贈いただきました。
樫田秀樹著
増補 “悪夢の新幹線”リニア中央新幹線 建設中止を求めて訴訟へ
旬報社 2016・8・1
本書は2014年に刊行し、第56回日本ジャーナリスト会議賞を受賞した『”悪夢の新幹線”リニア中央新幹線』の増補版です。
リニア新幹線に関しては、住民、自治体から環境問題、安全性、経済性、存在意義など、数々の問題点を指摘されています。電磁波、水枯れ、残土、ウラン鉱床、切り捨てられるローカル線、不安な安全対策、空想な「町づくり」計画等など、たくさんの問題を抱えながらも、なぜか報道しようとしないマスメディア。2016年5月には、国土交通省の認可取り消しを求めて、リニア新幹線沿線住民738人がついに提訴に踏み切りました。
他方、同年7月の参議院選挙における与党勝利を受けて、安倍総理は『未来への投資』と銘打った経済対策の具体例として、「リニア中央新幹線の全線開業を最大8年間前倒し」する考えを示しています。裁判まで発展しているこの事業を、安倍総理が推し進める経済対策の勢いに乗じて、ただただ進めてよいものでしょうか?
本書はリニア新幹線の「何が問題」かを、具体的かつ詳細にわかりやすく解説しています。
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