ジャーナリストの今井一様から『「解釈改憲=大人の知恵」という欺瞞―九条国民投票で立憲主義をとりもどそう』をご恵贈いただきました。
今井一 著
「解釈改憲=大人の知恵」という欺瞞―九条国民投票で立憲主義をとりもどそう
現代人文社、2015.8
「『戦争放棄・軍隊不保持』を謳う九条を是としながら、私たちはこれまで、歴代政権が進める再軍備のための解釈改憲を『大人の知恵』として受け容れてきた。そうした姿勢は自己欺瞞であり、解決すべき問題からの逃避」だと、著者である今井氏は本書の中で主張しています。
その上で、「そのことを歴史的な事実から浮き彫りにすると同時に、国民投票での決着を提言」することが本書の目的であると述べています。
著者の今井一氏は1954年生まれのジャーナリスト。1990年以降、ソ連やバルト3国で実施された国民投票を取材し、1996年からは新潟県巻町を皮切りに各地に広まった住民投票を精力的に取材しています。また、2004年から2005年には、スイス、フランス、オランダ、2012年にはスウェーデン、リトアニアへ赴き国民投票の実施実態を調査。2006年から2007年には衆参両院の「憲法調査特別委員会」に5度にわたり参考人及び公述人として招致され陳述しています。
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