【献本御礼】木村朗・高橋博子編著『核時代の神話と虚像―原子力の平和利用と軍事利用をめぐる戦後史』(明石書店)

記事公開日:2015.8.24 献本御礼(ブックレビュー)
このエントリーをはてなブックマークに追加

 木村朗様から『核時代の神話と虚像―原子力の平和利用と軍事利用をめぐる戦後史』をご恵贈いただきました。

木村朗・高橋博子 編著
『核時代の神話と虚像―原子力の平和利用と軍事利用をめぐる戦後史』
明石書店、2015.7

 2011年の福島の第一原発事故では放射能被害の恐ろしさが再認識され、「原発安全神話」の崩壊をもたらすきっかけとなりました。

 一方、70年前の広島・長崎への原爆投下は、「戦争の終結を決定的にし、その結果多くの人命を救うことになったのでむしろ『慈悲深い人道的行為』である」との倒錯した認識・評価がいまだにまかり通っています。

 本書では、広島・長崎から、ビキニ(第五福竜丸)を経て、福島へ、という流れを重視して、核兵器の問題を世界的な視点から捉え直しています。15章からなる本文と15編のコラムからなり、執筆者は総勢30名。いずれも福島第一原発事故以前から、原爆神話や原発安全性神話の虚構性・欺瞞性を見抜き、鋭い警告を社会に発してきた人々です。彼らによる核(核兵器と原発)問題をめぐる個別的かつ総合的考察を反映した著作となっています。

◇◇◇ 関連記事 ◇◇◇

 

◆ 書籍広告出稿のお願い ◆

IWJでは書籍広告を募集しております。

下記の通り、「戦後史の正体」「日米地位協定入門」は、IWJサイトの広告をきっかけに、増刷を重ね、ベストセラーに羽ばたきました。

広告掲載の媒体としましては、月間のべ20万人の訪問者数を誇るトップページをはじめ、ユニークユーザ1万人超えるUstreamの各チャンネルの待機画面、購読者数約一万人のメールマガジン「日刊IWJガイド」など、様々な機会を用意しております。

詳細はこちらを御覧ください。→ 協賛・広告掲載のお願い

上記掲載の媒体以外でも、ご相談・ご要望に応じ、柔軟に対応させていただきます。また、いくつかの媒体を複合的に組み合わせたプランにも対応可能です。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

問い合わせ先 office@iwj.co.jp

 
◆◆◆ 弊社書籍広告実績 ◆◆◆

タイトル 本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2)
著者 前泊 博盛
実施期間 2013年3月~
サービス内容 TOPページバナー及び、特集ページ作成等
発行部数 3刷5万部
第一弾の『戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)』は9刷22万部
Amazonランキング 社会・政治 > 外交・国際関係 > エリアスタディ > アメリカで1位(2013/10/04現在)
同シリーズの第一弾である『戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)』は
歴史・地理 > 日本史 > 昭和・平成で2位

1つ前のページに戻る