前双葉町長の井戸川克隆様から『福島原発事故 県民健康管理調査の闇』をご恵贈いただきました。
著者の日野行介氏は毎日新聞の記者で、福島第一原発事故による健康影響の調査に関する問題を追及しています。取材をしているうちに、福島県と県立医大が「秘密会」を行い、事前に調査結果の公表方法や評価について決めていたこと、さらにはその議事録の改ざんまで行われていたことが明らかになりました。本書では、その過程と調査の実態とが明らかにされています。
日野行介著『福島原発事故 県民健康管理調査の闇』(岩波新書、2013.09)
福島の子供たちに甲状腺がんが見つかったときの状況や、毎日新聞が一面トップで福島健康調査に関する事前すり合わせの秘密会が行われていたと報じたときの反応や批判などが書かれています。
日野氏は、一年にわたる取材でこの問題を追及していくうちに、調査結果データの開示が改善されたとしていますが、「本質が変化したようには思わない」と述べています。本書は、健康調査が「誰のための、何のための調査だったのか」についての真相を描き出した貴重な資料となっています。(2013/12/03発行【IWJウィークリー28号】より転載】)
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