青弓社の矢野恵二様から『アガンベンの名を借りて』をご恵贈いただきました。
高桑和巳著
『アガンベンの名を借りて』
青弓社 2016.4.17
ジョルジョ・アガンベンは、イタリアの哲学者です。本書は、彼の著書を翻訳して広く紹介している第一人者の主要な論文や訳書の解題、書評、発表、コメント、スピーチなどを集成した、同氏の思想の核を理解する入門書であり、同時に、その思考を借りて現代の文化や政治を考えるための最良の哲学レッスンの書となっています。
著者の高桑和巳氏は1972年生まれ。慶應義塾大学理工学部准教授。専門はイタリア・フランス現代思想。著書に『フーコーの後で』、翻訳にジョルジョ・アガンベン『人権の彼方に』、同『ホモ・サケル』、同『バートルビー』等、多数あります。
2015年、安保法制可決前の切迫の中、「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者のお一人として、IWJは筆者より安保法制に反対の寄稿文をいただいております。同寄稿文は「例外状態に関するアガンベンの主張を下敷きにしたもの」として、本書の中にも掲載されています。
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