岩波書店様から『真実 私は「捏造記者」ではない』をご恵贈いただきました。
植村 隆 著
真実 私は「捏造記者」ではない
岩波書店 2016.2.27
元朝日新聞社の記者で本書の著者である植村隆氏が、1991年に元慰安婦について書いた1本の記事が、23年後に不当なバッシングを受け、同氏の人生を狂わせることになります。活字メディア・電話・ネットなどでの抗議・いやがらせ・脅迫は、家族・職場の大学にまで及び、植村氏は闘うことを決意します。
尊厳と真実を賭けて植村氏が起こした、たった1人の闘いは、大きな支援の輪に支えられ、現在司法、活字メディアへと広がっています。本書は自身の名誉回復だけでなく、日本の民主主義の再生を求めて、卑劣な攻撃に屈せず抗う元記者の闘いの手記となっています。
作家の森村誠一氏は、同書の帯に「反証もあげず、匿名者の脅迫・言動は責任を取らない。永久不戦を誓った民主主義を守る元記者の命を賭けた抵抗(レジスタンス)」と、推薦の言葉を寄せています。
また、政治学者の中島岳志氏は、「現代のグロテスクな危機を詳述する迫真の歴史的ドキュメント。卑劣なバッシングと闘うジャーナリストの過酷な現実がここにある」とのメッセージを添えています。
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